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管理職向けのメンタルヘルス研修とは?管理職に向けた研修テーマと注意点について解説する

公開日:2021/07/07
更新日:2021/09/08
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管理職向けのメンタルヘルス研修とは?管理職に向けた研修テーマと注意点について解説する | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

ストレス社会と言われる現代においてメンタルヘルスに関する関心は高く管理の重要性についても周知のさたです。企業においても、メンタルヘルスへの取り組みを積極的に行っています。その方法の1つがメンタルヘルス研修です。本記事では、そうしたメンタルヘルス研修の中でも管理職向けの研修をテーマに研修テーマや注意点について解説しています。

 

メンタルヘルスとは

メンタルヘルスの定義とはどのような定義なのでしょうか。最初にメンタルヘルスの定義とその重要性について厚生労働省の資料を基に解説します。メンタルヘルスの持つ意味を理解しメンタルヘルス研修に活かしていきましょう。

メンタルヘルスの定義

メンタルヘルスとは「心の健康」のことです。メンタルヘルスの問題は、精神疾患を患っている人だけの問題ではなく、健康な心があるからこそ生き生きとした生活を送ることができると考えておきましょう。

メンタルヘルス対策の重要性

厚生労働省「平成30年「労働安全衛生調査」(実態調査)」では、「過去1年間(平成 29 年 11 月1日から平成 30 年 10 月 31 日までの期間)にメンタルヘルス不調により連続1か月以上休業した労働者(受け入れている派遣労働者は含まれない。)がいた事業所の割合は 6.7%、退職者(受け入れている派遣労働者は含まれない。)がいた事業所の割合は 5.8%となっている」と発表しています。この数字は、年々増加している傾向にあり企業におけるメンタルヘルス対策の重要性は年々高まっているといえます。

参考:厚生労働省 平成30年「労働安全衛生調査」(実態調査)
 

メンタルヘルスに起因する代表的な疾患

メンタルヘルスに起因する代表的な疾患について解説します。厚生労働省は、国民の健康を保持するために広く継続的な医療を提供すべき疾病として、「がん」「脳卒中」「急性心筋梗塞」「糖尿病」の4種類の疾患を掲げていましたが、2011年に新たに「精神疾患」を加えて5疾病としており、国を上げて対応すべき疾患ととらえています。

うつ病

メンタルヘルス疾患で最も多い疾患で気分の落ち込みやネガティブな感情が大きくなる抑うつ状態が続くほか、不眠や集中力の欠如などの症状がでる疾患。精神的な疾患以外にもめまいや頭痛、肩こり、動悸、食欲や性欲の減退などの身体的な症状もあります。

パニック障害・不安障害

不安障害の一つで、突然不安な気持ちが抑えきれなくなりったりめまいや動悸、発汗や呼吸困難、強い不安やイライラ、興奮、倦怠感を感じることがあります。予期せず発作が起こるため、一層不安定になり、引きこもりやすくなるのが特徴です。

適応障害

抑うつ気分や不安感、怒り、神経過敏、めまいや発汗のほか、無断欠勤や危険運転、けんかなど行動面における症状も見られ、うつ病と間違われやすいが、適応障害は原因から遠ざかることで症状が落ち着く特徴があります。

睡眠障害

不眠や日中の眠気、睡眠中の病的な行動など、睡眠に関わる病気の総称です。寝つきが悪い、十分な睡眠時間を取っているのに寝足りないと感じる、夜中に何度も目が覚める、いびきをよくかくといった問題が1カ月以上続くときは睡眠障害の可能性があります。

依存症

アルコールや薬物に代表される精神疾患。依存している物や行為を止められない、衝動的な行動をする、物事への執着心が強くなるなど自分の行動をコントロールできなくなる特徴があります。

 

管理職向けメンタルヘルス研修の必要性とは

次に管理職向けメンタルヘルス研修の必要性について解説します。管理職向けのメンタルヘルス研修を行うことで、どの様な対応ができるようになるかについて確認することで研修への参加目的が整理されてきます。

部下の不調を早期に発見できる

研修を受ける最大の目的は、この部下の不調を早期に発見できるようになることです。部下のメンタル不調に気が付かず症状が悪化することで休職や退職になることを防ぐためには、管理職による早期発見が必要です。この早期発見を行うポイントについてを研修で学び自部門における早期発見に役立てることが可能です。早期発見ができれば、早急な対応を取ることで症状が悪化する前に対応することもでき長期的な休職にならずにすむことも多いため、早期発見は管理職の職務としても重要な項目となります。

安全配慮義務

安全配慮義務とは、従業員が健康と安全を保ち、働きやすい環境でつねに業務に従事できるよう会社が配慮する義務を指します。企業は、従業員に対してこの義務を持っており、義務を守るためにも管理職による管理が必要です。研修を受けることで、この義務についての管理方法を学び法令厳守の対応を取ることが可能になります。

復職に向けたサポート

研修を通して、休職等の後に復職する人材のサポート方法を学びます。休職後の復職は本人も周囲のメンバーも不安を抱えるものです。そうしたフォローを行いながら復職をサポートし業務に復職させることも管理職の役割です。メンタルヘルス研修では、こうした復職サポートの方法と注意事項について学ぶことができます。また、本人だけではなく受入れを行う周囲のメンバーへの働きかけ方についても学ぶことができます。

再発防止

同様のメンタルヘルス疾患者を出さないため施策立案について学び施策を講じることで同様の疾患者を出さないだけではなく、復職後の再発防止も重要なテーマです。特に、復職後の再発は本人への負担は大きくなるため絶対に避けたいことです。こうした避けたい事象を起こさないためにも研修を通じて再発防止策の立案を行う必要性があります。

 

管理職務向けメンタルヘルス研修のテーマとは

次に管理職向けメンタルヘルス研修のテーマについて解説します。メンタルヘルス研修については、管理職向け、人事部門向けなどのようにポジションや部署により異なりますが本記事では、スタッフ部門以外の管理職向け研修を前提に研修テーマを解説します。

メンタルヘルスの基礎知識

メンタルヘルスの基礎知識として、「4つのケアの推進」「ストレス要因とストレス反応」「ストレスへの気づき」「ストレス対策」「セルフケア」「ラインによるケア」「観察、声かけ、傾聴、連携等の基礎知識」などを軸としたテーマでの研修となります。これらのテーマを軸に、メンタルヘルスとは何かについて学習する内容です。基礎的な意味合いでは、ストレス要因を始め前述している疾患の特徴などについても学習していきます。管理職の中には、メンタルヘルスの知識がない方もいるため、基礎知識の習得は大事な学習項目となります。

早期発見と予防対策

メンタル疾患者の「早期発見」「管理監督者の役割」をテーマにした内容です。早期発見を行うためには、何に気をつけなければいけないのかや、どういったサインを見逃してはいけないかなど、実践に即した研修内容になります。また、どういう状況であれば危険なのか、注意をしておくことが必要でありかなどについても学習をしていきます。

その他に疾患者を出さないための予防に関する技術や方法、注意点についても学んでいきます。疾患者を出さない環境とはどんな環境であるのかや、どんな雰囲気作りをすればいいかなどを学ぶことで即実践できるような内容であることが大切です。疾患者を出さないためには、職場環境の構築も重要な要素です。また、残業管理など身体的な疲労が蓄積されない環境作りについても学習することになります。

復職支援

復職支援に関するテーマについては「復職の意味」「職場復帰支援の流れ」「管理監督者及び事業場内産業保健スタッフ等の役割」「プライバシーの保護」「その他職場復帰支援に関して検討・留意すべき事項」等を柱に研修を行います。復職に関する手続きや復職期間中の連絡は、人事部門担当者が行うことが一般的ですが、復職後のケアについては人事部門と管理職が連携して実施していく必要があります。特に復職後の実務中の管理は管理職が行うため対応方法については充分に理解をしサポートを行う必要があります。人事部門は定期的な面談を通して復職後に問題を抱えていないかの確認を取ることになります。

相談環境の構築

相談できる場があるかどうかだけでも、疾患者の精神的安心度合いが変ってきます。相談は、直接の上司や管理職を始め人事部門でもよく相談をする先があるということが大事です。また、相談を受ける際の場所や環境についても充分な配慮を行い人に聞かれないなどプライバシーを守る環境作りも必要です。こうした環境作りについても研修で学習し予め相談環境の構築と周知を行う対応をしておきましょう。

 

まとめ

本記事は、メンタルヘルス研修、管理職をテーマにメンタルヘルスの定義や管理職研修を行う意義、研修テーマについて解説しています。メンタルヘルス研修の重要性は認知されており、メンタルヘルスの重要性についての理解も定着している中、管理職は部下を守るために何ができるかを考えて行動する必要があります。人事部門とは異なり、常に現場を管理している管理職だからこそ気が付く部下の異変を早期にキャッチし対応することで部下の長期的な休職を防ぎ、元気にいきいきと活躍できる職場作りができます。本記事を参考に部下のメンタルヘルス対策を講じ笑顔の多い職場つくりを行ってください。部下を守りメンタルヘルス疾患者を出さない組織づくりの参考になれば幸いです。

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