IT研修の種類とSchooおすすめの授業|SE以外も受けるべき研修
IT研修は種類が多く、職種や役職など人材によってさまざまなものを選べます。新入社員や営業であっても、受けておくと良い研修があるほどです。この記事では、Schooで受けられるIT研修の一部を紹介します。
- 01.IT研修の種類
- 02.IT研修会社の選び方
- 03.IT研修に活用できる助成金
- 04.IT研修|Schoo for Business
- 05.まとめ
01IT研修の種類
IT研修の種類には、以下のような内容があります。
- ・ITリテラシー
- ・情報セキュリティ
- ・OAスキル
- ・プログラミング
このように、ITリテラシーや情報セキュリティ、OAスキルなどの全社員に必要不可欠なものから、プログラミングのような専門スキルまでを総じてIT研修と呼んでいます。
ITリテラシー
ITリテラシーとは、インターネットの基礎知識やパソコンを代表とするIT機器に関する知識のことを言います。
子供の頃からインターネットに慣れ親しんだ社員が多くなってきている昨今ですが、インターネットの仕組みに関して正確に理解している人は多くありません。
そのため、正しいITリテラシーを研修で学んでもらおうというニーズは一定数あるようです。
情報セキュリティ
リモートワークが増えた影響により、情報セキュリティを研修で学んでほしいというニーズは、近年高まっています。
働く場所が自由な企業では、社員がカフェなどのWi-Fiを使用してしまう可能性もあり、悪質なWi-Fiを使用したことにより情報が抜き取られるということもあるためです。
情報漏洩やSNSへの不容易な発信による会社への損害は、時に企業の存続を脅かすこともあるため、情報セキュリティの知識は全社員に必要なものとなっています。
OAスキル
OAスキルとは、いわゆるWordやExcel、PowerPointといったOffice系ソフトに関するスキルのことを指します。IT研修=OAスキルの研修と捉えている人も多いようです。
OAスキルは新入社員から管理職まで、業務に欠かせないスキルとなっているため、新入社員研修の内容としてOAスキルを取り入れている企業も多くいます。
また、VBAやマクロといった少し高度なスキルもあるため、新入社員研修では基礎スキル、若手社員研修では実践スキルといったように階層で分けて研修を実施しているケースもあります。
プログラミング
企業によっては、プログラミングに関する研修をIT研修の一環と捉えている企業もあります。しかし、プログラミングに関しての研修は全社員ではなく、開発部門に限定されることが多いです。
また、プログラミングの研修は実際に手を動かしてみないと、技術の習得は難しいので、研修会社の選び方も工夫が必要です。実際に手を動かしてみるところは現場でOJTできるのか、それとも外部で実際にコードを書けるところまで習得してもらう必要があるかで、依頼する会社が異なります。
02IT研修会社の選び方
IT研修を実施している企業は多くあり、どの研修会社に依頼すれば良いのか迷う人も多いかと思います。
IT研修を外部委託する際の、研修会社の選び方として、以下の順で考えるのがおすすめです。
- 1.研修内容
- 2.受講対象者
- 3.予算や工数などの状況
- 4.研修方法
まず、どのような知識やスキルを、どのような社員に身につけてもらいたいのかを明確にしましょう。そして、自社の状況を的確に把握した上で、その制約の中で最適な研修方法を考え、それに合わせて研修会社を選ぶのがおすすめです。この章では、IT研修を実施する際の研修会社の選び方を詳しく紹介します。
1.研修内容
まず、どのような知識やスキルを研修で学んでもらいたいのかを明確にしましょう。これは複数でも1つでも問題ありません。
細かい研修内容までイメージできる必要はなく、大枠でどのようなものを学んでほしいかを決めます。
例えば、「ITリテラシーと情報セキュリティ」を身につけてもらいたいといったように、大枠で何を学んでほしいかを決めることが重要です。
2.受講対象者
次に、その内容を誰に身につけてもらいたいのかを考えます。
例えば、ITリテラシーと情報セキュリティであれば、「ITリテラシーは新入社員と若手社員、情報セキュリティは全社員」といったように、それぞれの内容に対して、誰が受講するのかを決めます。
3.予算や工数などの状況
誰に何を研修で学んでもらうのかを決めた後は、自社の状況を確認しましょう。基本的には研修予算・社員の状況が適切に把握できれば問題ありません。
特に社員の状況は、研修受講率に大きく影響します。営業職が多く、目前の数値を日々積み上げている社員にとって、研修で3時間・半日空けることは大きな問題です。
このように、研修を受講する社員が、どのような状況なのかを把握することは、適切な研修方法の選択に直結します。
4.研修方法
研修方法は概ね3つあります。1つがオフラインの集合研修、もう1つがZoomなどを用いたオンライン研修、最後にeラーニングを用いたオンライン研修です。
まず、オフラインの集合研修がおすすめな条件としては、予算が多分にあり、研修内容も多くなく、受講者が研修を受けるだけの工数に余白がある場合です。
次に、Zoomを用いたオンライン研修がおすすめな条件は、研修内容も多くなく、移動の工数さえ省ければ研修受講するだけの時間を確保できる場合です。
最後にeラーニングがおすすめな条件は、研修内容が多岐に渡り、社員の工数も限られ、予算もそこまで多く取れないといった場合です。
「研修をしてもその場限り」「社員が受け身で学ばない」を解決!
研修と自己啓発で学び続ける組織を作るスクーの資料をダウンロードする
■資料内容抜粋
・大人たちが学び続ける「Schoo for Business」とは?
・研修への活用方法
・自己啓発への活用方法 など
03IT研修に活用できる助成金
IT研修を行うにはそれなりの費用がかかってしまいますが、それらの費用を補助してくれる国の助成金があります。本章では代表的な助成金制度をいくつかご紹介します。
人材開発助成金
人材開発支援助成金は、国内の優秀な人材を育成し生産性を向上させるために、主に中小企業の人材育成をサポートするための助成金です。人材開発助成金は様々な種類の人材育成に対応しており、7つのコースに分かれています。ここでは、IT研修に特に関連の強い3つのコースをご紹介します。
特別育成訓練コース
特別育成訓練コースは元々「キャリアアップ助成金人材育成コース」と呼ばれていたコースで、一般的な職業訓練や実習などを行った企業に対して支給される助成金です。こちらのコースはOFF-JTとOJTの両方の研修方法を助成してくれるコースです。
一般訓練コース
この一般訓練コースでは、既存社員への研修が助成対象となりますが、OFF-JTにのみ対応しているため、注意が必要です。そして、条件として20時間以上の研修と、能力開発計画書の事前作成、提出が必要となります。
特定訓練コース
特定訓練コースは、建設業、製造業、情報通信業に関するOJT付きの訓練を実施した場合に助成金が受けられるコースです。様々な種類の研修に活用され、OJTにもOFF-JTにも対応しているため、活用できる範囲の比較的広い助成金です。
人への投資促進コース
人への投資促進コースは新たに新設され、令和4年度から令和6年度までの間で活用できる助成金です。定額制訓練(サブスクリプション型) などを実施した場合に、訓練経費や訓練期間中の賃金の一部等の助成を受けられます。IT分野未経験でもデジタル分野で戦力となるよう育成したい場合や、高度デジタル人材を育成したい場合などに活用できます。
04IT研修|Schoo for Business
Schooでは約8,500本の授業をご用意しており、様々な種類の研修に対応しています。IT人材の育成に関する授業も多く、ITパスポート試験対策や情報セキュリティなど、幅広いスキルを習得することができます。また、eラーニングによる研修のため、日々の業務で忙しい方でも隙間時間で受講できます。
受講形式 | オンライン (アーカイブ型) |
アーカイブ本数 | 8,500本 ※2023年5月時点 |
研修管理機能 | あり ※詳細はお問い合わせください |
費用 | 1ID/1,650円 ※ID数によりボリュームディスカウントあり |
契約形態 | 年間契約のみ ※ご契約は20IDからとなっております |
Schoo導入実績
Schoo for Businessは、大企業から中小企業まで4,000社以上に導入いただいております。利用用途も各社さまざまで、IT人材育成もあれば階層別研修やDX研修としての利用、自律学習としての利用やキャリア開発の目的で導入いただくこともあります。
導入事例も掲載しているので、ご興味のあるものがあれば一読いただけますと幸いです。以下から資料請求いただくことで導入事例集もプレゼントしております。そちらも併せて参考にいただけますと幸いです。
IT研修におすすめの講座
IT人材に必要なデータベースやネットワークに関するスキルを学べる授業に加えて、ITパスポートに関する授業を紹介します。
社員研修や人材育成の担当者であれば、10日間の無料デモアカウントも配布しているので、ご興味・ご関心がある方は是非ご連絡くださいませ。
今こそ取りたい『ITパスポート』取得への道
ITに関する基礎的な知識の保有を証明できる国家試験「ITパスポート」に備えて、学習の仕方や実際の問題を解いたりなど、取得に向けた試験勉強に対する不安を解消するための授業です。
-
デジタルプランニング株式会社 代表取締役
デジタルプランニング株式会社代表。udemy講師(開講から1年で受講者18000人、延数25000人)。応用情報技術者試験、データベーススペシャリスト試験合格。著書に「ゲーミフィケーション」(大和出版)。8年間のサラリーマンプログラマを経て、2007年に独立。2009年にデジタルプランニング株式会社設立。ネット集客の知識はもちろん、ネットを使わないいわゆる「リアル」集客も得意とする。
※研修・人材育成担当者限定 10日間の無料デモアカウント配布中。対象は研修・人材育成のご担当者に限ります。
ITパスポート資格試験対策 〜講義編〜(令和5年度対応)
このコースでは、全10回の授業でITパスポート試験合格のために必要な基礎知識を学んでいきます。IT人材育成をしたいけど何から始めれば良いかわからない方や、ITパスポート対策として社員に学習環境を提供したいという方におすすめの講座です。
-
デジタルプランニング株式会社 代表取締役
デジタルプランニング株式会社代表。udemy講師(開講から1年で受講者18000人、延数25000人)。応用情報技術者試験、データベーススペシャリスト試験合格。著書に「ゲーミフィケーション」(大和出版)。8年間のサラリーマンプログラマを経て、2007年に独立。2009年にデジタルプランニング株式会社設立。ネット集客の知識はもちろん、ネットを使わないいわゆる「リアル」集客も得意とする。
※研修・人材育成担当者限定 10日間の無料デモアカウント配布中。対象は研修・人材育成のご担当者に限ります。
ネットワーク 基礎
このコースは、知識ゼロの状態からネットワークの仕組みや基礎知識を学び、IT人材としての一歩を踏み出すための授業です。ネットワーク技術を理解することで、情報セキュリティやネットワーク構築、障害対応など、様々な分野においてIT人材として活躍することができます。
-
株式会社わくわくスタディワールド代表取締役
融系ソフトウェア開発会社での外債ポートフォリオ管理システム、外資系ベンチャーでのWeb写真システムなどの開発に携わる。その後、新人研修などで人を教える楽しさに目覚め独立。IT全般について、企業研修やセミナー、勉強会などで、資格試験対策を中心に数多くの受験生を指導している。
※研修・人材育成担当者限定 10日間の無料デモアカウント配布中。対象は研修・人材育成のご担当者に限ります。
05まとめ
IT研修は一言ではまとめられないほど多種多様なものがあり、人材ごとに適切な研修があるといっても過言ではないでしょう。エンジニアはもちろん、若手社員やデザイナー、営業職にとっても適切なIT研修があります。職種や役職ごとに、適切な研修を受講してみてください。