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マネジメントにおいて役立つ資格を解説

公開日:2021/05/27
更新日:2021/05/31
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マネジメントにおいて役立つ資格を解説 | オンライン社員研修・eラーニング研修 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

組織においてマネジメントは必ず必要になります。そして経営者だけでなく、組織のなかで部下をもつ人には、マネジメントの能力が求められます。では、マネジメントにおいて資格はどの程度有用なのでしょうか。また、そもそも必要なのでしょうか。そして、もし有用であるならば、どのような資格があればいいのでしょうか。当記事では、それらについて解説します。

 

マネジメントを行うために資格は必要か

マネジメントを行うのに資格は必要ありません。しかし、マネジメントには人をまとめる力や判断力が求められます。上に立つ者として、必要とされる能力や知識があることも確かです。部下に「この人についていきたい」と思ってもらうためには、その能力を示さなければなりません。その点において、資格をもっていると有利になります。資格を保持しているということは、公に能力や知識をもっていることが証明されている、ということを意味します。資格をもっているというだけで、専門家として信頼されることもあります。資格をもっている人だけが行える業務もあるのです。以下に各国家資格の分類をご紹介します。

業務独占資格

医師や行政書士、司法書士などが該当します。資格をもっている人だけがその仕事を行うことが許されます。難易度は高めですが、専門性が高い資格が多くなっています。独占されている業務を外部に委託すると高額になってしまう可能性もあります。マネジメントにおいて必須ではありませんが、業務内容に応じて取得して損はない資格もあります。

名称独占資格

中小企業診断士やキャリアコンサルタント、保育士などが該当します。有資格者のみが、その名称を名乗ることを許される資格です。資格をもってい者が、紛らわしい名称を用いることも禁止されています。独占できる業務内容はありませんが、資格取得により専門家を名乗れることは大きなメリットでしょう。マネジメントをするうえで肩書きは重要です。また名称独占資格には多方面で実用可能な資格が多くあるため、実務的にも役立つでしょう。

設置業務資格

旅行業務取扱管理者や衛生管理者、登録販売者などが該当します。特定の事業を行う際に、法律で設置が義務付けられている資格です。管理業務の資格が多く、特定業務を行う事業のマネージャーであれば取得しておきたいところです。

技能検定

ファイナンシャルプランナーやウェブデザイン、機械加工などが該当します。能力を保証するための認定資格です。技術系の資格が多く、マネジメントに当たって必要ではありませんが、資格の知識を有することで部下の評価には役に立つでしょう。 以上のように、マネジメントにおいて資格は必須ではありませんが、事業内容によって取得しておくべき資格はあります。

 

マネジメントにおすすめの資格

組織をマネジメントするにあたり、役に立つ資格を紹介します。以下でご紹介する資格は、マネジメントを行うために必要な知識や経験が得られる点からおすすめです。

中小企業診断士

中小企業診断士は名称独占資格です。「経営コンサルタント」を認定する唯一の国家資格でもあります。独占業務はありませんが「日本版MBA」とも呼ばれ、経営において必要な知識をもっていることを証明する資格です。 主な役割は企業の成長戦略の策定、経営計画の立案、支援などがあります。コンサルタントとして活動する方にとっては、取得するだけでネームバリューが上がるでしょう。 また、自社のマネジメントにおいても有効な知識が豊富なため、取得して損はない資格です。試験科目は「経済学・経済政策」「財務・会計」「企業経営理論」「運営管理」「経営法務」「経営情報システム」「中小企業経営・政策」と、経営において必要な知識全般です。小さなチームのマネジメントにおいては宝の持ち腐れになってしまうかもしれませんが、企業の経営に携わる立場であれば知っておきたい知識です。

経営学検定試験

経営学検定試験は技能を保証する民間資格です。組織の運営についての知識を証明する資格で、独占業務はありません。 試験の内容は経営学の基礎的な用語や知識、考え方などが中心です。難易度は高くなく、合格率も50%程度です。経営を学ぶ点では中小企業診断士と同じですが、経営学検定では主に「経営とはなにか」という理論を学びます。中小企業診断士の勉強をするのであれば網羅されている内容です。直接マネジメントに役立つ資格ではありませんが、経営を知ることで評価の仕方や予算管理など事業を俯瞰的に見る視点が身につきます。

ビジネスマネージャー検定

ビジネスマネージャー検定とは、東京商工会議所が主催する民間資格です。ビジネスマネージャーとは、いわゆる「中間管理職」のことです。部下とのコミュニケーションのとり方や上司や外部との接し方、組織の管理運営、マネジメント能力など実践的な内容を身につけられます。難易度は比較的易しく40~70%程度の合格率です。そのため、転職などの際にはあまり役に立つ資格ではありません。ですが、マネージャーとして必要な基礎知識が多いため、せっかくマネジメントの勉強をするのであれば取得しておきたい資格です。

PMP(Project Management Professional)

PMP(Project Management Professional)とはプロジェクトマネジメントに関する国際資格です。独占業務はありません。 プロジェクトマネジメントについての専門的知識と経験を証明する資格です。アメリカのPMI本部が資格認定を行うため、日本国内だけでなく、海外で仕事をする機会がある際にも能力を証明できます。試験自体の難易度は高くありませんが、受験資格を満たす必要があります。実際のプロジェクトマネジメントをした経験が少なくとも36か月以上求められます。 プロジェクトマネジメントに必要な知識や経験だけでなく。マネジメントに対する姿勢などの実務的な内容も問われます。勉強することで、最先端のマネジメント手法を身につけられるほか、順序立てた仕事の進め方が身につき、業務の効率化にもつながります。また試験を受けるために35時間の研修を受講する必要があります。そこではさまざまな人と関わるため、研修の場で人脈を広げることも可能です。

メンタルヘルス・マネジメント検定試験

メンタルヘルス・マネジメント検定試験とは、商工会議所が実施している民間資格です。高度な専門知識や臨床技術ではなく、メンタルヘルスに関する基礎知識や対処方法について学ぶことができます。職場のメンタルヘルス対策を進めるためには、マネージャーがメンタルヘルスに関する正しい知識をもつことが大切です。メンタルヘルス・マネジメント検定試験には3つのコースがあります。

セルフケアコース

一般社員を対象にした、自らのストレス状況を把握するために必要な知識の所有を証明する資格です。比較的難易度は低く、合格率は67%程度です。

ラインケアコース

管理職を対象にした、部下に対してのメンタルヘルス管理や安全配慮義務に関しての知識の所有を証明する資格です。難易度は中程度で、合格率は50%程度です。

マスターコース

人事職や経営幹部を対象にした、自社の人事戦略を踏まえたうえでのメンタルヘルス計画や産業保健スタッフ、ほかの機関との連携等に関する企画・立案・実施に関する知識の所有を証明する資格です。難易度は高く、合格率は17%程度です。自分のポジションによって必要な知識は異なるでしょう。マネジメントにおいて部下のメンタルヘルスは重要な問題です。たとえ資格はなくとも、一定の知識はもっておくべきでしょう。

キャリアコンサルタント

キャリアコンサルタントは国家資格であり、名称独占資格です。職業選択や能力開発に関する相談や助言を行う専門職です。主に企業内の人事や人材紹介会社、ハローワークなどで活動しています。働き方が多様化しているなかで、今注目を集めている資格の一つです。実践的なカウンセリング能力や人事系の知識が求められます。また厚生労働省が推奨しているセルフ・キャリアドックを行うための知識や能力も身につきます。セルフ・キャリアドックとは従業員に定期的にキャリアコンサルティングを行い、キャリア形成における気づきを支援する制度です。キャリアコンサルタント資格保有者だけが行える業務ではありませんが、キャリアコンサルティングを行うためには知識や能力が必要です。 資格を保有していれば相談者からの信頼も厚くなるでしょう。セルフ・キャリアドックによって従業員の定着やモチベーションの向上など多くのメリットがあります。マネジメントにおいて人材の活用は欠かせません。 また、キャリアコンサルティングは人事部やマネージャーの仕事です。一現場の従業員に任せられる仕事ではないため、取得して損はない資格です。

 

業種、業界別のおすすめマネジメント資格

マネジメント全般において有効な資格を紹介してきましたが、業種や業界によって事情は異なります。業種、業界別に、おすすめの資格をご紹介します。

人事職

人事職においてマネジメントの知識は必須です。全社的な人材活用の仕組みは経営戦略において欠かせません。 人事職のマネジメントに役立つ資格はメンタルヘルス・マネジメント検定試験、キャリアコンサルタントのほかにビジネスキャリア検定があります。 ビジネスキャリア検定とは中央職業能力開発協会が実施する公的資格です。企業の職務遂行に必要な実務能力を証明する資格です。試験は「人事、人材開発、労務管理」「経理、財務管理」「営業、マーケティング」「生産管理」「企業法務、総務」「ロジスティックス」「経営情報システム」「経営戦略」の8分野に及びます。人事職としてほかの職種の知識や経営の知識も必要となるため、実践で役に立つ資格です。

財務・経理職

財務・経営・経理職は、専門的な知識が必要になるため税理士や簿記などの技能を証明する資格が多く存在します。 そのなかでもマネジメントに役立つ資格は、中小企業診断士や企業経営アドバイザーです。 企業経営アドバイザーとは、企業の事業性評価や経営支援を行ううえで欠かせない企業経営に関する資格です。企業の経営や事業を診断する、企業の総合産業医のようなものです。経営や事業を診断するための知識を証明する資格です。財務・経理の仕事は企業の経営に直結します。企業の経営の根幹にありつつ、不正がおこりやすい業務のため、定期的な検診が必要です。マネジメントをする立場であれば、日常の帳簿だけではなく、効率的な資金の運用の知識まで身につけておいて損はないでしょう。

営業職

営業職にも使える資格があります。販売士やITパスポートなど業務内容によって必要な資格は異なりますが、営業職のマネジメントにおいて有効なのは営業士の資格です。 営業士とは、日本営業士会が運営する公的資格です。公的資格とは各省庁が認めた資格です。「初級」「上級」「マスター」と3つのランクがあります。初級では主に営業活動の基本やコミュニケーションについて学びますが、上級ではマネジメントや効果的な営業戦略、リーダーシップに関してのスキルが必要になります。営業職のマネジメントをする際に、部下の営業成績を上げることは必須課題です。包括的な営業についての知識を学ぶことで成果向上へとつなげられます。

IT業界

IT業界も専門知識が必要なITパスポートや技術者検定など技能を証明する資格が多くあります。そのなかでもマネジメントに適しているのは上記でご紹介したPMP(Project Management Professional)やITストラテジスト、システム監査技術者、ITサービスマネージャーです。 ITストラテジストとは、経営とITを結びつけるための国家資格です。ITに関する知識だけでなく、ITを活用する知識が必要になります。 システム監査技術者とは、情報セキュリティ管理を支援するための国家資格です。システムを信頼、安全、効率、機密、保全の観点から点検・評価するための専門知識が必要です。また、点検・評価をしたうえで経営リスク改善までつなげることが求められるため、システムを管理する立場であれば必要な知識です。 ITサービスマネージャーとは、情報システム全体の品質と最適化を図るための国家資格です。技術者をマネジメントする際に、マネージャーはシステム全体の品質を考えなければなりません。システムの管理や障害を最小限に抑えるための対処法、ITサービスの改善などの知識が必要です。

 

まとめ

さまざまな資格を紹介しましたが、冒頭でお伝えした通りマネジメントをするうえで資格は必須ではありません。ですが、資格をもっていることで有利になるケースがあることは確かです。また、実践のマネジメント業務で身につけた知識をそのまま資格取得に活かせることもあります。自分の業務内容や立場に応じて、必要であれば資格取得を検討してみてはいかがでしょうか。

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