公開日:2021/09/09
更新日:2024/03/28

イントレプレナーとは?社内起業家を育成する方法や事例を紹介

イントレプレナーとは?社内起業家を育成する方法や事例を紹介 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

イントレプレナーは、優秀な人材の確保や新たな市場の開拓、事業の拡大に有効な新たな手法として注目を集めています。最近多いイントレプレナーとはどういった存在か、イントレプレナーに向いている人が持つ特性や、実際の導入が進んでいる有名企業での成功事例などを紹介します。

 

01イントレプレナーとは

イントレプレナーとは、会社内で起業を行う人のことを指します。新規事業や新サービスの開拓など、市場が拡大・多様化する現代のビジネスシーンにおいて、イントレプレナーは貴重な存在となっています。 あくまで会社の中には属するものの、会社がこれまで行っていなかった事業への参入や、大きなプロジェクトの立ち上げなど、起業に匹敵するレベルの案件における責任者になるのがイントレプレナーです。ソニーや博報堂、リクルートなど、大手企業では社内公募制の新規事業プランコンテストを開催したり、新規事業開発部門が自社内にあり、経営者としての能力を養うための訓練を受けるケースもあります。このようにイントレプレナーは、これまでとは違った形の新しい起業として昨今注目が集まっているのです。

アントレプレナーとの違いは?

アントレプレナーとは一言でいうならば「企業家」です。会社から完全に独立して自分自身の会社を興して事業を行っていく人のことを指します。 つまり、イントレプレナーとアントレプレナーの大きな違いは「独立しているかどうか」ということになります。主な違いは次が挙げられます。

  
イントレプレナー
アントレプレナー
資金
・企業内で起業するので、資金調達が容易。
・自身やメンバーの給与が最初から保証されている
・自力で資金を集める必要がある。
・自身やメンバーの給与の保証がない。
人材
・社内から人材を移動させることも可能。 ・1から採用、スカウト、紹介などを行い、集める必要がある。
設備投資
・所属企業の設備や資材など、資源を活用できる。 ・1から設備や資材を投資によって揃える必要がある。
ブランド力
・所属企業のブランド力を借りることも可能。 ・自身が著名ではない場合、1からブランドをつくる必要がある。
自由度
・ 所属企業の理念や既存事業と競合にならない範囲などに収められる。
・経営陣の判断次第で事業撤退などもあり得る。
・基本的にアントレプレナー自身が自由に意思決定を行うことができる。
リスク
・給与なども保証されていることが多く、リスクは比較的低い。 ・給与・キャリア・社員の生活などを背負うため、高いリスクを伴う。
 

02イントレプレナーが注目されている理由

AIの発達などによるデジタル技術の進化や消費者の価値観が変化しているように昨今のビジネス環境は大きな変化を遂げています。このような変化は今後も加速していくと見込まれていることから、大企業をはじめ、多くの企業が既存の事業だけではなく、新規事業を立ち上げ、変化に対して柔軟に対応していく力が問われています。競争が激化していく現代において、競合優位性を確立するためには、守りに入るのではなく常に新しいことにトライしていかなければなりません。こうした背景もあり、自社内で新規事業を立ち上げ、企業の発展と成長に寄与できるイントレプレナーは、非常に価値がある人材となっているのです。

 

03イントレプレナーを社内で育てるメリット

イントレプレナーを社内で育成することは、企業にとっても大きなメリットを生み出します。イントレプレナーを制度化し、上手に活性することができれば、社内に新しいエネルギーを生み出し、会社の更なる発展を期待できます。

優秀な人材を企業で確保できる

会社内の優秀な人材は上昇志向が強い傾向にあり、これまでは独立によってその人材が流失してしまうケースが度々見受けられました。一方で、独立をすることは少なからずリスクもあり、今後の人生を一身に背負って事業を行っていく不安から、一歩が踏み出せない人もいます。 それもイントレプレナーであれば、社員は会社という安定した環境で、やりがいのある仕事に打ち込むことができます。会社側は優秀な人材を確保しておくことができ、双方にとってWin-Winな関係を築けます。

新しいビジネスに参入できる

イントレプレナーは会社内に在籍しながらも、起業さながらの大きなプロジェクトを任せられることになるため、上昇志向の強い人材には適しています。 また、企業側はイントレプレナーを上手に活用することで、全く違う分野のビジネスにアプローチしやすくなり、新たな事業展開を期待できます。新たなビジネスに参入し、事業が軌道にのれば会社の業績向上にも繋がっていき、今後の会社の可能性が広がっていくかもしれません。

社内の自由度が増して従業員のモチベーションが上がる

イントレプレナー制度を導入することで、社内の自由度が増し、社員もモチベーションを向上させながら、生き生きと働くことができます。 やりがいある仕事に打ち込める環境を整えることで、結果的に会社に対するエンゲージメントの向上も図れるため、ポテンシャルを最大限引き出すことができるでしょう。

 

04イントレプレナーに必要なスキル

イントレプレナーは、社員だけでなく起業側にも多くのメリットを生み出してくれる新たな起業体制と言えます。しかし、このメリットを最大化させるためには、イントレプレナーの選任が重要な鍵となります。 イントレプレナーに必要なスキルは、以下のようなものが挙げられます。

  • ・論理思考
  • ・問題解決能力
  • ・経営戦略
  • ・視野の広さと構想力
  • ・高い行動力
  • ・リーダーシップ
  • ・コミュニケーションスキル
  • ・強いメンタル

ここでは上記についてそれぞれを解説していきます。

論理思考

論理思考とは、前提や仮説を正しく評価し、根拠をもとに論理的な結論を導き出していく問題や状況を解決するための思考を指します。新しいアイデアを検討する場合に、そのアイデアが妥当かどうかを判断するために使用していきます。新規事業は明確な答えがある訳ではありません。どんな事業にしていくかを決める上では「確信」していくことが必要です。この「確信」を得るためには、色々な方向から色々な情報を分析して、落とし込んでいく必要があり、ここで論理思考が求められるのです。

問題解決能力

イントレプレナーに求められるスキルとして挙げられるのが問題解決能力です。問題解決能力は、問題を特定し、解決策を見つけるための能力です。問題解決には、問題を認識し、情報を収集し、解決策を考案し、実行するステップが含まれます。ビジネスでは運営や成長のために様々な問題が発生します。問題を解決するためには、適切な情報収集と複数の解決策を検討した上で適切な優先順位を立てて、実行していくことが求められるのです。特に創業時に生じる様々な課題や障害に対応し、ビジネスを成功させるため、問題解決能力はイントレプレナーに求められるスキルと言えるのです。

経営戦略

イントレプレナーはビジネスを成功させるために必要な戦略的思考を身につけることが重要です。求められる経営戦略の知識として、以下のようなものが挙げられます。

  • ・自社製品やサービスをマーケットに適切に訴求するための「マーケティング戦略」
  • ・市場に適した製品を開発するための「プロダクト開発戦略」
  • ・資金調達や財務計画、投資計画などを立て、企業価値を向上させるための「財務戦略」
  • ・社員の採用や育成、組織文化の構築、組織構造の設計などを考慮し、組織の成長を支援する「組織戦略」
  • ・市場の競合状況を分析し、自社の競争優位性を発揮するための「競争戦略」

これらは知識的なものなので、書籍や座学を通して習得していく必要があります。代表的なプログラムとして、MBA(経営学修士)プログラムが挙げられます。MBAプログラムでは、ビジネスマネジメントに関する幅広い知識が習得でき、イントレプレナーに求められる経営戦略の知識を身につけるためにも、有用なプログラムの一つとされています。

視野の広さと構想力

イントレプレナーには、新たな市場を見い出すための広い視野と、売れる商品を作り出すための構想力が必要不可欠です。 世の中の人々が本当に必要としているもの、かつ今までになかった新しいものを生み出すことがイントレプレナーの真髄であるため、このふたつは欠かせないものでしょう。

高い行動力

いくら素晴らしいアイデアがあったとしても、実際に行動を起こさなくては、なんの意味もありません。 リスクを恐れ、なにも行動を起こさない状態であれば、会社に利益をもたらすことはできません。PDCA(Plan→Do→Check→Act)を初めとした、高い行動力が不可欠と言えるのです。

リーダーシップ

イントレプレナーは、個人で完結できるような小さなプロジェクトだけでなく、周りの人の協力が不可欠な、大きなプロジェクトを遂行しなければなりません。 そのため、チームを引っ張っていく強いリーダーシップもイントレプレナーにとっては必要な要素です。プロジェクト参加者全員に納得してもらえるような計画を立て、みんなを引っ張っていくことは欠かせません。

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リーダーシップとは?役割とタイプ、発揮するために必要な要素を解説

コミュニケーションスキル

前述した通り、イントレプレナーは一人だけで物事を行うわけではありません。周りの協力があってこそ、プロジェクトを進めることができるのです。 そのため、物事を円滑に進めるコミュニケーション能力も重要になってきます。周りの人々をうまくまとめ上げ、調和させる力を持つことで、プロジェクトはスムーズに進んでいくでしょう。

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コミュニケーション能力とは?高い人の特徴から高めるための方法を解説

強いメンタル

イントレプレナーに絶対に必要なもののひとつとして、よく挙げられる要素といえば精神力です。 事業内容に関わらず、新しいことをする際には、必ず批判をしてくる人がいます。そのような批判にめげないような強い精神力をイントレプレナーは持ち合わせていなければなりません。 事業進行にあたっては、思わぬトラブルなどの障害が発生することもあるでしょう。そういった壁に対して乗り越える力、といった意味でも精神力は不可欠といえます。 強いメンタルを持つイントレプレナーであれば、周りも信頼してついてくるようになるはずです。

 

05イントレプレナーを育てる方法

現在、大手企業を中心にイントレプレナーの育成・導入が進んでいますが、日本におけるイントレプレナーはまだまだ未発達な部分も多いのが現状です。 これから着手していきたいと思っている場合、どのような形で育成を行えばいいのでしょうか。ここからは、イントレプレナーを育成するための施策を紹介します。

必要な裁量権を与える

予算をどのように使うのか、ツールや予算の決定権など、イントレプレナーに裁量権を与えることが非常に重要です。イントレプレナーはある意味で経営者的な側面を持たなければいけません。そのため、一定のリスクは社内で許容して、意思決定を出来るだけ自由にさせることが鍵となります。どこで撤退するかのラインは経営と擦り合わせておき、あとは裁量を与えた本人の意思決定に任せましょう。

挑戦することを評価する

新規事業に失敗はつきものです。むしろ、失敗する前提で経営は裁量を渡しておく必要があります。そのため、失敗を前提として打席に立ったことをまずは評価しましょう。組織の中で失敗することを避けたがる人は多いと思います。その中でも失敗を恐れず打席に立った人を評価していくことで、その周りで打席に立つことを迷っている人も手を挙げやすい環境が作れます。

既成概念に捉われない

新規事業はスピードが求められる場面も、往々にしてあります。大企業になればなるほど予算承認のプロセスが多くなり、意思決定の速度が鈍化することは想像に難くありません。そのため、既成概念に捉われないような仕組みを社内で作り上げることも重要です。稟議の承認は直上だけにする・予算は100万円以下なら自分の判断で使用して良いなど、スピード感を損なわないような仕組みを社内で作ることはイントレプレナーの育成に欠かせません。

既存商品とのバッティングも許容する

イントレプレナーには出来る限り、裁量を与えましょう。そのため、既存サービスとのバッティングなども許容する方が望ましいです。完全にターゲットや戦略が同じである場合は、方向修正も止む無しですが、狙っているターゲットが異なる場合は多少の食い合いも許容して自由にさせるほうが良いでしょう。

社内外の連携を支援

新規事業には多様な意見や視点を取り入れる必要があるでしょう。そのため、社内の別部署だけでなく社外の有識者との連携も積極的に会社が支援する必要があります。社内の優秀な人材を紹介することは、他部署の反発も考えられます。この反発に対して会社が間に入り、双方の意見を擦り合わせることがイントレプレナーの育成に重要です。

社内ビジコンを実施する

イントレプレナーを導入している大手企業では、いずれもイントレプレナーの育成に向けた制度があり、社内の革新力を高める取り組みをしています。最も多いのは、社内公募で新事業を提案できる制度やコンテストの実施です。 社員が新しいアイデアのビジネスを提案し、それを会社側が審査を行い、通過した人に対してその事業を任せていくといった仕組みを採用している企業が多く存在します。また、実際に出資額を決めているケースも少なくありません。

イントレプレナー育成セミナーを実施する

イントレプレナ―の注目度が高まっていることもあり、財団法人やビジネスアカデミーが主催する、イントレプレナーの育成を目的とした研修やセミナー、講座も続々と増えてきています。 これらは所属問わず参加できるものがほとんどで、休日や就業後に参加できる時間帯に実施しているケースも少なくありません。テーマも多種多様で、階層別の研修であったり、プロセスや考え方を学ぶものであったりと、さまざまな種類があり、自社にあったセミナーを選択できるのがメリットです。


 

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06イントレプレナーを取り入れている事例

最後に、現在実際にイントレプレナーを取り入れている2社の事例をご紹介します。どちらの企業もイントレプレナーを採用したことで、新たなビジネスチャンスの獲得ができ、制度の成功を収めています。自社でイントレプレナー制度を導入する際の参考にしてみてはいかがでしょうか。

ミクシィ

求人サイト「Find Job!」や、SNS「mixi」の運営で知られる株式会社ミクシィでは、これらを超える新規事業の創出を目的とし、社内のイントレプレナーを発掘・支援する「イノベーションセンター」を設立しています。 イノベーションセンター設立したことで、社内で「新しいことをやっていこう」というイノベーション意識を浸透できたほか、現在進行形で、mixiを超える可能性を秘めた事業が生まれていると発表しています。実際に子会社化したものも数社あり、事業創出が活発化しています。

参考:ミクシィ

博報堂

大手広告代理店博報堂DYホールディングスでは、イノベーション創発を目的とした社内公募型ビジネス提案・育成制度のプロジェクト「AD+VENTURE」にて、毎年審査を勝ち抜いた企画を事業化するサポートを総合的に行っています。フィールドワーク的なリサーチ方法に基づいてマーケティング等に活用できるデータを分析する「SEEDATA」や、インバウンドに特化したPRを専門とする「wondertrunk&co.」など、時代のニーズをとらえたベンチャー企業の誕生と成長が続いています。

参考:博報堂

 

07イントレプレナーとして成功するためのポイント

イントレプレナーとして成功するためには、どのようなことを意識していけばいいのでしょうか。この章では、「企業内新規事業開発のトリセツ Vol.1 【概論:企業で新規事業を立ち上げるということ】」というSchooの授業から、イントレプレナーとして成功するために必要な5つのポイントについて解説します。

企業内新規事業開発のトリセツ Vol.1 【概論:企業で新規事業を立ち上げるということ】

企業内新規事業におけるケーススタディ

  • Zホールディングス株式会社 Zアカデミア学長

    武蔵野大学アントレプレナーシップ学部 学部長。日本興業銀行、プラスを経て2015年ヤフー。現在Zアカデミア学長としてZホールディングス全体の次世代リーダー開発を行う。 またウェイウェイ代表、グロービス経営大学院客員教授としてリーダー開発を行う。 2021年4月 武蔵野大学アントレプレナーシップ学部(武蔵野EMC)学部長就任。代表作に52万部超ベストセラー「1分で話せ」。ほか、「1行書くだけ日記」「FREE,FLAT,FUN」など。

肚を決める

イントレプレナーは社内における起業のため、あらゆる茶々が入ることもあります。ですが、「責任を持つのは自分」というようにリーダーとしてあらゆる雑音を跳ね除けてチームを引っ張っていくことが求められます。時には周囲の人に頼りたくなってしまうこともあるかと思いますが、肚を決めることも重要です。精神論のように聞こえますが、こうしたスタンスの違いで意思決定を誤ることもあるため、まずはイントレプレナーが「肚を決める」ということは意識しましょう。

全プロセスに責任を持つ

一般的にスタートアップの経営者の求められるものですが、イントレプレナーも同様に「全プロセスに責任を持つ」ということは意識しましょう。特に大手企業では、セクショナリズムな思考が強く、自分の専門外の部分を担当者に任せてしまいがちです。任せること自体は問題ありませんが、「起案からリリースまで」「戦略からオペレーションまで」「システムから営業まで」といったように全てのプロセスに対して、イントレプレナー自身が責任を持ち、対処していくことが重要です。

リソースは確保する

社内で事業を立ち上げることのメリットとして、使えるリソースが多いことが挙げられます。したがって、イントレプレナーとして成功するためには使えるリソースは積極的に確保して行きましょう。最初から予算を確保しておくことも良いですし、ちょっとずつ小出しに使うことも手です。どうしても遠慮してしまうこともあるかと思いますが、「使わにゃ損」という発想でリソースを活用していきましょう。

「世界を変える」で考える

イントレプレナーに限らず事業家として「世界を変える」というスタンスを持って行きましょう。社内でまっとうに考えているとつまらないプランになってしまいます。会社の中で考えることは難しいかもしれませんが、より弾けるために社外の方と語り、手を組んでいくことも重要です。

可能な限り独立する

前述のようにリソースの確保は重要ですが、フル活用しようとせずある程度は自分の力で実施していくことも重要です。どうしても自分や社内の力だけでは対処できない問題がある場合や心理的安全性を確保するために、社外のインキュベーターなどを活用することも手です。インキュベーターには物理的な場所を用意している企業もあります。会社の中だけで完結するのではなく外に出てビジネスを推進させていくことも手段の1つといえます。


 

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Schoo for Businessは、国内最大級8,000本以上の講座から、自由に研修カリキュラムを組むことができるオンライン研修サービスです。導入企業数は2,700社以上、新入社員研修や管理職研修はもちろん、DX研修から自律学習促進まで幅広くご支援させていただいております。

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Schoo for Businessの特長

Schoo for Businessには主に3つの特長があります。

【1】国内最大級8,000本以上の講座数
【2】研修設定・管理が簡単
【3】カスタマーサクセスのサポートが充実

イントレプレナーは「視野の広さ」や「論理的思考力」「経営戦略知識」など、ビジネスの汎用的なスキルから専門知識まで幅広い要素が求められます。Schoo for Businessはこうしたビジネスに関するスキルや知識を幅広く習得できるため、イントレプレナー育成に適していると言えるのです。

新規事業創出を学べる授業が豊富

Schooは汎用的なビジネススキルからDXやAIのような最先端のスキルまで、8,000本以上の講座を取り揃えております。この章では、新規事業創出に関する授業を紹介いたします。

新規事業開発の勝ち筋

新規事業を立ち上げ、成功に導くためのメソッドは属人的なスキルのように思われがちですが、0から1を生み出し成功の確度を高める方法はあります。
この授業では、これまでに新規事業一筋15年で500ケース以上を研究した井上一鷹さんが、うまくいくものといかないものの違いを紐解きます。

精神論が多くなりがちの新規事業開発のいろはに、科学的な根拠を入れて、「方法論」と「チーム論」の2つの切り口で、成功させるために必要な新規事業の勝ち筋を解説していただきます。

 
  • 株式会社 Sun Asterisk

    大学卒業後、戦略コンサルティングファームのアーサー・D・リトルに入社。大手製造業を中心とした事業戦略、技術経営戦略、人事組織戦略の立案に従事する。2012年、JINSに入社。商品企画、R&D室JINS MEME事業部マネジャー、Think Lab取締役を経て、JINS経営企画部門 執行役員を務める。JINS退社後、Sun Asteriskに入社、Business Development Unit Manager。著作に『集中力』(日本能率協会マネジメントセンター)、『深い集中を取り戻せ』(ダイヤモンド社)、『異能の掛け算 新規事業のサイエンス』(NewsPicksパブリッシング)がある。

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最新テクノロジーから新規事業を生み出すフレームワーク

めまぐるしく進化するデジタルテクノロジー。そうしたなかで、先端テックワードを使った全社方針が打ち出される会社も多いはずです。新規事業の要件として、最新テクノロジーをつかった事業であることが含まれている企業も多いかと思います。イントレプレナーに必要とされているのは、新たなデジタルテクノロジーが台頭した際の市場性の見極めやそれらがどう社会を変えるのかといった洞察力です。また同時に、それらを自社の新規事業に活用しイノベーションを生むことができるのかといった事業創造力も問われます。

このコースでは、「最新テクノロジー捉え理解する」フェーズと「理解したテクノロジー新規事業で使うアイデア創出」フェーズのそれぞれで明日から使えるフレームワークを学ぶことができます。フレームワークを習得し、全社方針から新しい事業を創出できる人材へと成長していきましょう。

 
  • セガ エックスディー 取締役執行役員CSO

    大学院生時代に就職活動の採用試験を練習するイーラーニングサービスで起業。2年間経営後にサイトM&Aで売却して株式会社電通へ入社。電通入社後は、新規事業部署に所属。デジタルテクノロジーを活かした広告分野や自社アセットとシナジーのある事業開発または商品開発に従事。電子雑誌コンテンツ配信事業の開発責任者、BIツールやMAツールを利用した商品開発およびプランニングフレーム開発の担当者、グロースハック系ソリューションの事業化プロジェクトリーダーなどを歴任。並行して、オープンイノベーションによる協業推進の責任者や、デジタル環境戦略とUXに関するアドバイザリー業務やメンタリング活動も実施。2019年7月より、セガ エックスディーへの合弁会社としての電通の資本参画を契機に取締役を兼任。

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緒方憲太郎が考える「価値のある事業企画」

イントレプレナーに求められる「事業開発(以下、BizDev)」を完遂するスキルは業種を超えて必要なポータブルなスキルになるのではないでしょうか。
本シリーズは、自社サービスや商品の新規開発など「事業をすすめる」ビジネスパーソンを育成していくシリーズです。

今回は、新規事業開発を行うための事業企画について、株式会社Voicyの代表取締役CEO、緒方憲太郎さんをお迎えして皆さんと一緒に考えていきます。授業では、緒方さんの「価値ある事業企画」についてお話していくなかで皆さんの考えやご意見を共有し、BizDevとしての自分ならではの企画の考え方を身に着けていきます。

授業を通して、事業開発により大きな関心を抱き自ら実践できるようなヒントを掴んでいきましょう。

 
  • Voicy代表取締役 CEO

    大阪大学基礎工学部卒業後、大阪大学経済学部卒業。 同年公認会計士合格。2006年に新日本監査法人へ入社。その後 Ernst&Young NewYork、トーマツベンチャーサポートにてスタートアップから大企業まで経営者のブレインとなるビジネスデザイナーとして支援。途中1年間かけて地球一周放浪しながら、アメリカで医療系NPOの立ち上げやオーケストラ公演のディレクターも行う。2015年医療ゲノム検査事業のテーラーメッド株式会社を創業、3年後業界最大手上場企業に事業売却。2016年株式会社Voicy創業。音声の原体験にアナウンサーの父を持つ。社会と生活を変えて、新しいワクワクする価値を生む事業が好き。

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09まとめ

今回は、イントレプレナーの定義や求められる資質、育成時のポイントついて解説してきました。テクノロジーの発展やビジネスの変遷スピードが加速している昨今、従来の事業の継続だけでは業績を向上させていくことは難しくなってきました。競争が激化している世界で生き残るためには、新たなビジネスを社内で創造し、展開する取り組みが強く求められます。 イントレプレナーは、すでに多くの大手企業が導入し推進しており、実際に新たな事業が生まれている企業もあります。会社の財産となる人材育成と今後の事業戦略の一環として、イントレプレナーの育成・導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人
Schoo編集部
Editor
Schooの「世の中から卒業をなくす」というミッションのもと活動。人事担当や人材育成担当の方にとって必要な情報を、わかりやすくご提供することを心がけ記事執筆・編集を行っている。研修ノウハウだけでなく、人的資本経営やDXなど幅広いテーマを取り扱う。
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