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ストレス耐性とは?職場で重視される背景や従業員のストレス耐性を高める方法について解説

公開日:2021/05/31
更新日:2021/06/02
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ストレス耐性とは?職場で重視される背景や従業員のストレス耐性を高める方法について解説 | オンライン社員研修・eラーニング研修 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

近年、ストレス耐性は採用や人材育成で重視されています。能力が高くてもストレスにうまく対応できなければ成果を出せず、メンタルヘルス不調による勤怠不良や、離職に繋がることもあります。この記事では、職場におけるストレス耐性の重要性高め方について解説します。

 

職場におけるストレス耐性の重要性とは

ストレス耐性とは、ストレスに耐える強さを意味します。ストレスとなる出来事に対してどう感じ、対処する力を持っているかの目安となります。安全衛生法により、一定規模以上の企業でストレスチェックが義務化されるなど、近年ストレス耐性は重要視されています。ここでは、ストレス耐性が重視されている背景やストレスチェック義務化の概要について解説します。

ストレス耐性が重視されている背景

ストレス耐性が重視されている背景には、仕事のストレスが原因で、メンタルヘルスの不調を訴える人が年々増加しているという現状があります。少子高齢化により労働力人口が減少している中で、過労や職場環境によりストレスを感じている人の労災認定件数は増加しています。休職や退職に繋がるケースも多く、より人材不足の問題を高めています。

ストレスチェック義務化の概要

精神障害を原因とする労災認定件数の増加を受け、労働安全衛生法の一部が改正となり、2015年12月以降、ストレスチェック制度が義務化されました。これにより、常時50名以上の労働者が勤務する事業所では、毎年1回、労働者に対し、ストレスチェック検査を実施することが義務付けられました。ストレスチェックを実施した場合、事業者は検査結果を通知された労働者の希望に応じ、医師による面接を受けて助言をもらいます。そのうえで、必要に応じて作業の転換、労働時間の短縮、その他適切な就業上の措置を講じなければいけません。

 

ストレス耐性を決める6つの要素

ストレス耐性は、6つの大きな要素によって決められます。ストレスの原因になるもののことをストレッサーと呼びます。6つの要素はストレッサーに対してどのように対処するかに関わっています。それぞれについて解説します。

感知能力

感知能力とは、ストレスの原因となるストレッサーがある場合に、気づくかどうかの能力のことです。ストレッサーがあっても気づかなければ、ストレスにはなりません。感知能力が低いほど、ストレス耐性が高いということになります。感知能力はもともと持っている性格によって影響されるものであると言われています。

回避能力

回避能力は、ストレッサーをストレスとして受け止めずに回避する能力のことです。ストレッサーに対して柔軟に対応できる人は、回避能力が高いとされています。また、回避能力は、自律神経系や内分泌系、免疫系と関連性があると言われています。つまり、心身が健康であるほど、回避能力は高まり、ストレスを感じにくくなります。

根本の処理能力

根本の処理能力とは、ストレッサーやその状況に働きかけ、弱める、無くすことができる能力のことです。ストレッサーに有効な対処ができる人は、ストレスに強いということになります。例えば仕事量が多ければ調整する等、困ったことがあれば改善策を考え、ストレスの元となる問題を解決できます。

転換能力

転換能力とは、ストレッサーに直面したときに、ポジティブな事柄に置き換えることができる能力です。例えば、何か失敗したときに、「非常に貴重な学びの機会になった」などと良い発想に転換することです。

経験

経験とは、その人が過去に対応した経験値のことです。内容や頻度によって変わってきます。過去の経験からストレッサーに慣れていれば、ストレスを感じにくくなります。

容量

容量とは、どれだけストレスを溜めることができるかのことです。ストレスを感じていても、容量が大きければ耐えることができます。容量が小さいとストレスに耐えきれず、うつ病などの精神疾患や、場合によっては退職に繋がることもあります。尚、心身の状態によっても容量は変わってきます。心身の状態が悪い場合は、強くストレスを感じることがあります。

 

ストレス耐性が高い人の特徴

ストレス社会の現代では、ストレスと関係なく過ごすことは難しいでしょう。しかし、ストレスを受けても、多少のことには動じないストレス耐性の高い人もいます。ストレス耐性が高い人には、具体的にどのような特徴があるのでしょうか。

物事に前向きに取組むことができる

出来事を肯定的に捉える傾向があるので、物事に前向きに取り組むことができます。仮に失敗したとしても、「次に同じ間違いをしなければ大丈夫」だと考え、長く引きずることがないでしょう。

楽観的でくよくよしない

楽観的でくよくよしない人は、物事をポジティブに受け止めるため、ストレスを抱え込むことが少ないでしょう。嫌なことがあってもスルーすることができるため、気持ちを切り替え、落ち着いて対応することができます。

マイペース・集中力が高い

マイペースで、集中力が高い人は、不測の事態が生じても周囲に惑わされず、自分のペースで適切な対応ができるため、ストレスを上手に避けることができます。また、感情に左右されず、常に冷静に対処できるでしょう。

 

入社前にストレス耐性を見極める方法

ストレス耐性は、後から高めることもできます。しかし、可能であれば「元々ストレス耐性の高い人を採用したい」と考える企業が多いでしょう。ストレス耐性が低い人が多い職場は、離職率が高くなる傾向があります。ここでは、入社前にストレス耐性の高い人材を見極める方法を紹介します。

面接で見極める

入社前にストレス耐性の高い人材を見極める機会の1つが面接です。応募者が、ストレスに対処できる考え方の持ち主であるかをチェックするためには、過去の経験をヒアリングすることが有効だとされています。例えば、「困難をどのように乗り越えてきたか、その困難をどう捉えているか」を質問しましょう。さらに、「なぜ」と繰り返し深堀りしていくことで、表には出ない本人のストレス耐性を見ることができます。ただし、圧迫面接にならないように注意が必要です。また、ストレスの発散方法や相談相手がいるかも確認しておきましょう。

ストレス耐性検査で見極める

選考の1つとして、ストレス耐性検査を実施して見極める方法もあります。 ストレス耐性検査は、面接だけでは見抜けない能力や性格を見ることができます。検査の実施機関によって、見ることのできる内容は異なるため、自社に応じたストレス耐性検査を選ぶことが必要です。

 

従業員のストレスを検知する方法とは

すでに入社している従業員のストレスを検知するにはどうすればいいのでしょうか。企業は早めに従業員のストレスを検知し、対策を講じる必要があります。ここでは、従業員のストレスを検知する具体的な方法を紹介します。

勤怠記録、時間外労働や休日出勤を確認

これまでの勤怠記録をチェックしましょう。特に、欠勤や遅刻、早退が増えた従業員については、それがメンタル面での不調が原因となっている可能性もあるため、注意が必要です。また、長時間労働はストレスがかかりやすいといわれています。時間外労働や休日出勤が多い従業員に関しても注意が必要です。

ストレスチェックテストの実施

ストレスチェックは、従業員が抱えるストレスの原因や現状を質問に答えることで可視化します。従業員が気付きにくい心の問題を見える形にすることで、企業として対応がしやすくなります。高ストレスと判断された従業員には、希望に応じて医師の面談を実施します。その上で、企業は就業上の措置や職場環境の改善を講じる必要があります。

定期面談の実施

1on1ミーティングや、定期的な面談の実施も、従業員の抱えるストレスを検知するのに有効です。面談の頻度が低いと従業員の変化に気づくことができません。定期的な面談において、上司は部下の仕事の現状、周囲との人間関係を把握するようにします。また、定期面談によるヒアリングをしやすくするためにも、日頃から話しやすい環境を作っておくことが大切です。

 

従業員のストレス耐性を高める方法

ストレス耐性のレベルは人によって違いますが、後から高めることも可能です。従業員一人一人のストレス耐性を高めることで強い組織になります。企業はストレス耐性を高める施策を行っておくことが重要です。

時間外労働や休日出勤を低減して働きすぎを防ぐ

長時間労働とストレスは、密接な関連性があるといわれています。労働安全衛生法では、月100時間を超える時間外・休日労働を行い、労働者から申し出があった場合は1ヵ月以内に医師による面接指導を 実施することが義務付けられています。また、ストレスチェックにおいても労働時間は重要項目となっています。 長時間労働によるストレスは、メンタルヘルス不調に関連し、休職や離職などのリスクがあります。企業は、時間外労働や休日出勤を低減し、従業員の働きすぎを未然に防ぐ必要があります。

職場においてストレスを抱えにくい環境をつくる

職場においてストレスを抱えにくい環境をつくることも必要です。職場環境の要素は、業務内容、作業環境、人間関係などがあります。業務内容については、その量や質が、本人の能力と見合ったものであるかを確認しましょう。 また、騒音や照明の明るさ、温度、湿度など、職場の室内環境もストレスに大きな影響を与えます。そして、人間関係は特にストレスになりやすい要素です。コミュニケーションの活性化を図るなどの改善策を取り入れることが大切です。

ストレス耐性を高める研修を実施する

ストレス耐性を高めるための研修を実施するという方法もあります。ストレスに対処するための考え方や方法を身に付ける研修です。具体的には次のようなものが挙げられます。 ・メンタルヘルス研修 近年では、メンタルヘルス不調の予防や対応方法に関する研修が多数実施されています。管理職はラインケアを、一般従業員はセルフケアを中心に学びます。ラインケアとは、管理職が部下や組織に対して実施する対策、セルフケアとは従業員が自分自身で実施する対策のことです。 ・レジリエンス研修 レジリエンスとは、ストレスを跳ね返す抵抗力や、自己治癒力のことをいいます。レジリエンス研修では、ストレスと上手に付き合っていくことための考え方学び、ストレスに対する様々なアプローチ方法を身に付けます。困難な状況を乗り越えるための対処法を習得できます

 

まとめ

この記事では、職場におけるストレス耐性の重要性、ストレス耐性の要素、ストレス耐性を見極める方法、ストレス耐性を高める方法について紹介しました。 ぜひ、ストレス耐性について理解を深め、従業員のストレスを早めに検知して、働きやすい労働環境を作りましょう。

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