オンライン研修とは?成功のコツ・メリット・種類を徹底解説
オンライン研修とは「インターネット上で行う研修方法」のことです。企業のテレワーク導入が推進されていく中、オンライン研修が徐々に人材育成の手法として浸透し始めています。この記事では、オンライン研修のメリットやコツ、具体的な種類について詳しく解説します。
- 01.オンライン研修とは
- 02.オンライン研修のメリット
- 03.オンライン研修のデメリット
- 04.オンライン研修を実施すべき企業
- 05.オンライン研修の始め方
- 06.オンライン研修を効果的に行うコツ
- 07.これからのオンライン研修
- 08.オンライン研修を導入している企業事例
- 09.Schooのオンライン研修を紹介
- 10.まとめ
01オンライン研修とは
オンライン研修とは、スマートフォンやパソコンなどからインターネット回線を通じて、場所を問わず受講することができる研修方法のことです。
新型コロナウイルスの影響や多様な働き方の実現のためリモートワークが拡大し、自宅でも研修を受けることができるオンライン研修を導入する企業が増加しています。
▶︎Schooのオンライン研修サービス
オンライン研修とeラーニングの違い
オンライン研修とeラーニングは別物として語られることが多いですが、その違いは本質的にはありません。オンライン研修の1つの種類としてeラーニングが存在します。オンライン研修はZoomなどのWeb会議システムを利用したリアルタイムで行われる双方向性の研修で実習やグループディスカッションに向いているもの、eラーニングはアーカイブ型で知識のインプットに適しています。
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オンライン研修の種類
オンライン研修には、録画された動画を視聴するアーカイブ型と、リアルタイムで講師とコミュニケーションを取りながら行うライブ型の2種類があります。それぞれの特徴を理解し、目的に応じて使い分けるようにしましょう。
録画された講義を見るオンライン研修
オンデマンド形式のオンライン研修は、講師の手配や受講する時間などの設定が不要で、受講者が好きな時間に好きな場所で自由に研修を受けることができます。
研修だけでなく、事前学習や研修後の復習、業務内での疑問や課題の解消などにも活用することが可能です。
リアルタイムで行うオンライン研修
ライブ形式のオンライン研修は、受講者がどこにいてもリアルタイムで研修を受けることが可能です。
オンデマンド形式との違いとして、時間を統一する必要があります。一方でその場で研修講師に質問をすることができ、双方向のコミュニケーションが可能なことがメリットと言えるでしょう。
オンライン研修が増えている背景
オンライン研修のサービスが充実するに伴い、多くの企業でオンライン研修の導入が進んでいます。Schooにおいても、法人向けオンライン研修サービス「Schoo for Business」は2024年6月には4,000社にご導入いただいています。 オンライン研修を導入する企業が増えている背景として、スマートフォンやタブレットなどのデバイスの普及が考えられます。これにより、デバイスの普及によって、時間や場所に制約されずに研修に参加できる利便性が向上し、オンライン研修の需要が高まりました。 また、リモートワークが一般的になり、多くの企業や組織が従業員に柔軟な働き方を提供しています。このような環境下では、オンライン研修が特に有益な選択肢となり、従業員のスキル向上や学習の機会を提供する手段として重要な役割を果たすようになりました。 これらの背景により、オンライン研修を導入する企業が増えているのだと考えられます。
02オンライン研修のメリット
オンライン研修のメリットは主に以下の8つがあります。
- 1.グループワークができる
- 2.チャットで質問などができる
- 3.テレワークで行える
- 4.講義を繰り返し見ることができる
- 5.動画の再生速度を調整できる
- 6.時間や場所を問わず学習できる
- 7.教育の質を均一に保てる
- 8.学習の進捗状況を管理できる
Web会議システムで行われるオンライン研修と、録画された授業を視聴するオンライン研修には共通する特徴もあります。一方で、それぞれ異なる特徴もあるので、どちらのタイプを選択すると最適かは各企業によって異なります。
1.グループワークができる
ZoomやTeamsなどのWeb会議ツールを用いたオンライン研修では、グループワークを行うことができます。多くのWeb会議ツールには参加者を少人数に分けてそれぞれにルームを割り当てる機能がついています。そのような機能を使うことで、参加者が多い場合でも少人数のグループを作ってグループディスカッションを行うことが可能になるのです。さらに、それぞれのグループに講師が入っていき、アドバイスやフィードバックを行うことができるのも、リアルタイムで行われるオンライン研修の特徴です。
【関連記事】オンライン研修でグループワークを効果的に行うための3つのポイント
2.チャットで質問などができる
オンラインで講師と受講者が双方向で研修を行うのは難しいと思われるかもしれませんが、リアルタイムのオンライン研修ではチャットなどを使って疑問に思ったことをすぐに質問することができます。チャットで質問をすることにより、研修の進行を妨げずにスムーズに質問ができる上に、研修の中で出てきた質問に対して講師がすぐに答えることができます。さらに、Web会議ツールの中にはアンケート機能なども備わっているため、受講者からアンケートを取ることができ、研修に活用することもできます。
3.テレワークで行える
テレワークで研修を行えるというのは、オンライン研修の大きな特徴です。集合研修では、多くの人が一箇所に集まって研修を受ける方式が取られることが多いですが、オンライン研修ではインターネット環境と端末、静かな場所さえ確保できれば家でも行うことができるのです。そのため、オンライン研修では会場の費用や講師の交通費などを払う必要がなくなり、研修の低コスト化にも繋がります。そして、録画された講義を見るオンライン研修では、インターネット環境、端末さえあれば試聴することができる上に、時間や場所に囚われることなく講義を視聴できます。例えば通勤の電車の中や仕事の休憩時間など、隙間時間に学ぶことができるのは、録画された講義を見るオンライン研修ならではの特徴と言えるでしょう。
4.講義を繰り返し見ることができる
録画されたコンテンツを見るオンライン研修では、講義を繰り返し見ることができるのが特徴です。研修の受講者の中には、理解の早い人と遅い人が必ず存在します。理解の早い人にとっては1度見れば内容が頭に入るかもしれませんが、理解の遅い人は1度見るだけではなかなか内容を理解できません。しかし、録画された講義を見るオンライン研修では、そのような個人差を是正してくれるため、受講者の理解度の底上げを図ることができるのです。
5.動画の再生速度を調整できる
録画された講義を見るオンライン研修では、動画の再生速度を調整できるという特徴があります。オンライン研修サービスによって機能は違うため、一概には言えませんが、多くの場合は再生速度を1.5倍、2倍と速めることもできれば、0.75倍、0.5倍というように遅めることもできます。そのため、理解が早い人、もしくは複数回受講している人は速度を速めて効率的に学ぶことができ、少し理解が難しいという人は速度を遅められるため、受講者それぞれにあった学びを得ることができるのです。
6.時間や場所を問わず学習できる
オンライン研修では、時間・場所を問わず研修を実施することができます。集合研修は、同じ時間に1つの場所に集まって行う必要がありますが、録画された講義を見る形式のオンライン研修であれば受講者の都合に合わせて、受講者のペースで学習を進めていくことができるのです。また、リアルタイムで行うオンライン研修においても、インターネット環境さえあれば場所は各個人で自由に選択できるので、人事だけでなく研修を受ける社員も工数を減らすことができ、研修の効率化を行うことが可能です。
7.教育の質を均一に保てる
オンライン研修では、同じ学習教材を用いる場合、教育の質を均一に保つことができるので社員の成長の度合いにあまり差が出ません。講師を招いて行う集合研修のような対面型学習では、講師の質や会場の構造(講師の声の聞こえやすさ)などによって社員間で成長度合いに差が出てしまうこともありますが、オンライン研修では社員間の成長度合いの差をより小さくすることが可能です。
8.学習の進捗状況を管理できる
オンライン上の管理画面で受講者の管理ができるオンライン研修では、学習の進捗状況をデータ化して確認できたり、どの程度理解しているかをレポート提出機能によって把握することも可能です。そのため、オンライン研修では学習の進捗状況を手書きで入力したり、レポートを紙ベースで提出する必要もなくなるため、簡単かつ効率的に受講者の受講状況を管理することができます。
03オンライン研修のデメリット
様々なメリットがあり、様々な研修に対応できるオンライン研修ですが、オンライン研修を行う前に知っておくべきデメリットもいくつかあります。ここではデメリットを4つご紹介します。
- 1:受講者同士のコミュニケーションが無い
- 2:強制力がない
- 3:実技を伴う研修は難しい
- 4:事前準備を怠らない
受講者同士のコミュニケーションが無い
オンライン研修の注意点の一つとして、受講者同士でのコミュニケーションがなくなってしまうことが挙げられます。これにより、同じ研修を受けることで関係値が深まることで受講者同士が刺激を受けたり、助け合ったりすることが難しくなってしまうのです。
強制力が無い
強制力がないこともオンライン研修の注意点として挙げられます。オンラインでの受講にしてしまうと、コンテンツを視聴するかしないかの判断を個々に委ねることになります。
たとえメール等でフォローしたとしても、確実に実行するかどうかはわかりません。せっかく用意したコンテンツも、受講してもらえなければ意味がありません。必要な研修に関しては、ある程度強制力を働かせる工夫が求められるでしょう。
実技を伴う研修は難しい
集合研修で行うことができる研修のほとんどはオンライン研修で行うことができます。しかし、実技を伴う研修は、オンライン研修では難しいということを理解しておきましょう。具体的には、ビジネスマナー研修などでよく行われる名刺交換のロールプレイングや、チームビルディング研修でよく行われるトランプなどのモノを使ったゲームなどはオンラインで行うことは難しいでしょう。そのため、ロールプレイングやゲームなど、オンラインで行うことが難しい研修は集合研修で行う方が効果的であると言えます。
通信環境などによって研修が滞るリスクがある
オンライン研修では、集合研修では起こり得ないトラブルが起こり、研修が滞ってしまうリスクがあります。リアルタイムで行われるオンライン研修では、インターネット環境が悪くて受講できない人がいたり、カメラやマイクの不具合があるなど、様々なトラブルが起こることがあります。そのため、オンライン研修を行う場合には事前にインターネット環境やパソコンの機能のチェックなどを行い、研修本番にトラブルが起きないように事前準備を入念に行うことが重要です。
04オンライン研修を実施すべき企業
オンライン研修にはメリットも多く、どのような企業でも取り入れることを推奨しますが、その中でも特に以下のような企業は導入を検討することをおすすめします。
リモートワークを導入している
働き方改革やコロナウイルスの影響で、リモートワークを導入している企業も多くあります。オンライン研修のメリットとして、好きな時間と場所で研修を受講できるというものがあるので、リモートワークとの相性はとても良いです。リモートワークができるという選択肢をどのような状況にあっても残すことを決定している企業は、すぐにオンライン研修を導入し、その中でPDCAを回すといいでしょう。
支社の数が多い
支社の数が多い企業もオンライン研修との相性はとても良いです。これまで、研修のために新幹線に乗り、数日間も業務から離れていた方も少なくないでしょう。しかし、オンライン研修であれば業務をしながら空いている時間で受講できるため、生産性を下げることなく社員育成を実施することができます。
人事の人手が足りない
そもそも人事の人手が足りていないという企業も、オンライン研修を導入するといいでしょう。人事が採用や労務、人材育成など幅広い範囲の業務を担っている場合、研修に充てられる時間は限定的になってしまうのは仕方がないことです。そのため、研修をアウトソースで実施できるオンライン研修を導入し、今まで研修のために割いていた時間を減らすことも検討すべきです。一方で動画を見ておいてというだけでは研修が形骸化してしまうため、受講後のフォローであったり、レポートのフィードバックなど工数削減できた時間を使って、研修の効果を最大化させる方にリソースを再配分することを推奨します。
05オンライン研修の始め方
オンライン研修を実施する際には、事前にツールを準備したり、運用の準備をしたりといったことが必要となります。研修を開始する前に手順を押さえ、余裕を持って準備を行うようにしましょう。
必要なツール・環境について
オンライン研修の実施に当たって用意すべきツールと適切な環境についてご紹介します。 必ず必要なツールは以下の3つです。
- 1:PCやタブレット端末
- 2:Webカメラ
- 3:マイク
また、研修の形式にはあらかじめ録画した動画を視聴してもらう録画配信型と、講師と受講者がコミュニケーションを取りながら進める同時双方向型があり、それぞれに適した準備が必要です。 録画配信型の場合には、以下の4つを準備する必要があります。
- 1:ビデオカメラ
- 2:三脚
- 3:ワイヤレスマイク
- 4:動画配信システム
動画配信システムにはオンプレミス型とクラウド型の2つがあります。オンプレミス型とは自社サーバー内でシステムを利用する形式を、クラウド型はインターネット上でシステムを利用する形式を指します。自社に合った形式を選択しましょう。他にも動画を作成する際には動画編集ソフトが必要です。同時双方向型の場合には、Web会議システムをPCやタブレットタブレット端末に準備しましょう。システムによって搭載機能は様々ですが、画面共有やチャットができるzoomなどが一般的です。 また、研修の前に機材やネットワーク接続を必ず確認しておきましょう。マイクやカメラのテストを行うことはもちろん、極力安定したインターネットを使用しスムーズに研修を行う環境を整えましょう。
実施手順
オンライン研修を実際に開始するために、大きく4つのフローがあります。ここでは、それぞれのフローについて、以下で解説します。
機材・ツールの選定
適切な機材とツールを選定する必要があります。パソコンやウェブカメラ、マイクなどの基本的な機材のほか、ツール選びについては最も多く利用されているWeb会議システムのzoomが一般的ですが、他ツールとも比較し自社に合ったものを選ぶ必要がありますが、参加者が円滑に研修に参加できるような操作性の良さも重要です。
研修資料の作成
研修の内容に合わせて、オンライン環境で使用する研修資料を作成します。テキストやプレゼンテーション、ビデオなど、参加者が理解しやすい形式で情報を提供します。視覚的な要素や参加者との対話を促す演習や活動も取り入れることで、参加者の関心や理解を高めることができます。
ツールの使用方法の説明
参加者が円滑にオンライン研修に参加できるよう、ツールの使用方法を詳しく説明します。ビデオ会議ツールの操作や参加者同士のコミュニケーション手段、資料の共有方法などを伝えます。事前に参加者に対してテストセッションを行い、必要な設定や準備を確認することも大切です。
運用開始
参加者に対して目的やアジェンダの説明を行い、研修の進行をスムーズにするために適切なタイミングで休憩を挟みます。参加者同士のディスカッションやグループワークの機会を設け、アクティブな参加を促すことも重要です。また、参加者からの質問やフィードバックに対して適切に対応し、参加者の理解度や満足度を確認します。
06オンライン研修を効果的に行うコツ
オンライン研修は対面での研修とは大きく違います。そのため、オンライン研修を行う際には、対面で集合研修を行う際には意識する必要がなかったことを意識する必要が出てきます。この章では、以下のようなオンライン研修を効果的に行うコツを紹介します。
- 1:リアクションを大きくする
- 2:カメラを常時オンにする
- 3:チャット機能を活用する
- 4:ファシリテーターを参加させる
- 5:参加者の役割や立ち位置を明確にする
リアクションを大きくする
集合研修では相手の表情から相手が何を考えているのかを有る程度は読み取ることができます。しかし、オンライン研修ではカメラ越しに参加者の顔を見ることになるため、オフラインと比べて相手の表情を読み取ることが難しいのです。そのため、オンラインで研修を行う際は、参加者全員に「リアクション」を意識してもらうことが大切です。リアクションを大きくすることで、相手の思考を表情から読み取ることができなくとも、リアクションからは有る程度読み取ることができるようになります。
カメラを常時オンにする
対面で行う集合研修と違って、オンライン研修では参加者が何をしているのか、話をしっかり聞いているのか、ということはカメラをオンにしていなければわかりません。さらに、カメラをオンにしなければ参加者がどのようなリアクションをしているのかも分かりません。そのため、参加者にはカメラを常時オンにしてもらい、コミュニケーションを取りやすくしましょう。
チャット機能を活用する
ZoomやGoogle meetなどのように、多くのビデオ通話ツールにはチャット機能がついています。このチャット機能を有効に活用することで、対面の集合研修にはないメリットが生まれるのです。例えば集合研修では多くの人が周りにいて、質問しづらいと感じる人もいるでしょう。そのような人たちにとって、チャットで質問を投げかけることは難易度が低く、より積極的に研修に参加できるようになります。このように、チャットを使うことで思わぬメリットも生まれますので、チャットを有効活用するようにしましょう。
ファシリテーターを参加させる
ファシリテーターは発言の機会をメンバーに平等に分け与えたり、最終的な合理形成をサポートするなど、様々な役割を果たしてくれます。オフラインの研修でもファシリテーターはよく参加しますが、オフラインでは特に重要な役割となります。オフラインと比べてオンラインでは相手の顔や表情を読み取ることが難しく、意思疎通が対面時よりも難しくなってしまい、なかなか良い議論が行えないことがしばしばあります。そんな時にファシリテーターが仲介役を担ってくれることで、中身のある深い議論ができるようになるのです。
▼ファシリテーターに関して詳しく知りたい方はこちら▼
【関連記事】ファシリテーターとは?役割や条件、必要なスキルなどを解説
参加者の役割や立ち位置を明確にする
オンラインでのグループワークは、オフラインのように場所や席の数が決まっていないため、参加者が増えすぎてしまうことがしばしばあります。すべての人がグループワークの中で役割を持っており、効果的な発言ができるのであれば問題はありませんが、あまり重要な役割でなく、意味のある発言をしない人をグループワークに入れてしまうと、本当に話すべき人が話せなくなってしまうなど、デメリットが多く生じることになります。そのため、参加者の数とそれぞれの役割に気を配り、べらぼうに人数を増やしてしまわないように注意しましょう。
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【関連記事】オンライン研修を成功させるコツ8つを段階別に紹介
07これからのオンライン研修
2020年から新型コロナウイルスの影響を受けて、オンライン研修の導入が一気に進むこととなりました。コロナ禍で変化していく環境の中でより効果的なビジネス研修を実施するには、学習方法に関わらず、受講者にとって学びの多いものであることが何より重要です。受講者の多くに役立つような研修を行っていく為にも、オンライン研修や他の研修方法を場面に応じて上手く導入していく必要があります。オンライン研修のスタイルが今後更に日常的なものになっていくからこそ、その有用性や正しい実施方法についてしっかりと把握していく姿勢が大切です。
ブレンディッドラーニングが今後の主流になる
ブレンディッドラーニング(Blended Learning)とは、複数の学習方法をブレンドして(組み合わせて)用いる学習方法を指します。オンライン研修や対面での集合研修など様々な学習方法が目的に応じて用いられていますが、ブレンディッドラーニングではそれらの学習方法の利点を活かしながら併用して学習を行います。1つの学習方法だけではカバーできない部分を補い合うことで、より効果的かつ効率的な学習が可能になるのです。
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【関連記事】ブレンディッドラーニングとは?研修方法や効果が上がるポイントを解説
08オンライン研修を導入している企業事例
オンライン研修を導入している企業はどういった形で活用しているのでしょうか。ここでは、Schooのオンライン研修サービスを導入されている企業の事例を3社ご紹介します。
株式会社丸井グループ
株式会社丸井グループでは、Schoo for Businessの生放送授業を活用したオンライン研修を行いました。生放送授業を行うことで学びのきっかけづくりになるだけでなく、コメント機能などを通じて受講者の疑問にリアルタイムで答えることで質の高い研修を実現しています。
株式会社丸井グループ
サントリーホールディングス株式会社
サントリーホールディングス株式会社では、Schoo for Businessの録画授業と社内限定の生放送を組み合わせたオンライン研修を行いました。動画視聴を行った後に生放送で意見交換の機会を設けるという構成で実施しています。その為知識の定着度が向上はもちろん、生放送授業中の意見交換をより活発に行うことが可能になりました。
サントリーホールディングス株式会社を見る
コニカミノルタジャパン株式会社
コニカミノルタジャパン株式会社は、職場での変革推進について社内でヒアリングを行った結果、「研修を受けても実践をイメージしにくく、その場限りの学習になっている」「業務に必要なスキルを学ぶ機会が少ない」という課題がありました。そこでSchoo for Businessを導入し、研修を受ける前の事前学習と、研修後に自分が学びたいことや課題感から授業を選び、主体的に学習する習慣化づくりを推進しています。
コニカミノルタジャパン株式会社の事例を見る
Schoo for Businessはここまで解説した企業に限らず、さまざまな業界の企業で導入されています。次では上記以外の企業の導入事例を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
▼Schoo for Businessの導入事例について詳しく知りたい方はこちらから▼
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9Schooのオンライン研修を紹介
Schoo for Businessでは、オンライン研修に使える、8,500本を超える数の幅広いジャンルの授業をご用意しており、様々なスキルやノウハウを、オンラインで学ぶことができます。授業の講師には、各業界で働くトップランナーの方々をお迎えしています。それぞれの講師自らが経験したことに基づいて授業を行うため、分かりやすく、かつ実践で活かすことができるスキルやノウハウを学ぶことができます。さらに、生放送の授業限定ですが、受講者から講師にチャットで質問することもできるため、受け身型の学習にならないという点も、Schooのオンライン学習の特徴です。
受講形式 | オンライン (アーカイブ型) |
アーカイブ本数 | 8,500本 ※2024年2月時点 |
研修管理機能 | あり ※詳細はお問い合わせください |
費用 | 1ID/1,650円 ※ID数によりボリュームディスカウントあり |
契約形態 | 年間契約のみ ※ご契約は20IDからとなっております |
Schoo for Businessの資料をダウンロードする
Schooの研修パッケージ
Schoo for Businessでは8,500本以上の授業から、自由に研修で使用する授業を選択し、各社に適した研修カリキュラムを組むことができます。また、100本以上の研修カリキュラムのテンプレートを用意しているので、これまで手間のかかっていた研修設計も、カリキュラムと対象者を選択するだけで完了することができ、研修担当者の工数を大きく削減することもできます。
階層別研修におすすめの研修パッケージ
階層別研修では、新入社員には基礎的なマナーやスキルを学んでもらい、中堅社員や管理職には部下の育成やマネジメントなどについて学んでもらうことが一般的です。ここでは、新入社員から管理職までの研修におすすめの研修パッケージを紹介します。
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「ロジカルシンキングとは何か」や「ロジカルシンキングの基礎となる技術」などについて学ぶことができるパッケージです。
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このパッケージでは、新入社員や若手社員が最低限知っておくべきExcelのスキルを学ぶことができます。
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全10時間で、ビジネスマナーや報連相を学ぶことができるパッケージです。
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報連相やPDCAといったビジネスマンとしての基礎の部分をしっかりとやり抜く「業務遂行力」について学ぶことができるパッケージです。
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ビジネスパーソンに必須である課題解決力を身につけられる研修パッケージです。
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社員一人ひとりが自分の悩みに合わせたコミュニケーションスキルについて学ぶことができる研修パッケージです。
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マネージャーがチームのパフォーマンスを最大化させるために必要な部下育成のスキルを学ぶことができるパッケージです。
職種別研修におすすめの研修パッケージ
職種によって求められるスキルは様々ですが、Schooの研修パッケージを活用して職種別研修を行うことができます。Schooでは、営業職からデザイナー・エンジニアまで、幅広い職種に対応した授業を用意しているため、多様な職種に対応した研修を行うことができます。
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営業経験が浅い、もしくは経験のない方を対象とした研修パッケージです。
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基礎からwebマーケティングを学びたいという方を対象とした研修パッケージです。
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プログラミング言語Javaを基礎から学びたい方を対象にしたパッケージです。
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1人でWebデザインの全行程を行えるようになりたいWebデザイナーの方を対象とした研修パッケージです。
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WebエンジニアとしてこれからRubyを勉強したいという方に向けて、基礎から学んだ知識を活用してWebアプリケーション作成を行うことのできる研修となっています。
テーマ別研修におすすめの研修パッケージ
社員それぞれの課題や改善点によって必要になってくるスキルは違います。Schooではビジネスマナーからチームビルディングまで、様々な種類の研修に対応できる研修パッケージを用意しています。
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リモートワークで社内のコミュニケーションに課題を感じている、もしくはオンラインコミュニケーション力を身につけたい方を対象とした研修パッケージです。
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チームビルディングの基礎的なことから、チームで成果を出すために必要なことや、現場力を上げるための仕掛けづくりなどを学ぶことができるパッケージです。
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初めてロジカルシンキングを学ぶ方を対象に、基礎から学ぶことができるパッケージです。
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部下に業務指導を行う管理職向けに、業務指導とパワハラの線引きの判断要素や業務指導とパワハラの線引きの判断要素が学べる研修パッケージです。
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デザイナーやアプリ開発に関わる企画職、エンジニア1人1人がアプリデザインの考え方やプロトタイプ制作について学習できるパッケージです。
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デザイナーとしてこれからWebデザインを勉強したいという方に向けて、デザインの基礎(レイアウト、色、文字、デザインの考え方など)とAdobe Photoshop CC / Illustrator CCの使い方について学ぶことができる研修パッケージとなっています。
管理画面で受講者の学習状況を可視化できる
Schooビジネスプランには学習管理機能が備わっているため、研修スケジュールの作成を容易に行うことができます。さらに、社員の学習進捗度を常に可視化することができる上に、レポート機能を使って学んだことを振り返る機会を作ることも可能です。ここでは学習管理機能の使い方を簡単に解説します。
まず、Schooビジネスプランの管理画面を開き、「研修を作成するという」ページで作成した研修の研修期間を設定します。ここで期間を設定するだけで自動的に受講者の研修アカウントにも研修期間が設定されるため、簡単にスケジュールを組むことができます。
この、管理者側の管理ツールでは受講者がスケジュール通りに研修を受けているかを確認することができます。もし決められた研修をスケジュール通りに行っていない受講者がいれば注意したり、話を聞くことができるなど、受講者がしっかりスケジュールを守っているかを確認することができます。
Schooのオンライン研修に関する質問
ここからは、Schooのオンライン研修についてのよくある質問を、Q&A形式でご紹介します。
質問:Schooのオンライン研修の内容について教えてください。
回答:Schoo for Businessを使ったオンライン研修では、200種類以上の研修テンプレート、8,500本以上の授業から自社にぴったりの研修設計をすることができます。新入社員研修・管理職研修などの階層別の他、DX研修やコンプライアンス研修などテーマ別のテンプレートも充実しています。
質問:Schoo for Businessの特長はなんですか?
回答:国内最大級となる8,500本以上の動画数でビジネススキルから政治・経済・金融・デザイン、プログラミング、 DX、AIまで全21カテゴリの幅広い領域を網羅しているため、社員研修から自律学習まで幅広くご活用いただけます。各業界やテーマにおけるトップランナーを講師に招き、先端の知識が学べるようになっています。
質問:当社の状況を踏まえたオンライン研修パッケージは作れますか?
回答:授業を組み合わせてオリジナルの研修パッケージを作成することが可能です。 またスクーでは階層や職種に応じて様々な研修テンプレートをご用意しているので、1から研修を作る手間をかけずに社員に合った研修を始めることもできます。まずはお気軽にご相談ください。<お問い合わせフォーム>
10まとめ
オンライン研修は時間・場所を問わずに学習できる上に、教育の質を均質に保ち、学習状況の管理まで行うことができます。一方でオンライン研修には、受講者同士の会話が少ない・強制力が小さいといったデメリットもあります。そのため、実施する際は運営者が意識的に社員同士のコミュニケーションの場を設けたり、受講をリマインドするような取り組みもセットで行うべきでしょう。また、zoomのようなweb会議ツールでオンライン研修を行う場合は、ツールの使い方などを事前に説明しておき、スムーズな運営ができるようにシミュレーションを重ねる必要もあります。