公開日:2022/09/30
更新日:2022/11/17

プロジェクトマネージャーに必要なスキルとは?PM育成のポイントを伝授

プロジェクトマネージャーに必要なスキルとは?PM育成のポイントを伝授 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

プロジェクトで成果を出せるかは、プロジェクトマネージャーの存在が左右します。それでは、どのようなプロジェクトマネージャーが結果を残しているのでしょうか。 この記事では、プロジェクトマネージャーに必要なスキルとともに、プロジェクトマネージャーの育成方法について解説します。

 

01プロジェクトマネージャーの役割

プロジェクトマネージャーの役割は、その名の通りプロジェクトをマネジメントすることです。予算やスケジュール、メンバーなどを管理し、プロジェクトが円滑に進むように取り仕切ります。

プロジェクトリーダーも予算やスケジュールの管理をしますが、プロジェクトマネージャーとプロジェクトリーダーでは、責任範囲が異なります。プロジェクトリーダーは自分のチームに対して細かい点まで責任をもってチームのマネジメントを行います。 プロジェクトマネージャーは、プロジェクト全体に対して責任を持ちます。プロジェクトリーダーから上がってきた情報をもとに調整し、プロジェクトを成功に導くのがプロジェクトマネージャーの役割です。また、プロジェクトリーダーより上流工程を担い、チーム編成やチームへの仕事の割り振りなども行います。

 

02プロジェクトマネージャーに必要なスキル

プロジェクトマネージャーは、責任範囲の広さや担う役割の多様さから、多くのスキルを必要とします。リーダーシップや問題解決スキルといった汎用的な能力から、情報技術スキルや業界知識といったプロジェクト固有の専門的な知識をベースとした能力も求められます。

管理スキル

管理スキルこそが、プロジェクトマネージャーを「マネージャー」たらしめているといっても過言ではありません。予算やメンバーの状況を把握して、プロジェクトが正しい方向に進んでいくように管理します。 メンバーが同じ方向に進めるように目標を設定したり、メンバーによって業務量の偏りがないように管理したりします。また、プロジェクトを成功させるには、コストが超過したり、スケジュールが遅延したりしないように、コスト管理やスケジュール管理が欠かせません。さらに、問題が発生しないように戦略を練り、また問題が発生したときには滞りなく解決するようにリスクを管理することも必要です。

リーダーシップ

プロジェクトを統括する立場にあるプロジェクトマネージャーには、リーダーシップも重要な能力です。 メンバーが目標を達成するように監督したり、達成のためモチベーションを高めたりするとともに、ときにはメンバーが過度のストレスを抱え込まないように配慮する必要もあります。プロジェクトマネージャーとしてチームをまとめることも仕事の1つであり、それを行うための能力がリーダーシップといえるでしょう。

コミュニケーション力

プロジェクトマネージャーは、幅広いコミュニケーション力が必要です。 たとえば、顧客がプロジェクトにより解決したい課題は何か、メンバーが問題を抱えていないか、相手の発言を引き出すには、ヒアリングするスキルが高くないとできません。 また、顧客やメンバーに納得してもらうための「伝える力」も必要です。プロジェクトには多くの利害関係者がいます。顧客の要望にすべて対応することは難しいですし、経営層との折衝が必要となることもあるでしょう。関係者の間に立ち結節点としてまとめ上げるためのコミュニケーションスキルがなければ、プロジェクトを円滑に進めることはできません。

問題解決スキル

どれだけ事前に検討してプロジェクトの計画を練ったとしても、進行していく上でトラブルや問題が発生することは避けられません。そのときに、滞りなく問題解決できるかはプロジェクトマネージャーの腕の見せ所です。 また、プロジェクトを成功に導くために、メンバーの負担や予算が過剰になっていないか、スケジュールに遅延がないか、自ら問題を発見する能力も求められます。問題を見つけたときには、その根本的な原因を特定し、解決するスキルがなければ、問題を発見しても意味のないことになってしまいます。

情報技術スキル

プロジェクトの全体を設計したり、メンバーから上がってくる問題を解決したりするためには、情報技術スキルを使うことになります。プロジェクトで開発しているシステムが高いパフォーマンスを上げられるようにするには情報技術の知識が必要となり、その知識を使いこなすためのスキルを身につけなければなりません。

業界知識

顧客と会話するときに業界に関する言葉が分からなければ、スムーズなコミュニケーションをとることは難しいでしょう。 また、プロジェクトが完了し、納品後に問題なく稼働するシステムを開発するためには、実際にシステムが運用される現場を理解しなければなりません。業界知識は、そのための一助になります。

 

03プロジェクトマネージャーの育成ポイント

プロジェクトマネージャーは、様々な角度でのスキルが必要なこともあり、人材不足といわれています。プロジェクトが発足したときに、外部からプロジェクトマネージャーを確保しようとしても良い人材が採用できるとはかぎりません。 プロジェクトマネージャーを新しく雇うより、社内で育成することを考えた方が良い結果に繋がることもあります。それでは、どのように育成すればよいのでしょうか?育成計画を策定するところから、実際に育てるための方法まで解説していきます。

育成計画の策定

個人の育成計画を策定する前に、まずは社内の育成方針を決定します。 経営戦略や中長期計画などに基づけば、プロジェクトの発足数やプロジェクトの内容を想定できます。そこから必要となるプロジェクトマネージャーの人数や、プロジェクトの難易度に合わせたレベル感(どの程度のスキルや能力を身につけるべきか)を決めていきます。

育成するメンバーの選別するときには、求められるレベルを達成することができる人材かを見極めるのがポイントです。そのためには、各メンバーの現状把握が必要です。個人の育成計画を作るときには最終目標だけでなく、そこに至るためのマイルストーンも設定するのがよいでしょう。高いレベルに一足飛びに達するのは、容易ではありません。まずは育成対象者が、到達できると思える目標を段階ごとに決めていくのがポイントです。 目標が決まったら、その目標を達成するためにはどんなスキルや知識、経験が必要かを洗い出します。そして、そのスキルを獲得する手段を検討しながら育成計画を練っていきます。

育成計画では、研修やOJTなどを企画するだけではなく、育成にあったプロジェクトにアサインしたり、ときには部署を異動させたりして新しい能力を伸ばしていくことも検討しましょう。

コーチング

コーチングは、スキルや知識を得ることに直結しているわけではありません。スキルや知識の習得は、OJTや座学によるティーチングで行います。 それでは、なぜコーチングが必要なのでしょうか。座学やOJTなどの実践の場で身につけた知識やスキルを定着させるためには、育成対象者が主体的に考えて動いていくことが効果的であるといわれています。そのための主体性を引き出すのが、コーチングの役割の1つです。 また、座学で得た知識やスキルを実践の場で、適切に使えるようにすることもコーチングの役割とされています。育成対象者が何か困ったときの相談相手として、コーチがいます。コーチは、育成対象者に気づきを与えて適切な手段がとれるように促すことができます。

OJT

システム開発に従事するメンバーは、プロジェクトマネージャーのような上流工程に携わるよりも現場で仕事をすることを好む場合があります。コンピューターが好きで、そこからエンジニアを目指す人が多いためです。 そうしたメンバーを育成するためには、まずはプロジェクトマネージャーになることへの動機づけを行い、メンバー自身が目標を達成したいと思わせることが育成を成功させる第一歩といえるでしょう。

動機づけには、実際に業務を体験してもらうことが有効です。OJTによりプロジェクトマネージャーと一緒に仕事をしながら、必要なスキルを実感させ、自分に足りないものが何かという気付きを与えます。実際に仕事をすることで、不足しているスキルを身につけたいという感情を呼び起こせるのです。 また、プロジェクトマネージャーの仕事を経験することは、何よりの学びとなります。OJT担当者とともに仕事をすることで実践的なスキルの獲得を目指します。ただし、OJTを有効な場にするためには、プロジェクトマネージャーが必要な知識やスキルに長けていることが必須です。そのため、OJT研修などで教える側の能力を引き上げておくといいでしょう。

プロジェクトマネージャーのミッションは、プロジェクトを成功させることです。プロジェクトの管理に忙しく、どの程度の時間を育成に回せるかはプロジェクトマネージャーの力量次第という側面もあります。そのため、OJTを行うプロジェクトマネージャーのサポート体制を築くとともに、コーチングや座学を併用することが必要となるのです。

座学

研修や自己学習などで、プロジェクトマネージャーに必要な基礎知識を学びます。 研修では業務知識の獲得だけでなく、コミュニケーション力などの汎用的な能力開発を行います。研修を1回行っただけでは、学んだことを忘れがちです。そのため、フォローアップ研修を受けてもらうなど、研修後に学んだことを振り返る機会をもたせると研修の効果が高まります。 一方でシステムに関する知識や、最新技術の動向などを追うためには自己学習も必須です。そうした自己学習をサポートするための仕組みも合わせて作るとよいでしょう。

 

04プロジェクトマネージャーに関わる資格

育成対象者が、自分自身のレベルを確認するために資格試験を利用するという方法もあります。そうした資格試験を受験、また合格したときにインセンティブを与える制度を作っておくと育成対象者のモチベーションを高められます。 プロジェクトマネージャーに必要な知識を確認するために有効な資格を紹介します。

プロジェクトマネージャ試験

国家資格であるプロジェクトマネージャー試験は、プロジェクトのマネジメントに必要な知識と実践力が求められています。受験資格として業務経験がないため、プロジェクトマネージャーを目指す人が、自分のレベルを確認するために最適な資格といえるでしょう。

PMP

PMPとは、プロジェクトマネジメント・プロフェッショナルの略で、プロジェクトマネジメントに関する国際的な資格です。一定のプロジェクトマネジメント経験が受験資格の要件となっています。この試験は、プロジェクトマネージャー候補ではなく、すでにプロジェクトマネージャーとして活動している人がスキルアップを目指す試験になります。

P2M資格試験

特定非営利活動法人日本プロジェクトマネジメント協会が主催している資格試験です。試験内容にはプロジェクトマネジメントだけでなく、プログラムマネジメントも含まれます。P2M資格試験には4つのレベルがあり、受験資格に業務経験を問わない試験もあるため、これからプロジェクトマネージャーになりたい人が実力を測るために受けることもできます。

PMOスペシャリスト認定資格

PMO(Project Management Office)はプロジェクトマネジメントの支援を行う組織のことです。プロジェクトを滞りなく進めるためには、プロジェクトマネージャーとPMOの連携が不可欠です。PMOスペシャリスト認定資格はプロジェクトマネージャーの試験ではありませんが、PMOを理解することはプロジェクトマネジメントに役立つことでしょう。

 

05プロジェクトマネージャースキルを向上させるSchooのオンライン研修

Schoo for Businessは、国内最大級7,000本以上の講座から、自由に研修カリキュラムを組むことができるオンライン研修サービスです。導入企業数は2,700社以上、新入社員研修や管理職研修はもちろん、DX研修から自律学習促進まで幅広くご支援させていただいております。

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Schoo for Businessの特長

Schoo for Businessには主に3つの特長があります。

【1】国内最大級7,000本以上の講座数
【2】研修設定・管理が簡単
【3】カスタマーサクセスのサポートが充実

プロジェクトマネージャースキルに関するSchooの講座を紹介

Schooは汎用的なビジネススキルからDXやAIのような最先端のスキルまで、7,000本以上の講座を取り揃えております。この章では、プロジェクトマネージャースキルに関する授業を紹介いたします。

ラグビーから学んだ「目標達成の逆算思考と段取り力」

本授業は、講師として、国内トップリーグのラグビー選手からビジネスの世界へのキャリアチェンジを行い、現在は人材育成など多方面で活躍する二ノ丸 友幸先生を迎え、ラグビーから学んだという目標達成に必要な逆算思考法と段取り力、そして自考動(自ら考えて行動を起こす)の方法について、具体的な実例とともに学びます。

 
  • プロラグビーコーチ/人材育成プロデューサー

    1979年生まれ。ラグビーを始めるため名門・啓光学園中学・高校、同志社大学に進学し、SH(スクラムハーフ)として活躍。 大学卒業後は、ラグビーの本場ニュージーランド留学を経て、ジャパンラグビートップリーグ・クボタスピアーズでトップリーガーとして選手生活を送り、2006年に引退。 引退後は、株式会社クボタにて、法務部、広告宣伝部で従事するなど社業に専念する。 2012年に日本ラグビーフットボール協会リソースコーチ(協会から任命を受けたトップコーチ)となり、 U17/U18ラグビー日本代表コーチを歴任するなど、特にユース世代選手の発掘・育成・強化に携わる。 2016年には約15年勤務した株式会社クボタを退社し、人材育成プロデュース事業、スポーツコーチング事業,デュアルキャリアサポート事業を主に展開する「Work Life Brand」を設立し、代表に就任。 全国屈指の強豪チームである奈良県立御所実業高校ラグビー部をはじめ全国10チーム(他競技であるカーリングチーム含む)とコーチング契約を結びサポートしている。 オンラインでの講演・研修も実施しており、コロナ禍におけるオンラインの講義は国内外で180回を超える。 2021年、指導者と保護者が学び続け、選手を含めた全ての人びとが幸せになることを理念とした、「#他競技から学ぼう」の代表プロモーターとして活動をスタート。 テレビ解説、ラジオなどのメディアにも出演中。

ラグビーから学んだ「目標達成の逆算思考と段取り力」を無料視聴する

※研修・人材育成担当者限定 10日間の無料デモアカウント配布中。対象は研修・人材育成のご担当者に限ります。

プロジェクトマネジメント入門~チームで目的達成を目指す方法~

本授業では、プロジェクトマネジメントの基本的な進め方に則り、「①ゴール設定」「②計画の立て方・段取り」「③プロジェクト実行・リスクマネジメント」の全3回に渡って学んでいきます。

 
  • ビジネスファイターズ合同会社 代表

    愛知県生まれ。南オレゴン大学卒。インサイトテクノロジー入社。インド企業とのソフトウェア共同開発プロジェクトに従事。その傍ら、プロジェクトマネジメント協会の標準本の出版翻訳に携わる。マーケティングに特化後は、データベース監査市場にて2年連続シェア1位獲得に貢献 (ミック経済研究所)。 外資系製造企業FAROでは、アジア太平洋地域でのマーケティングやプロジェクトに責任者として取り組む。人材育成や多様性のあるチーム作りにも力を入れ、1on1ミーティングは1,000回を超える。現在は、マーケティング支援や人材育成(研修・講習・執筆)など多方面で活動中。著書に『童話でわかるプロジェクトマネジメント』(秀和システム)、『仕事は「段取りとスケジュール」で9割決まる!』(明日香出版社)、『令和上司のすすめ』(日刊工業新聞社)、『まわるリモートチームのマネジメント術』(明日香出版社)などがある。

プロジェクトマネジメント入門~チームで目的達成を目指す方法~を無料視聴する

※研修・人材育成担当者限定 10日間の無料デモアカウント配布中。対象は研修・人材育成のご担当者に限ります。

 

06まとめ

プロジェクトマネージャーには様々なスキルが求められます。プロジェクトマネジメントはそれほど難しく、誰でもできる仕事ではないのです。プロジェクトの規模が大きくなればなるほど、管理する対象(ヒト、モノ、カネ、情報など)は増え、より複雑になります。 しかし、優秀なプロジェクトマネージャーが増えれば、それだけで他社との差別化を図れるのも事実です。プロジェクトマネージャーに必要なスキルをしっかりと理解し、社内でその育成を行うことで、優秀なプロジェクトマネージャーが育っていきます。何人もの優秀なプロジェクトマネージャーを育成することができれば、それだけ大きなプロジェクトを進めることができ会社としての利益は拡大していくことでしょう。

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