公開日:2022/09/15
更新日:2024/06/24

探究心が強い社員の強みと弱みとは?

探究心が強い社員の強みと弱みとは? | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

探求心が強い社員は物事を深く追求することができ、企業にとって大きなメリットをもたらす可能性があります。反面、探究心が強すぎることはデメリットにもなるため、企業側が上手くアシストしてあげることが重要です。本記事では探究心とは何か、探究心が強い社員の強み・弱み、探究心を強化するためのポイントについて解説しましょう。

 

01探究心とは

探究心とは1つの物事を深く追求する心のことです。例えば上司から「顧客の購買状況について調べて欲しい」と言われた際、徹底的に調べることができ、他の人が気がつかない問題点などを発見する可能性もあります。探究心が強いことはビジネスにとってプラスに働くことが多いと言えるでしょう。しかし探究心が強すぎると、1つのことだけに集中してしまい周りが見えなくなってしまうなどの問題点もあります。企業側としては探究心が強い社員の強みを上手く活かしてあげることが、ポイントといえるでしょう。

探求心との違い

「探求心」と「探究心」は、非常に似た言葉ですが微妙な違いがあります。「探究心」は深く理解することを目的としていますが、「探求心」とは、探求すること自体を楽しむ心のことで、目的が明確ではなく、自由自在に探求することを楽しむ気持ちを指します。そのため、ある特定の目的や答えを求めることよりも、疑問や興味を追求することに焦点を当てた言葉です。

好奇心との違い

「好奇心」とは、新しいことや未知のことに興味を持つ心のことであり、新しい発見をすることに楽しみを感じます。好奇心は、知らないことに対して自然な疑問や興味を持つことから生まれます。そのため、ある特定の目的や答えを求める「探究心」と異なり、「好奇心」は発見することに焦点を当てた言葉となります。

 

02探究心が強い社員の強みとは?

探究心が強いことがビジネスにとってどんなメリットがあるのか、イメージが沸かない人も多いでしょう。そこで、探究心が強い社員の具体的な強みについてまずは解説します。探究心が強い社員の強みは次の4つです。

  • 納得が行くまで調べる
  • プロフェッショナル人材の素質がある
  • 他の人には思いつかないアイデアを思いつく
  • ストレス耐性が強い

納得が行くまで調べる

探究心が強い社員は納得がいくまで1つの物事を調べることができます。表面的な情報を鵜呑みにせずに、「実はこうなんじゃないか」と情報の裏に隠れた背景や問題点を探し出そうとします。例えばマーケティング担当者の場合、ユーザー数が増えない根本的な理由まで調べようとします。また、エンジニア職の場合、障害発生時などに問題のある箇所を徹底的に調べ、システムの根本的な欠陥を見つけようとします。 彼らの強みは調べることに報酬がなくても実行できることです。その業務が昇給や評価に繋がらないとしても、好奇心があるため楽しく仕事を行うことができます。調査業務に対するストレスを感じないのも大きなメリットと言えるでしょう。

プロフェッショナル人材の素質がある

探究心が強い社員はプロフェッショナル人材の素質があると言えます。1つの物事を追求することでその分野において誰にも負けないだけの知識を蓄えることができます。プロフェッショナル人材は昨今のビジネスにおいて求められる傾向が強いです。昨今のビジネスでは顧客の要望が多様化しているため、すべての要望に対応できるだけの質の高いコンテンツを作成できる人材が必要になっています。また、プロフェッショナル人材は当然1人いるだけで 大きな力となり、他に人材を雇う必要がなくなるため人件費を削減できるメリットもあるでしょう。

他の人には思いつかないアイデアを思いつく

プロフェッショナル人材は他の人には思いつかないアイデアを発案し、周囲を驚かせる傾向があります。1つの物事に特化していくと、他人との違う視点を持てることがあるためです。彼らは他の人が正しいと思っていることにも疑いを持つことができます。探究心の強い人が生み出したアイデアによって、企業の生産性が向上する可能性もあるでしょう。

ストレス耐性が強い

探究心が強い社員はストレス耐性が強い傾向があります。興味がある事柄なら自らの好奇心を力に追求できるため、外部の状況に左右されずやり抜くことができます。たとえ上手くいかないことがあっても、諦めず取り組むことができるでしょう。 ただし、ストレス耐性が強いのはあくまで興味のある事柄に関してのみである可能性もあります。興味が薄い業務を与えてしまった場合、ストレス耐性が弱くなるかもしれません。そのため、彼らに対しては探究心が強いからとなんでも良いから仕事を与えるのではなく、本人の適正と希望を踏まえたうえで仕事を与えることが重要と言えます。

 

03探究心が強い社員の弱みとは?

探究心が強い社員の強みについて解説しました。しかし、探究心が強いことには良い面もあれば良くない面もあります。探究心が強い社員の弱みも知ることによって、その人が力を発揮できるように企業としてアシストできると言えるでしょう。探究心が強い社員の弱みは次の3つです。対処方法も併せて解説していきます。

  • 悩みすぎてしまうこともある
  • 周囲が見えなくなることがある
  • 撤退のタイミングを誤ることもある

悩みすぎてしまうこともある

探求心が強い社員は時として悩みすぎてしまうこともあります。深く思考を巡らせることで、ネガティブなことまで延々と考え続けてしまうからです。そのため、一度仕事で挫折してしまうと、立ち直るまでに時間がかかる可能性もあるかもしれません。 対処方法としては1人で悩まずに他の人に相談するようにアドバイスすることです。自分1人で考え続けていても解決策は見つからないものであることを話します。具体的には、1to1ミーティングなどを導入し、悩みを話せる機会を作ると良いでしょう。

周囲が見えなくなることがある

探究心が強い人は周囲が見えなくなってしまうこともあります。自分の業務に没頭しすぎてしまい、他に大変な業務を行っている人がいても手伝おうとしないなど、協調性が欠けてしまうこともあるでしょう。 対処方法としては視野を広く持つように指導することです。周囲の状況を良く観察し、今もっともやるべきことは何なのか考える時間を作ることが重要でしょう。

撤退のタイミングを誤ることもある

探究心が強い人は撤退のタイミングを誤る可能性もあるのが難点です。特に管理職に就くと、上手くいかない場合にプロジェクトを終了させ、被害を最小限に抑えることが重要になってきます。探究心が強いと諦めがつかなくなってしまい、お金と時間を無駄にしてしまう恐れがあります。 対処方法としては、プロジェクトや業務を行う期間をあらかじめ設けることです。「これ以上経っても成果が出ないなら諦める」という明確なラインを設けることで、探究心が強い方でも撤退のタイミングを誤らなくなるでしょう。

 

05社員の探求心を高めるための方法

動機付けは「人が目的や目標に向かって行動を起こし、達成までそれを持続させる、心理的過程を表す」という心理学用語です。動機付けに繋がる要因には「内発的機動機(動因):人の内部に沸き上がる欲求が要因」となって行動を起こす動機と、「外発的動機(誘因):外部からの要因」によって行動を起こす動機の2種類があります。探究心は内発的動機に該当し、社員が能動的に高めていく必要があるものなのです。

キャリアデザインを考えさせる機会を設ける

社員の探究心を高めるためにも、キャリアデザインを考えさせる機会を設けることが肝心です。各社員が現状本当にやりたいことをやれているのか、キャリアデザインに沿ったスキルを身につけられているのか、定期的に検討しましょう。キャリアデザインに沿った業務でないと、探究心は湧いてきません。

意思決定の機会を与える

探究心を高めるためには、社員に意思決定の機会を与えることが重要です。意思決定の機会を与えることで、社員は自分の考えやアイデアを自由に表現し、自己実現や成長を促すことができます。また、社員が自分で決定を行うことで、責任感を持ち、より積極的に行動するようになります。注意点として、意思決定には、会社のビジョンや目的、方針などを踏まえた上で、適切な範囲での権限委譲が必要なため、適切な情報や支援を提供することが重要です。

コーチングを意識する

社員の探求心を高めるために、コーチングを意識していきましょう。例えば、コミュニケーションの際は相手の話を注意深く聴き、理解したり、自分で答えを見つけることができるように、開放的な質問を投げかけることで、社員自身が考えを深め、自分自身の答えを見つけられるようになります。また、ネガティブなものだけではなく、ポジティブなフィードバックを実施し、モチベーションを維持していくことも重要です。これらはコーチングで一般的に使われる手法ですが、社員の探求心を高めるためには非常に効果的です。

専門性を尊重する

専門性を尊重することによって、社員は自分の得意分野や専門分野において自信を持ち、探求心を高めることができます。また、組織にとっても、専門性を活かすことで高度な業務に取り組むことができ、組織のパフォーマンスを向上させることができます。そのため、社員の専門性を尊重し、それを活かすための環境を整備することが重要です。具体的には、社員が自己成長のためのトレーニングや教育を受けられるような機会を提供したり、社員が自分の専門分野について発表やプレゼンテーションを行う場を設けたりすることが挙げられます。

強みを言語化してあげる

強みを言語化することによって、社員は自分自身の得意分野や特性について理解を深め、自信を持つことができます。さらに社員は自分自身の探求心を刺激することができるのです。強みを言語化するためには、社員に自己評価を行わせたり、他の社員とのフィードバックセッションを行ったりすることが有効な方法です。

 

06探究心を向上させるSchooのオンライン研修

Schoo for Businessは、国内最大級8,500本以上の講座から、自由に研修カリキュラムを組むことができるオンライン研修サービスです。導入企業数は4,000社以上、新入社員研修や管理職研修はもちろん、DX研修から自律学習促進まで幅広くご支援させていただいております。

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Schoo for Businessの特長

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【1】国内最大級7,500本以上の講座数
【2】社員それぞれの伸ばしたい専門性に適した授業がある
【3】定額制なので、気になる内容はどんどん深掘りできる

探究心に関するSchooの講座を紹介

Schooは汎用的なビジネススキルからDXやAIのような最先端のスキルまで、8,500本以上の講座を取り揃えております。この章では、探究心に関する授業を紹介いたします。

成果を出す人だけがやっている仕事の進め方

信頼の獲得、味方作り、スモールサクセスの積み上げ、仕組み化…など結果を出す人には、共通した社内を動かすための具体的な動き方があります。今回の授業ではそれらの動き方を学んでいきます。

 
  • グロービス経営大学院 経営研究科 研究科長

    慶應義塾大学理工学部卒業、同大学院理工学研究科修了。スイスIMD PEDコース修了。株式会社三菱総合研究所にて、エネルギー産業、中央省庁(経済産業省、文部科学省他)、自治体などを中心に調査、研究、コンサルティング業務に従事。現在グロービス経営大学院及びグロービス・マネジメント・スクールにて企画・運営業務・研究等を行なう傍ら、グロービス経営大学院及び企業研修におけるリーダーシップ開発系・思考科目の教鞭を執る。経済同友会幹事、経済同友会教育問題委員会副委員長(2012年)、経済同友会教育改革委員会副委員長(2013年度)、ベンチャー企業社外取締役、顧問、NPO法人の理事等も務める。著書に『ビジネス数字力を鍛える』『社内を動かす力』(ダイヤモンド社)、共著に『志を育てる』、『グロービス流 キャリアをつくる技術と戦略』(東洋経済新報社)、『日本型「無私」の経営力』(光文社)、『21世紀日本のデザイン』(日本経済新聞社)、『MBAクリティカル・シンキングコミュニケーション編』、『日本の営業2010』『全予測環境&ビジネス』(以上ダイヤモンド社)、訳書に「信念に生きる~ネルソン・マンデラの行動哲学」(英治出版)等がある。

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「触覚」が変える未来のコミュニケーション力

今のところデジタルで共有できるのは映像と音声、つまり、視覚と聴覚の情報がほとんどですが、メタバース市場の急成長などにともない、触覚の情報を共有する技術の開発も加速しています。そこで、「触覚情報のデジタル共有で、私たちのコミュニケーションはどう変わるのか」について考える、そんな授業を開講します。

 
  • NTTコミュニケーション科学基礎研究所 上席特別研究員

    人間の触覚のメカニズム、コミュニケーション、情報伝送に関する研究を人間情報科学の視点から行う。触覚や身体感覚を通じて、自身の在り方を実感し、人と人との共感や信頼を醸成することで、様々な人のウェルビーイングが実現される方法論について探究している。また、Ars Electronica Prix審査員、文化庁メディア芸術祭(アート部門優秀賞受賞)、日本基礎心理学会「心の実験パッケージ」開発研究委員会委員長等、美術館や科学館での表現・体験領域の設計にも関わる。主著に「情報を生み出す触覚の知性」(2014年、化学同人、毎日出版文化賞(自然科学部門)受賞)、「情報環世界(2019年、NTT出版、共著)、「わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために」(2020年、BNN出版、編著・監修)、「見えないスポーツ図鑑」(2020年、晶文社、共著)、「表現する認知科学」(2020年、新曜社)など。

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会社目標の動機づけを促す対話術

探究心を向上させるためには内発的動機づけが必要不可欠です。そのためには上長や管理職の社員が行動(学習)をする動機づけが大切になってきます。この授業では、業績目標を社員一人ひとりが自分ゴト化することをサポートする対話術について学びます。

 
  • ㈱LEBEN CAREER CEO ㈱MEXUS CCO

    秋田県は男鹿市の生まれ。 大学卒業後、小売流通業界にて店舗運営責任者として従事。 前社退職後、東南アジアにて半年間のバックパッカー生活。 帰国後、製薬業界にて、人事戦略室、社長秘書室、人事総務業務に従事。 2014年に人材開発事業「LEBEN CAREER」を創業し、法人設立後は代表取締役に就任。 同社では「コーチングを受けたい・学びたい」というビジネスパーソン向けにコーチングサービスの『LCPコーチング』及び、コーチングスクール『LCPコーチングアカデミー』を運営。 株式会社MEXUSでは、CCOとしてパーソナルコーチングサービス『REEED』を企画運営。専門領域は、キャリア変革を目的とした行動変容的アプローチ。

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組織を育てるリーダーの コーチング思考と対話法

社員の探究心を伸ばしていくために求められるスキルとして挙げられるのがコーチングです。この授業では、組織づくりやメンバーとの関わりに着目し、実践できる考え方と対話法を解説します。
全3回完結で、コーチングスキルの一部を紹介しながら、ビジネスの場で活かしていくためのポイントをお伝えします。

 
  • ㈱LEBEN CAREER CEO ㈱MEXUS CCO

    秋田県は男鹿市の生まれ。 大学卒業後、小売流通業界にて店舗運営責任者として従事。 前社退職後、東南アジアにて半年間のバックパッカー生活。 帰国後、製薬業界にて、人事戦略室、社長秘書室、人事総務業務に従事。 2014年に人材開発事業「LEBEN CAREER」を創業し、法人設立後は代表取締役に就任。 同社では「コーチングを受けたい・学びたい」というビジネスパーソン向けにコーチングサービスの『LCPコーチング』及び、コーチングスクール『LCPコーチングアカデミー』を運営。 株式会社MEXUSでは、CCOとしてパーソナルコーチングサービス『REEED』を企画運営。専門領域は、キャリア変革を目的とした行動変容的アプローチ。

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07まとめ

探究心を高めることで1つの業務に集中できるようになり、その分野において他の人よりも成果を出せる可能性があります。企業側は探究心の高い人材が能力を最大限発揮できる環境作りに努めることが重要です。また、社外研修を行ったりキャリアデザインを考えさせる機会を設けたりして、社員の探究心を養わせることも必要でしょう。

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この記事を書いた人
Schoo編集部
Editor
Schooの「世の中から卒業をなくす」というミッションのもと活動。人事担当や人材育成担当の方にとって必要な情報を、わかりやすくご提供することを心がけ記事執筆・編集を行っている。研修ノウハウだけでなく、人的資本経営やDXなど幅広いテーマを取り扱う。
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