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ストレスコーピングとは?種類と具体的な方法や企業の取り組み方法を解説

公開日:2021/08/26
更新日:2021/09/14
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ストレスコーピングとは?種類と具体的な方法や企業の取り組み方法を解説 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

ストレスコーピングとは、ストレスに対処してストレスの反応を和らげることです。本記事では、ストレスコーピングの種類とポイント、取り組み方について紹介しています。これからストレスコーピングの導入を考えている方はぜひ参考にしてください。

 

ストレスコーピングとは

ストレスコーピングとはストレスに対処する方法を見つけて、自分でストレスを和らげることです。人間は、ストレスを感じてしまうと体がストレス反応をします。 少しのストレスであれば体に害はありませんが、大きなストレスとなると、健康を害したり精神的に病んでしまったりします。特に、ビジネスシーンにおいては、自分の思い通りにいかないケースが多く、成果を出すためにプレッシャーをかけられることもあります。 そのため、できるだけストレスの負担をかけないように、自分の体をコントロールすることが重要です。ストレスコーピングは、仕事をしていくうえで大事な要素のひとつといえます。

防衛機制との違いとは

ストレスコーピングのほかに、ストレスへの対処法として防御機制があります。ストレスコーピングは、ストレスを感じたときにストレスの流れを認識して対処法を考えます。 一方、防御機制は、辛い環境やストレスから、自分の精神を守るために本能的に働く防衛反応です。つまり、ストレスコーピングは意識してストレスの対応を行いますが、防御機制は無意識のうちにストレスの対応を行います。つまり、意識して行うか否かに違いがあります。

 

ストレスの構成要素とは

ストレスの構成要素をあらかじめ把握しておくと、どのような流れで自分がストレスを感じるのか確認できます。ここからは、ストレスを感じる構成要素について詳しく解説します。主に、3つの構成要素についてそれぞれ内容をみていきます。

ストレッサー

ストレッサーとはストレスの元を指します。私たちの身の回りにはいろいろストレスを感じるものがあり、大きく分けて3つあります。1つ目は暑さや寒さ騒音など物理的なもの、2つ目は公害物質や薬物などの化学的な物、3つ目は人間関係や仕事、家庭の問題による心理や社会的なものです。 ストレスを感じる原因は、3つ目の仕事や人間関係、家庭の問題と考える人が多いですが、物理的にも化学的なものも含まれており、ストレスが発生する元は多くあります。

認知

認知はストレッサーにより刺激された状態のことを言います。私たちは見ること、聞くこと、感じることにより外部刺激を受けますが、そのときにストレッサーを認識していることになります。 例えば、夏の暑い時期に外にいると汗が出ますが、これは暑さによってストレッサーの刺激を受けています。例えば、仕事中に上司から叱責されると、ストレッサーの刺激を受けていることを体が認知します。 見たり聞いたり、感じたりは1日の中で何回もあるので、ストレッサーの刺激を頻繁に受けていることを認識してください。

ストレス反応

人はストレッサーを認知すると体内で解消しようと防御反応が働きます。この反応がストレス反応です。ストレス反応は心理面、身体面、行動面の3つに分類できます。心理面では活気の低下やイライラ、不安、気分の落ち込みなどの反応を見せます。 身体面での反応は体の節々に痛みを感じる、頭痛が起こる、肩こりや目の疲れが起こるなど体の支障として反応します。行動面では飲酒量や喫煙の増加、仕事の集中力の低下によるミスの多発などがあります。ストレッサーを認知することで、ストレスがいろいろな症状として表れます。

 

ストレスコーピングの種類と具体的な方法とは

ストレスコーピングには、さまざまな種類があります。どのような種類があるのか理解し、具体的な方法を把握すると、正しい対処法を身につけられます。ここからは、主に5つのコーピングについて解説しますので、自分にはどの方法が適しているか当てはめて考えてみてください。

問題焦点コーピング

問題焦点型コーピングは、ストレスの対象に働きかけ、自分の努力や周囲の協力を得ながら問題解決してストレスを軽減することです。 例えば、ビジネスでノルマの達成がストレスになっている場合、目標を達成する手法を改善する、上司や同僚にアドバイスを求めるなどノルマが達成できるように行動します。また、あまりにも負担が大きい場合には、担当をみずから外れて、問題回避をするなどの対処が必要です。

社会的支援探索型コーピング

社会的支援探索型コーピングは、問題焦点型コーピングの一種であり、自分の努力だけでなく周りの協力を得てストレスを軽減します。 例えば、ビジネスで仕事量が多く、処理しきれない場合は、同僚に仕事をサポートしてくれるよう頼んだり、上司に相談して仕事の分担をお願いしたりといったことがあげられます。 社会的支援探索型コーピングは自分だけの力ではなく、他人の協力を得ることがポイントです。自分の力だけで解決できないような深刻なストレスには、他人に助けを求めるようにしてください。

情動焦点コーピング

情動焦点型コーピングは、ストレスの対象ではなく、ストレスに対して自分の考え方や受け止め方を変えてストレスを軽減します。 例えば、仕事の人間関係で悩んでいる場合、世の中の半分の人とは気が合わないものだと考えます。さまざまな人への対処法を考えるなど、積極的な見方をしてストレス反応が大きくならないようにします。 また、職場で親しい人が辞めてしまうと、精神的に落ち込むことがあります。その際は、会話をして気分転換を行う、心の中に悲しみを閉じ込めるなどして対処するようにします。

認知的再評価型コーピング

認知的再評価型コーピングは、ストレッサーに対して見方を変えて前向きに受け止める方法です。例えば、職場で上司に毎回のように叱責されると「自分はダメだ」と精神的に落ち込みストレスが大きくなります。 しかし、その時に「自分は期待されている」「失敗が今後の糧になる」などストレスの原因を前向きに考えることで、ストレスを軽減させられるようになります。特に消極的に考える傾向がある人は、前向きな要素を探す良い機会となります。ポジティブな見方を身につけるようにしてください。

気晴らし型コーピング

気晴らし型コーピンは気分転換を図ってストレスを解消する方法です。認知しているストレッサーについていつまで考えるのではなく、考え方を変えてストレスの対処を行います。 例えば、自分の好きな物を食べる、運動して汗を流す、趣味などは良い気分転換になります。違った視点に意識を向けることで、心配事が頭からなくなり、ストレスを解消できます。

 

ストレスコーピングを行う上で重要なポイントとは

ストレスコーピングを行う際に重要なポイントを押さえておくことで、ストレスコーピングの効果を高められます。また、ストレスが軽減される効果も期待できます。ここからは、ストレスコーピングの際の流れについて解説します。

自身のおかれている状況を把握する

ストレスコーピングの際は、まず自分の置かれている状況を把握するようにしてください。ストレスを受けてしまうと人は正常な判断をくだすのが難しくなり、小さな問題であっても大きな問題と捉えてしまいがちです。 そのため、現在の状況を正しく把握するために家族や友人、自分の上司などに相談して客観的な意見を述べてもらうようにしてください。精神的に少し不安定な部分がある場合、病院で医師に診断を仰ぐのもひとつの手段です。

主体的に問題を解決していくという意思を持つ

主体的に問題を解決していく意思を持つのも大事な要素です。自分で「ストレスの問題を解決する」という意思を持っていなくては、ストレスの改善は図れません。 ストレス反応を受けているとき、「自然とストレスはなくなるものだ」という漠然とした意識のままでは解決は難しいものです。その状態のまま放置すると、ストレスの影響が大きくなってしまうおそれがあります。

ストレスコーピングの中から自分に合った方法を見つける

自分に合ったストレスコーピングを選ぶことも重要です。前述したとおり、ストレスコーピングには、さまざまな種類がありますが、性格や考え方など人によって効果は千差万別です。 そのため、まずはいくつかのストレスコーピングを試してみて、その中で自分にとって取り組みやすいものを選ぶのがおすすめです。意識的にストレスコーピングを行うと、短期間で自分に合った物を選べるはずです。

 

企業におけるストレスコーピングの取り組み方とは

企業としても、ストレスコーピングをして従業員のストレス対策が求められています。ここからは、ストレスコーピングの取り組み方を紹介します。ぜひ、自社に適したストレスコーピングを導入する際の参考にしてください。

社内研修や講座を定期的に行う

ストレス対策についてeラーニングを行ったり、ストレス対策の重要性についての講義を行ったりといった、社内研修や講座を定期的に開催するのもひとつの手です。ストレス対策の講座を受けると、従業員はストレスコーピングの方法を理解でき、ストレスを自分で解消する能力を向上できます。 また、研修のなかで、どのような行為がパワハラやセクハラになるのかを認識してもらうことで、従業員が他の従業員に対してストレスを与えることを回避できます。

従業員同士のコミュニケーションを促進する

親睦会やミーティングなどを活用して、従業員同士のコミュニケーションの促進を行うようにしてください。コミュニケーションを普段から取ることで、従業員同士の信頼感が高くなり、ストレス対策になります。 自分が問題を抱えたときに誰も相談する人がいないと、ストレスコーピングが行えず、さらにストレスが大きくなり、精神面・身体面で悪影響がでるおそれがあります。

従業員にキャリア形成を含め考える時間を与える

キャリア形成を含めて、考える時間を従業員に与えることも重要です。従業員に考える時間を与えることで、自分と見つめ合う時間ができます。また、ストレスコーピングにより自分がどのように行動すべきか冷静な判断につながります。 上司が相談する機会を設けると、従業員はキャリア形成について考えられ、自分の目標を新たに認識できます。場合によっては、カウンセラーを雇い、従業員の悩みを聞く仕組みを作ることもおすすめです。

ストレスチェック制度を導入する

ストレスチェック制度を導入するのも良い方法です。ストレス耐性のテストを従業員に受けてもらい、どのようなストレスが多いのか把握すると、対策を立てやすくなります。例えば、人間関係によるストレスが多いとわかった場合、上司が部下の状況を把握できるように1対1の面談を設けて、ストレスの原因を探ります。

 

まとめ

業務の効率化のためには、従業員がストレスをできるだけ解消して気持ちよく仕事してもらうことが重要です。今回紹介したストレスコーピングを従業員自身がみずから試すほか、会社全体で取り組めるストレスコーピングがある場合、ぜひ実践するようにしてください。

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