ビジネスゲーム研修とは?実施するメリットやプログラム例を紹介

ビジネスゲーム研修とは、ゲームを通してビジネスに必要なスキルを身に付けるための教育プログラムです。本記事では、ビジネスゲーム研修を実施するメリットや身に付くスキルを解説します。また、プログラムの例や研修実施時のポイントも紹介していますので、人事担当者はぜひ参考にしてください。
- 01.ビジネスゲーム研修とは?
- 02.ビジネスゲーム研修を実施するメリット
- 03.ビジネスゲーム研修で身に付くスキル
- 04.ビジネスゲーム研修のプログラム例
- 05.ビジネスゲーム研修の実施ポイント
- 06.必要なスキルが身に着くSchooビジネスプラン
- 07.まとめ
01ビジネスゲーム研修とは?
ビジネスゲーム研修という言葉を知らなくても、会議におけるアイスブレイクという形でビジネスゲームを取り入れている企業は多いものです。まずは、ビジネスゲームの定義を確認しつつ、ビジネスゲームが昨今注目を集めている背景を解説します。
ビジネスゲームの定義
ビジネスゲームとは、ビジネスで想定される場面のシミュレーションを通じて、ビジネスの基本的な考え方や必要なスキルを間接的に学ぶゲームです。このビジネスゲームを取り入れた教育プログラムの総称を、ビジネスゲーム研修と言います。
ビジネスゲームが注目を集める背景
昨今のビジネスシーンでは価値観の多様化が進んだ影響で、それぞれの個性や考え方を認めて相互理解を果たすことの重要性が高まっています。 そこで注目を集めたのが、ゲームを通して楽しくチームビルディングができるビジネスゲームです。ビジネスゲームでは与えられた課題にチームで取り組むなかで、お互いの考え方の違いを理解し協力することの大切さを学びます。 ビジネスゲーム研修を通して、チーム内の相互理解が深まるうえにコミュニケーションが活発になるとして、チームビルディング目的で取り入れる企業が増えています。
02ビジネスゲーム研修を実施するメリット
ビジネスゲーム研修には、チームビルディングにつながるだけではなく、帰属意識の向上やコミュニケーションの活性化といったさまざまなメリットが存在します。ここでは、ビジネスゲーム研修の実施で期待できるメリットを詳しくみていきます。
ビジネスゲーム研修を実施するメリットは以下の3つです。
- 1:成功体験・失敗体験を体感できる
- 2:社内のコミュニケーションが活性化する
- 3:従業員の帰属意識が高まる
1.成功体験・失敗体験を体感できる
ビジネスパーソンとして成長するためには、経験を通して成功・失敗体験を積むことが重要です。ビジネスゲームでは疑似体験を通じて、現実で想定される成功と失敗を経験できます。こうした経験のなかで、参加者は課題に挑戦する気持ちを育むと同時に、失敗から気づきを得られることが期待できます。
2.社内のコミュニケーションが活性化する
ビジネスゲーム研修では、ゲーム上の課題を達成するために参加者同士が意見を出し合うため、自然とコミュニケーションが活発になります。研修を通して、積極的に意見を交換する風土が醸成されれば、社内のコミュニケーションが活性化する可能性があります。 発言しやすく風通しの良い職場環境では、従業員から新しい意見が出やすくなり、それが企業の活力となりえます。
3.従業員の帰属意識が高まる
ビジネスゲーム研修では、従業員同士で協力し合って課題に立ち向かいます。その過程で、従業員同士の絆が深まれば、自社への帰属意識も高まるはずです。帰属意識が高まることは離職防止につながるため、企業にとっては十分な効用があるといえるでしょう。
03ビジネスゲーム研修で身に付くスキル
ビジネスゲーム研修の目的は、ビジネスシーンで必要なスキルの体得にあります。それでは、ビジネスゲーム研修の実施で具体的にどのようなスキルが身に付くのでしょうか。
ここでは、研修で身に付くとされる以下の4つのスキルを紹介します。
- 1:コミュニケーションスキル
- 2:課題の本質を見抜いて解決につなげるスキル
- 3:主体的に行動するスキル
- 4:タイムマネジメントスキル
1.コミュニケーションスキル
ビジネスゲーム研修では、ゲームという体験を通じて実際にコミュニケーションを取り合う経験を積むことができます。そのため、参加者はコミュニケーションの本質や重要性を身をもって体感でき、コミュニケーションスキルが向上します。 もっとも、コミュニケーションスキルは「伝える力」「聞く力」といった種類に分類できますが、いずれの能力を向上させたいかによってプログラムを工夫するようにしてください。
2.課題の本質を見抜いて解決につなげるスキル
ビジネスゲームに取り組む過程では、参加者は課題の本質を探って解決の手だてを考えます。そのため、問題に直面した際に本質を見抜いて解決につなげるスキルが育まれます。 問題解決能力が上がれば、業務効率の改善や生産性の向上といった副次的効果も期待できるため、企業と従業員双方にとってメリットであるといえます。
3.主体的に行動するスキル
ビジネスゲームでは人それぞれ役割は違えど、全員が考えて意見を出し合うことになります。つまり、ビジネスゲームにおいては参加者一人ひとりが主体的に行動するようになるため、通常業務における主体性が育成できます。 従業員に主体性が備わると、業務のスピードが上がるうえに一個人ができる業務量が増えると期待できます。
4.タイムマネジメントスキル
研修では限られた時間のなかで課題に取り組むために、作業内容に優先順位をつけたうえで時間配分をする必要があります。 こういったタイムマネジメントスキルは、時間が限られた日々の業務において重要です。ビジネスゲーム研修を通して、タイムマネジメントのノウハウやスキルが身に付けば、業務の生産性や効率も高まるはずです。
04ビジネスゲーム研修のプログラム例
ビジネスゲーム研修で実施するプログラムは、研修を通して身に付けたいスキルや研修の実施目的に応じて異なります。研修計画策定の段階で、研修の実施目的を明らかにしたうえで最適なプログラムを選ぶようにしてください。
ビジネスゲーム研修のプログラム例は以下の4つです。
- 1:謎解き脱出ゲーム
- 2:ペーパータワー forビジネス
- 3:ヒアリングゲーム
- 4:ブラインドサッカー
1.謎解き脱出ゲーム
謎解き脱出ゲームとは、参加者が物語の主役となって、決められた空間からの脱出を図るゲームです。研修では参加者はいくつかのチームに分かれて、与えられたヒントをもとに問題を解いていきます。次々と現れる謎に立ち向かい、最終的に脱出の鍵を手に入れたらゲーム終了です。 謎解き脱出ゲームには、チーム内で意見を出し合うことでチームビルディングの役割を果たす役割が期待されます。また、決められた時間内で計画的に謎解きをしていくタイムマネジメントスキルも強化できます。
2.ペーパータワー forビジネス
ペーパータワー forビジネスは、紙を使って制限時間内に高いタワーを積み上げるゲームです。作ったタワーは1㎝あたり10万円に換算し、手に入れたお金で税金や給料の支払いなどを行っていきます。数回ゲームを繰り返して、より多くの給料を手に入れたチームが勝利です。 このゲームでは、企業の基本的なお金の流れを学べるうえに、失敗を成功につなげるためのPDCAサイクルを回すスキルを身に付けられます。
3.ヒアリングゲーム
ヒアリングゲームとは、参加者が車の販売員役と客役にわかれて、客のニーズをヒアリングしたうえで最適な車を提案するゲームです。販売員は全10回ほどの質問を繰り返し、「9種類の車種×色・内装のオプション」から客の要望に沿った提案を行います。 このゲームでは営業の基礎に加えて、客のニーズを引き出すためのコミュニケーションスキルを学べます。
4.ブラインドサッカー
ブラインドサッカーは、アイマスクを着用したプレイヤー4名と、着用していないキーパー1名の5人制で行うサッカーです。プレイヤーは鈴が入ったボールの音や、周囲の声に従ってゴールを狙います。また、プレイヤーたちに指示を出す「監督」や、ゴール位置を教える「ガイド」といった役割も割り当ててプレイします。 このゲームを通して、コミュニケーションの重要性や信頼関係といったチームに必要な要素を学べます。また、目が見えないというイレギュラーな状況において、チームメイトの声に傾聴するスキルやチーム内で協力し合う力も育成できるはずです。
05ビジネスゲーム研修の実施ポイント
ビジネスゲーム研修では、コミュニケーションスキルや課題解決能力といったさまざまスキルを育成できます。こういった育成効果を十分に高めるためには、研修の準備段階から研修終盤に至るまで、いくつかのポイントに注意する必要があります。
ここでは、ビジネスゲーム研修の実施において気を付けたい以下の3つのポイントを紹介します。
- 1:研修の目標を明確にして参加者に共有する
- 2:参加者それぞれに役割分担を行う
- 3:研修の終盤にはグループ内で振り返りを行う
1.研修の目標を明確にして参加者に共有する
ビジネスゲーム研修は、ゲーム感覚で楽しみながら取り組める一方で、研修目的があいまいになりがちです。したがって、事前に研修の目標を参加者に共有しておくようにしてください。 例えば、新規プロジェクトの遂行のためのチームビルディングや、新入社員の課題解決能力の向上といった目標が想定されます。
2.参加者それぞれに役割分担を行う
研修を通して参加者に主体性を養ってもらうためには、ゲームを通して参加者全員が主体的に動く必要があります。そのため、研修の主催者や講師が参加者それぞれに役割分担を行い、必ず全員が主体的な行動を取れるようにしてください。 役割の一例としては、話し合いの進行役やメモ係、まとまった意見を発表する係などが挙げられます。
3.研修の終盤にはグループ内で振り返りを行う
ゲームをしている最中は課題の解決に集中しているため、研修終盤では研修成果を客観的に振り返ることが重要です。ゲームを通して感じたことや、研修目的をどの程度達成できたかといった振り返りをグループ内で行うようにしてください。 振り返りを通して研修成果を明確にすれば、研修の達成感やスキルの定着を実感できるようになります。
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■資料内容抜粋
・大人たちが学び続ける「Schoo for Business」とは?
・研修への活用方法
・自己啓発への活用方法 など

06必要なスキルが身に着くSchooビジネスプラン
Schooビジネスプランでは約6000本の授業をご用意しており、様々な種類の研修に対応しています。その上、自己啓発にも効果的な内容の講座を毎日配信しているため、研修と自己啓発の両方に対応することができるシステムになっています。研修と自己啓発を掛け合わせることにより、誰かに要求されて学ぶのではなく、自発的に学び、成長していく人材を育成することが可能になります。ここでは、Schooビジネスプランの具体的な活用方法と、特徴、さらにはどのようなメリットがあるのかを解説します。
1.研修と自己啓発を両方行うことができる
Schooビジネスプランは社員研修にも自己啓発にも利用できるオンライン学習サービスです。通常の研修動画は、研修に特化したものが多く、社員の自己啓発には向かないものも少なくありません。しかし、Schooの約6000本にも上る授業では、研修系の内容から自己啓発に役立つ内容まで幅広く網羅しているため、研修と自己啓発の双方の効果を得ることができるのです。
2.ビジネスゲーム研修で身に着くスキルを学べる研修パッケージ
コミュニケーションスキルや課題解決スキルなど学ばせたい方には、Schooの研修パッケージもおすすめです。Schooでは様々なジャンルの研修を取り扱っており、必要なスキルをオンラインで学ぶことができます。ここでは研修パッケージの一部をご紹介します。
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内定者向けのコミュニケーションスキル(入門編)を学べるカリキュラムです。「社会人として求められるコミュニケーション」として、初めに身につけることが必要な内容をまとめています。
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チームビルディングとは何かといった基礎的なことから、チームで成果を出すために必要なこと、現場力を上げていくための仕掛けづくりなどを学ぶことができます。
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「ロジカルシンキングとは何か」や「ロジカルシンキングの基礎となる技術」などについて学ぶことができます。新入社員や若手社員で論理的に話すことや考えることが苦手という人におすすめの研修パッケージです。
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生産性を高めるために大切なタイムマネジメント力を学ぶことができます。時短仕事術からタイムマネジメントスキルまでを学び、生産性を向上させる方法を学びます。
3.管理画面で受講者の学習状況を可視化できる
Schooビジネスプランには学習管理機能が備わっているため、研修スケジュールの作成を容易に行うことができます。さらに、社員の学習進捗度を常に可視化することができる上に、レポート機能を使って学んだことを振り返る機会を作ることも可能です。ここでは学習管理機能の使い方を簡単に解説します。

まず、Schooビジネスプランの管理画面を開き、「研修を作成するという」ページで作成した研修の研修期間を設定します。ここで期間を設定するだけで自動的に受講者の研修アカウントにも研修期間が設定されるため、簡単にスケジュールを組むことができます。

この、管理者側の管理ツールでは受講者がスケジュール通りに研修を受けているかを確認することができます。もし決められた研修をスケジュール通りに行っていない受講者がいれば注意したり、話を聞くことができるなど、受講者がしっかりスケジュールを守っているかを確認することができます。
07まとめ
ビジネスゲーム研修は、参加者が楽しみながら自然にビジネススキルを身に付けられるとして、多くの企業が取り入れている教育プログラムです。 また、研修参加者同士でチームビルディングができるとして、新規プロジェクトの立ち上げや入社時研修の場面で活用されています。 研修の目的や研修を通して身に付けたいスキルを明確にしたうえで、最適な研修プログラムを選んでみてはいかがでしょうか。