更新日:2026/02/28

新入社員に必要な心構えとは?重要性から企業がすべきことまで解説

新入社員に必要な心構えとは?重要性から企業がすべきことまで解説 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

新入社員が社会人としての自覚やマナーを早い段階で身につけることは、職場への適応や周囲との信頼関係づくりにおいて大きな意味を持ちます。学生から社会人になるタイミングでは環境に大きな変化があり、そのギャップに適応ができないと、意図しない早期の退職にもつながり得ます。こうした背景から、入社直後の心構えをどう形成するかは、本人の成長だけでなく、企業の定着支援策としても注目されるテーマとなっています。本記事では、新入社員に求められる心構えの具体的な内容と、その土台を築くために企業が取り組める育成手法について解説します。

 

01なぜ新入社員に心構えが重要なのか?

新入社員に心構えが重要な理由には、主に以下の3つがあります。

  • ・学生から社会人への環境変化に適応するため
  • ・自律的な成長を促す土台となるから
  • ・周囲からの信頼を得る第一歩となるから

ここでは、それぞれの理由について詳しく紹介します。

学生から社会人への環境変化に適応するため

学生時代と社会人生活では、求められる行動基準が大きく異なります。たとえば、学生時代は自分の興味や成績が評価軸の中心ですが、社会人になると「チームへの貢献」や「期限内の成果」が優先されるようになります。こうした「入社前に抱いていた仕事イメージ」と「入社後に直面する現実」のギャップは、組織社会化研究などでリアリティショックとして論じられており、組織適応や離職意思との関連も報告されています。

こうしたギャップを和らげるためには、「社会人として何が変わるのか」をあらかじめ理解し、意識を切り替える準備が有効とされています。心構えの形成は、この意識転換の土台にあたるものであり、仕事への責任感や主体性が芽生えるきっかけにもなり得ます。

▶︎参考:尾形真実哉,リアリティ・ショック (reality shock) の概念整理,甲南経営研究 第53巻第1号 (2012.7)

自律的な成長を促す土台となるから

入社直後は、新入社員研修や現場でのオンボーディングなど、他者から学ぶ機会が集中しやすい時期です。計画的なオンボーディングは新人の適応や学習を後押しする一方で、運用が「教える/与える」に偏ると、新人が自ら情報を取りに行く行動を起こしにくくなる場合があります。

そこで初期段階から、「学び・成長の主体は自分である」という姿勢を共有しておくことが鍵になります。たとえば研修中でも「今週中に業務手順を説明できる状態になる」など小さな目標を自分で置き、実行→振り返り→改善(自己調整)のサイクルを回すと、課題が言語化され、その後の学習が進みやすくなります。

周囲からの信頼を得る第一歩となるから

職場での信頼は、一度の大きな成果で得られるものではなく、日々の小さな行動の積み重ねによって形成されていきます。たとえば、報告・連絡・相談(報連相)をこまめに行えば、上司は業務の進捗を把握しやすくなり、適切なタイミングでサポートを提供できます。その結果、ミスや手戻りが減り、チーム全体の業務効率が向上します。

加えて、与えられた役割に対して誠実に取り組む姿勢は、たとえ成果がすぐに出なくても周囲からの評価につながりやすいものです。信頼は「貯金」のように少しずつ積み上がるものであり、その第一歩となるのが、社会人としての基本的な心構えだといえます。


 

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02新入社員が持つべき心構え

新入社員が持つべき心構えは多く、主に以下の心構えがあります。

  • ・色々なものに興味をもつ
  • ・物事を自分ごととして捉える
  • ・報連相を徹底する
  • ・相手の期待を超える仕事を目指す
  • ・自分の仕事に責任を持ち最後までやり抜く
  • ・時間を厳守する
  • ・最初から完璧を目指さない
  • ・相手の目線にたったコミュニケーションをする
  • ・結論から話す
  • ・「信頼残高」を大切にする
  • ・自分の成長に自分で責任を持つ
  • ・「行動の壁」を意識的に乗り越える
  • ・健康管理を怠らない

ここではSchoo for Businessの授業を参考にしながら、それぞれの心構えについて詳しく紹介します。

色々なものに興味をもつ

自ら考え、動くための「心構え」

Schoo for Businessの授業『自ら考え、動くための「心構え」』に登壇する寺澤伸洋先生は、新入社員が持つべき心構えの一つとして「好奇心」を挙げています。ここでの好奇心とは、さまざまなことに興味を持ち、自ら仕事に「ワクワクする」要素を作り出すことです。

例えば、「お客さんが喜ぶにはどうすれば良いか」「どうすればもっと効率的になるか」といった視点で自ら考え、実際にアクションを取って確かめるといった行動です。言われたことをただやるのではなく、主体的にPDCAを回すことは仕事の充実感につながりやすくなります。

物事を自分ごととして捉える

自ら考え、動くための「心構え」

授業『自ら考え、動くための「心構え」』では、物事を自分事としてとらえる「主体性」も、新入社員にとって重要な心構えとして紹介されています。

経験が浅い新人の場合、業務やプロジェクトを進めるにあたって上司や先輩が伴走し、適宜指示やサポートを受けることも多いでしょう。ここで大切なのが、仕事を自分事として積極的に行動する姿勢です。「先輩や上司がやってくれるだろう」「ミスが起こっても、自分のせいではない」という姿勢で仕事に向き合うと、指示待ちとなり自ら業務改善をするための気づきを得にくくなります。主体的な姿勢は、新人の自律的な成長と組織への貢献に繋がります。

報連相を徹底する

デキる若手の報連相 Schoo for Businessの授業『デキる若手の報連相』に登壇する滝井順子先生は、職場における「報告・連絡・相談」は、言われたからやる義務的なものではなく、「仕事を前に進めるためのツール」であると解説しています。

組織における多くの仕事は、一人で完結するものではなく、さまざまな人が関わって進めています。そこには必ず情報の連携が必要になるため、鮮度の高い情報を適切なタイミングで伝達することは、業務品質に直結する大切な要素です。

また報連相が「仕事を前に進めるためのもの」である以上、情報をただ伝えるだけでは不十分で、相手に意図を的確に伝え、必要な情報を引き出す視点も大切です。結論から簡潔に報告し、一人で抱え込まずに相談することで、必要なサポートも得やすくなります。

相手の期待を超える仕事を目指す

デキる社員になるための 時間管理・コミュニケーション

Schoo for Businessの授業『デキる社員になるための 時間管理・コミュニケーション』に登壇する木部智之先生は、「自分の値段」を意識することの重要性を解説しています。ここで言う「自分の値段」とは給与・賞与だけでなく、会社が負担する社会保険料や各種手当、福利厚生費なども含めた「人件費(総コスト)」として捉えるイメージです。

この総コストは、企業が自分に投資している水準でもあり、期待される役割や成果水準を考える手がかりになります。だからこそ、「期待される役割に見合う以上の成果を出せているか」を自問することは、仕事に対するプロ意識を高めるきっかけになります。また、自身への期待値を強く意識することは、日々の時間の使い方を見直し、時間あたりの生産性を高めるきっかけにもなり得ます。

自分の仕事に責任を持ち最後までやり抜く

デキる社員になるための 時間管理・コミュニケーション

授業で木部先生は、自らの仕事に責任を持ち、最後までやり遂げる心構えの重要性も解説しています。影響範囲が小さく見える仕事でも、その業務は組織にとって必要だからこそ任されています。担当者として「これは自分の仕事である」という自覚を持ち、責任をもって完遂する姿勢が重要です。

自身が責任感を持てているかのバロメーターとして活用できるのが、「自分の仕事の結果を他者に説明できるかどうか」です。その仕事をどう解釈し、どんな情報から判断し、どんな案を考えたか、といった内容を明確に言語化し、人に説明できる状態かを自問することで、仕事への向き合い方を振り返ることができます。

時間を厳守する

デキる社員になるための 時間管理・コミュニケーション

時間を厳守することは、ビジネスにおいて重要なマナーです。木部先生は授業において、時間管理を怠るとお金、品質、信頼という3つの重要な要素を失うことにつながることを解説しています。

例えば、顧客とのアポイントメントに間に合わないからと言って、電車ではなくタクシーを使ってしまったら、それは本来必要のなかった経費の支出になります。また会議に遅刻すると、他の参加者の時間を無駄にし、本来の議論の質が損なわれる可能性があります。また、納期の遅れは後工程の計画にも悪影響を及ぼし、他の人の業務品質の低下や負荷の増大につながるリスクもあります。

木部先生はあわせて、時間を守ることは上司や同僚との信頼関係を築く「信頼残高」を積み上げる行為であり、遅れることはその貯金を減らすことと同じであると補足しています。

最初から完璧を目指さない

デキる社員になるための 時間管理・コミュニケーション

授業では、仕事を円滑に進めるために、最初から完璧(100点)を目指さない心構えの重要性も解説されています。完璧な品質にするには細部にこだわり、慎重に確認しながら進める必要があるため、過度に時間がかかる傾向があります。この時間を他の仕事に充てることで、より多くのアウトプットが可能となり、結果としてより大きな成果を生むことにもつながるでしょう。

仕事の良し悪しは依頼者が判断するものである以上、大切なのは「相手の期待に合った仕事」をすることです。事前に上司や顧客と「誰向けの資料か」「どこまで仕上げるか」など期待値を擦り合わせることが肝要です。

相手の目線にたったコミュニケーションをする

デキる社員になるための 時間管理・コミュニケーション

ビジネスにおけるコミュニケーションには、基本的に何らかの目的があります。例えば上司に対する進捗報告であれば「上司が正確に業務状況を理解できること」、相談なら「的確なアドバイスを引き出すこと」が目的になるでしょう。これらを達成するには、相手が理解し、次の行動に移れる形で伝えるという「相手目線」が欠かせません。伝えたつもりでも、相手が理解できなければ成果につながりにくいためです。

授業で木部先生は、相手が理解できる言葉を使い、理解しやすいスピードで話すことが大切だと解説しています。また、言葉だけで伝えきるのが難しい場合、図などの視覚要素を用いたコミュニケーションをとることも大切です。

結論から話す

デキる社員になるための 時間管理・コミュニケーション

ビジネスコミュニケーションにおいて、結論から話す「結論ファースト」の心構えはとても重要です。ビジネスシーンでは多忙な相手の時間を尊重し、円滑な意思疎通を図る必要があるためです。まず結論から入り、背景と理由は後で付け足すことで、聞き手は要点を押さえて話が整理できるようになります。

授業では、結論ファーストの簡潔なコミュニケーションの練習方法として、エレベーターピッチをおすすめしています。エレベーターピッチとは、エレベーターに乗っている短い時間(一般に15〜30秒程度)で、自分の提案や考えを簡潔に伝える手法です。普段エレベーターを使う機会を活用して、その時間で説明しきる練習をするようにしていると、日々の仕事でも端的に伝える力が身につきやすくなります。

「信頼残高」を大切にする

新入社員がイチ早く成果を出すために必要な5つのこと

Schoo for Businessの授業『新入社員がイチ早く成果を出すために必要な5つのこと』に登壇する田久保善彦先生は、成果を出すために日々の業務で「信頼の残高」を徹底的に増やす努力をしてほしい、と述べています。「信頼の残高」とは、周囲からの信頼の積み重ねを表現した言葉であり、仕事に対する専門性の発揮レベル、業務の進め方、熱意、コミュニケーションの取り方などによって増減します。

周囲からの厚い信頼は、一度の取り組みで得られるものではなく、日々の行動が重要です。周りが「この人は信頼できる」と評価するようになると、協力も得やすくなり、仕事が円滑に進みます。

自分の成長に自分で責任を持つ

デキる社員になるための 時間管理・コミュニケーション

新入社員にとって、研修や上司・先輩からのOJTなど、学びやスキルを得るための環境は重要です。しかし、授業『デキる社員になるための 時間管理・コミュニケーション』で講師の木部先生は、必ずしも「環境さえ整っていれば成長できる」というものではないと解説しています。

重要なのは、自分の成長を自らマネジメントするという心構えです。基本的に環境を100%自分の思い通りにすることは困難であるため、「環境が整っていなければ成長できない」と考えてしまうと、諦めや機会損失につながる可能性もあります。仮に理想の状態ではなくても自ら考え、工夫と行動を重ねることが、ビジネスパーソンとしての成長につながります。

「行動の壁」を意識的に乗り越える

デキる社員になるための 時間管理・コミュニケーション

新しい知識を自分のスキルとして活用できるようになるには、座学で知識を得るだけでなく、実際に行動し、できたこと・できなかったことを振り返りながら内省を重ねることが重要です。

しかし、初めての経験や行動には失敗のリスクもつきまとうため、行動をためらう「行動の壁」にぶつかる人も少なくありません。リスクを避けるのは人の基本的な性質でもあるため、行動の壁を乗り越えるには意識的に「まずやってみる」ことが大切です。

実際に行動を起こすことで、「こうすれば良い」「これは合わない」といったさまざまな気づきを得られます。その学びを活かしながら繰り返し行動することで、最終的には考えずとも体と頭が自然に反応するようになり、スキルの体得に至ります。

健康管理を怠らない

健康管理は、社会人として安定したパフォーマンスを発揮し続けるための土台です。近年、「プレゼンティーイズム」という概念が注目されています。これは、出勤はしているものの体調不良によって本来の能力を発揮できない状態を指し、欠勤(アブセンティーイズム)以上に企業の損失が大きいとする報告もあります。

体調を崩して業務に支障をきたすと、自分自身の成長機会が失われるだけでなく、チームメンバーの業務負荷が増えることにもなりかねません。十分な睡眠、適度な運動、バランスの取れた食事といった基本的なセルフケアに加え、ストレスの兆候を早めに察知して対処する力も、社会人として身につけたい習慣です。

▶︎参考:厚生労働省保険局|コラボヘルスガイドライン


 

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03新入社員が陥りがちな落とし穴

心構えを意識して行動しようとしても、経験の浅い段階ではうまくいかない場面が出てくるのは自然なことです。ここでは、新入社員がとりわけ陥りやすい3つのパターンを取り上げます。いずれも「失敗」というよりは「成長過程で多くの人が通る道」であり、事前に知っておくことで対処しやすくなります。

積極性と独りよがりの線引きができず衝突する

自ら考えて行動する主体性は高く評価される一方で、周囲への影響によっては「独りよがり」と受け取られることがあります。特に新入社員の段階では、業務の背景や組織のルールを十分に把握できていないことが多く、善意の行動が裏目に出てしまうこともあるでしょう。

対処の基本は、「行動する前に一声かける」ことです。具体的には、「この方向で進めようと思いますが、問題ないでしょうか」と上司や先輩に確認するだけで、独りよがりとのギャップを大幅に縮めることができます。主体性と協調性は対立するものではなく、「自分で考えたうえで、周囲と共有する」というプロセスを踏むことで両立が可能になります。

上手くまわりに頼れず仕事を抱え込む

「自分の力で解決したい」「忙しそうな先輩に声をかけるのは申し訳ない」という気持ちから、問題を一人で抱え込んでしまう新入社員は少なくありません。しかし、経験が浅い段階で一人で悩み続けると、小さな問題が大きなトラブルに発展したり、本来不要だった手戻りが発生したりすることがあります。

このような時には、例えば「15分考えても解決の糸口が見えなければ相談する」などの基準を自分に設けておくと、相談のタイミングをつかみやすくなります。相談の際は、「ここまでは自分で調べた・考えた」という前提を示したうえで、何に悩んでいるのかを明確に伝えると、相手も助言しやすくなります。早めの相談は、チームの生産性を守る行為であり、決して「甘え」ではありません。

頑張りが空回りしてモチベーションダウン

懸命に取り組んでいるにもかかわらず、その行動が周囲から認められていないと感じることは、新入社員にとって大きなストレス要因となり得ます。そのような「空回り」が生まれる原因は、上司や組織が求めている成果と、自分が注力していることのズレにあるかもしれません。

このズレを防ぐには、業務の着手前に「この仕事のゴールは何か」「何を優先すべきか」を上司と具体的にすり合わせることが有効です。また、1on1ミーティングなどの場を活用し、自分の取り組みに対するフィードバックを能動的に求めることで、方向修正を早い段階で行えるようになります。「頑張りの方向」を定期的に確認する仕組みを持つことが、モチベーション維持のカギとなるでしょう。

 

04新入社員に心構えを確立する手法

新入社員が心構えを身につけるためには、本人の意識だけでなく、企業側の仕組みづくりも重要な役割を果たします。ここでは、代表的な3つの手法を紹介します。

  • ・体系的な研修の実施
  • ・OJT制度とメンター制度の活用
  • ・職場ぐるみで育成に向き合う

体系的な研修の実施

入社直後に研修などの体系的なオンボーディングを実施することは、心構えの形成を促すうえで効果的な手法の一つです。業務から離れた場で集中的に学ぶことで、学生時代の意識から社会人としての意識への切り替えが促進されやすくなります。研修では、ビジネスマナーや業務スキルだけでなく、社会人としてのマインドセットや行動規範を扱うことで、環境変化に適応しやすくなるでしょう。

また特にコロナ禍以降、オンライン研修の活用が広がっています。それぞれメリット・デメリットが異なるため、対面研修、オンライン研修、テキストや動画を用いた自己学習など、さまざまな手法を柔軟に組み合わせることが効果的な研修実施の鍵になります。

▶︎参考:企業向け研修サービス市場に関する調査を実施(2025年)|矢野経済研究所

OJT制度とメンター制度の活用

OJT(On-the-Job Training)は、実際の業務を通じて知識やスキルを習得する手法であり、心構えを「頭で理解する」だけでなく「実務で体得する」機会を提供します。先輩社員が業務の進め方を直接指導し、即時的なフィードバックが得られることで、心構えの定着が早まりやすいというメリットがあります。

一方、メンター制度は、直属の上司とは異なる先輩社員がキャリアや悩みの相談相手となる仕組みです。OJTが「業務上のスキルと習慣」の定着を担うのに対し、メンター制度は「中長期的な成長や心理的なサポート」に重きを置く点に違いがあります。

両制度を併用する場合は、OJTトレーナーとメンターの役割分担を明確にしておくことが運用上のポイントです。役割が曖昧なまま運用すると、指導内容の重複やフィードバックの矛盾が生じ、新入社員が混乱する可能性があります。

職場ぐるみで育成に向き合う

新入社員に組織の一員として必要な心構えを身につけてもらうには、育成を特定の担当者だけに委ねるのではなく、職場全体で連携して取り組むことが大切です。さまざまな社員と交流が持てる環境では、多様な視点からのフィードバックが得られ、新入社員の視野が広がりやすくなります。また、育成に関わるメンバーが増えることで、新入社員が「一人で悩みを抱え込む」状態を防ぎやすくなるという利点もあります。

運用のポイントは、職場ぐるみで連携しつつ、OJT担当者や上司など育成責任の所在を明確にすることです。また異なる方針が伝えられることで新人が混乱しないよう、関わる人同士が情報連携をし、方針を揃えることも欠かせません。

 

05新入社員育成にも役立つSchoo for Business

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オンライン研修/学習サービスのSchoo for Businessでは約9,000本の講座を用意しており、DXほか様々な種類の研修に対応しています。

受講形式 オンライン
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(新規講座も随時公開中)
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費用 1ID/1,650円
※ID数によりボリュームディスカウントあり
契約形態 年間契約のみ
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新入社員が心構えを身につけるためにおすすめの講座

この章では、オンライン研修サービスSchooの講座から、新入社員が心構えを身につけるためにおすすめの講座を紹介します。

仕事の基本-新入社員のうちに学んでおきたいこと-

この授業では、新社会人になる前にまず学んでおきたい「仕事の基本」を学ぶことができます。講師は、「40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ思考法 」の著者である寺澤伸洋さんです。

  • ビジネス本著者

    1976年大阪府生まれ。灘高校、東京大学経済学部を卒業後、日系メーカーで17年間勤務。経理、営業、業務改革、Web企画、マーケティング、経営企画と多様な部門を経験し、半年間のイギリス留学後に現職に転職。2016年から3年半書きためたブログを元に、2020年より電子書籍の執筆を開始。著作『40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ思考法』、『4時間のエクセル仕事は20秒で終わる』がある

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10分で学ぶデキる若手の仕事術

この授業では、「明日から使えるビジネススキル」を10分で学ぶことができます。時間の使い方や、やる気を下げない注意の仕方など、すぐに実践できるスキルを解説しています。

  • 東大生ライター

    1997年生まれ 東京大学文学部4年生 世帯年収300万円台の家庭に生まれ、予備校に通うだけの金銭的余裕がなかったため、 オリジナルの「お金も時間も節約する勉強法」を編み出し、一浪の末、東大合格を果たす。現在は、自身の勉強法や受験合格法を全国に広めるために、全国の学校へ赴いて勉強法の講演を行うなど、精力的に活動している。著書に『東大式時間術』『東大式節約勉強法』などがある。

10分で学ぶデキる若手の仕事術を詳しく見る

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ビジネススキル大全〜デキる社員への最短ルート〜

この授業は、社会人としての代表的なスキルを再確認し、仕事に役立つ方法で伸ばしていくための授業です。全5回の授業で、汎用的なスキルや、成長につなげるためのポイントを紹介します。

  • デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 ディレクター

    横浜国立大学大学院環境情報学府工学研究科 修了。日本IBMに入社し、数々の炎上プロジェクトの火を消し、エグゼクティブ・プロジェクト・マネージャーに。 2018年よりパナソニックのソリューションビジネスの立ち上げに従事し、2020年に最年少でパナソニック システムソリューションズ ジャパン執行役員に就任。 2022年4月よりパナソニック コネクト GSOLカンパニー役員。2022年9月より現職。著書に、「入社1年目のビジネススキル大全 (三笠書房)」「プロジェクトのトラブル解決大全 小さな問題から大炎上まで使える「プロの火消し術86」 (KADOKAWA)」「超速PC仕事術―年間240時間を生み出す (東洋経済新報社)」などがある。 東洋経済オンライン、プレジデントオンラインやビジネス雑誌にも多数寄稿している。これまで、プロジェクト現場に従事する傍ら、人材育成にも力をいれており、社内外でビジネススキルや仕事術に関する研修やセミナーを実施。

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デキる若手の報連相~2022年版~

この授業では、社会人になったら必ず求められる報告・連絡・相談について、学ぶことができます。講師は、株式会社ベアラボ 代表取締役の滝井順子さんです。

  • 株式会社ベアラボ 代表取締役

    首都圏の企業を中心に人事コンサルティング、組織開発コンサルティングを行う。 人材育成、社員教育を得意とし、すべての研修にディスカッションやゲーミフィケーションを取り入れた研修を行い、座学だけでは学べない参加型の研修を実施している。 起業前は人事部長等、10社ほどの企業を経験。 大型プロジェクト参画時にはPMOとして、全従業員への年間教育計画の策定および研修実施する等、これまでのべ10,000名以上の受講生を輩出し、研修プログラムテキストは220種類以上保持している。 2020年2月に起業。 起業後は、大手企業を中心に、企業内講師の育成やチームビルディング研修、OJTトレーナー育成研修等、各企業の人材育成支援を行っている。

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仕事がデキると思われるビジネスマナーの基本【2023年版】

この授業では、全5回にわたって、電話、メール、チャットといったコミュニケーションの仕方から、身だしなみまで、ビジネスマナーの基本を学んでいきます。近年、オンラインでの仕事も増えてきていることから、オフライン・オンラインにおけるポイントなどもご紹介していきます。

  • 株式会社スパークスラボ マスタートレーナー

    株式会社スパークスラボ マスタートレーナー。国際コミュニケーション学学士、心理学学士。日本航空客室乗務員、研修会社講師を経て、枠に囚われない現場のニーズに即した学びと気づきの場を提供すべく、現会社設立に参画。その後、ホテル インターコンチネンタル東京ベイの研修支配人としても活躍した。心理学やコミュニケーション学に基づいたメソッドをもとに、新入社員研修、接遇研修、管理職研修などを企画から実施まで手がけ、研修を通じ企業の人材育成に携わっている。受講生からは「浅井さんのようになりたい!」との声、ファンレターも多数。スパークスきっての人気講師。 共著に『仕事がデキる人が必ずおさえている謝罪・クレーム対応の鉄則』(インプレスコミュニケーションズ)がある。

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06まとめ

新入社員にとって心構えの形成は、社会人生活の第一歩であると同時に、その後の成長を左右する土台ともなるものです。本記事では、心構えが重要とされる背景から、具体的に意識したい13の項目、陥りがちな落とし穴、そして企業が取り組める育成手法までを一通り解説しました。

すべてを一度に完璧に実践する必要はありません。まずは自分にとって取り組みやすいものから一つずつ意識してみること、そして困ったときには周囲に相談する姿勢を持つことが、着実な成長への近道といえるでしょう。企業側も、研修やOJT、職場全体での育成体制を通じて、新入社員が安心して成長できる環境を整えていくことが求められます。

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この記事を書いた人
Schoo編集部
Editor
Schooの「世の中から卒業をなくす」というミッションのもと活動。人事担当や人材育成担当の方にとって必要な情報を、わかりやすくご提供することを心がけ記事執筆・編集を行っている。研修ノウハウだけでなく、人的資本経営やDXなど幅広いテーマを取り扱う。
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