公開日:2023/01/12
更新日:2023/01/27

シェアド・リーダーシップを活用するポイントとは?メリットやスキルを解説

シェアド・リーダーシップを活用するポイントとは?メリットやスキルを解説 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

シェアド・リーダーシップが浸透しているチームは、メンバー全員がリーダーシップを発揮できることが特徴です。新入社員や若手社員にも、リーダーシップの発揮が期待されます。 本記事では、シェアド・リーダーシップの概要やそのメリット、求められるスキル、実施のポイントについて解説します。

 

01シェアド・リーダーシップとは

シェアド・リーダーシップとは、職場やチームのメンバー全員がリーダーシップを発揮している状態のことです。ここでは、シェアド・リーダーシップについて解説します。

メンバー全員がリーダーシップを発揮している状態

一般的に、役職としてのリーダーがリーダーシップを発揮するというイメージがありますが、シェアド・リーダーシップは、役職に関わらずメンバー全員がリーダーシップを発揮している状態を指します。必要に応じてリーダーシップを発揮するメンバーが入れ替わり、他のメンバーはフォロワーになるといった、双方向のやり取りが行われている状態といえます。そして、これは役職としてのリーダーを否定するものではありません。役職の有無に関わらず、全員が主体性をもって目標に向かっている状態を指すのです。

 

02シェアド・リーダーシップのメリット

シェアド・リーダーシップは、チーム全員がリーダーシップを発揮し合う状態にあるため、チームパフォーマンスを最大限に活かすことができます。ここでは、シェアド・リーダーシップのメリットについて解説します。

  • 1.メンバーのモチベーションアップにつながる
  • 2.チームの生産性が向上する

1.メンバーのモチベーションアップにつながる

メンバーがリーダーシップを発揮する機会が増えることで、モチベーションアップにつながります。トップダウン型のリーダーの場合、メンバーは命令や指示に従うため、自分で考える機会が失われ、不満が出やすいという側面があります。そのため、モチベーションを維持するのが難しいともいえるでしょう。その点、シェアド・リーダーシップでは、意思決定に関わる機会が増え、リーダーとしての役割や当事者意識が芽生えることから、モチベーションがアップするのです。

2.チームの生産性が向上する

リーダーシップを発揮しやすい環境が整うと、チームの生産性の向上が期待できます。シェアド・リーダーシップでは、リーダーの得意分野は積極的に発揮し、そうでない分野は他のメンバーにエンパワーしてリーダーシップを発揮してもらうことが可能です。さらに、得意分野や強みを活かせると、メンバーのパフォーマンスが向上します。そのため、仕事の質を向上させることにつながり、結果として生産性が向上するのです。

 

03シェアド・リーダーシップに求められるスキル

シェアドリーダーシップは、役職に関わらずメンバー全員が適所でのリーダーシップ発揮をするという考え方なので、それに必要なスキルを身につけておく必要があります。ここでは、シェアド・リーダーシップに求められるスキルのうち、特に重要な4つのスキルについて解説します。

4つのスキルは、以下の通りです。

  • 1.問題解決力
  • 2.コミュニケーション力
  • 3.意思決定力
  • 4.実行力

1. 問題解決力

課題解決力とは、業務で発生した問題に対し、課題を特定し、アクションを決めて解決に導く能力のことです。特に不確実性が高く結果が見えにくいタスクは、解決までのプロセスを把握することは容易ではありません。段階的な解決策を見極め、メンバーそれぞれが必要な能力や情報を持ち寄って、必要なリーダーシップを発揮することが有効です。問題解決力に優れたリーダーは、予想外の問題が発生しても冷静さを保ち、原因を分析し、解決することができます。

2. コミュニケーション力

リーダーシップとは、他者を巻き込んで物事を進める力です。そのためリーダーシップを発揮するには、他者を巻き込む力、即ちコミュニケーション力が不可欠です。目標や計画を分かりやすく説明することはもちろん、自分にできること・できないことを明らかにし、エンパワーするためには、コミュニケーション力が重要になります。加えて、メンバーの意見やアイデアを引き出す傾聴力とバランスよく発揮することが求められます。

3.意思決定力

ビジネスにおいて予め100%の正解が分かっていることはあまりありません。目標達成までに、多くの意思決定が必要になります。途中で起きる不測の事態に合わせて柔軟に計画を変更することもあるでしょう。その際の意思決定の遅れが、チーム全体の業務が滞ることにもなりかねません。企業の経営に悪影響を及ぼすことも可能性も高くなります。メンバーの進捗状況を把握し、適切なタイミングで的確な意思決定が求められるのです。

4. 実行力

合わせてリーダーにはスピード感のある実行が重要です。施策の実行までに時間がかかり過ぎると、メンバーの実行に対する意欲が薄れ、士気が下がる可能性があります。ビジネスは時間経過が最大の敵でもあります。スピーディーに推進していく実行力が、メンバーの主体性を引き出し、最短時間で目標達成する鍵になるのです。

 

04シェアドリーダーシップを実施するポイント

次に、シェアド・リーダーシップを実施するポイントについて解説します。ポイントは以下の通りです。

  • 1.ビジョンを共有する
  • 2.メンバーに権限を譲渡する
  • 3.リーダーシップを高める
  • 4.フォロワーシップを発揮する
  • 5.人材・社員研修を実施する

1.ビジョンを共有する

シェアド・リーダーシップでは、メンバーの主体性が求められますが、前提として方向性がぶれないように、ビジョンを共有しておかなければなりません。ビジョンを共有する際には、なるべくシンプルで分かりやすい表現で伝える必要があります。チームが目指すべきゴールに対して、どのように貢献できるか、達成するとどのようなメリットがあるのかという点を浸透させることで、チームとしての機動力の向上につながります。

2.メンバーに権限を譲渡する

ビジョンに基づいた意思決定を自発的に行っていけるように、権限譲渡をチーム内に構築していく必要があります。これは、エンパワーメントと呼ばれる取り組みのことです。メンバーに権限を譲渡することで、リーダーシップの精度を高めていくことができます。ただ、社歴の浅い社員が権限を譲渡されると、リーダーシップが上手く発揮できないケースも少なくありません。そのため、定期的に面談によりフォローするといった対策を講じることも必要です。

3.リーダーシップを高める

リーダーシップを発揮するためには、常に仮説と検証を繰り返していくことで、スキルをアップデートさせることが大切です。結果として、リーダーシップを高めることにつながります。その方法として、OODAループの活用が有効です。観察・状況判断・意思決定・実行・振り返りという、5つのプロセスを経て、再び「観察」の段階に戻ります。

  • 1.Observe(観察):観察を行い状況把握をする
  • 2.Orient(状況判断):仮説を立てる
  • 3.Decide(意思決定):プランを決定する
  • 4.Act(実行):選択したプランを実行する
  • 5.Loop(振り返り):実行した結果を見直す

OODAループを繰り返し回し、何度も仮説を立てて選択肢を考えることが重要です。

4.フォロワーシップを発揮する

シェアド・リーダーシップでは、フォロワーシップを発揮することも重要です。リーダーシップとフォロワーシップがともに発揮されてこそ、その効果が高まるためです。フォロワーシップとは、メンバーが自発的にリーダーをサポートすることを指します。場合によっては、リーダーに異議を唱えるといった提言する力も必要です。

その際に、役立つのがクリティカルシンキングです。クリティカルシンキング(批判的思考)とは、批判的な思考や視点を通じて、物事の本質を理解するための思考プロセスのことです。リーダーの意見に対して、なぜこの結論に至ったのか、意思決定は最善なのか、間違いはないのかと繰り返し考えていきます。メンバーは、リーダーシップを高める一方で、フォロワーシップを発揮するための思考法も身につけることも大切です。

5.人材・社員研修を活用する

シェアド・リーダーシップを実施する際には、まず基本概念を理解するとともに様々なスキルや実施法を押さえておく必要があり、人材・社員研修が有効です。社内での研修方法は、主に集合研修やOJT、e-ラーニングがあります。外部講師による集合研修で、専門的な知識やスキルを学び、実践で活かしながら、eラーニングで復習すると理解の深まりに期待できます。

 

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  • 株式会社コーチ・エィ  国際コーチ連盟マスター認定コーチ

    上智大学文学部卒業。 日本で最初のコーチング・ファームである株式会社コーチ・エィのエグゼクティブ・コーチとして、これまで約300人の経営者や管理職を対象にコーチングを実施。組織の風土改革や業績向上のために、リーダー自身の意識や行動をどう変革するかをテーマとしてきた。 また、リーダーが実践的、体系的にコーチングを学べる「Coachacademia」の講師を18年勤めており、2万人以上のコーチ型リーダーを養成している。

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「経営学のフレームワーク」を使って「1枚の地図」に落とし込むこの授業ではGoogleやNetflix、富士フイルム、マイクロソフト、デアゴスティーニなど、様々な課題を解決した「誰もが知っている成功企業」の「知られざる実例」を元にステップごとに学んでいきます。

 
  • マーケティングコーチ「短期間で成果につなげる1枚超訳家」

    1枚超訳のマーケティングコーチ。約6000商品のプロモーション開発、大手企業100社超のコンサルティング経験を体系化し、「“紙1枚”にまとめる」メソッドをプログラム化、これまでの受講者は、のべ4万人を超える。主著の『最強のコピーライティングバイブル』(ダイヤモンド社)は、Amazonビジネス部門、楽天ブックス、紀伊国屋にて1位の3冠を獲得するベストセラー。著書として、『迷えるリーダーがいますぐ持つべき1枚の未来地図』(日経BP社)他多数。横浜国立大学大学院博士課程前期経営学(MBA)修了。横浜国立大学成長戦略センター研究員、横浜国立大学客員講師、早稲田大学エクステンションセンター講師。CRMダイレクト株式会社代表取締役。

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ビジネスの場において、育成手法やコミュニケーションのあり方としても注目されているコーチング。この授業では、組織づくりやメンバーとの関わりに着目し、実践できる考え方と対話法を解説します。 全3回完結で、コーチングスキルの一部を紹介しながら、ビジネスの場で活かしていくためのポイントをお伝えします。

 
  • ㈱LEBEN CAREER CEO ㈱MEXUS CCO

    秋田県は男鹿市の生まれ。 大学卒業後、小売流通業界にて店舗運営責任者として従事。 前社退職後、東南アジアにて半年間のバックパッカー生活。 帰国後、製薬業界にて、人事戦略室、社長秘書室、人事総務業務に従事。 2014年に人材開発事業「LEBEN CAREER」を創業し、法人設立後は代表取締役に就任。 同社では「コーチングを受けたい・学びたい」というビジネスパーソン向けにコーチングサービスの『LCPコーチング』及び、コーチングスクール『LCPコーチングアカデミー』を運営。 株式会社MEXUSでは、CCOとしてパーソナルコーチングサービス『REEED』を企画運営。専門領域は、キャリア変革を目的とした行動変容的アプローチ。

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06まとめ

本記事では、シェアド・リーダーシップの概要やそのメリット、求められるスキル、実施のポイントについて解説しました。シェアド・リーダーシップとは、メンバー間でリーダーシップの機能をシェアし、目標を達成するために、チーム全員がリーダーシップを発揮し合う状態を指します。上手く実践できれば、メンバーのモチベーションアップやチームの生産性が向上し、結果として自社の業績アップにも期待できるでしょう。とはいえ、必要な知識やスキルのないまま実践するのは、効率的ではありません。人材・社員研修で、全社員がシェアド・リーダーシップを体系的に学び、正しい理論に基づいて実施することが求められます。

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