管理職研修におすすめの講座10選!選び方まで紹介

現代の管理職は自らもプレイヤーとして現場業務を担う「プレイングマネージャー」であるケースが一般的です。加えてDXの推進やDE&Iといった新しい領域への対応も求められるなど、その役割は広がっています。また管理職には、部下育成・指導、リーダーシップ、チームビルディング、戦略思考など、さまざまなスキルが求められます。本記事では、このように組織のさまざまな方面で活躍が求められる管理職をサポートするために役立つ講座と、自社に合った研修の選び方を詳しく解説します。
- 01.管理職が直面する主な課題
- 02.管理職研修におすすめの講座10選
- 03.管理職研修の選び方
- 04.まとめ
01管理職が直面する主な課題
管理職が担う役割は幅広く、部下育成から現場業務までさまざまなタイプの業務に対応しています。そのため管理職が直面する課題も多様であり、主なものには以下が挙げられます。
- ・部下育成・指導に関する課題
- ・リーダーシップに関する課題
- ・チームビルディングに関する課題
- ・プレイングマネージャーとしての課題
- ・コミュニケーションに関する課題
- ・組織戦略、理解に関する課題]
ここではそれぞれについて解説します。
部下育成・指導に関する課題
管理職の重要な役割として、部下を育成し、チームの成果向上に向けて指導していくことが挙げられます。一方で組織の方針を反映しながら、理想的なスピードで人材を育成することは決して容易ではありません。育成には傾聴力やフィードバックスキルなど、さまざまな能力が求められることに加え、部下それぞれの価値観や性質に合わせて柔軟に対応する必要があるためです。また、人材育成についての体系的な知識を習得する機会がないままに管理職に抜擢されることもあり、その場合は特にスキル不足で人が育たないという状況に陥りやすくなるでしょう。
リーダーシップに関する課題
管理職には、組織の目標達成に向けチームを牽引し、一体感を育むリーダーシップが求められます。しかしリーダーシップとは複雑な概念であり、画一的なやり方が通用する性質のものでもありません。自身の特性や性格、そして部下のタイプなどによっても効果的なリーダーシップのとりかたは変わってきます。そのため、自分にあったリーダーシップのあり方、現在の手法をどう変えるべきかなどについて悩む管理職も少なくありません。
チームビルディングに関する課題
多様な能力や価値観を持つメンバーをうまく束ねながら、チームの生産性を最大化することも、管理職に求められる役割の一つです。しかし近年は働き方やコミュニケーション手法の選択肢が増えたことによって、従来の「同じ場所で同じ時間働く」という前提が変化している組織も少なくありません。また、終身雇用の見直しが進む中で、従業員はキャリア自律を求められる一方、管理職は働きがいのあるチームづくりをする必要に迫られています。
プレイングマネージャーとしての課題
リクルートワークス研究所が2019年に実施した調査によると、87.3%のマネージャーがプレイングマネージャーであることが分かりました。プレイングマネージャーは、自身の実務を抱えながら管理職として組織を牽引しなければなりません。そのため、業務過多に陥り、部下の育成やチームビルディングといったマネジメント業務とのバランスがうまくとれなくなる場合があります。実際、同調査ではプレイング業務を行う理由の上位に「業務量の多さ」や「部下の力量不足」などが挙げられており、管理職が不足を自ら補わざるを得ない状況も示唆されています。このような環境で働く理職は、過重な負荷によりストレスも抱えやすくなります。
▶︎参考:
▶︎参考:厚生労働省|介護施設・事業所における業務継続計画(BCP)作成支援に関する研修
コミュニケーションに関する課題
管理職はメンバーとの協力関係を築き、成長を支援するために、傾聴やフィードバックといったさまざまなコミュニケーションスキルが求められます。加えてメンバーの一次評価者となる課長やチームマネージャーなどは、部長などの上級管理職と部下との間に立ち、それぞれをつなぐ役割も担います。具体的には、全社の戦略や上司のメッセージを正確に汲んで、メンバーが理解しやすいようにチームに伝達する一方、部下の声や現場の状況を上司に効果的に伝えなくてはなりません。このように、管理職には高度なコミュニケーションが求められるため、意図のすれ違いなどの課題が生じやすい状況にあります。
組織・戦略理解に関する課題
管理職は組織の要として、会社全体のビジョンや戦略を正確に理解し、現場に落とし込む役割を担っています。しかし、特に新任管理職では個人の成果を出す「プレイヤーの視点」から抜け出せず、チーム成果・組織成果の設計へ切り替えに時間がかかるケースも見られます。この状態が続くと、チームの動きが会社の全体方針と一致しなくなり、「現場で努力しても成果につながりにくい」といった状況に陥りやすくなります。
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■資料内容抜粋
・大人たちが学び続ける「Schoo for Business」とは?
・研修への活用方法
・自己啓発への活用方法 など

02管理職研修におすすめの講座10選
管理職の責任領域は広く、それに伴って戦略策定からリーダーシップ、コミュニケーションまでさまざまな能力が求められます。この章では、9,000本以上の講座を保有するSchoo for Businessのコンテンツから、管理職研修におすすめの講座を10選を紹介します。
ビジネスパーソンとして押えておきたい「人材マネジメント」の基礎
本講座では、『図解 人材マネジメント入門』の著者である坪谷邦生さんを講師としてお招きして、人事担当者やマネジャーだけでなく多くの人が押さえるべき人材マネジメントの「ツボ」をご紹介します。「人事がどのように評価を行っているのか」・「マネジャーが組織に対してどのようなマネジメントをすべきなのか」などを人材マネジメントの概念や人事評価、働きがい、キャリアなどの領域から解説していただいています。
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株式会社壺中天 代表取締役
1999年、立命館大学理工学部を卒業後、エンジニアとしてIT企業(SIer)に就職。2001年、疲弊した現場をどうにかするため人事部門へ異動、人事担当者、人事マネジャーを経験する。2008年、リクルート社で人事コンサルタントとなり50社以上の人事制度を構築、組織開発を支援する。2016年、急成長中のアカツキ社で人事企画室を立ち上げる。2020年、「人事の意志を形にする」ことを目的として壺中天を設立。 20年間、人事領域を専門分野としてきた実践経験を活かし、人事制度設計、組織開発支援、人事顧問、人材マネジメント講座などによって、企業の人材マネジメントを支援している。 主な著作『人材マネジメントの壺』(2018)、『図解 人材マネジメント入門』(2020)など。
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課長の役割と業務
本講座は、マネジメントの入門講座です。初めて管理職としてチームをマネジメントすることになった方、または既にマネジメント業務に携わっているものの体系的に原理原則を学んだことが無い方を対象としています。課長とは何か?という役割の理解からはじまり、目標管理、業務改善、人材管理、能力育成、リーダーシップまで課長に必要なスキルを幅広く学べます。
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松本真也中小企業診断士事務所
ICU 国際基督教大学 卒業。中小企業診断士。 芸能プロダクションの株式会社アミューズに新卒入社。アイドルやダンスグループのマネジメントに携わる。 その後、Webインテグレーション国内最大規模のIMJ Groupに転じ、Web広告プランナー、人事、経営企画、新規事業開発など、Webの最前線で幅広く経験を積む。 現在は、テクノロジーの分かる中小企業診断士として、エンタメ業界やクリエイティブ業界での起業や事業成長をサポートしている。
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人事評価 部下の評価を正しく行うポイント
人事評価はチームメンバーのパフォーマンスを適切に把握し、フィードバックを通じて成長を促す観点で、とても大切な機会です。一方で人事評価の目的を意識せず、部下にとって納得度の低いフィードバックを行ってしまうと、反対にモチベーションダウンや離職意向の高まりにもつながりかねません。本講座では、管理職としての重要な業務である「人事評価」をテーマに置き、公正な評価を行うための考え方や基準、評価面談の進め方について学びます。
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株式会社ホスピタリティ&グローイング・ジャパン
株式会社ホスピタリティ&グローイング・ジャパン コンサルタントマネージャー <経歴>小売業 統轄エリアマネージャー(22店舗担当)人事部部長、不動産業 人事課課長、大手販社 人材開発部マネージャー<得意分野>新入社員の接客・接遇・ビジネスマナーから上層階層のマネジメントスキルまで幅広く対応。クライアントの現状を細かくお伺いし、目指すべき姿を明確にし教育プログラムを構築します。<ひとこと>研修内容やプログラムも重要ですが、資本主義社会の中で生き抜くためのマインドを醸成することが重要だと考えています。現状の職場・職位・役割に関わらず、自ら存在価値を高めて行ける人材育成をモットーとしています。
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自律型人材になりたいあなたに贈るリーダーシップ論
この講座は、立教大学大学院ビジネススクールで『リーダーシップ』を専門に研究されている安部 哲也先生を講師に招き、リーダーシップの基本を解説いただいています。リーダーシップとは何かという基本から、自分自身・チーム・グローバルチームをリードする方法やコツを学べます。
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立教大学大学院 ビジネスデザイン研究科 教授
中央大学法学部卒業、Bond大学大学院 MBA修了。パナソニック(当時松下電器)にて、営業・マーケティング・海外(香港)駐在員などを経験。EQパートナーズ株式会社を設立、代表取締役社長。立教大学大学院 ビジネスデザイン研究科(MBA)教授として、リーダーシップ論等を担当。EQ Partners シンガポールオフィスを設立、代表。著書に『ワールドクラスリーダーシップ―自分・チーム・世界・社会をリードする』(同友館)、『課長の心得』(総合法令出版)がある。
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ビジネスコーチング スキル・マインドセットと実践例
近年、リーダーシップは単一の型で語れないという捉え方が広がり、トップダウンで牽引するだけでなく、メンバーの自律性や強みを引き出すアプローチも重視されています。そこで大切になるのが、部下の内面にある価値観やビジョンを引き出し、行動や業務に落とし込んでいくためのコーチングスキルです。この講座では、メンバーの力を最大限に引き出すリーダーになるために必要なスキルとマインドセットを学びます。実践例を通してイメージを明確にし、現場でのコーチング実践ができるようになることを目的にした講座です。
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(株)ONDO 代表取締役
(株)ONDO 代表取締役 早稲田大学ビジネススクール非常勤講師 1974年香川県生まれ、香川大学卒。建材商社営業職、IT企業営業職を経て2005年独立。 専門はビジネスコーチングおよびファシリテーション。企業、大学、官公庁などで研修やワークショップなど、年間約200本の対話を通した学びの場づくりを行う。2015年及び2019年、優れた講義を実施する教員に贈られる「早稲田大学ティーチングアワード」を受賞。著書「リーダーのための!コーチングスキル(すばる舎)」「リーダーのための!ファシリテーションスキル(すばる舎)」「チームの成果を最大化する オンライン会議BASICS100(日本能率協会マネジメントセンター)」『入門 新リーダーの必須スキル チームがまとまる! 成果が上がる! ファシリテーション・ノウハウ(PHP研究所)』他。
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チームワークの教科書【2023年版】
管理職の役割は、チームで成果を出すことであり、そのためにチームビルディングはとても重要です。本講座では、チームの心理的安全性、メンバーのモチベーション・マネジメント、関係性づくり、組織の一体感醸成につながるコミュニケーションの手法について、現場の第一線で活躍する4名の講師の方々から学びます。チームワークにまつわる知識・スキルを網羅的に学習できる講座です。
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Unipos株式会社 代表取締役社長CEO
1999年にソフトバンク株式会社のインターネット部門採用第一期生としてインターネット産業に関わる。ブロードキャスト・コム(現 Yahoo!動画)の立ち上げに参加。その後ネットイヤーグループ創業に参画。 2001年経営コンサルティング会社コーポレイトディレクションに入社。 2005年ネットエイジグループ(現UNITED)執行役員。モバイル広告代理店事業の立ち上げにかかわる。2005年Fringe81株式会社を創業、代表取締役に就任。2013年3月マネジメントバイアウトにより独立。2017年8月に東証マザーズへ上場。2017年に発⾒⼤賞という社内⼈事制度から着想を得たUniposのサービスを開始。2021年10月に社名変更をし、Unipos株式会社 代表取締役社長として感情報酬の社会実装に取り組む。2022年10月に著書「心理的安全性を高めるリーダーの声かけベスト100(ダイヤモンド社刊)」を刊行。
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メンバーと心がつながる上司力
部下に対して、どうやって距離を縮めたらよいか分からない、何を考えているのかが分からない、などの悩みを感じることはないでしょうか。この講座では、著書『Z世代・さとり世代の上司になったら読む本 引っ張ってもついてこない時代の「個性」に寄り添うマネジメント』の著者である竹内義晴さんを講師に招き、メンバーと心をつなげるためのコミュニケーションの考え方について学びます。「世代間ギャップ」の背景や、それを埋めるための具体的なアクションを知りたい方におすすめの講座です。
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特定非営利活動法人しごとのみらい 理事長
「楽しくはたらく人・チームを増やす」をテーマにコミュニケーションや組織づくりに関わる企業研修や講義に従事。また2017年よりサイボウズ株式会社で複業を開始。複業や2拠点ワーク、テレワークなど今後の仕事の在り方を自ら実践し、地域を跨いだ活動経験からワーケーションや地域活性化のための事業開発にも関わる。 著書『Z世代・さとり世代の上司になったら読む本 引っ張ってもついてこない時代の「個性」に寄り添うマネジメント』(翔泳社)
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プレイヤーからマネジャーになったら
この講座では、上でもご紹介した「プレイヤーの視点から脱却できない」管理職の悩みにフォーカスを当てています。プレイヤーとマネージャーの役割の違い、現代における組織と個人の関係性などを押さえたうえで、プレイングマネージャーを脱するための5つのポイントについて学びます。特に、プレイングマネージャーとして働きながらも現場業務の割合を下げたいと悩む方、新しく管理職に就任された方におすすめの講座です。
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株式会社NEWONE 取締役
大学卒業後、大手印刷会社にて営業としてキャリアをスタート。全国トップセールスを5年間継続。最年少でマネジャー職に昇格。2008年、株式会社シェイクへ入社。営業マネージャー、ファシリテーターとして、組織開発、人材育成、経営コンサルティングに従事。多様な業界の企業に対し、組織課題の解決と成長戦略の実現を支援。2018年、「エンゲージメント向上による組織変革」を掲げ、株式会社NEWONEを設立。大手企業を中心に、年間200社以上の組織変革プロジェクトや研修を推進。研修事業を基盤に、コンサルティング事業を拡大。ファシリテーターとしてもコンサルタントとしても、多くの企業の管理職と密に連携し、組織変革を成功に導くことを評価いただいている。現在IPOに向け、組織拡大と事業成長を牽引。HRカンファレンス2022年春、満足度上位講演に選出されている。
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管理職の板挟みは「報連相」で乗り切る
本講座は、組織を動かす鍵となる「報連相(報告・連絡・相談)」のスキルについて、上司と部下、それぞれの立場での実践ポイントを学ぶことができます。講師は、株式会社人材研究所 代表取締役の曽和 利光氏です。
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株式会社人材研究所 代表取締役
愛知県豊田市生まれ、関西育ち。灘高等学校、京都大学教育学部教育心理学科。在学中は関西の大手進学塾にて数学講師。卒業後、リクルート、ライフネット生命などで採用や人事の責任者を務める。その後、人事コンサルティング会社人材研究所を設立。日系大手企業から外資系企業、メガベンチャー、老舗企業、中小・スタートアップ、官公庁等、多くの組織に向けて人事や採用についてのコンサルティングや研修、講演、執筆活動を行っている。著書に「人事と採用のセオリー」「人と組織のマネジメントバイアス」「できる人事とダメ人事の習慣」「コミュ障のための面接マニュアル」「悪人の作った会社はなぜ伸びるのか?」他。現在、Y!ニュース、日経、労政時報、Business Insider、キャリコネ等、コラム連載中。
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基礎から学ぶ事業戦略策定のノウハウ
本講座は、ゼロから体系的に事業戦略の策定方法を学ぶことができる講座です。事業戦略の策定手順やプロセスや、事業戦略策定に必要な分析手法 (SWOT分析・3C分析・ポジショニングマップなど)、事業戦略の主要コンセプト (差別化・競争と協調・ビジネスモデルなど)などを学べます。管理職やリーダーなど、事業戦略の知識を体系的に学びたい方におすすめの講座です。
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桜美林大学 ビジネスマネジメント学群 准教授
1969年生まれ。NEC、NEC総研を経て、富士ゼロックス総合教育研究所(現・パーソル総合研究所)入社。戦略系の研修・コンサルティング、戦略策定合宿の企画・ファシリテーション、管理職研修、経営幹部候補者研修を担当。2020年より現職、および東証プライム上場企業社外取締役。その間、一橋大学非常勤共同研究員、東京都立大学ビジネススクール非常勤講師を歴任。 上智大学経済学部卒業、一橋大学大学院修士課程修了(MBA)、東京工業大学大学院博士後期課程修了(博士(技術経営))。主要著書に『事業戦略策定ガイドブック』、『事業戦略実践ガイドブック』、『戦略実行とミドルのマネジメント』(いれも単著、同文舘出版)。
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03管理職研修の選び方
管理職が身につけるべきスキルは多岐に渡るため、そのすべてを社内で教えていくことが難しいケースも少なくありません。そのようなときには、外部の研修会社や講座を活用するのも一つの手です。外部の研修会社に管理職研修を依頼する場合、研修会社の選び方としては「研修形態で選ぶ」・「研修内容・カリキュラムで選ぶ」という方法があります。ここでは、それぞれの選び方について詳しく紹介します。
研修形態で選ぶ
管理職研修は、対面で実践演習やネットワーキングを促進する集合研修、時間・場所を問わず、個々の進度に合わせて学べるeラーニング、実務を通じて学びの定着を促すOJTなど、研修形態が多様です。また、これらを組み合わせたブレンディッドラーニングも注目を集めています。研修目的(実践・知識)、受講者の多忙さ・拠点の分散、カスタマイズの要否を踏まえ、自社に適した研修形態を選びましょう。
研修内容・カリキュラムで選ぶ
管理職には、リーダーシップ、チーム運営、実務遂行など複合的なスキルが求められます。そのため、研修内容が自社の管理職が抱える具体的な課題とニーズに合致しているかを見極めることが不可欠です。見極めるポイントは、講師の専門性やコンテンツの質に加え、求める管理職像や現場の課題に合わせて柔軟にカリキュラムをカスタマイズできるかにあります。
「研修をしてもその場限り」「社員が受け身で学ばない」を解決!
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■資料内容抜粋
・大人たちが学び続ける「Schoo for Business」とは?
・研修への活用方法
・自己啓発への活用方法 など

04まとめ
管理職は、部下育成やチームづくり、コミュニケーション、組織・戦略理解など、さまざまな課題に直面しており、これらを解決するには管理職研修などを通じて体系的にノウハウを習得することが効果的です。研修を選ぶ際は、集合研修やeラーニングといった形態を確認するとともに、自社の具体的な課題に合ったカリキュラムかどうかを見極めることが大切です。また、柔軟にカスタマイズできるかどうかも成功の鍵となります。