公開日:2021/07/07
更新日:2023/07/03

営業に向いている人の特徴とは?傾向や共通点を営業ルート別に解説

営業に向いている人の特徴とは?傾向や共通点を営業ルート別に解説 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

営業に向いている人には共通した特徴があります。営業に向いている人/向いていない人の特徴を知ることは、営業活動を行う上での基本でもあります。。当記事では営業に向いていない人の傾向や、営業に向いている人の特徴を営業ルート別に解説します。

 

01営業に向いている人の特徴

営業に向いている人には、(1)記憶力が優れている、(2)事前準備や気遣いができる、(3)相手の立場で考えられる、(4)表情が豊かで親しみやすい、(5)振り返りと改善を欠かさないという5つの特徴があります。以下でそれぞれを具体的に説明します。

1)記憶力が良い

営業に向いている人の特徴1つ目は、記憶力が良いことです。 営業では、さまざまな顧客と接します。会うたびに同じ質問や会話を繰り返していては、顧客から不信に思われてしまいます。営業マンにとっては大勢の顧客の一人でも、顧客からするとたった一人の「御社の営業マン」です。 そのため、顧客一人ひとりの情報や特徴をしっかりと記憶し、顧客とスムーズな会話を行う必要があるのです。また、顧客の些細な発言や要望を記憶した上で提案を行うことで、顧客は「自分のために真剣に考えてくれている」と感じるでしょう。

2)事前準備や気遣いができる

営業に向いている人の特徴2つ目は、事前準備や気遣いができることです。 顧客に対して自社の商品やサービスを提案するのであれば、営業前の事前準備は欠かせません。事前準備不足だと、相手にとっても自分にとっても無駄な時間を過ごしてしまう恐れがあります。 商談当日を実りある時間にするためにも、あらかじめ得られた情報をもとに、顧客の課題に対する仮説を立て、それに合わせた資料作成や当日の進行を決めましょう。

3)相手の立場で考えられる

営業に向いている人の特徴3つ目は、相手の立場で考えられることです。 商品やサービスの良さを示す際に、相手の立場に立ち「分かりやすい言葉や相手の心に刺さる言葉」を考える必要があります。どのような説明をすれば相手の心に響くのかは、相手の性格や職業などによって大きく異なります。 そのため、相手の立場や気持ちを考慮した上で、提案を行うことが重要です。また、相手が理解しがたい専門用語は用いないように気をつけましょう。

4)表情が豊かで親しみやすい

営業に向いている人の特徴4つ目は、表情が豊かで親しみやすいことです。 初対面の際に、相手の印象は5秒で決まるといわれています。性別や身長だけでなく、表情や服装といった視覚情報から相手への印象を決めてしまいます。そのなかでも意識して変えられる「表情」は、営業において非常に重要な要素です。 無表情で愛想がない人よりも、笑顔で親しみやすい人のほうが営業に向いています。笑顔でいることで、相手に「この時間を楽しんでいる」と示すことができます。営業マンが笑顔で顧客の話を聞くことで、顧客も気持ちよく話すことができるでしょう。

5)振り返りと改善を欠かさない

営業に向いている人の特徴5つ目は、振り返りと改善を欠かさないことです。 営業で話す際に、相手の態度や性格を変えることは難しいですが、自分は意識次第で変えることができます。自分の話し方や話す内容を振り返り、次に活かしていきましょう。 1日ごとにPDCAを回し改善していくことで大きな成長につなげることができます。自分自身で振り返るだけでなく、上司や同僚といった第三者からのフィードバックをもらいながら振り返り、実践していくことが大切です。

 

02営業に向いていない人の特徴

営業は、その人の特徴によって向き不向きが大きく分かれる職種です。ここでは、営業に向いていない人の特徴について詳しく解説していきます。

1)約束が守れない

営業に向いていない人の特徴1つ目は、約束が守れないことです。 営業において、顧客と約束した日時や期日を守ることは、最低限しなくてはならないマナーです。約束を守れなければ、相手との信頼関係は失われてしまいます。 信頼されないだけでなく、顧客に不信感を与えてしまい、その姿勢は営業の結果に顕著に現れます。約束した日時に確実に連絡や商談が行えるよう、細かなスケジュールのチェックや報連相は欠かさずに行いましょう。

2)清潔感がない

営業に向いていない人の特徴2つ目は、清潔感がないことです。 人はコミュニケーションをとる際に、相手を「言語情報7%」「聴覚情報38%」「視覚情報55%」の割合で認識しています。これは、メラビアンの法則と呼ばれ心理学的に証明されています。 視覚情報が相手に与える影響力は高いため、見た目に清潔感がなければそれだけで相手に不快な印象を与えてしまうでしょう。顧客から「だらしなさそう」と思われてしまわないためにも、身だしなみに気をつけましょう。

3)プライドが高い

営業に向いていない人の特徴3つ目は、プライドが高いことです。 この場合のプライドとは、「営業職」そのものでなく、「自分自身」に対するプライドを指しています。自 分のプライドが高い人は、顧客を敬えません。それだけでなく、プライドが高ければ、振り返りを行う際にうまくいかなかった原因を相手のせいにし、自省することができません。 しかし、それでは営業力を高めることはできないでしょう。知らないことや分からないことは素直に認め、知識をもつ人に聞くことで成長につなげることができるでしょう。

4)すぐにくじけてしまう

営業に向いていない人の特徴4つ目は、すぐにくじけてしまうことです。 営業でも特に新規開拓の顧客では、相手から断られてしまう場合がほとんどです。断られて自信を喪失してしまうと、その自信のなさが営業トークにも現れてしまいます。 自信のない話し方や態度は顧客からの期待を得られず、信頼関係の構築が困難になってしまうでしょう。営業でなかなか成果が出ないことにくじけてしまい、自信を失うと、さらに成果につながりにくくなってしまうという悪循環に陥ってしまいます。

5)自分や自社へのメリットを優先する

営業に向いていない人の特徴5つ目は、自分や自社へのメリットを優先することです。 営業でなかなか成果につながらない人は、営業の際に自社にとっての利益やメリットばかり気にしてしまう傾向があります。それでは顧客の立場に立った提案ができないため、顧客からの信頼を得ることができません。 自社のメリットももちろん大切ですが、顧客にとってのメリットを考えられる人こそ、一流の営業マンといえるでしょう。

 

03営業に向いている人を種類ごとに解説

ルート営業

ルート営業は、特定の地域やエリアを担当し、定期的に顧客を訪問する営業スタイルです。営業担当者は、顧客との関係を構築し、製品やサービスの提案や販売を行います。ルート営業に向いている人の特徴は、コミュニケーション能力が高く、人との関係構築が得意なことです。また、計画的に行動し、地理的な知識や組織力を持っていることが求められます。

飛び込み営業

飛び込み営業は、予約や事前の連絡なしに、潜在的な顧客を訪問する営業手法です。営業担当者は、直接営業先に訪れて商品やサービスに関する提案や販売活動を行います。飛び込み営業に向いている人の特徴は、積極的で自己主張があり、コミュニケーション能力が高いことです。また、リジリエントな性格や折衝力があることが求められます。

企画営業

企画営業は、顧客のニーズや要求を把握し、カスタマイズされた企画や提案を行う営業手法です。営業担当者は、顧客との相互信頼関係を築きながら、問題解決のための企画を立案し、顧客のビジネス成果を最大化することを目指します。企画営業に向いている人の特徴は、クリエイティブ思考や分析力があり、顧客の課題に対して独自の解決策を提案できることです。

コンサルティング営業

コンサルティング営業は、顧客に対して専門知識やアドバイスを提供し、最適なビジネス戦略や解決策を提案する営業手法です。営業担当者は、顧客のビジネス環境を理解し、ニーズに合わせたコンサルティングを行います。顧客の信頼を得るために、高い専門知識や洞察力が必要です。また、顧客の課題を分析し、独自の解決策を提案する能力も求められます。

ソリューション営業

ソリューション営業は、顧客の問題や課題に対して、総合的な解決策を提供する営業手法です。営業担当者は、顧客のニーズを把握し、製品やサービスの特長を活かしたソリューションを提案します。ソリューション営業に向いている人は、優れたコミュニケーション能力と分析力を持ち、顧客との信頼関係を築きながら、最適な解決策を提供する能力があります。

 

04営業に向いている人が持つスキル

ここまで営業が向いている人の特徴や、向いていない人の特徴について紹介しました。 では、営業に向いている人はどのようなスキルを持っているのでしょうか。営業の向き不向きに限らず、スキルや知識は伸ばすことが可能です。 営業には顧客と接する際のヒアリング力や、課題を解決するスキルなど様々な力が求められます。ここでは具体的なスキル例を紹介します。

コミュニケーション力

営業職では効果的なコミュニケーションが不可欠です。クライアントとの対話やプレゼンテーションにおいて明確かつ魅力的なメッセージを伝える能力が求められます。

関係構築力

良好な人間関係を築く能力は営業において重要です。顧客との信頼関係を構築し、ニーズや要求を理解し、長期的なパートナーシップを築くことが求められます。

問題解決能力

営業は課題を特定し、適切な解決策を提供する役割を果たします。問題解決能力を高めることで、顧客のニーズに合わせた効果的なソリューションを見つけることができます。

交渉力

営業は価格や契約条件の交渉も含みます。優れたネゴシエーションスキルを持つことで、ウィンウィンの関係を築きつつ、双方にとっての最適な取引条件を実現します。

 

05営業に向いてない人におすすめの解決策

では営業に向いていないと感じている人は、どのようにすればよいでしょうか。前述の通り、営業にもいろんな種類があるので、自分に合ったスタイルを見つけることが重要です。 ここでは自分に合ったスタイルを見つけるための方法を紹介します。

自己分析を行う

自身の性格や能力を客観的に評価し、得意なことを見極めます。自己の強みや興味を考慮し、自分なりに価値を発揮する方法を見つけることが重要です。

研修やトレーニングを受ける

営業のスキルや知識を向上させるために、関連する研修やトレーニングを受けることが有益です。コミュニケーションやネゴシエーションの技術を磨くことで、営業に対する自信や能力を高めることができます。

別の役割を模索する

自身の能力や興味に合った別の職種や業界を探索することも検討してください。他の営業チームやマーケティング部門など、営業と関連する職種であっても自身に適した役割を見つけることができるかもしれません。


 

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07まとめ

営業に向いていない人や向いてる人には共通した特徴があります。 自社の営業を振り返ってみると、同じ傾向があるのではないでしょうか。営業に向いている人の特徴のなかには、努力次第で身につけることができるものもあります。 まずは、営業に向いているとはどういうことか理解することから始めてみましょう。

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