公開日:2022/09/14
更新日:2023/01/17

ビジネスにおいて思考力が重要な理由とは?思考力育成のメリットや方法を解説

ビジネスにおいて思考力が重要な理由とは?思考力育成のメリットや方法を解説 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

思考力とは「考える力」のことです。本記事では、思考力の概要やビジネスにおいて思考力が重要だと考えられている理由について、解説しています。思考力を育成するメリットや具体的な方法についても触れていますので、思考力を磨きたい方はぜひご一読ください。

 

01思考力とは?

思考力とは、一般的に「自分の経験や持っている知識をもとに考える力」を指します。感覚や表象の内容を、自分の頭で分析・統一して概念を作り、判断する能力ということです。従って、思考力の高い人とは、「考える力の高い人」と言えます。

判断力との違いとは

判断力とは、「物事を正しく認識し、評価する能力」です。何かを判断する場合には、その裏づけとなるデータが必要です。過去から現在に至る情報について、分析・整理し、そのうえで判断を下す必要があるためです。つまり判断力は、物事に対する問題解決のスキルであり、思考力は、その判断を下すために一つひとつの物事を深く考え、精査する力のことを意味します。

ロジックとの関連性とは

ロジックの意味は論理です。論理は、思考を進めていくうえで、筋の通った考え方を意味する言葉です。筋道がしっかりしていないとロジックとはいえないため、物事を体系的に整理する思考や筋道はロジックに内包される言葉といえます。


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02思考力の種類とは?

思考力には、大きくわけて3つの種類が存在します。「論理の筋道を考える力」と「物事を多面的に考える力」、そして「物事の本質を見極める力」です。それぞれ「論理的思考力」「多面的思考力」「批判的思考」と呼ばれています。ここでは、各思考力の特徴について説明します。

  • ・1.論理的思考力
  • ・2.多面的思考力
  • ・3.批判的思考(クリティカルシンキング)

1.論理的思考力

論理的思考力とは、網羅的に論点を整理して筋道を考える力のことです。直感やイメージをもとに考える「直感的思考」と比較されることも多い思考方法で、論理的思考力が高い人は、「説得力がある」「相手の気持ち・考えを理解できる」といった特徴を有しています。

2.多面的思考力

多面的思考とは、視点や視野、視座を切り替えて、物事を多面的に捉えることによって切り口を変えて物事を捉える力です。物事をさまざまな視点から見る力と言い換えることもでき、物事に対して、新たな発見をする際に役立つ思考方法です。

3.批判的思考(クリティカルシンキング)

批判的思考(クリティカルシンキング)とは、物事や情報を無批判に受け入れるのではなく、多様な角度から検討し、論理的・客観的に理解することをいいます。感情や主観に捉われず、問題や課題を正しく捉え、新たなアイデアやプランを考える際に有効です。

 

03ビジネスにおいて思考力が重要な理由

思考力は、以前からビジネスに不可欠なスキルとされていましたが、これからの時代はさらに重要度を増し、ビジネスパーソンの必須スキルになることが予想されています。この章では、ビジネスにおいて思考力が重要と言われる背景について詳しく見ていきましょう。

  • ・1.多様なニーズに対応するビジネスを創出するため
  • ・2.急速に変化する社会情勢に対応するため
  • ・3.ビジネス上のリスクを未然に回避するため

1.多様なニーズに対応するビジネスを創出するため

企業を存続・成長させていくにあたり、既存のビジネスモデルが限界を迎えると、新分野への進出や新たなビジネスの創出が求められます。そのような、大規模な業務改革の実現には、柔軟な発想力や新たな課題を発見する力が必要です。たとえ、複雑な問題であっても紐解き、より具体的な解決方法に落とし込んでいくことが欠かせません。つまり、企業が価値を創出していくためには、「新たに課題を発見する力」や「発見した課題を解決するためのアイデアやプロセスを考案する力」、いわば思考力が必須だと考えられているのです。

2.急速に変化する社会情勢に対応するため

急速に変化する社会情勢に対応するためにも、企業には素早い意思決定やアクションが強く求められています。思考力を鍛えることで、必要な情報を整理したうえで物事を順序立てて考えられるようになります。すると、結論までの筋道を行ったり来たりすることがなく、最短距離で回答を導くことができます。その結果、意思決定のスピードが速くなり、仕事を効率的に前に進められるのです。

3.ビジネス上のリスクを未然に回避するため

思考力を鍛えることで、これまで気づかなかったリスクを発見しやすくなります。そして、良い部分ばかりを見て行動するということがなくなり、ミスを未然に回避できるチャンスが生まれるのです。

思考力を育成するメリットとは?

ここまで、思考力の種類やビジネスにおいて思考力が重要な理由について紹介してきました。ここからは、思考力を育成することで得られる効果について解説します。思考力を最大限活かすことで、どのような効果を得られるのか、また実際のビジネスシーンにおける活用方法をイメージしながら確認していきましょう。

  • ・1.問題の本質を見抜き解決する能力が向上する
  • ・2.交渉力が高まり商談が成功しやすくなる
  • ・3.社内でのコミュニケーションが円滑になる
  • ・4.クリエイティビティの向上

1.問題の本質を見抜き解決する能力が向上する

ビジネスシーンで発生する課題の解決には、問題の本質を見抜くことが欠かせません。 思考力を鍛えると、よりよい課題設定ができるようになり、課題解決のためにどのようなアクションを起こすことが最適であるかを考えられるようになります。その結果、課題解決力が向上し、適切な問題解決方法を導くことが容易になります。

2.交渉力が高まり商談が成功しやすくなる

相手との意思疎通をスムーズに行えるコミュニケーション能力は、主に「聴く力」と「伝える力」からなり、聴く力は、相手の話の真意を正確にくみ取り理解する力、伝える力は、自分の言いたいことを相手に正確に理解してもらう力などといわれます。思考力が身につくと、相手がなぜその言葉を発したのかを理解し、自分がどのような言葉で相手に意思を伝えるべきか、などを思考する能力が高まります。 加えて、交渉相手にとって納得度の高い筋道の通った主張ができるようになるため、交渉力が高まって商談が成功しやすくなるのです。

3.社内でのコミュニケーションが円滑になる

思考力がつくと、相手の意図することを正確に汲めるようになるだけでなく、自分の主張も受け入れられやすくなるため、社内での人間関係がより良い方向へと変わっていきます。また、コミュニケーションも円滑になるため、お互いを高め合う対話ができるでしょう。異なる業種間や立場でのやりとりもスムーズに行えるなど、思考力を付けることで得られるメリットは計り知れません。

4.クリエイティビティの向上

思考力を身に着けると、問いに対する最適な解答を導き出すために多角的に物事を捉えたうえで整理できるようになり、言語化能力も高まります。そのスキルは、プロジェクトを進める際にチーム内で討論をする中で、新しい視点や価値、気付いていなかった重要なポイントを発見することにつながります。その結果、既存の事物にとらわれない、新しい製品やサービスを生み出すきっかけをつくり出すことができます。

 

04思考力を伸ばすための方法とは?

思考力を身につけるためには、「自身の思考のクセに気づくこと」や「常に疑問を持つようにすること」、そして「業務の目的や本質を意識すること」が重要です。下記では、思考力を伸ばす代表的な方法を4つ紹介します。

  • ・1.自分の思考のクセや特徴を把握する
  • ・2.身の回りの物事に疑問を持つようにする
  • ・3.取り組んでいる業務の目的や本質を意識する
  • ・4.オンライン研修で思考力を伸ばすコツを学ぶ

1.自分の思考のクセや特徴を把握する

考える力を高めるには、思い込みや先入観を捨て、自身の「思考のクセや特徴」に気づくことが欠かせません。思い込みや思考のクセは、ある種の思考停止に近い状態を引き起こし、思考の幅を狭くしてしまうためです。 こうした癖を改善していくためには、先に紹介した「批判的思考(クリティカルシンキング)」の習得が有効です。批判的思考を鍛えることで、主観や先入観に捕らわれずに物事を見る力が養われていきます。

2.身の回りの物事に疑問を持つようにする

思考力を鍛えるためには、常に疑問を投げかけることが重要です。もちろんこれは、相手に投げかけるのではなく、自分自身に対してです。「最近、部署内の雰囲気が悪いのは、どのような原因が考えられるだろう?」「先月から売上が低迷している理由はどこにあるのだろう?」このように、様々な物事に対して疑問を投げかけることで、その先の思考力を活かせる段階へとつなげることができます。

3.取り組んでいる業務の目的や本質を意識する

思考力を養うには、常に取り組む業務の目的や本質から、改善点を考え続けることも大切です。例えば、何か問題を解決し結論を出した後も、別の角度から思考を重ねることで、違う結論やより良いアイデアが生まれることがあります。当たり前のような事柄や、すでに解決した事柄についても積極的に疑問を持ち続けることで、新たなチャンスや問題が見えてくるかもしれません。 常に業務の目的や本質を意識することで、自然と考える習慣が身に付いていくでしょう。

4.オンライン研修で思考力を伸ばすコツを学ぶ

オンライン研修とは、パソコンやスマートフォンを用いて、インターネットを通じて受講するタイプの研修です。対面での研修と異なり、自宅や遠隔地でも受講できるなど様々なメリットが存在します。 研修に参加すれば、基本的な知識を理解したうえで、正しい方法で実践できます。実際に、近年はコロナウイルス感染拡大の影響もあって、オンライン研修を導入し、思考力を伸ばすコツを学ぶ企業が急速に増えてきています。

 

05思考力を向上させるSchooのオンライン研修

Schoo for Businessは、国内最大級8,500本以上の講座から、自由に研修カリキュラムを組むことができるオンライン研修サービスです。導入企業数は2,700社以上、新入社員研修や管理職研修はもちろん、DX研修から自律学習促進まで幅広くご支援させていただいております。

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ロジカルシンキング入門

本講義では、ビジネスマンの必須のスキルである「ロジカルシンキング」について、その基本を解説します。

 
  • ビジネス本著者

    1976年大阪府生まれ。灘高校、東京大学経済学部を卒業後、日系メーカーで17年間勤務。経理、営業、マーケティング、経営企画と多様な部門を経験し、半年間のイギリス留学後に外資系企業に転職。在職中より書籍の執筆を開始。2021年に退職し、44歳でFIRE達成。著作に『40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ思考法』、『4時間のエクセル仕事は20秒で終わる』、『強みを引き出す4分割ノート術』がある。

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シンプル思考 -ノイズに振り回されない技術-

「思考の整理」を専門に執筆や研修を手がける鈴木進介さんが、「ノイズ」に振り回されずどのようにシンプルに思考すればよいか、そしてそれを仕事で成果を出せるよう活かすにはどうすればよいのか最新の思考法を3回に渡ってご紹介します。

 
  • 思考の整理家®/株式会社コンパス 代表取締役

    思考の整理家® 1974年生まれ。株式会社コンパス 代表取締役。 現在は「思考の整理術」を使った独自の手法で人材育成トレーナーおよびコンサルタントとして活動中。 大学卒業後、IT系企業や商社を経て25歳で起業。「金なし・人脈なし・ノウハウなし」の3重苦からスタートしたため、3年以上まともに給与が取れずに挫折続きの生活を送る。 その後、思考を整理すれば問題の9割が解決していることに気づき、思考の整理術に開眼。以来、10年以上にわたり研究を独自に重ねて体系化。 難しい問題を優しく解きほぐす「思考の整理術」は、フリーランスや起業家、東証一部上場企業まで幅広く支持され、コンサルティング実績は100社以上、研修や講演は年間150日以上登壇、セミナー受講者数は累計3万人を超す。特に「思考の整理ノート」メソッドは、経営者の意思決定支援や次世代リーダーの育成で圧倒的な支持を得ている。 また、ラジオ、テレビ出演を果たした他、執筆活動にも力を入れ、著書に『1分で頭の中を片づける技術』(あさ出版)など11冊・累計12万部以上の実績を持つ。 読書会を主宰する他、焼き鳥をこよなく愛する。 左手にアメトーク、右手にハイボールを。

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地頭力を鍛える「抽象化思考法」特訓

この授業は「"地頭力"の要素の1つである抽象化思考力を鍛える授業です。」抽象化思考法を身につけることで、いくつかの具体的な事象から共通点を見出し、物事の本質を見抜く(=コツを掴む)ことができるようになります。それは個別の事象に応用をさせる能力であり、これまでの経験を全くの新しい事にも活かすための能力です。この授業で抽象化思考力を身につけましょう。

 
  • ビジネスコンサルタント

    1964年神奈川県生まれ。東京大学工学部を卒業後、株式会社東芝を経てビジネスコンサルティングの世界へ。 アーンスト&ヤング、キャップジェミニ等の米仏日系コンサルティング会社での経験を経て2009年より株式会社クニエのマネージングディレクター。2012年より同社コンサルティングフェロー。 戦略策定や業務/IT改革を製品開発領域等のコンサルティングを実施。近年は問題解決や思考力に関する講演やセミナーの企業や各種団体、大学等に対して国内外で実施中。著書に『地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」』等。

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06まとめ

今回は、思考力の概要や思考力の鍛え方について、お伝えしてきました。思考力は、問題解決力や提案力、コミュニケーション能力の向上が期待できる、ビジネスパーソンには欠かせないスキルです。プレゼンテーションの場においても自身の主張したいことが伝わりやすく、相手からの理解も得やすくなります。今後の目標を達成させるためにも、この記事を参考に思考力を鍛えていきましょう。

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