10/17(Sun)

今日の生放送

管理職の育成はなぜ重要?育成計画のポイントや効果的な研修例を紹介

公開日:2021/09/10
更新日:2021/09/14
  • Twitter
  • Facebook
  • はてなブックマーク
  • LINE
管理職の育成はなぜ重要?育成計画のポイントや効果的な研修例を紹介 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

管理職の育成が重要だと分かっていても、育成計画の立案に苦労している企業は少なくありません。しかし、管理職の育成を行わないことには大きなリスクが伴います。本記事では、管理職の育成の重要性や育成計画のポイントを効果的な研修事例とともに解説します。

 

管理職の育成は企業にとって重要課題

管理職の育成は部下の人材育成へと繋がり、強い組織、高い効果的を上げる組織を作ることにもなります。しかし、半数近くの企業が管理職研修の実施に苦労しており、多くの企業にとって管理職育成は重要課題になっているようです。 HR総研が2020年に行った「人材育成に関するアンケート調査」によると、管理職研修を行っている企業は53%、行っていない企業は47%でした。また、管理職研修を行っている企業を規模ごとに分けると、大企業は74%、中堅企業は62%、中小企業は36%で、特に中小企業における実施率の低さが目立つ結果になっています。これには、企業規模が大きくなるにつれ、管理職の裁量権が大きく、役割が明確にある傾向にあることが関係していると考えられます。 研修方法に関しては、「集団研修」が92%と圧倒的に多く、オンライン形式を取り入れるなど、改善の余地があることが分かります。
参考:人材育成に関するアンケート調査

 

管理職の多岐にわたる役割

管理職には多岐にわたる役割があり、管理職が立ち止まると業務が滞ってしまいます。そこで、管理職を育成することで、企業の期待に応えてもらう必要があります。ここでは、管理職の役割について解説します。

経営陣と部署との橋渡し

管理職の役割として、経営陣と部署との橋渡しが挙げられます。管理職には、経営陣の意思や会社の理念を部署内の一般社員に浸透させる重要な役割があります。部下が理解して行動できるよう分かりやすい言葉で伝えたり、自身の行動で伝えたりするため、高いコミュニケーションスキルを必要とします。 また、現場の業務進捗状況、問題となっていることや要望などを経営陣に伝え、意思決定に貢献することもできます。

部署内の業務管理

管理職の役割には、部署内の業務管理も含まれます。部署の目標を設定し、達成できるように部下の能力に応じて業務の割り振りを行います。自身の業務を遂行しつつ、部下の業務の進捗状況も確認しなければなりません。進捗の遅れが生じている際には、プロセスの見直しや改善に努めます。 また、環境や市場の変化に応じて、新たな試みを導入することも求められます。例えば、IT技術を導入して業務効率化を図ることも、管理職に求められる役割のひとつです。

部署内の労務管理

管理職には、部署内の労務管理という役割もあります。残業時間の規制や生産性向上が求められる昨今、部下の労働時間や健康面の管理、メンタルヘルス対策にも力を入れる必要があります。 また、業務に関する法令を理解して遵守すること、ハラスメント防止や人間関係の配慮などにより、部下にとって働きやすい環境を作るのも重要な役割です。

部下の人材育成

部下の能力や適性を把握して、育成することも重要な役割のひとつとして挙げられます。部下の育成には、単に業務を教えることだけでなく、キャリアプランについて共に考え、サポートすることも含まれます。 部下が企業の方針に従って能力を十分に発揮できるよう、モチベーションを維持できる取り組みを行ったり、心身の状態を気にかけたりするのも管理職の役割です。

 

管理職を育成しないことのリスク

管理職が役割を十分に果たすためには、企業として管理職を育成する必要があります。ここでは、管理職を育成しないことのリスクについて解説します。

方針や課題設定ができずにチームの一体感が生まれない

管理職を育成しないことで、管理職が自ら方針や課題の設定ができないことが考えられます。そのような状況では、チームの一体感が生まれず、生産性を上げて業務を行うことが困難になります。 一般社員として働いていた時は、自身の業務や目標達成だけに集中できるものの、管理職ともなれば、チーム全体の目標達成も意識しなければなりません。そのためには、方針や課題を打ち立てて部下と共有し、一体感のあるチーム作りを進めるスキルが必要になります。

関係者との連携がうまくいかず業務が円滑に進まない

また、関係者との連携がうまくいかず業務が円滑に進まないリスクが考えられるでしょう。管理職は一般社員と比較して、経営層や他部署とのコミュニケーションをとる機会が多くなります。しかし、すべての管理者がコミュニケーションを得意とするわけではありません。 中には、自身の業務遂行能力が非常に高いものの、職人気質でコミュニケーションが苦手だという管理職も少なくありません。この場合は、関係者との連絡が上手くいかずに業務が滞ることがないよう、コミュニーション面でスキルアップを図るための育成が必要になるでしょう。

プレイヤーとしての業務を優先するため管理職として機能しない

さらには、管理職がプレイヤーとしての業務を優先して、管理職として機能しないリスクもあります。一般職から管理職へ昇進すると、求められる役割が多岐にわたるため、業務量が多すぎると感じることも考えられます。 時間と気持ちに余裕がなくなり、プレイヤーとしての業務を優先し、管理職としての本来の役割が疎かになる場合があります。そのため、プレイヤーとマネジメントを両立できるよう、スキルアップのための訓練を施す必要があると言えます。

 

管理職の育成計画を立てる際のポイント

ただ研修制度を導入するだけでは、効果的に管理職の育成をすることはできません。ここでは、管理職の育成計画を立てる際のポイントを解説します。

企業が求める理想の管理職像を明確にする

まず、企業が求める理想の管理職像を明確にします。企業や組織によって管理職に期待する役割やスキルは異なるので、社内で共有し、研修制度を導入する際に活用できるようにすることが大切です。 また、社内で企業が求める管理職像が共有されていると、ただ辞令を出すのではなく、事前に社員と役割の確認を丁寧に行うことができ、心の準備を促すことができるでしょう。

理想と現状を把握して課題を洗い出す

次に、現時点での管理職の働きと理想像とのギャップを洗い出します。これには、管理職や候補者が今まで経験してきた業務、能力レベルや成果、得意分野と不得意分野などを細かく分析することが関係します。 管理職の中でも、部長、次長、課長、主任など、それぞれに求められる役割やスキルが異なるため、現状の把握と課題の洗い出しを丁寧に行うことが大切です。また、今後の事業戦略を考慮して、管理職のポジションの増減についても考えると良いでしょう。

研修により達成したい目標を設定する

課題の洗い出しができたら、それに合わせて研修を通じて達成したい目標を設定します。目標設定の際には、理解させたい学習目標と、研修後に実務で活用できるような行動目標を設定します。管理職が学んだことを理解し、実行することで、研修ははじめて意味を成すと言えるでしょう。

研修のカリキュラムを作成する

課題に基づいて研修の目標を設定したら、研修のカリキュラムを作成します。研修内容や参加者の数、日数などを決めていきます。研修の実施方法も、ひとつの会場に集めて集団研修を行うか、eラーニングなどオンライン研修を導入するかを考えます。参加者の予定を確認し、業務に支障がないよう調整することも重要です。

研修を実施して効果を測定する

研修カリキュラムに従って研修を実施します。研修を実施して終わりにするのではなく、研修の効果を測定することも大切です。測定方法としては、受講者の反応、学習、行動、結果の4段階で評価する「カークパトリックの4段階評価法」が有名です。 さらに、アンケートなどを通して研修内容に対する受講生の満足度を調査することで、次回の研修の際に、内容の見直しや改善を行えるようになるでしょう。

 

管理職を育成するために効果的な研修例

最後に、管理職を育成するために効果的な研修例を6つ挙げて紹介します。

コミュニケーション研修

組織に一体感もたらし目標達成を目指すためには、円滑なコミュニケーションが欠かせません。コミュニケーション研修を通して、目標の共有や方向性を部下に理解できるように伝える能力や、部下のモチベーションを維持するための対話スキルなどを向上させることができます。また、1on1ミーティングやコーチングを効果的に行うためのスキルアップにも繋がります。 コミュニケーション研修の一例として、基本的なビジネスマナーを身に付けることが挙げられます。最初に挨拶をするなど、きちんとマナーが守られていないなら、コミュニケーション以前の問題として、良い印象を与えることが難しくなります。それに加えて、相手の心を掴む話し方や、相手の意図や心理を汲み取る話の聞き方も学ぶことができるでしょう。

マネジメント研修

管理職にとって重要なスキルのひとつである、マネジメントスキルを向上させる研修です。管理職に求められる役割と業務について理解し、自信に繋げることができます。業種や業界ごとに異なるマネジメントスキルを身に付けることが重要です。 マネジメント研修では、自分のチームだけでなく会社全体の数字を意識するよう「経済数字力」を身に付けます。また、部下を育成するスキルも学びますが、特に今どきの若者の価値観に合わせたマネジメント法は、人材流出を防ぐために役に立つでしょう。

コーチング研修

コーチング研修では、部下の人材育成に欠かすことのできない、コーチングの基礎や部下の話を引き出す方法、チームとして成果を出す方法について学びます。頭ごなしに指示を出すのではなく、部下の「気づき」により自ら課題に取り組めるようサポートすることで、強い組織つくりに繋げることができます。 また、コーチングを意識しても期待した成果が得られないことがあります。コーチングでありがちな「落とし穴」や、成果を上げるための対策についても学びます。

生産性向上研修

時間や人的リソースが限られている中、生産性を向上させるのは難しい課題となっています。生産性向上研修では、管理職としてチームの生産性をどのように向上させることができるかを学びます。自身の業務だけでなく、チーム全体の業務管理も任される管理職にとって、効果的な研修であると言えるでしょう。 生産性向上研修の一例として、モチベーションに依存しない組織マネジメントについて学びます。また、会議の質についての悩みを解決する「最高品質の会議術」も、管理職にとって有益な情報となるでしょう。

メンタルヘルス研修

メンタルヘルスに関する基礎知識やさまざまなケーススタディにより、自身と部下のメンタルヘルス対策に役立てることのできる研修です。職場でのストレスに対処する方法を知るとともに、チームからメンタルヘルス不調者を出さないための対策を学びます。 研修内容の一例には、メンタルヘルス不調者の前兆や、絶対に言ってはいけないNGワードなどがあります。時代の流れとともに職場環境も変化しているため、今までの常識を見直し、アップデートすることに繋がります。

リスクマネジメント研修

業務上のリスクを想定し、対応から収集までのプロセスについて学びます。社内セキュリティや情報管理、労務に関わる問題は企業に大きなダメージを与える恐れがあります。適切な予防と、不足が起きた際の対応は管理職の重要な役割でもあります。 具体的には、日常管理でよくある問題への対応や、ハインリッヒの法則と事故、ヒヤリ・ハット分析の必要性などを学ぶことができます。

 

まとめ

管理職育成の重要性、育成計画のポイントや効果的な研修例をまとめました。人手不足や企業を取り巻く環境の変化のスピードを考えると、企業の今後を担う管理職は重要なポジションにあると言えます。強くて高い効果を上げる組織作りには、管理職の育成が欠かせません。

人気のコラム記事

20万人のビジネスマンに支持された楽しく学べるeラーニングSchoo(スクー)
資料では管理機能や動画コンテンツ一覧、導入事例、ご利用料金などをご紹介しております。
デモアカウントの発行も行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

お電話でもお気軽にお問い合わせください受付時間:平日10:00〜19:00

03-6416-1614

03-6416-1614

法人向けサービストップ