俯瞰力とは?ビジネス上の重要性・メリットとトレーニング方法を解説

俯瞰力とは、物事を主観ではなく客観的に、かつ広い視野でみることができる力のことです。目の前の個別の事象の背景にある全体的な構造や流れ、他との関連性までを見渡す「メタ思考」を指し、問題の本質を見極める上で不可欠な能力です。そのため、俯瞰力は組織全体の成果にも直結する重要なスキルとして位置づけられます。本記事では、ビジネスパーソンにとって重要な俯瞰力を高めるトレーニング方法を解説します。
- 01.俯瞰力とは?
- 02.俯瞰力を鍛えることで得られるメリット
- 03.俯瞰力を高めるトレーニング方法
- 04.俯瞰力を高めるSchooのオンライン研修
- 05.まとめ
01俯瞰力とは?
俯瞰力とは、物事を高い視点と広い視野で捉え、全体像を把握する能力のことです。目の前の個別の事象だけでなく、背景にある全体的な構造や流れ、他との関連性までを見渡す思考力を指します。俯瞰力はメタ思考とも呼ばれ、リーダーやマネージャーを含む全てのビジネスパーソンにとって重要なスキルです。
「俯瞰」の使い方
本来「俯瞰(ふかん)」とは、高い場所から下方を見下ろすことを意味します。「俯瞰」の語源は、中国由来の漢字「俯(ふ)」と「瞰(かん)」の組み合わせです。それぞれの漢字は「うつむく、かがむ、下を向く」と「見下ろす、見渡す」という意味をもち、この二つを合わせて「高い位置から下を見下ろす」ことが原義です。一方で、「俯瞰して見る」「俯瞰で見る」は、「見る」が重複するため誤った使い方です。
俯瞰力に似た概念・言葉
俯瞰力に似た言葉や概念に、(1)メタ認知、(2)客観性、(3)鳥瞰があります。それぞれの言葉の意味と俯瞰力との違いについて、以下で紹介します。
メタ認知
メタ認知とは、自分の思考や感情、行動などを客観的に把握する能力です。他の言葉では、「自分自身をもう1人の自分が客観的に見ている状態」とも表現できます。一方の俯瞰力は、「高い視座で物事の全体像を捉える力」と定義され、メタ思考とも呼ばれます。いずれも対象を客観的かつ全体的な視点で捉える点が共通していますが、メタ認知が捉える対象は「自分自身」であり、視点の向き先が異なる概念です。
▶︎関連記事:メタ認知とは?その重要性から高い人材の特徴やトレーニング方法までを解説
客観性
客観性は、個人の感情や立場などの主観に左右されず、事実に基づいて公平に物事を見る態度のことです。一方の俯瞰力は、客観性のみならず、高い視点から物事の全体像をフラットに捉える能力を指します。サッカーに例えるなら、客観は各プレーをルールに基づいて判定する「審判」の視点、俯瞰はフィールド全体を見渡して戦況を読む「監督」の視点のイメージです。
▶︎関連記事:客観力とは?客観力の高い人材の特徴や鍛え方のポイントを紹介
鳥瞰
「鳥瞰(ちょうかん)」は、空を飛ぶ鳥のように高い場所から広範囲を見渡すことを意味します。そのため、鳥瞰と俯瞰は同じ意味で使われることが多いです。一方でビジネスシーンにおいて「視座を上げて全体を捉える」ことを表現するには、基本的に「俯瞰」が利用されることが多いです。全体を捉えるスキルのことを「俯瞰力」と言っても「鳥瞰力」とは言いません。ビジネス実務において鳥瞰は、「鳥瞰図(上空から斜めに見下ろした図)」などの言葉で使用されることが多いです。
俯瞰力がビジネスで重要視される理由
俯瞰力が高いと、仕事の全体像や問題の本質が見えるようになります。高い視点から捉えることで、根本的な問題解決が可能となり、企業の対応力や生産性向上に貢献します。また俯瞰力の向上は、立場や感情といった主観と事実を切り離したうえで物事を見る力を養うため、自己客観力の向上にもつながります。そのため俯瞰力は、社員の自律的な行動を促し組織全体の活性化にもつながるため、企業における重要なスキルとして注目されています。
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・自己啓発への活用方法 など

02俯瞰力を鍛えることで得られるメリット
俯瞰力を鍛えることで得られるメリットは、主に以下の3つがあります。
- ・問題解決能力や状況判断力の向上
- ・コミュニケーション能力の向上
- ・キャリア形成と自己成長の促進
それぞれを詳しく見ていきましょう。
問題解決能力や状況判断力の向上
俯瞰力を鍛えることで、目の前の個別の事象に留まらず、背景にある複雑な要因や関連性まで見通せるようになります。その結果、問題の本質を見抜き、根本的な解決策を導き出すことが可能になります。例えば部署間における利害の調整や、変化する環境に応じた戦略の変更など、ビジネスでは複雑な意思決定を迫られるシーンが多くあります。俯瞰力が高まると、そのようなシーンにおいても適切に状況を理解し、質の高い判断ができるようになるため、組織全体のパフォーマンス向上に大きく貢献します。
コミュニケーション能力の向上
俯瞰力が高まると、自己の思考や感情を切り離して冷静に物事を見ることができるため、他者の立場や状況をより深く理解できます。視野狭窄を防ぎ、相手の感情や考えを想像し、多様なステークホルダーの視点を意識することが可能になるのです。その結果、的確に状況を判断して言動をコントロールしたり、より良い言葉選びや説明ができたりするため、俯瞰力の強化はコミュニケーション能力向上にも寄与します。
キャリア形成と自己成長の促進
自分自身を俯瞰して見つめることは、キャリア形成にもプラスの影響があります。「何がしたいのか」「どんな仕事が適しているか」を偏見抜きで把握できます。その結果、将来像や獲得したいスキルへの迷いが薄れ、ブレないキャリア選択が可能になるのです。俯瞰力を高めることは、安定したキャリア形成や自己成長へつながります。
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03俯瞰力を高めるトレーニング方法
俯瞰力を高めるトレーニング方法には、大きく分けて以下の3つがあります。
- ・自己を客観視するトレーニング(メタ認知強化)
- ・多角的な視点を持つトレーニング
- ・全体像を把握するトレーニング
自己を客観視するトレーニング(メタ認知強化)
自己を客観視するトレーニング(メタ認知強化)とは、「もう一人の自分」を高い視点から捉える能力を養うことです。具体的には、自身の思考や感情をモニタリングし、行動の癖や思い込みに「気づく」ことが大切です。以下ではSchooの授業を参考に、その具体的な方法をご紹介します。
セルフモニタリングを行う
Schoo授業『認知のコーピングを理解する』では、メタ認知を獲得するためのステップとして(1)自動思考のモニタリング、(2)さまざまな視点から眺める、(3)メタ認知を獲得する、という3点を紹介しています。
自動思考とは、反応的に出てしまう思考の癖のことです。ストレスを感じるシーンで出て来やすいため、まずは過去のストレスを感じたシーンを思い出し、その時の思考と反応を書き出して確認します。そしてその思考を、さまざまな視点から眺めます。例えばプロジェクト進行にあたって上司から叱責された際、「自分にはもう無理だ」と絶望の気持ちを感じたとします。しかしその反応的な思考を「本当にそうなのか」「そのように感じるメリットはあるのか」「友人がこの状況ならなんて声をかけるだろうか」などさまざまな視点で眺めると、「今落ち込んでいるメリットはない」「一度叱責されたことですべてが終わるわけではない」などと新しい視点を獲得することにつながります。
講師の徳政 憲和先生によると、このようなモニタリングを習慣化することで、数カ月〜半年程度の時間をかけて、徐々に「自分を客観的に眺めるもう1人の自分」がインストールされるようになります。
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NLPを学ぶ
NLP(神経言語プログラミング)とは、人間の思考、感情、行動のパターンを理解し、望ましい状態へと変化させるための実践的な心理学です。Schoo授業『NLP式自己理解とセルフマネジメント』では、メンタルトレーナーの鈴木信市先生が、NLPを使った変化の仕組みについて以下のように解説しています。
- ・NLPによって自分が今持っている心の癖(プログラム)に気づく
- ・気づいたら、意識的にプログラムを変更してみる
- ・新しい自分に対する理解が生まれる(気づき)
- ・気づきに伴い、考え方や振る舞いに変化が生まれる
NLPを学ぶことで、自分を客観的に捉える「指揮者の自分」というメタ認知の感覚が育まれます。自身の思考や感情、行動の全体像を把握し、望ましい「パート」を選択・コントロールできるようになるため、結果的に物事を高い視点から捉える俯瞰力が向上します。
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マインドフルネスを取り入れる
俯瞰力を高める上でマインドフルネスを取り入れることは非常に有効です。マインドフルネスとは、「意図をもって、評価・判断することなく、今の瞬間に注意を向ける」ことを目的とした実践です。
Schoo授業『メタ認知を高めるマインドフルネス』では講師の中村悟先生が、メタ認知を鍛えるマインドフルネスの方法として、「呼吸に意識を向けるマインドフルワーク(瞑想など)の他、「話を聴くことに注意を向けるマインドフル・リスニング」、「書くことに注意を向けるジャーナリング」などの手法があることを解説しています。マインドフルネスのトレーニングを続けると、自身の思考や感情が逸れた際に「はっと気づき」、意識を現在に戻すという「心の筋トレ」ができ、メタ認知の感覚を養うことにつながります。
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振り返りの習慣をつける
メタ認知を養うためには、自分自身の思考や感情を客観的に捉えることが大切です。しかし人には感情が大きな影響を及ぼすため、特に突発的な出来事やストレスのかかるシーンにおいて、リアルタイムで自分を客観視するのは至難の業です。そのため振り返り(リフレクション)を活用し、過去の出来事に対して思考や感情を客観的に捉える習慣を身につけるのがとても重要です。定期的に振り返ることで、物事に対して自分がどんな反応や思考をする傾向があるのかが明確になります。また振り返りの際は、「なぜあんなことを言ってしまったんだ」といった「反省」ではなく、「どのような思考プロセスであの発言に至ったのか」など、事実や構造を捉えることが大切です。
多角的な視点を持つトレーニング
俯瞰力は、物事の全体像を高い視点から捉える能力です。多角的な視点を持つトレーニングは、自分自身の思考の枠組みや「思い込み」から抜け出し、問題の本質を正確に理解することを可能にします。
ディベート
ディベートとは、特定のテーマに対して「肯定側」と「否定側」に分かれて議論し、どちらが説得力があるかを第三者に判断してもらう知的ゲームのことです。ディベートでは「肯定側・否定側」の役割を、自分の個人的な好き嫌いではなく、他者に与えられます。感情や価値観を別にして、あくまで論理的に事象を捉えて主張を行う必要があるため、さまざまな視点から物事を見つめるトレーニングになるのです。また、異なる視点に触れることで、自身の思考の偏りに気づくこともできます。
バックグラウンドの異なる人との対話
俯瞰力を高めるには、バックグラウンドの異なる人との対話が非常に有効です。例えば他業種や役職の異なる人、世代や文化的背景の異なる人と交流することで、自分の思考の枠組みや思い込みから抜け出すことができます。その結果、物事の全体像をより多角的に捉え、問題の本質を見極める力が養われます。異なる意見に触れることは自身の思考の偏りに気づくメタ認知を強化し、俯瞰力の向上に直結します。
クリティカルシンキングを学ぶ
クリティカルシンキングとは、物事を「本当にそうか?」と批判的に捉える思考法です。これにより表面的な事象だけでなく、その背景にある複雑な要因や関連性を多角的に検証し、問題の本質を正確に理解する能力が向上します。また疑う視点は、自身の思い込みや思考の癖に気づき、全体像を客観的に捉えるメタ認知を強化することにもつながります。
全体像を把握するトレーニング
全体像を把握するトレーニングには、図式化やシステム思考の練習があります。これらを習慣づけることで、近視眼的な見方から少しずつ俯瞰的な見方に変えていくことができます。
図式化・可視化を癖づける
人は頭の中だけで考えると、物事の一面しか見えなくなる場合があります。そこで重要なのが図式化・可視化です。具体的な方法として、主題から放射状に複数のトピックを伸ばして情報整理するマインドマップがあります。上の図は、Schoo授業『はじめてのマインドマップ -自己紹介のマインドマップ化で基本を理解する-』で例示される、自己管理のためのマインドマップです。
このように見える化することで、物事の因果関係を明確にし、全体を俯瞰して捉えることが可能です。また、マインドマップではイラストや色分けをして描写することも推奨されています。イラストや色分けを使うことで直感的に理解でき、俯瞰力の向上を促進させる要素となります。
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システム思考を学ぶ
システム思考とは、目の前の事象を単体で捉えるのではなく、複数の要素が相互に作用し合う「システム」として全体像を理解しようとする思考法です。具体的な練習法としては、氷山モデルがあげられます。氷山モデルとは、目に見える「できごと」は全体の一部に過ぎず、その背後(水面下)にパターンや構造、メンタルモデルなどの深い層があると捉えるフレームワークです。トレーニングとしては、日常の問題をこの4層で順に掘り下げる練習が有効です。表面的な現象から、時間的な変化パターン、要因間のつながり、根底にある思考の前提へと視点を深めることで、本質を見抜く力が養われます。
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04俯瞰力を高めるSchooのオンライン研修
オンライン研修/学習サービスのSchoo for Businessでは約9,000本の講座を用意しており、DXほか様々な種類の研修に対応しています。
| 受講形式 | オンライン (アーカイブ型) |
| アーカイブ本数 | 9,000本 (新規講座も随時公開中) |
| 研修管理機能 | あり ※詳細はお問い合わせください |
| 費用 | 1ID/1,650円 ※ID数によりボリュームディスカウントあり |
| 契約形態 | 年間契約のみ ※ご契約は20IDからとなっております |
「脳内整理」のための内省の習慣
この授業では、頭の中をシンプルにし、自分の軸を明らかにする「内省」を日々の習慣にする方法を学べます。具体的なメソッドや朝と夜の習慣を学び、実生活に取り入れるための実践的なアプローチを身につけられます。
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一般社団法人21世紀学び研究所 代表理事
ハーバード大学経営大学院でMBA取得後、金融機関金庫設備の熊平製作所・取締役経営企画室長などを務めた後、日本マクドナルド創業者に師事し、新規事業開発を行う。昭和女子大学キャリアカレッジでは、ダイバシティおよび働き方改革の推進、一般社団法人21世紀学び研究所ではリフレクションの普及、一般財団法人クマヒラセキュリティ財団ではシチズンシップ教育に取り組む。Learning For All等教育NPO活動にも参画。2018年には、経済産業省の社会人基礎力に「リフレクション」を提案し、採択される。文部科学省中央教育審議委員、内閣官房教育再生実行会議高等教育ワーキンググループ委員、経済産業省『未来の教室』とEdTech研究会委員などを務める。
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自分でできる認知行動療法~レジリエンス力を高める
本授業では、レジリエンス向上のために自身でできる認知行動療法を学んでいきます。認知行動療法は、「現実の受け取り方」や「ものの見方」といった認知に働きかけて、心のストレスを軽くしていく治療法です。自身でできる手法を学んでおくことで、大きなストレスに直面した際にセルフマネジメントできるようにしていきます。
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マイコーピング株式会社 代表取締役社長
コニカミノルタにて新規事業の海外営業・マーケティング。IBMビジネスコンサルティングサービスでのCRMコンサルタントを経て、日本IBMにてグローバル・ビジネス・サービス(GBS)事業のリソース管理部長として、事業変革を支える経営管理モデルの構築をリード。上海のオフショア拠点での駐在も経験。アドビにてエクスペリエンス・クラウド事業の経営企画本部長として、コンサルティングなどサービス部門の成長を牽引。2020年マイコーピング株式会社を創業し、「働く人」の心の問題を予防的に解決するサービスを提供。
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本質を見極める クリティカルシンキング入門
クリティカルシンキングの考え方やプロセス、代表的なフレームワークを学べます。物事を論理的に分析し、適切な判断を下すスキルを身につけたい方におすすめです。
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外資系コンサルタント
外資系コンサルティングファーム勤務。専門領域における日本支社の実務責任者を務め、IT部門に対するコンサルティングを手がける。「クラウド」×「インフラ」×「サービス管理」を専門分野とし、ファシリテーションやコーチングにも造詣が深い。著書に『図解作成の基本』(すばる舎)『資料作成の基本』『フレームワーク使いこなしブック』(以上、日本能率協会マネジメントセンター)、『外資系コンサルのビジネス文書作成術』(東洋経済新報社)、『外資系コンサルの仕事を片づける技術』(ダイヤモンド社)など多数がある。
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クリティカルシンキング実践演習
本授業では、とある企画会議を題材にしたケーススタディに取り組みます。実践的な問題を通じて、クリティカルシンキングに必要な視点と考え方を身につけられます。この授業は、とある企画会議を題材にしたケーススタディ方式の問題に取り組みながら、クリティカルシンキングの力を高めるために必要な視点と考え方を学ぶことができる授業です。
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YouTuber/コンサルティングファーム勤務
大阪府出身。ITソフトウェア企業を経て、総合系コンサルティングファームに転職。現在は経営管理・IT領域を中心としたコンサルティング業務に従事。コンサル業と並行してプレゼンや思考法の専門家としてセミナー講師などで活動。YouTubeチャンネル『マナビジネス』では「学び」+「ビジネス」をテーマに現場で使える仕事術についての情報を発信している。著書『3秒で伝える』(扶桑社)。
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マインドマップの教科書 基礎編 -イメージと連想で考える思考整理法-
本授業では、マインドマップに関するさまざまな疑問や、脳の関係なども学べます。マインドマップの効果を最大限に活かす知識と、より効果的なマインドマップの活用方法を習得できます。講師は「マインドマップの学校」主宰であり、日本マインドマップ界の草分け、塚原先生です。授業内では実際にマインドマップを書いてみる実践セクションもあります。
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株式会社ヒューマン・リスペクト 代表取締役
「マインドマップの学校」代表、人材・組織開発コンサルタント、中小企業診断士。 上智大学卒業後、メーカー勤務等を経て2004年に株式会社ヒューマン・リスペクトを創業。大手・中小企業等に、コンサルティング業務を展開。総登壇日数2,000回超、総計1万人超に対し講演・講義経験を持つ。また、東京ビッグサイトにおける展示会メインステージ、全国の商工会議所、 経営者協会、ロータリークラブ等で、講演者としても多数指名を受けている。 著書に「マインドマップ戦略入門〜視覚で身につける35のフレームワーク」(ダイヤモンド社)がある。
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05まとめ
俯瞰力とは、物事を高い視点から見て全体像をつかむ力です。目の前の出来事だけでなく、その背景や周囲とのつながりまで見えるようになります。俯瞰力があると、問題の本質がわかり的確な解決策が見つかります。鍛え方としては、自分を客観的に見る癖をつける、違う立場で考えてみる、全体の流れを意識するといった方法があります。本記事で紹介したトレーニング法を取り入れて、ぜひ俯瞰力を高めてください。




