更新日:2026/01/17

マネジメントの基本を徹底解説!必要なスキルも紹介

マネジメントの基本を徹底解説!必要なスキルも紹介 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

マネジメントとは、目的達成のためにリソースを最適に配分する活動であり、組織で成果を出すために欠かせない要素です。本記事では「マネジメント」の基本を理解するために、マネジメントの対象をWhy(目的)、What(戦略)、How(オペレーション)、Who(組織・人)の4つの観点から解説します。また、マネージャーに求められる3つのスキルと、それらを高めるための学習法についても紹介します。

 

01マネジメントとは

15分で学ぶ  元 Google シニアマネージャーが教えるマネジメントの授業

Schoo授業「15分で学ぶ  元 Google シニアマネージャーが教えるマネジメントの授業」に登壇する、Aqxis 合同会社の代表である多田翼先生は、マネジメントを「目的を達成するための最適化手法」と定義しています。つまりマネジメントとは、目的を達成するための一つの手段であり、「さまざまな制約の中で、なんとかやりくりをして、その中で最適解を見出していくこと」です。そのため先生は、マネジメントをただ「管理」として捉えると、その本質を見誤る可能性があることを指摘しています。

  • Aqxis 合同会社 代表

    Google でシニアマーケティングリサーチマネージャーを経て独立。2年間のフリーランス (個人事業主) を経て Aqxis 合同会社(https://aqxis.biz)を設立し代表に就任。Google 以前はインテージにてマーケティングリサーチ業務に従事。
 

02マネジメントの4つの対象

15分で学ぶ  元 Google シニアマネージャーが教えるマネジメントの授業

授業では、マネジメントの対象を大きく4つの象限に分けて解説しています。その4象限とは、Why(目的・ビジョン)、What(戦略)、How(オペレーション・戦術)、Who(組織・人のマネジメント)です。ここでは、それぞれのマネジメント対象について解説します。

Why

マネジメント対象の1つ目は「Why」です。「Why」とは、事業目的・ミッション・ビジョン・パーパスといった、企業活動の大上段に位置づけられる思想や方向性です。これらは一般に、頻繁に変更するような類のものではありませんが、環境や時代の変化に応じてアップデートしていくことが求められます。また、組織活動において事業目的やミッションは、社員の一体感を高めて同じ方向に向かうために重要な意味を持ちます。そのため、「目的を達成するための最適化」の対象の一つとなるのです。

▶︎関連記事:ビジョンとは?共有するメリットからビジョンマネジメントの方法まで詳しく解説

What

マネジメント対象の「What」とは、戦略を意味します。そして戦略のマネジメントとは、目的を達成するために「やること」と「やらないこと」を明確に決めることです。企業のリソースは有限です。限りある予算や人材を、どこに優先的に使うのがもっとも成果を生み出すのかを判断し、取捨選択することで、目的の達成に導きます。

How

マネジメント対象の「How」とは、オペレーションを指します。これは「What(戦略)」で決められた「やること」をどのように実行するかという「戦術」のことです。具体的には、業務プロセスの管理、プロジェクトのスケジュール管理、PDCAサイクルを回すことなどが含まれ、戦略を実現するための具体的な業務管理を意味します。

Who

マネジメントの対象の「Who」は、組織、あるいは人のマネジメントを指します。「Who」はマネジメント対象の中で最もイメージしやすい領域でしょう。目的達成に向け、チームやそれを構成する個々のメンバーが力を発揮し、成長を遂げられるように配置や支援をすることが含まれます。

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03マネジメントに必要なスキル

プレイヤーからマネジャーになったら

ここからは、Schoo授業「プレイヤーからマネジャーになったら」を参考に、マネジメントに必要なスキルを以下の3つの切り口でご紹介します。

  • ・コンセプチュアルスキル:全体を捉える力
  • ・ヒューマンスキル:人間関係構築力
  • ・テクニカルスキル:業務遂行能力
  • 株式会社NEWONE 取締役

    大学卒業後、大手印刷会社にて営業としてキャリアをスタート。全国トップセールスを5年間継続。最年少でマネジャー職に昇格。2008年、株式会社シェイクへ入社。営業マネージャー、ファシリテーターとして、組織開発、人材育成、経営コンサルティングに従事。多様な業界の企業に対し、組織課題の解決と成長戦略の実現を支援。2018年、「エンゲージメント向上による組織変革」を掲げ、株式会社NEWONEを設立。大手企業を中心に、年間200社以上の組織変革プロジェクトや研修を推進。研修事業を基盤に、コンサルティング事業を拡大。ファシリテーターとしてもコンサルタントとしても、多くの企業の管理職と密に連携し、組織変革を成功に導くことを評価いただいている。現在IPOに向け、組織拡大と事業成長を牽引。HRカンファレンス2022年春、満足度上位講演に選出されている。

コンセプチュアルスキル

コンセプチュアルスキルとは、状況を構造的に捉え、本質を見極める「概念化能力」のことです。これは、組織のビジョンや未来の姿といった「見えないもの」を頭の中で構造的に捉える力であり、コンセプチュアルスキルが高いと、全体や背景を踏まえて本質を見極めることができます。

具体的には、システム思考、事業・業務の設計、戦略的思考、リスクを踏まえた意思決定などの場面で発揮されるスキルです。そのため、組織全体の戦略策定や課題定義・解決の推進において重要であり、意思決定の範囲が広がる上位層ほど必要性が高まるとされています。

 

ヒューマンスキル

ヒューマンスキルとは、人間関係を構築し、周囲に働きかけて気持ちよく人を動かす能力のことです。組織は人で成り立つ以上、マネジメントにおいては、課長から経営層といった全ての階層で必要とされます。具体的には、以下のような状況で求められるスキルです。

  • ・部下の自発的な貢献意欲を引き出す
  • ・会社のビジョンと個人のキャリア意向を繋げる「結節点」の役割を果たす
  • ・適切なフィードバックによって部下の成長を促進する
  • ・部下の能力を見極めて権限委譲する

マネージャーの仕事はあくまで「組織」で成果を出すことです。一方で、人にはそれぞれ個性や感情がある以上、ただ数値で目標を渡せば十分に力を発揮できるわけではありません。コミュニケーションスキルやコーチングのスキルを高めることで、メンバー一人ひとりとの関係強化を通じて、チームとしての成果が高まります。

テクニカルスキル

テクニカルスキルとは、業務遂行能力のことです。たとえば営業において大きな数字をつくる、高度なプログラミングを行うといった、専門知識や技術を用いて成果を出す力を指します。これは特にプレイヤーとして求められるスキルであるため、マネジメントのレイヤーでは「ロワーマネジメント」と呼ばれる、現場に比較的近い層のマネージャーで必要だと考えられています。一方、部長や経営層などマネージャーとしての階層が上がるにつれて、現場業務の比重は減少します。そのため、トップマネジメントに近くなるほど、テクニカルスキルの重要度が下がり、反対にコンセプチュアルスキルの重要度が高まります。

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マネジメントスキルを習得するための学習手法

マネジメントとは非常に幅の広い概念であるため、関連するスキルも多岐にわたります。そのためマネジメントスキルを高めるためには、自身の課題に応じてさまざまな手法を組み合わせながら、中長期的に取り組むことが重要です。ここでは、その学習手法として、「インプット型学習」「演習型学習」「実践学習」の3点を解説します。

▶︎関連記事:経験学習モデルとは?学習における重要性と構成要素を解説

インプット型学習

マネジメントスキルの向上のためにまず取り組みやすいのが、書籍やオンライン講座を通じたインプット型学習です。インプット型学習であれば、業務が忙しい人でも自分のスケジュールに合わせて継続することが可能です。また、本や講座を活用するとマネジメントに関わるさまざまな知識を、体系的に整理することができます。それにより、コンセプチュアルスキルやヒューマンスキルなどの実践に必要な、知識の土台が形成されます。

演習型学習

演習型学習とは、ロールプレイングやケーススタディなどの手法を用いて、理論・知識を具体例へ適用し、理解を深める学習方法です。インプットした知識を実際にアウトプットにつなげることで、知識の定着が図れます。また、より実践に近い演習でシミュレーションすることで、現場で役立つスキル習得が可能となります。特に実務に入る前に安全に試行でき、振り返りやフィードバックを通じて改善点を明確にできる点が利点です。

実践学習(経験・応用型)

実践学習とは、実際に実務で知識を実践し、その経験を内省して自論化することで、知識を応用する力を養う方法です。一方、自分一人でできる内省には限界があります。そのため、この形式で学習を進めるために重要なのが、他者からのフィードバックを得ることです。例えば上長やコーチといった、信頼できる伴走者を見つけ、課題に対して客観的な見解を求めながら学習を進めることで、改善のサイクルを早めることができるでしょう。また、教科書では学ぶことのできないリアルな学びを体感できることも、実践学習の良いところです。

 

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Schoo for Business

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マネジメントについて、トコトン喋る・考える

理論を学んでも、実践は一筋縄ではいかないのがマネジメントです。本授業では戦略策定や1on1の実施といった複数のテーマにおいて、現場でのマネジメントの難しさを全員で共有し、ディスカッションしていきます。担当講師は、現在多くの動画メディアで話題の李 英俊(Lee Youngjun)さんです。

  • マインドセット株式会社代表取締役・エグゼクティブコーチ

    2003年、外資系コンサルで事業再生・組織変革に携わり、その後インキュベーター企業で新規事業開発と戦略人事を担いIPOに貢献。2008年からは歴史的文化財活用企業で取締役として再生案件を推進し、「働きがいのある会社」ランキングに5年連続入賞。 2016年、マインドセット社を創業し組織開発コンサルやプロコーチ養成を行う。19年間で2400回・4万時間超の指導経験を持ち、幅広い領域で組織変革とエフィカシー創出を支援。2021年にはAI×ウェルネス施設「Yawara」を原宿に開業。著書『チームが自然に生まれ変わる』は累計3万部を突破。

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ビジネスパーソンとして押えておきたい「人材マネジメント」の基礎

この授業では、本授業で紹介した4つのマネジメントの対象のうちの一つ「ヒューマンマネジメント」をテーマとして扱います。講師は『図解 人材マネジメント入門』の著者である坪谷邦生さんです。人材マネジメントの意味や目的といった基本から、多くの人が「押さえるべき」人材マネジメントの"ツボ"を紹介します。

  • 株式会社壺中天 代表取締役

    1999年、立命館大学理工学部を卒業後、エンジニアとしてIT企業(SIer)に就職。2001年、疲弊した現場をどうにかするため人事部門へ異動、人事担当者、人事マネジャーを経験する。2008年、リクルート社で人事コンサルタントとなり50社以上の人事制度を構築、組織開発を支援する。2016年、急成長中のアカツキ社で人事企画室を立ち上げる。2020年、「人事の意志を形にする」ことを目的として壺中天を設立。 20年間、人事領域を専門分野としてきた実践経験を活かし、人事制度設計、組織開発支援、人事顧問、人材マネジメント講座などによって、企業の人材マネジメントを支援している。 主な著作『人材マネジメントの壺』(2018)、『図解 人材マネジメント入門』(2020)など。

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プレイヤーからマネジャーになったら

現代の多くの管理職が、自分自身もプレイヤーとしての業務を担う、プレイングマネージャーだと言われています。一方、管理職としての役割を全うするためには、個人ではなく組織として成果を出す必要があります。本授業では、プレイングマネージャーからなかなか脱却できないと感じる方に向けて、発生しがちな5つの問題と、それに対しての対処方法をご紹介します。講師は、組織開発・人材開発に詳しい株式会社NEWONEの葛西健一郎です。

  • 株式会社NEWONE 取締役

    大学卒業後、大手印刷会社にて営業としてキャリアをスタート。全国トップセールスを5年間継続。最年少でマネジャー職に昇格。2008年、株式会社シェイクへ入社。営業マネージャー、ファシリテーターとして、組織開発、人材育成、経営コンサルティングに従事。多様な業界の企業に対し、組織課題の解決と成長戦略の実現を支援。2018年、「エンゲージメント向上による組織変革」を掲げ、株式会社NEWONEを設立。大手企業を中心に、年間200社以上の組織変革プロジェクトや研修を推進。研修事業を基盤に、コンサルティング事業を拡大。ファシリテーターとしてもコンサルタントとしても、多くの企業の管理職と密に連携し、組織変革を成功に導くことを評価いただいている。現在IPOに向け、組織拡大と事業成長を牽引。HRカンファレンス2022年春、満足度上位講演に選出されている。

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15分で学ぶ  元 Google シニアマネージャーが教えるマネジメントの授業

この授業では、Googleシニアマネージャーとして活躍してきた多田先生を講師に招き、Googleで培い、実践してきたマネジメントのフレームワークや考え方を解説いただきます。組織を率いるマネージャーやリーダーたちにとって、“まず知っておきたいマネジメントの基礎知識”を全7回に渡り学ぶことで、マネジメント全般の大切な考え方を「知らない」から「知っている」状態になり、実践を通して「できる」状態になることが、本授業のゴールです。

  • Aqxis 合同会社 代表

    Google でシニアマーケティングリサーチマネージャーを経て独立。2年間のフリーランス (個人事業主) を経て Aqxis 合同会社(https://aqxis.biz)を設立し代表に就任。Google 以前はインテージにてマーケティングリサーチ業務に従事。

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05まとめ

マネジメントとは「目的を達成するための最適化手法」であり、その対象はWhy(目的)、What(戦略)、How(オペレーション)、Who(組織・人)の4つに分類されます。マネジメントの遂行には、全体を捉えるコンセプチュアルスキル、人間関係構築のヒューマンスキル、業務遂行のテクニカルスキルが不可欠です。これらのスキル習得には、知識のインプット型学習、実践に近い演習型学習、経験を内省する実践学習の全てを組み合わせることが重要です。

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この記事を書いた人
Schoo編集部
Editor
Schooの「世の中から卒業をなくす」というミッションのもと活動。人事担当や人材育成担当の方にとって必要な情報を、わかりやすくご提供することを心がけ記事執筆・編集を行っている。研修ノウハウだけでなく、人的資本経営やDXなど幅広いテーマを取り扱う。
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