公開日:2022/08/30
更新日:2024/06/24

ビジネスで働きかける力が重要視される理由とは?働きかける力をアップする方法

ビジネスで働きかける力が重要視される理由とは?働きかける力をアップする方法 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

私たちが仕事やプロジェクトを実行するとき、様々な関係者と協力しながら進めていきます。その中で、周囲を巻き込みながらプロジェクトを進められる「働きかける力」は、多くの企業で求められるスキルの1つです。本記事では、働きかける力の概要や企業における重要性、働きかける力を高める方法について紹介します。

 

01働きかける力とは?

「働きかける力」とは、目標達成に向けて周囲に働きかけ、巻き込む力です。自らが目標に向けて主体的に取り組み、周囲の人の理解を得ながら自主的に協力してもらい、確実に成果を出します。 また、経済産業省が2006年に提唱した社会人基礎力の一つである「前に踏み出す力」の三つの要素のうちの1つです。会社では1つの事業を進めるにあたり、社内の様々な部署や社外の取引先手など多くの人たちが関わります。その多くの関係者をまとめ上げて、事業を成功に導くことが求められるリーダーにとって、必要不可欠なスキルといえるでしょう。

▶︎参考:経済産業省「人生100年時代の社会人基礎力」

巻き込み力との関連性

「巻き込み力」とは、目標に向かって周囲を巻き込みながら、一緒に達成していく力です。その際、単に仕事を依頼するのではなく、相手の信頼を勝ち取り、巻き込まれた相手が自発的に目標達成に向けて行動する状態を目指します。 一方、働きかける力は、目標達成に向けて周囲に働きかけ巻き込む力です。つまり、働きかける力という言葉には、巻き込むという概念も内包されているのです。そのため同じ文脈で使われることも多く、いずれも社会人にとって必要不可欠なスキルと言えます。

フォロワーシップとの関連性

「フォロワーシップ」とは、チーム全体の成果を最大化させるために、「主体的にリーダーやメンバーに働きかけ支援すること」です。例えば、自らの専門分野において、リーダーの意思決定や方針が誤っているとき、自分の見解を述べて最善の方法を導き出します。このように、自らの置かれたポジションで、主体的にチーム全体がより良い方向に進むようメンバーに働きかけることが重要です。 目標を達成するためには周囲のメンバーに働きかけ、各メンバーに当事者意識をもってもらい、専門的な意見を述べたり自主的に業務を遂行してもらったりする必要があります。そのため働きかけ力とは、関わる人のフォロワーシップを引き出す力とも言えるでしょう。

 

02働きかける力がビジネスシーンで重要視される理由

次に、働きかける力がビジネスシーンで重要視される理由について、具体的に見ていきましょう。主に、重要視される理由は以下3点です。

  • 1.仕事はチームや行うものであるため
  • 2.業務効率化を図るため
  • 3.業務を分散するため

それでは、それぞれの理由を説明します。仕事はチームで行うため、働きかける力によりチームでの成果を最大化できることに、企業も着目しています。

1.仕事はチームや行うものであるため

まず、ビジネスシーンにおいて働きかける力が重要視される理由は、仕事はチームで行うケースが多いためです。どのような仕事でもチームで協力して行い、一人では進められません。 もちろん個人の裁量が大きいときもありますが、少なからずチームなど周囲の協力は必要となるでしょう。特に、新入社員や転職者の場合、一人で完結できることが少なく、周りの協力や指導を受けながら進めていきます。 その中で、働きかける力があれば、周囲を巻き込み協力しながら、仕事を進められます。また、新入社員など経験が浅い場合でも、主体的に取り組む姿勢を見て、周りの上司や先輩の協力やアドバイスをもらえるでしょう。

2.業務効率化を図るため

2つ目に、ビジネスシーンにおいて働きかける力が重要視される理由は、業務効率化を図るためです。最近のビジネス環境では、業務も多様化してきており、多岐にわたるメンバーと一緒にプロジェクトを進める場合が多くなっています。 自分一人でできることは限られており、各メンバーには得意・不得意分野があります。働きかける力によって、うまく周りを巻き込み、それぞれの得意とする業務を分担して進められます。 各業務を知識や能力のあるメンバーが同時並行的に進めることで、仕事の効率も格段に上がり、より大きな成果を成し遂げられるでしょう。このようにスムーズにプロジェクトを進めるためにも、普段から周囲との信頼関係を築くことが大切です。

3.業務を分散するため

3つ目に、ビジネスシーンにおいて働きかける力が重要視される理由は、業務を分散するためです。働きかける力によって、業務を自分ひとりで抱え込まず、周りの人に割り振ることが可能です。 そうすることで、短期間で効率的に業務を進められるだけではなく、担当者が体調不良などで不在になっても業務が滞りません。このように、働きかける力で業務分散することで、本人の業務負担を減らすだけでなく、チーム全体で見たときも業務への支障が少なくなったり、効率が上がったりします。

 

03働きかける力がある人の特徴

実際に、ビジネスにおける働きかける力がある人材の特徴を紹介します。 主な特徴としては、次の4つです。

  • 1.公平な目線で物事を判断できる
  • 2.ファシリテーションスキルがある
  • 3.コミュニケーション能力が高い
  • 4.交渉力が優れている

それでは、それぞれの特徴について、詳しく解説していきます。

1.公平な目線で物事を判断できる

働きかける力がある人は、公平な目線で物事を判断できます。目標に向けてメンバーと協力して業務を進める中で、物事を決断するタイミングは多く訪れます。メンバー間で意見の対立が起きたとき、主観的な要素を排除して、公平な判断が大切です。 どちらかの意見に偏った判断を下してしまえば、メンバーからの不満も発生して、うまく進めることができません。日頃から自分自身のぶれない軸を持ち、根拠となる情報を収集し、公平な判断を下せるように意識しましょう。

 

2.ファシリテーションスキルがある

働きかける力がある人は、ファシリテーションスキルを持っています。ファシリテーションスキルは、ものごとを円滑に進めるように調整する能力であり、人を巻き込み動かすうえで重要なスキルの1つです。 関連する人たちの意見をまとめて、会議やプロジェクトを進行させて、ゴールに向かって着実に物事を進めていきます。人を動かす際も、指示や命令を一方的にしても、周りの人は主体的になかなか動いてくれません。ファシリテーションによって、関連する人たちの納得感を生み出し、それぞれが主体的に動き、協力する状態を目指します。

3.コミュニケーション能力が高い

働きかける力がある人は、コミュニケーション能力が高いと言えます。コミュニケーション能力は、自分の考えを適切に相手に伝え、相手の考えを汲み取り、意思疎通をスムーズに行える能力です。 周りに働きかけ巻き込むためには、周囲の人とのコミュニケーションは大きな役割を担います。例えば、相手に協力依頼をする場合、自分の要望を適切に伝えられなければ、自分の意図する形で動いてもらえません。また、相手の考えを無視して不快にさせては、自分の依頼に協力してもらえないでしょう。働きかける力のある人は、業務を進める中でこれらをうまく行えています。

4.交渉力が優れている

働きかける力がある人は、交渉力に優れています。交渉力は、立場や利害関係が異なる相手に対して、「お互いが納得できるゴール」を示し、合意できるまで話し合う能力です。ビジネスシーンにおいて、他部署や社外の人を巻き込む場面では、あらゆる利害関係者との交渉の連続です。 依頼する内容によっては、相手にとってメリットがなかったり、手間になったりする場合もあります。そのとき、相手の立場も理解しながら、あくまで双方が納得できるように持っていくことが重要です。このように、人を巻き込み物事を進めるにあたって、交渉力は大切なスキルなのです。

 

04働きかける力をアップさせる方法

これまで、ビジネスシーンにおける働きかける力の重要性や特徴を解説してきました。最後に、ビジネスにおける働きかける力をアップさせる方法を紹介します。

  • 1.チーム心理的安全性を高める
  • 2.チーム間や他チームとの交流の機会を作る
  • 3.働きかけ力を高める研修を実施する

どのような人でも、こうした点を意識することで、働きかける力を養えます。働きかける力の習得を目指して、上記の3つを実践してみてください。

1.チーム心理的安全性を高める

働きかける力をアップさせるためには、普段からチームの心理的安全性を高める必要があります。チーム心理的安全性とは、チーム全員が上司や同僚をおそれたり恥ずかしがったりせずに、気兼ねなくありのままの自分の意見を発言し合えることです。 また、チーム内の対人関係が損なわれない状態を指します。チームの心理的安全性が低いままでは、各メンバーが責められたり嫌がられたりするといった気持ちから、積極的に依頼や協力、連携ができなくなります。そのような状態を回避するため、心理的安全性を高めて、お互いに協力し合える関係性を構築しましょう。

2.チーム間や他チームとの交流の機会を作る

働きかけたい相手をよく理解するため、チーム間や他チームとの交流の機会を作りましょう。相手に納得して働きかけに応じてもらうためには、日頃から相手を観察してコミュニケーションを取り、理解を深めておくことが大切です。 その人がどのようなスキルや経験、関心があるのかを理解したうえで、仕事の依頼などを行います。また、巻き込みたい相手に自分の人間性だけでなく、ビジョンや目指す方向性なども普段から伝えておくと良いでしょう。 その結果、お互いの理解が深まり信頼関係を築けて、互いの認識や齟齬なく協力して進められます。お互いに理解を深められるように、普段から定期的に周りの人たちと交流するようにしましょう。

3.働きかけ力を高める研修を実施する

働きかける力をアップさせる方法として、働きかけ力を高める研修を実施したり、参加したりするのも有効です。働きかける力を鍛えるためには、積極的に人と関わることが重要です。 ボランティアや交流会など多くの人が集まる場に積極的に参加するのも良いですが、はじめは働きかける力の理解を深めるための研修がおすすめです。基礎から実践まで集中的に学べるうえに、グループワークなどで実践を想定した事例の経験ができます。研修で学んだことはすぐに普段の業務に取り入れて実践するようにしましょう。

 

05働きかける力を向上させるSchooのオンライン研修

Schoo for Businessは、国内最大級8,500本以上の講座から、自由に研修カリキュラムを組むことができるオンライン研修サービスです。導入企業数は4,000社以上、新入社員研修や管理職研修はもちろん、DX研修から自律学習促進まで幅広くご支援させていただいております。

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Schoo for Businessの特長

Schoo for Businessには主に3つの特長があります。

【1】国内最大級8,500本以上の講座数
【2】研修設定・管理が簡単
【3】カスタマーサクセスのサポートが充実

働きかける力に関するSchooの講座を紹介

Schooは汎用的なビジネススキルからDXやAIのような最先端のスキルまで、8,500本以上の講座を取り揃えております。この章では、働きかける力に関する授業を紹介いたします。

行動変容を促す働きかけのコツ

この授業では、他者を導く、または他者と協働して一つの物事をやり遂げる際に必ず必要となる「働きかけの手法」を学んでいきます。

 
  • 株式会社2.1 認定研修講師

    1989年、千葉県八街市生まれ。東京理科大学工学部卒。2012年4月、ディー・エヌ・エー入社。大型IPタイトルのゲーム企画・開発業務に従事。その後、プラスティー教育研究所に参画、コンテンツ事業を掌管。法人や教育現場に対し、「人が動くコミュニケーション」として「構造化」「見える化」の切り口で講演を手掛ける。株式会社2.1では、チームの生産性が向上するマニュアル整備研修の講師としてコンテンツ制作より携わる。著書に『ゲーミフィケーション勉強法』(講談社)。メディア掲載に『AERA with Kids』『日経DUAL』など多数。

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自分でできる認知行動療法~レジリエンス力を高める

本授業では、レジリエンス向上のため、自身でできる認知行動療法を学んでいきます。認知行動療法は、「現実の受け取り方」や「ものの見方」といった認知に働きかけて、心のストレスを軽くしていく治療法です。自身でできる手法を学んでおくことで、大きなストレスに直面した際に、セルフマネジメントできるようにしていきます。

 
  • マイコーピング株式会社 代表取締役社長

    コニカミノルタにて新規事業の海外営業・マーケティング。IBMビジネスコンサルティングサービスでのCRMコンサルタントを経て、日本IBMにてグローバル・ビジネス・サービス(GBS)事業のリソース管理部長として、事業変革を支える経営管理モデルの構築をリード。上海のオフショア拠点での駐在も経験。アドビにてエクスペリエンス・クラウド事業の経営企画本部長として、コンサルティングなどサービス部門の成長を牽引。2020年マイコーピング株式会社を創業し、「働く人」の心の問題を予防的に解決するサービスを提供。

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チームビルディング-リーダーの振る舞いを学ぶ-

このコースでは、リーダーになった方やリーダー志望の方を対象に、チームビルディングの授業を開講いたします。授業では理論的な説明だけでなく、その状況でのリーダーの振る舞いや働きかけの仕方、NG行動を学びます。

 
  • 組織開発ファシリテーター

    日本福祉大学卒業後、東京学芸大学にて野外教育学を研究後、冒険教育研修会社、玩具メーカー、人事コンサルティング会社を経て独立。 企業、団体、教育、スポーツの現場など、約20年にわたって3000回を超えるチームビルディングを実施、現在は複数の法人で「エア社員」の肩書のもと、事業開発やサービス開発、社内外との横断プロジェクトを通じた組織づくりをファシリテーションする。 株式会社ナガオ考務店代表取締役、一般社団法人プロジェクト結コンソーシアム理事長、学校法人茂来学園大日向小学校の理事を兼任する。 著書に『宇宙兄弟「完璧なリーダー」は、もういらない。』『宇宙兄弟 今いる仲間でうまくいく チームの話』(学研プラス)がある。

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06まとめ

ビジネス環境がより複雑化する中で、社内外の多くの人と協力し信頼関係を構築し、周囲を巻き込みながら進める機会が増えています。この記事では、働きかける力の特徴や企業における重要性、働きかける力を高める方法について、紹介してきました。今後の自身のプロジェクトを達成させるため、この記事を参考に働きかける力を鍛えていきましょう。

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