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働き方改革とは?推進するための押さえるべきポイントと具体的な事例を紹介

公開日:2021/05/28
更新日:2021/05/31
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働き方改革とは?推進するための押さえるべきポイントと具体的な事例を紹介 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

働き方改革は、企業にとって避けて通れない課題です。この記事では、働き方改革を推進する際に押さえるべきポイントについて解説します。具体的な事例を参考にしながら、自社のニーズに最適な方法を見つけてください。

 

働き方改革が求められる理由とは

現在、日本は少子高齢化に伴う労働力の減少を補うため、限られた人材で生産性向上を目指さなくてはいけません。また、育児や介護との両立などによって働き方が多様化している問題に直面しています。 そのため、長時間労働の是正と仕事に対する意欲・能力を発揮できる環境を作ることが重要であり、こうした課題を解決するために、働き方改革は提唱されました。 すべての人々が活躍の機会を与えられ、それぞれの能力を発揮し、生きがいを感じられる一億総活躍社会の実現に向けた取り組みといえます。 ここからは、柔軟な働き方がしやすい環境整備とはどのようなものか解説します。

雇用型テレワーク

従業員にオフィス外での勤務を認める雇用型テレワークは、通勤時間の削減や、育児や介護と仕事を両立できるというメリットがあります。近年、モバイル機器が普及し、自宅で働く形態だけでなく、サテライトオフィス勤務やモバイル勤務といった新たな形態のテレワークも増加しています。 テレワークをスムーズに導入するためには、働く場所や賃金についての労働条件を定め、労働時間の管理を適切に行うことが必要です。

育児休暇

子育てと仕事を無理なく両立できる環境をつくるため、欠かせないのが育児休暇です。 企業側からみると、育児休暇中の社員が増えると、労働力不足になるといったデメリットも予測されます。しかし、従業員の会社に対する満足度がアップし、協力しあえる風土が醸成されるメリットもあります。

副業兼業

政府が副業兼業を推奨している背景には、多様な人材の能力発揮や、副業兼業が新たなスキルアップにつながるのではと考えられているからです。 ただし、企業側は従業員に対して、副業兼業先の情報や企業秘密の情報漏洩をしないといった届け出をしてもらう必要があります。

時短勤務

時短勤務は、労働時間の制約を緩和させます。育児や介護の事情でフルタイム勤務が困難であっても、短時間勤務ができる労働環境であれば、無理なく仕事を続けやすくなります。出産・育児離職や介護離職の減少が期待できる時短勤務は、 現代社会の深刻な問題のひとつである人手不足を解消するひとつの対策といえます。

フレックスタイム制

フレックスタイム制は、労働者が始業・終業時刻、労働時間を決め、生活と業務との調和を図りながら効率的に働く制度です。2019年4月に働き方改革法案の一環として、フレックスタイム制に関する法改正が行われました。この改正により、労働時間の調整が行える期間が3か月に延長されたため、長いスパンでの調整や相殺が可能になりました。 企業には、子育てや介護の私生活と仕事を両立させたい従業員の希望に応じられる体制作りが求められます。

 

企業側からみた働き方改革のメリットとは

働き方改革を行うと、企業側にはどのようなメリットがあるのでしょうか。期待される効果やメリットについて、各ポイントをご紹介します。

生産性の向上が見込める

長時間労働を見直すと、従業員には所定の時間内で業務を終わらせる意識が芽生え、業務の質の向上と効率化が実現できます。 特に、テレワークの場合、自分の働く姿勢は誰からも見られないため、目に見える成果を出さなければならなくなります。その結果、必然的に仕事に対する意識も高まり、生産性の向上を企業全体にもたらすと考えられます。

非常時でも事業の継続性が見込める

地震や台風の災害時や感染症が流行した場合でも、インターネットに接続可能な場所であれば、会社に出勤することなく業務を遂行できます。そのため、企業は事業の継続が可能です。

経費削減につながる

長時間労働が減ると残業代の削減につながります。テレワークを積極的に取り入れようとしている企業であれば、通勤にかかる交通費や印刷代、消耗品にかかるお金の削減が見込めます。 常駐する従業員を必要最小限に抑えられると、オフィスのスペースも必然的に最小限に抑えられ、テナント料や使用料の削減につながるでしょう。さらに、賃料以外にも水光熱費を含め、オフィス維持にかかる費用の削減も可能になります。

上司のマネジメント能力が高まる

育児や介護、病気の治療と両立させる必要があるさまざまな背景を抱える部下をマネジメントするのにはスキルが必要です。 働き方改革により、上司は仕事を分散させり、業務の効率化を図ったり、通常勤務が可能な部下に不満がたまらないようにするをケアする必要があります。その結果、マネジメント能力が高まると考えられます。

働き方改革に積極的に取り組んでいる企業という社会的な評価を得られるため、人材採用において有利になる場合もあるでしょう。 また、多様な働き方を選択できるようになると、従業員が定着しやすい環境が作られ、離職率を抑えられるかもしれません。

 

働き方改革の課題とは

働き方改革がもたらすメリットがある一方で、これまでの働き方を変えるには課題も存在します。どのような課題が生じるのか、各ポイントを解説します。

業務が就業時間内に完了しない

残業時間に上限が設けられると、単純に労働時間を削減するだけでは、業務がスケジュールどおりに完了できなくなる場合もでてきます。その結果、勤怠上は残業時間が減っても、サービス残業を行い、逆に社員の負荷が増える危険性があります。業務内容や仕事の進め方を見直す対策が必要です。

管理職の負担が増える

2019年4月に労働基準法が改正されて、時間外労働の上限が設けられました。この法律に違反をしてしまうと罰則規定があり、懲役や罰金が科されます。 そのため、規制対象にならない上司や管理職に完了しない業務が回り、管理職の負担が増す可能性が考えられます。

人件費が高くつく

非正規雇用者は正規雇用者に比べて人件費が抑えられていました。同一労働同一賃金になれば、非正規雇用者の人件費が増えるのでトータルの人件費が増えてしまう可能性も否定できません。

 

働き方改革を社内に浸透させるには

働き方改革を社内に浸透させ、メリットを生み出すためにはどのようなステップを踏めばよいのでしょうか。その方法についてポイントを解説します。

現状の課題を把握、施策を考え実施する

自社内での課題を捉えるため、まず現状の課題を把握し、抽出された課題に対する施策を検討しましょう。たとえば、介護や育児との両立が困難な従業員に対して、フレックス勤務やテレワークを導入するといった施策です。 ただし、課題はひとつだけではないため、同時に複数の施策を検討する必要があります。検討した施策を実施するステップでは、まず一部の部門や対象者に対して試験的に導入し、再検討する取り組みが重要です。

ITを活用する

生産性向上の実現につながるITツールを活用しましょう。労務管理には、パソコンの起動状態を記録できる「プレゼンス管理ツール」やインターネット上で業務時間を管理できる「勤怠管理ツール」が有効です。 コミュニケーションを円滑にとるには「チャットツール」や「Web会議システム」の導入がおすすめです。業務管理には、「データ共有ツール」を活用すると、資料を資料部署内で共有できます。

効果的な研修を取り入れる

働き方改革を推進する上で、効果的な研修を行うのもひとつの手段です。たとえば、時間の使い方を分析し、最適な時間管理を考えるタイムマネジメント研修や、チームの時間管理で残業削減や生産性向上を学ぶ働き方改革リーダー研修です。 近年ではAIを搭載したシステムやその他のツールによって、一部の業務は自動化できるようになっているため、IT研修やAI・機械学習研修を行うのも有効といえます。

 

先進的な企業の取り組みとは

ここからは、働き方改革のヒントとなる企業の取り組みを紹介します。主に3つの事例に沿って、その取り組みをご紹介します。

ライフスタイルに合わせた支援

子育てと仕事の両立を支援するため、雇用形態に関わらず子連れ出勤を認め、育児コーナーの設置を行いました。介護や病気治療が必要な従業員に対しては、2年間の介護休業期間を分割取得できる制度や病気休暇制度、メンタルヘルス相談の支援制度を設けました。 出産・育児・介護・病気治療といった理由からキャリアを諦めてしまう従業員に対し、家庭の事情を考慮しながら働く選択肢を与えるのは有効といえます。

雇用形態の違いによる賃金や待遇の差を解消

仕事に対する意識の差が出ないよう、正社員とパートタイム従業員の処遇や勤務内容を同じにする同一労働同一賃金制度を導入した事例です。労働時間に関わらず、全員を社会保険の加入対象としモチベーションアップにつながっています。

自由出勤制度

パートタイム従業員向けに、9時から17時の間で都合のよい時間帯に出退勤できる自由出勤制度を導入した事例です。1年単位でいくつかの勤務パターンがあり、病気治療や子どものためなど、さまざまな理由で選択可能です。

 

まとめ

働き方改革を円滑に進めていく上で、欠かせないのが管理職のコミットメントや経営層の推進力です。トップダウンでの方針の共有が、企業全体の意識改革につながり、働き改革を成功に導くと考えられます。社内に働き方改革を浸透させ、業務効率や労働生産性の向上を実現させましょう。

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