公開日:2021/06/30
更新日:2023/01/17

コミュニケーション能力を高める練習方法とは?低い要因やコツを解説

コミュニケーション能力を高める練習方法とは?低い要因やコツを解説 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

コミュニケーション能力は練習すれば高めることができます。コミュニケーション能力はもともとの性格で決まっていると思い込んでいないでしょうか。当記事では、コミュニケーション能力を高める練習方法/低い要因/高めるコツを詳しく解説します。

 

01コミュニケーション能力とは

コミュニケーション能力とは、相手とスムーズに意思疎通するための対人関係における能力です。 集団に所属していると、人と接することは日常茶飯事です。相手と良好な関係を築いていくためにも、コミュニケーション能力は欠かせません。コミュニケーション能力というと「相手にいかにうまく伝えていくのか」といった話す能力に目が行きがちです。 しかし、コミュニケーションは双方向であるため、「相手からの話をいかに受け取るのか」といった聞く姿勢も重要になります。

コミュニケーション能力を高めるメリット

コミュニケーション能力が高まることで、相手との良好な関係を築くことができます。コミュニケーション能力を高めるメリットは以下のとおりです。

  • ・信頼関係の構築
  • ・生産性の向上
  • ・相互理解が深まる

ここでは上記のコミュニケーション能力を高めるメリットについて詳しく解説していきます。

信頼関係の構築

コミュニケーション能力を高めるメリット1つ目は、信頼関係の構築です。 相手とコミュニケーションをとり、互いの価値観や考え方を共有することで、相互理解を深められます。あまりよく知らない人をいきなり信じることは難しいでしょう。 互いについて知れば知るほど、信頼関係を構築していくことができます。

生産性の向上

コミュニケーション能力を高めるメリット2つ目は、生産性の向上です。 仕事をしていく上で、人とコミュニケーションをとることは必要不可欠です。性格や価値観の異なるさまざまな相手と情報交換し、意思疎通することで、仕事をスムーズに進めることができるでしょう。 コミュニケーション能力が高ければ、周囲との良好な関係を築きながら仕事のやり取りを円滑に進められるため、結果として生産性が向上します。

相互理解が深まる

コミュニケーション能力を高めるメリット3つ目は、互いの理解が深まることです。 コミュニケーション能力が高い人は、相手とスムーズに会話ができるため相手の情報が多く得られます。その場の状況や相手の特徴に合わせて適切な質問をすることで、相手の知らなかった一面を知ることができるでしょう。 また、コミュニケーション能力が高い人は、自己開示が得意であるため、相手に自分の考えや価値観を素直に伝えられます。そのため、コミュニケーション能力が高ければ、相互理解が深まるといえるでしょう。


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02コミュニケーション能力が低い理由

コミュニケーション能力を高めるためには、まずコミュニケーション能力が低い要因を知る必要があります。コミュニケーション能力が低い理由は以下の通りです。 1)周囲の目を気にしすぎてしまう 2)警戒心が強く何事にも慎重 3)過去に何かしらのトラウマがある ここでは、上記のコミュニケーション能力が低い理由について解説します。

1)周囲の目を気にしすぎてしまう

コミュニケーション能力が低い理由の1つ目は、周囲の目を気にすぎてしまうことです。 コミュニケーション能力が低い人は、相手からどう思われるのかを過剰に気にしてしまうことがあります。「この発言をしたら周囲にどう思われるのだろうか。」「相手に失礼でないだろうか」と考えすぎるあまり、自由な会話を楽しめなくなってしまうのです。 相手の気持ちを考えられることは良いことですが、あまりに気にしすぎると、コミュニケーションがスムーズにとれません。次第に相手も気を使うようになってしまうでしょう。

2)警戒心が強く何事にも慎重

コミュニケーション能力が低い理由の2つ目は、警戒心が強く何事にも慎重なことです。 警戒心が強い人は、自分の発言が周囲に与える影響を常に気にしてしまいます。もしもの場合を気にして、慎重に行動するため相手からは「とっつきにくい人」と認識されてしまう恐れがあります。 相手も何を質問したら良いのかわからなくなってしまい、次第に周囲とのコミュニケーションがとれなくなってしまうでしょう。

3)過去に何かしらのトラウマがある

コミュニケーション能力が低い理由の3つ目は、過去に何かしらのトラウマがあることです。 過去に対人関係で傷ついたような出来事があると「もうこのような思いはしたくない」と一人でいることを好むようになってしまうでしょう。 人間の悩みのほとんどは対人関係であるといわれるほど、人と問題を抱えている人が多いという現状があ過去のトラブルの影響を引きずってしまい、しまい、あまり人とコミュニケーションができなくなっている。

 

03コミュニケーション能力が高い人の特徴

コミュニケーション能力が高い人には、共通して以下のような特徴があります。 1)適切な相槌が打てる 2)話を最後まで聞く 3)相手を否定しない 4)表情が豊か 5)自己開示する ここでは上記のコミュニケーション能力が高い人の特徴を解説します。

1)適切な相槌が打てる

コミュニケーション能力が高い人の特徴1つ目は、適切な相槌が打てることです。 自分が話していても、相手からの反応が何もないときちんと伝わっているかどうか不安になってしまいます。それだけでなく、相手が自分の話に興味を示していないように感じ話を続けたくなくなってしまうでしょう。 相手の話に関心があることを示すた適切な、適切な相槌を打つことは必要です。しかし、相槌はただすればいいわけではありません。あまりにも高頻度で「はい」といった相槌打つと、相手は「早く話を終わらせほしいと思っているのではないのか」と感じてしまいます。 適切な頻度で何種類かの相槌を打つことが大切です。

2)話を最後まで聞く

コミュニケーション能力が高い人の特徴2つ目は、話を最後まで聞けることです。 相手の話を途中で遮り、自分の話に変えてしまった経験はないでしょうか。あるいは、そのようなことされたことはないでしょうか。相手の話の中に興味や関心があるワードが出てくると、「わかります。〇〇と言えば私は〜」と自分の話に切り替えてしまう人は、実はとても多いのです。 これは、一見共感できているように見えて、相手の本心に共感することができていません。なぜなら、話を最後まで聞いていないため「相手が本当にこの文脈で伝えたい内容」を考慮できていないからです。まずは、相手の話を最後まで聴く習慣をつけましょう。

3)相手を否定しない

コミュニケーション能力が高い人の特徴3つ目は、相手を否定しないことです。 相手と話をするなかで、考え方や認識そのものが異なってしまうこともあるでしょう。しかし、自分の話を真っ向から否定されてしまっては、相手はこれ以上話をしたくなくなってしまいます。 相手の話を真っ向から否定することは、仲の良い友人同士なら許されるかもしれませんが、ビジネスの現場ではあまりおすすめできません。例えば営業においては、たとえ相手の認識が間違っていたとしてもまずは「申し訳ございません。説明不足でした。」と切り返してから訂正しましょう。

4)表情が豊か

コミュニケーション能力が高い人の特徴4つ目は、表情が豊かなことです。 落ち着いていて、冷静なことも決して悪いことではありません。しかし、表情の変化がない人からはその人の感情や本音が見えてきません。 人はコミュニケーションをとる際に、相手を「言語情報7%」「聴覚情報38%」「視覚情報55%」の割合で認識しています。これは、メラビアンの法則と呼ばれ心理学的に証明されています。 実は言語から伝わる情報は1割以下であり、それ以上に表情やリアクションといった視覚的な要素から情報を得ているのです。

5)自己開示する

コミュニケーション能力が高い人の特徴5つ目は、自己開示がうまいことです。 自己開示とは「自分の本音をさらけ出すこと」です。相手から本心を引き出したい場合は、まずは自分も積極的に自己開示をしていくことが大切です。初対面の相手に自分の本心をさらけ出せる人はあまりいません。 だからこそ、互いに本音を探り合うよりも、まずは自分から本音で話をするようにしましょう。注意したいことは、自己開示の目的は「自分の本音を話す」だけでなく、「自分の本音を話すことで、相手が本音を話しやすい環境をつくること」です。 自分ばかりが話してしまわないように、本音で話した後は相手に話題を振るよう意識しましょう。

 

04コミュニケーション能力を高める練習方法

ここまでコミュニケーション能力が高い人の特徴について解説しました。コミュニケーション能力を高めるには、話す力と聞く力のどちらも重要になります。 ここでは、話す力と聞く力の2つの観点から、コミュニケーション能力を高めるための練習方法について解説します。

話し方の練習方法

まずは話し方における練習方法を紹介します。話し方になかなか自信がもてない方は参考にしてみてください。

エレベータートーク

話し方の練習方法1つ目はエレベータートークです。エレベータートークとは、同じエレベーターで乗り合わせた人に話すくらいの、短時間で簡潔に伝える練習方法です。起業家が多く集まるシリコンバレーで発案された方法です。 例えば、営業トークで相手に自社商品やサービスのポイントをアピールしたいと思っても、多忙な相手に多くの時間を割いてもらうことはなかなか難しいのではないでしょうか。 エレベータートークで想定される時間は数十秒から長くても1分です。1分以内であれば、多忙な相手でも耳を傾けてくれる可能性は高いでしょう。エレベータートークでは短時間で伝えたいポイントや強調したいことを凝縮したトークをしなければ相手の関心を掴むことはできません。 短時間で分かりやすく伝えられるように、トークの要点を絞り出し工夫していきましょう。

結論から話す

話し方の練習方法2つ目は結論から話すことです。 話したい内容を論理的に分かりやすく相手に伝えるために、「結論→理由→理由の具体的な内容」の順序で話すことを意識しましょう。結論から初めに話すことで、もっとも相手に伝えたい重要な内容から伝えることができます。 次にそう考えるに至った背景を「理由は3つあります」のように数字で示して伝えましょう。その後に具体的な理由の内容を話すことで、聞き手が頭を整理しながら聞くことができます。

聞き方の練習方法

次に、聞き上手になるための練習方法を紹介します。 前述したとおり、話すことはもちろん重要ですが、聞くこともコミュニケーションにおいては必要不可欠です。そして、話すことに比べると、聞くことは無視されがちなのではないでしょうか。 聞き上手こそ、本当にコミュニケーション能力が高い人なのです。聞き上手になり、相手の話を適切に引き出すスキルを身につけましょう。

ミラーリング

聞き方の練習1つ目は、ミラーリングです。 ミラーリングとは、まるで鏡のように相手の言動を真似る行為です。人は自分と似た特性や行動をする人に親近感を感じるといわれています。表情や仕草、話す速さや声のトーンを相手に合わせることで、相手が心地よく話すことができるでしょう。 しかし、あまりにわざとらしく真似てしまうと、相手が「バカにされている」と感じてしまう可能性があります。ミラーリングを行う際は、わざとらしくならないように気をつけることが大切です。

バックトラッキング

聞き方の練習2つ目は、バックトラッキングです。 バックトラッキングとは、相手の発言を繰り返すオウム返しのことです。相手が話をした内容を繰り返すことで、相手に「しっかりと話を聞いて理解している」と示すことができます。 しかし、あまりにも相手の発言を繰り返してばかりだと、不自然になり相手から不審に思われてしまいます。適度な頻度と適切なタイミングで相手の発言を繰り返しましょう。

パラフレーズ

聞き方の練習3つ目は、パラフレーズです。 パワフレーズとは、相手が話した内容を別の言い方に言い換えることです。相手の話を聞きながら、自分の中で整理し「それはつまりこういうことですか?」と投げかけます。 別の言葉で言い換えることで、相手はきちんと話を理解し考えてくれていると感じられるでしょう。相手が話している内容と自分の認識に誤差がないか確かめるためにも有効な手段です。


 

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05まとめ

コミュニケーション能力は元々の性格に由来するもので、変えられないと諦めていないでしょうか。コミュニケーション能力は練習次第で高めることができます。コミュニケーション能力を高め、周囲と良好な人間関係を築きましょう。

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