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「研修講師って何をすればいい?」研修講師を任された時のポイント

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「研修講師って何をすればいい?」研修講師を任された時のポイント | オンライン社員研修・eラーニング研修 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

「新入社員研修」や「マナー研修」、「マネジメント研修」など、多くのビジネスパーソンは、何かしらの研修に参加したことがあるはず。しかし講師の説明が理解できなかったり、しっかり腹落ちできなかったり、モヤモヤしたまま終えた経験もあるのではないでしょうか。では、逆に自分が研修講師の立場になってみたら、どうでしょう? 受講者を満足させることができるでしょうか? 今回はスクーの人気授業「実演で学ぶリーダーのためのファシリテーションスキル」を参考に、研修講師に必要なスキルである「ファシリテーション」のポイントを学んでいきます。

<目次>
1.研修を行う前に知っておくべきこと
研修講師に必要な知識「ファシリテーション」とはそもそも何?
ファシリテーションの基本知識「問いかけ、引き出し、混ぜ合わせる」
研修講師の必須スキル「チーム脳作り」と「フォローアップ質問」
研修講師のこれからの学び方とは
2.研修内容を組み立てるときのポイント
研修内容を組み立てるときに意識したい「学びの質」とは
研修の最後に使いたい「振り返り3ステップ質問」
3.研修講師が直面しやすい壁
研修講師が直面しやすい壁1:話の長い人がいる
話の長い人への対処法
研修講師が直面しやすい壁2:時間が足りなくなる
時間が足りなくなることへの対処法
研修講師が直面しやすい壁3:研修講師が主役になってしまう
研修講師が主役になってしまうことへの対処法
4.Schooが提供する企業向け学習パッケージ
Schooのサービスの特徴
Schooの講師の紹介
まとめ

1.研修を行う前に知っておくべきこと

研修講師に必要な知識「ファシリテーション」とはそもそも何?

 最近耳にする機会が増えた「ファシリテーション」という言葉は、ラテン語の「ファシル」が語源。英語では「facilitate」=「支援する、促進する」という意味を持ちます。
 従来、研修講師がすでに答えを持っていて、目標達成や問題解決のやり方を教えて指導するアプローチが一般的でしたが、一方通行になりがちなことが懸念されてきました。

 一方、ファシリテーション的アプローチは、メンバーの意見を引き出して支援するのが特徴。自身の意見や答えを押し付けるのではなく、リーダーを含むメンバー全員で一緒にひとつの答えを導き出すアプローチのことを指します。従来の一方通行なアプローチではなく、双方向的なアプローチであることがメリットのひとつといえます。

 また、「ファシリテーションには大きく分けて2つの意味がある」というのも押さえておきたいポイントです。

(1)チームワークを重視した会議・研修を行うための働きかけ。円滑に会議・研修を運営し、議論のプロセスと、思考と関係の質を高める進め方。

(2)組織による創造、変革、問題解決、合意形成、学習などを支援し促進させる働きかけ。あらゆる種類の知識創造の場をつくり、その活動のプロセスと、思考と関係の質を管理。

 (1)は1~2時間程度、(2)は一定の期間をかけて進めていくものなので、ここでは、おもに(1)のシーンを想定して学んでいきます。

ファシリテーションの基本知識「問いかけ、引き出し、混ぜ合わせる」

 ファシリテーションにおいて重要なのは、(1)問いかけ、(2)引き出し、(3)混ぜ合わせるの3つ。
 前述のように、従来の研修では、研修講師が考える意見を受講者に一方的に伝えるのが一般的でしたが、ファシリテーションを意識した研修では、まずは問いかけ、受講者自身で考えるよう促し、それぞれの意見を混ぜ合わせることがポイントとなります。
 こうすることで他人事ではなく自分事として捉えることができ、積極的に研修に参加するようになるというわけです。

研修講師の必須スキル「チーム脳作り」と「フォローアップ質問」

リーダーのためのファシリテーションスキル -ファシリテーションとチーム脳-

 研修の場合、受講者一人ひとりが個別に参加している意識になってしまうものですが、研修講師を含めた全員でひとつのチームと捉えるようにすると、より充実した研修になります。
 一人ひとりが別々に考えている状態だと感情の共感が起こりにくく、win-loseの関係になりやすい性質があります。一方で、チームがひとつの大きな脳を使って考えることで情報共有・感情共感がしやすく、win-win、もしくは新たなwinが生まれやすくなるからです。

 この個別に考える状態を「バラバラ脳」、全員が一体となって考える状態を「チーム脳」とすると、「バラバラ脳」から「チーム脳」へと変えていくことが研修講師の課題。これを解決するには、「フォローアップ質問」が有効です。

リーダーのためのファシリテーションスキル -ファシリテーションとチーム脳-

 はじめから個人を名指しして聞いてしまうと、その他の人たちは油断して考えることをやめてしまう可能性があるので、全体に問いかけるようにしましょう。その際、選択肢を与える問いかけをしたり、自身の意見を暗にほのめかしたりすると、自由な発言がしにくくなるのでご注意を。

 また、メンバー同士のコミュニケーションラインをつくることで、ファシリテーションにおいて重要な「横のつながり」ができるので、研修講師と個人のやり取りにならないよう注意しましょう。
 これらを押さえておくことで、自分も参加している意識を明確にし、「チーム脳」へと移行しやすくなります。

研修講師のこれからの学び方とは

 とはいえ、「ファシリテーション」や「フォローアップ質問」の知識を持っているのと、実践できるかは別問題です。フォローアップ質問は、家族間でも実践できるものなので、はじめから大きな舞台で実践するのではなく、まずは気心知れた、やりやすい環境でやってみるといいかもしれません。
 また、勉強会やセミナーに参加したり、書籍で理解を深めたりするのも有効です。最近は1対1でサポートしてくれるビシネスコーチングも充実しているので、検討してみてはいかがでしょうか? どんな方法であれ、継続して少しずつ経験を積んでいくことが大切です。

2.研修内容を組み立てるときのポイント

研修内容を組み立てるときに意識したい「学びの質」とは

 研修講師としては、研修内容をどう組み立てるかというのも重要ですよね。そこで意識したいのが、「学びの質」です。
 「学び(学ぶ)」とひと口に言っても、「人や物から新しい知識を得る」ことと、「自分や他人の行動の結果、経験として学ぶ」ことの2つあります。「学びの質」において気を付けたいのは、後者です。
 経験や学んだことを自分だけで消化すると学びの質が低くなり、何度も同じ失敗を繰り返してしまいますが、他人(チームメンバー)と一緒に共有することで、失敗から学んだことを次に生かし、学びの質が高くなると考えられています。

 繰り返しになりますが、「バラバラ脳」ではなく「チーム脳」で考えることで学びの質が高くなるので、研修にも取り入れたいポイントですね。

研修の最後に使いたい「振り返り3ステップ質問」

 また、研修の最後に振り返りの時間を設けるのも、ファシリテーション的な研修で意識したいところ。ここで役立つのが、「振り返り3ステップ質問」というもの。

1.やってみてどうでしたか?(feel)

2.よかったところはどこですか?(good,keep)

3.もっとよくするためにはどうすればいいですか?(next action)

 自分の気持ちを吐き出させ、さらにチームのメンバーからその人のよかった点を引き出すことで他人のことも気に掛けるようになり、より良好な関係性を築けますよ。
 よくある「どこが悪かった?」という振り返りでは指摘し合うだけで終わってしまい、「どうしたらいいか?」ということがおろそかになってしまうので、メンバー全員で振り返ることを意識しましょう。

リーダーのためのファシリテーションスキル -ファシリテーションとチーム脳-

3.研修講師が直面しやすい壁

研修講師が直面しやすい壁1:話の長い人がいる

 研修では、意見を求めたら話が長い人だった…なんてことも想定されます。このタイプの人は、結局何が言いたいのかわからないこともしばしば。
 無下にするわけにはいかないし、時間が限られているから放っておくわけにもいかず、頭を抱える研修講師は多いのでは? 話が長い人に遭遇した場合、どう対処すればいいのでしょうか?

話の長い人への対処法

 話が長い人に対しては、ホワイトボードを活用するのがおすすめです。
 この場合、本人に気づいてもらうしか改善方法はないので、要点がわからないからメモも取れない様子を見せることで、間接的にアピールすることができます。

 また、「つまりこういうことでよろしいですか?」とさりげなく要点をまとめてしまうのも対処法のひとつです。

研修講師が直面しやすい壁2:時間が足りなくなる

 想像以上に議論が白熱したり、話が長い人がいたり、予定していた研修内容をすべてやるには時間が足りなくなってしまうことも。この事態を避ける方法を紹介します。

時間が足りなくなることへの対処法

リーダーのためのファシリテーションスキル -ファシリテーションとチーム脳-

 黒板やホワイトボードを使う場合は、端のほうにスケジュールを書いておくといいでしょう。このテーマには何分使うのか、あらかじめ書いておけば受講者も時間を意識するようになります。

 研修講師側でできる対処法は、優先順位を決めておくこと。
 最低限やっておきたいテーマは何なのかを決める、この場でやれることと持ち帰ってもできることを分けておくなど、いざという時に備えておけば時間が足りなくなりそうでも焦らず対応できそうです。

研修講師が直面しやすい壁3:研修講師が主役になってしまう

 研修講師ではなく、受講者が主導して研修を進めるほうがいいとお伝えしましたが、自分と受講者の意見が対立する、意見を求められるといったこともよくあること。そんな時は、どうすべきなのでしょう?

研修講師が主役になってしまうことへの対処法

 研修講師が議論の当事者になることはなるべく避けたいことなので、「どなたかこの状況を整理していただけませんか?」と、第三者に振るというのもひとつの手。
 「私はこう思いますが、あなたはどうですか?」と、さりげなく発言権を第三者に渡すのも、自身が当事者になるのを避けるために有効な手段です。

4.Schooが提供する企業向け学習パッケージ

Schooのサービスの特徴

 Schooでは、動画配信という形でさまざまなニーズに応えられる授業を提供しています。
 授業へのご登壇には、各業界における第一人者や著名な専門家の方々をお迎えしています。ご登壇される講師の方々は、ビジネス現場での経験に基づいた事例などを教えてくださるので授業は具体的でわかりやすく、受講者はチャットなどを通じて講師に直接質問をすることもできます。
 マニュアルだけでは補えない点をカバーできることもSchooのeラーニングの特徴です。

Schooの講師の紹介

 Schooの研修パッケージでは、階層別・職種別・テーマ別の研修パッケージをご用意しています。
今の自分に必要なコンテンツがわかりやすいため、コンテンツ選びで迷うことなく、効率的に学習することができます。 例えば入社後の若手社員を対象にした研修パッケージであれば、16種類もの研修パッケージ例をご用意。
 ビジネスマインドや基本的なコミュニケーションスキル、ロジカルシンキングなど、社会人として求められる基礎的な力をつけるためのコンテンツのほか、WordやExcel、PowerPointといったビジネスで必須のソフトの使用方法、メールの書き方などがわかるコンテンツも多数用意しています。
 他にも、PHP入門研修パッケージやJava入門研修パッケージなどエンジニア向けの研修も豊富。専門職のスキル習得にも役立ちます。

 今回のキーワードは、「ファシリテーション」「チーム脳」「フォローアップ質問」の3つ。これらをしっかり押さえておけば、研修講師を任されても十分に対応できそうです。

まとめ

  • 「ファシリテーション」には、(1)「チームワークを重視した会議・研修を行うための働きかけ。円滑に会議・研修を運営し、議論のプロセスと、思考と関係の質を高める進め方」と、(2)「組織による創造、変革、問題解決、合意形成、学習などを支援し促進させる働きかけ。あらゆる種類の知識創造の場をつくり、その活動のプロセスと、思考と関係の質を管理」の2つの意味がある。
  • 「ファシリテーション」においては、問いかけ、受講者自身で考えるよう促し、それぞれの意見を混ぜ合わせることが重要なポイントとなる。
  • 「フォローアップ質問」を活用することで、「バラバラ脳」から「チーム脳」へ切り替わりやすくなる。自由に発言しやすくなり、メンバー同士の横のつながりができるなど、チームによい影響をもたらす。
  • 研修の最後には、「やってみてどうでしたか?(feel)」「よかったところはどこですか?(good,keep)」「もっとよくするためにはどうすればいいですか?(next action)」という「振り返り3ステップ質問」をすることでチームが活性化し、より良好な関係性を築けるようになる。
  • 話が長い人がいる、時間が足りなくなるなどのトラブルには、ホワイトボードを活用するとよい。「研修でやりたいこと」の優先順位をあらかじめ決めておくことも有効。

Schooでは、研修やセミナーに活用できる企業様向けの動画学習サービスを提供しております

 活躍できる人材を育成するために、学ぶべきスキルとして欠かせないビジネスマナーやコミュニケーション力から、営業・プログラミング・デザインなどの実務スキルまで、オンライン動画にて継続的な学習環境をご用意しています。

研修授業の一例

  • 新入社員のためのExcel術
  • 劇的に作業効率が上がるWordの使い方
  • できる若手の報連相 など

研修授業の講師一例

  • 株式会社サイバーエージェント 取締役人事統括 曽山 哲人さん
  • 株式会社カラーズ 代表取締役社長 経沢 香保子さん
  • パーソルキャリア株式会社/DODA編集長 大浦 征也さん など
受講画面

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