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レジリエンスとは?注目される背景と社内における効果を紹介!

公開日:2021/06/30
更新日:2021/09/08
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レジリエンスとは?注目される背景と社内における効果を紹介! | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

レジリエンスの定義や注目される背景、レジリエンスの向上によって期待できる効果について、本記事では紹介しています。また、レジリエンスを高める方法についても紹介していますので、人事担当の方や職場の教育担当の方はぜひお役立てください。

 

レジリエンスとは?

レジリエンスの一般的な意味は、「復元力」「回復力」です。心理学やビジネスの場面におけるレジリエンスの定義は、「逆境や困難に打ちひしがれずに外的環境に適応する力」「ストレスなどの外的圧力から回復する力」とされています。 レジリエンス研究第一人者のカレン・ライビッチ博士は、レジリエンスは6つの要素から構成されると提唱しましたが、次項ではこの6つの要素について紹介します。

レジリエンスを構成する6つの要素

レジリエンスを構成する要素には、以下の6つがあります。

  • 1.自己認識
  • 2.自制心
  • 3.精神的敏捷性
  • 4.楽観性
  • 5.自己効力感
  • 6.つながり

それぞれを詳しく紹介します。まずレジリエンスを構成する要素の1つ目は、「自己認識」です。自己認識とは、自らの感情や思考、長所や短所、価値観や目標を正しく認識することを指します。 2つ目は「自制心」で、状況に応じて自らの感情や思考、行動を律することを意味しています。 3つ目は「精神的敏捷性」で、逆境に直面したときに物事を多面的に考え、本質を見失わないことです。 4つ目は「楽観性」で、ストレスや逆境に直面したときに自分が成長できるきっかけだと前向きに考えられることを意味します。 5つ目は「自己効力感」で、逆境に対して自分なら乗り越えられるという自信を持つことを指しています。 最後の6つ目は「つながり」です。つながりとは、他社とのつながりのことを意味し、逆境に直面したときに支えてくれる仲間づくりを日頃から行うことが、レジリエンスを高めるとライビッチ博士は説明したのです。

ストレス耐性との違い

ストレス耐性とは、ストレスを受けたときに心理的・精神的に個人が耐えることができる度合を表す言葉です。言い換えれば、ストレスを溜めておくことができる入れ物の大きさのようなものです。一方で、レジリエンスとは逆境やストレスを撥ね返して、回復する力のことを指すため、レジリエンスはストレス耐性の意味合いを包含している概念であると考えられます。

 

レジリエンスが注目される背景

レジリエンスはもともと心理学の用語でしたが、近年は組織論や経営学など広い場面で注目を集め、多用されるようになっています。レジリエンスが注目を集める背景には、労働環境の変化や日本人の国民性の問題が潜在しています。

労働環境の変化

バブル崩壊前までの日本は年功序列・終身雇用が当然の労働環境でしたが、昨今は成果主義が前提の人事評価が多くなったことによって、外的圧力によるストレスが増加したと考えられます。厚生労働省が令和元年8月に発表した「平成30年度 労働安全衛生調査(実態調査)の概況」は、労働者のストレス増加を示すデータとなっています。この調査の「(2) 仕事や職業生活に関する強いストレス」では、仕事や職業生活において強いストレスを感じるという労働者の割合が58.0%です。平成27年度の調査では55.7%の結果となっており、その後は58%前後の増加傾向が続いています。 上記の調査結果からは、現代のビジネスパーソンが強いストレスにさらされる機会が増えており、逆境に適応して回復する力であるレジリエンスが注目を集めていると考えられます。
参考:「平成30年度 労働安全衛生調査(実態調査)の概況|厚生労働省」

自己肯定感が低い日本人ならではの傾向

内閣府が発表した「平成26年版 子ども・若者白書(概要版) 特集 今を生きる若者の意識~国際比較からみえてくるもの~」によると、自分に満足していると回答した割合が、アメリカ86.0%、イギリス83.1%、フランス82.7%と比べて、日本は45.8%と半分に満たない低い数値となっています。この結果は日本人の自己肯定感の低さを示しており、ビジネスの国際競争において、自己肯定感が高く思い切った決断を下せる外国人に日本人が勝ちにくい原因であると考えられているのです。 今後、ビジネスの場は更なるグローバル化を極めると言われており、レジリエンスの向上によって日本人特有の自己肯定感の低さを払拭していくことが、国際競争力強化につながると期待されています。
参考:平成26年版 子ども・若者白書(概要版) 特集 今を生きる若者の意識~国際比較からみえてくるもの~ 内閣府

 

社会でレジリエンスが求められる人材

年功序列から成果主義への移行、世界情勢や日本の経済の先行きの不透明さによって、ビジネスパーソンは従来より強いストレスにさらされています。ここでは、特にレジリエンスを身につけるべきと考えられる人材について解説します。

変化の激しい業種に就いている人

消費者のニーズや価値観の変化によりマーケティングの潮流が速い業界、また従来の考え方が通用しなくなっており変革を求められている業界、上記のような業界に就いているビジネスパーソンは特にレジリエンスを向上させる必要があると考えられます。なぜなら、レジリエンスは、環境の変化に適応して成長していく意味合いも持っているからです。

リーダーや管理職

組織やプロジェクトチームのリーダー、管理職の方は、業務上リーダーシップの発揮が求められ、さまざまな逆境や困難に直面し乗り越えていくことが多いものです。失敗や重圧を恐れずに果敢に物事に挑戦していくために、レジリエンスは重要と考えられます。

すべての従業員が備えておいて損はない

業務において、自ら目標を立てて主体的に経験を積んでいくことは、従業員の主体性を育むと期待できます。個々人の主体性が重視されている昨今において、自らを律して逆境を成長に変えていくレジリエンスは、すべての従業員が身につけるべき重要事項であると考えられるのです。

 

レジリエンスの向上によって社内で期待できる変化

レジリエンスの向上は、個人の集中力やパフォーマンスを高めるだけでなく、社内や組織内全体に良い効果をもたらすと期待できます。ここでは、レジリエンスの向上によって社内で期待できる効果について紹介します。

従業員のモチベーションアップ

レジリエンスは、ストレスや逆境に直面した際に自分の成長につながると前向きに捉えて、克服していくことを包含しています。したがって、レジリエンス向上によって、業務上の困難やトラブルが生じたとき、従業員が前向きに考えて逆境を撥ね返そうと努力することを期待できるのです。

チームの団結力向上

チームの共通の目標や目指すビジョンに向かって、従業員が失敗を恐れずに挑戦していくようになった結果、チーム内の団結力が高まると考えられます。ひとつの目標を達成するために、チームで助け合い、メンバーが困難に直面していたときには支え合い、団結する力が生まれることを期待できるのです。

生産性の向上

レジリエンスが高まると、従業員個人が外的環境に適応し、ストレスや逆境を撥ね返す能力が向上すると期待できます。結果として、従業員の仕事のパフォーマンスが向上し、一人ひとりがより大きな成果を生み出すことにつながるのです。一人ひとりの成果が積もれば、職場や企業全体の生産性は大きく向上し、競争力の強化につながると考えられます。

 

レジリエンスを高めるためには

レジリエンスは幼少期の経験や環境によって先天的に身についている場合もありますが、ここで紹介する方法を取れば誰でも後天的にレジリエンスを高められると考えられます。レジリエンス向上のためには、自分自身のマインドセットや心がけも有効ですが、特に外部講師を招いての研修がおすすめです。

ネガティブな思考癖を見直す

自分の思考の傾向を把握することで、直すべき癖や思考パターンを理解することが可能になります。ストレスにさらされたときや逆境が立ちふさがったとき、自分はどのような考え方をしているのか、過去を振り返りながら把握します。このとき、「どうせ自分はうまくできない」「前に失敗したから今回も成功しない」などのマイナス思考になっていないでしょうか。無意識のうちにネガティブな思考をしているという癖から自らを解放し、心理的な負担を減らすことができます。

他人の意見を上手に活用する

職場のメンバーや友人のなかで、前向きに思考し行動できている理想的な人物を探し、逆境においてどのように考え行動するのか、その人物に対して意見を聞くことも有効です。また、マイナスな局面に直面した際に、その人になりきって行動を起こしてみることもおすすめの方法です。

ありのままの自分を受け入れる

ありのままの自分の持つ弱みを否定するのではなく、自分の特性と捉えて強みに変えられないかと思考することは自己肯定感を高めます。自己肯定感が低いままでは、逆境に立ち向かえず行動を起こすことはできません。今の自分の性格や能力をそのまま受け入れて、自分自身で認めることが大切です。

外部講師を招いて研修を実施する

従業員のレジリエンスを確実に向上させたいという場合、外部講師を招いてのレジリエンス研修の実施が最もおすすめです。レジリエンスの概念や思考方法に精通したプロの講師が行う講義によって、理解度や習熟度の最大化が期待できるうえ、実践的なエクササイズも研修で行うため、実務に活かしやすいというメリットがあります。

 

まとめ

レジリエンスの強化は、従業員個人のメンタルヘルス対策や業務パフォーマンス向上に寄与し、最終的には企業全体の生産性と競争力を高めると期待できます。ビジネスを取り巻く環境が激動を極める今だからこそ、レジリエンス研修を実施して、逆境に立ち向かう基礎体力を強化してみてはいかがでしょうか。

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