公開日:2020/12/23
更新日:2022/08/18

企業研修とは?実施する目的・手法や主な研修内容について解説

企業研修とは?実施する目的・手法や主な研修内容について解説 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

インターネットの普及とツールの発展に加え、近年の世界情勢も手伝ってリモートワークを採用する企業が増加中です。リモートワークの導入により社員の居住地が自由になった他、オフィスを撤廃する企業も出てきており、実地で行う研修に代えてオンライン研修を導入することも多くなっています。研修方法を見直す際には、再度研修の基本的な知識を確認することが重要です。 当記事では、企業における研修について、目的や手法、近年のトレンドなどを解説していきます。

 

01企業研修を実施する目的とは

企業研修を実施する目的は、大きく分けて以下の通りです。

  • ・人材開発
  • ・組織開発

人材開発としては、役職や職種に合ったスキルを学ぶことにより人材レベルを上げ、個々の意識や生産性を向上を目指します。組織開発の側面としては、企業側の計画的な研修の実施やビジョンの共有などを行うことで、企業にとって必要な人材を育てる目的があります。詳しく見ていきましょう。

人材開発

企業研修の目的の1つが、個人のスキルアップです。企業で働く上で必要になるスキルを身に付けさせることで、人的リソースとして戦力になる人材にレベルアップさせます。例えば、実際の業務に関する研修を行うことで、新入社員が早期に活躍できるように促すことができるようになるでしょう。

また、職種や役職に応じた広義的なスキルを身に付けさせることで、専門性を深めたり、普遍的なビジネススキルの向上につなげることができます。

▼人材開発に関して詳しく知りたい方はこちら▼
【関連記事】人材開発とは?人材育成との違いやその課題、手法について解説

組織開発

組織全体で計画的に研修を行うことで、全体的な生産性を底上げすることができます。加えて、個人のキャリアプランと会社のビジョンを照らし合わせた上で最終的に就かせたい役職や職種に合わせたスキルを習得させるなど、組織の将来を見据えた準備を行うことが可能です。また、研修で身に付くスキルは人材レベルを可視化する上での大きな指標になるため、人材配置の基準にすることも可能です。

以上のように、研修は組織開発をする上でも重要になってきます。

▼組織開発に関して詳しく知りたい方はこちら▼
【関連記事】組織力を向上させる「組織開発」とは?人材開発との違いや実施方法を詳しく解説

 

02企業研修で主に用いられる手法を紹介

企業研修で主に用いられる手法は以下の通りです。

  • ・OJT研修
  • ・OFF-JT研修

基本的に、OJT研修は社内の具体的な業務を習得する目的で用いられます。それに対して、OFFJT研修では役職や職種ごとに必要なスキルを広義的に学ぶことが可能です。会社や職種によって、それぞれを組み合わせて実施されることがあります。各詳細を詳しく見ていきましょう。

OJT研修

OJT(On the jobTraining)研修は職場内訓練のことを指します。基本的には実際の業務で必要になるスキルを身に付けるための研修で、先輩社員や上司を指導役としてマンツーマンで研修を行っていくのが特徴です。実際の業務を通して研修を行うことになるので、業務の流れや実際に使用するツールの操作方法などを効率的に学ぶことができます。研修が終わった頃には研修生が一通り業務ができるようになっているので、すぐに戦力として仕事を任せることが可能です。

また、実際の業務の中で指導員以外の先輩社員や上司などとやり取りすることにもなるため、業務に加わった後に円滑にコミュニケーションがとれることも大きなメリットといえるでしょう。先輩社員や上司としても、業務の中で研修生の性格や適正をある程度把握することができるため、研修が終わってからの接し方などを想定することができます。

ただし、指導員のリソースが指導に割かれるため、部署内の人的リソースが一時的に少なくなってしまうという欠点があります。加えて、計画的に研修を行わないと、偶然触れることがなかった実務などがあった際、習得できるスキルに穴ができてしまう可能性があるので、研修の内容は綿密に計画することが重要です。

OFF-JT研修

OFF-JT(Off the job Training)研修は職業外研修のことで、職業外という名称の通り、外部機関に依頼して研修を実施してもらう研修方法です。基本的には集合研修が中心となり、企業ごとの独自性が重視されないような研修を行います。実施する研修は特定の役職や職種ごとに必要なスキルの習得を目指したものの他、コンプライアンス研修やロジカルシンキング研修など、社会人として総じて必要になるような知識や技能を学べるものが多いです。

社内で行う研修とは違い、社外で十分な時間をとって行うことになるため、OJT研修とは違い業務に追われることなくスキル習得に集中できるのが大きなメリットになります。また、講師は各分野の専門家なので、より濃密な内容の研修を実施することが可能です。

ただし、研修で学ぶ内容はあくまで広義的なもので、実際の業務に関係ない可能性もあるので、研修後しばらくするとせっかく習得したスキルを忘れてしまう恐れがあります。研修で学んだ内容は直近で必要にならない場合でも、将来的に必要になる可能性があるため、定期的にフォローアップを行うことが重要です。

OFFJT研修は実地で行う研修の他、オンラインで実施できる研修もあるため、状況に合わせて上手く活用すれば効率的な研修が可能になるでしょう。

 

03企業研修の実施方法

研修の実施方法は主に社内研修と外部に委託する社外研修があります。ここではそれぞれの特徴を解説します。

社内研修

社内研修は、自社で研修教材を用意し、社内の会議室などで実施する一般的な研修を指します。メリットは後述する外部研修よりも費用を安価に抑えられることや、当然のことではありますが、内容を自社に合ったものに柔軟に作成が可能なことです。 一方、デメリットは研修教材を自社で作成するため、研修担当者の負担が増加することや、講師に自社の社員を登壇させる場合は、社員にも負担がかかってしまうことが挙げられます。 社内にノウハウがないということであれば、教材作成を外注したり、講師を外部から招待するといった方法も検討するのも方法の一つです。

外部研修

外部研修は、外部の企業に委託して実施する公開講座を指します。基本的に、外部の特定の会場に移動して参加しますが、最近ではオンラインで実施するケースが多くなっています。 研修サービスを提供する企業は、クライアント企業の様々なニーズに対応できるよう、階層や職種別に細かく分かれた研修を用意しています。 外部研修のメリットは社内にないスキルやのノウハウを学べることです。社外研修の講師は各分野における専門家が務めるため、プロの指導が受けられます。 一方、デメリットは研修内容がどの企業にも合うように一般化された内容であるなど、必ずしも自社に合うように設計してもらえるわけではないということです。 そのため、事前に内容の調整が可能かどうかなどは確認しておく必要があります。

 

04階層別の企業研修の内容例

企業研修は階層別に実施されることが多く、大まかには以下の3つに分けられます。

  • ・管理職
  • ・中堅社員
  • ・新入社員

上記の対象となる社員に合わせて研修内容を考えていきます。具体的にどのような研修があるのかをここで解説します。

管理職向けの研修

チームビルディング研修

チームビルディングとは、個々の社員が持っているスキルや才能を発揮しながら、目標達成につながるチームを作る取り組みのことを指します。チームが同じ目標に向かって業務に取り組むためには、チーム全体に達成すべき目標や展望をリーダーシップを持って浸透させる必要があります。 チームビルディング研修では、コミュニケーションの力の改善やチーム内の心理的安全性を高めるためのノウハウを学び、組織内の信頼感を高め、社員それぞれが自分の力を発揮しやすい職場環境の作り方を学びます。

部下育成研修

管理職には自分の成長だけではなく、部下の育成やキャリアアップにも目を見張る必要性が出てきます。部下のモチベーションを高めたり、キャリアについてアドバイスをする立場になるので、コミュニケーションの適切な取り方やノウハウを身に着けておくことが重要です。 部下育成研修では、キャリアマネジメントからOJTやメンタリング、フィードバックの方法を学びます。これから管理職の役割を担う社員におすすめの研修といえるでしょう。

ハラスメント研修

近年はジェネレーションギャップによる考え方の違いにより、様々なハラスメントが問題になっています。ひと昔前以上にセクハラが取り沙汰されることが多くなっている他、パワハラやアルハラなど、ハラスメントの範囲はどんどん広がっており、社員のハラスメントが問題で社会からの信用を落としてしまう企業も多いです。

社内でハラスメントが発生してしまう最大の原因は、ハラスメントにつながるような言動が問題ない行為であるとインプットしてしまっていることです。特に年配の社員は、昔なら問題なかったことだからと無意識にハラスメントに当たる言動を行ってしまうことが多々あります。

社内のハラスメントを予防するためには、何がハラスメントに当たるのかを社員にしっかりと理解させ、考え方を刷新させることが必要です。社内でいらぬ問題を起こさないためにも、特に社会経験が長い社員に優先的に受講させたい研修といえるでしょう。

中堅社員向けの研修

リーダーシップ研修

リーダーシップ研修は、名前の通りリーダーシップを発揮する上で必要な考え方や技能を習得できる研修です。チームでプロジェクトに取り掛かることが基本となっている企業では、優秀なリーダーの育成が必要不可欠になっています。リーダーの適性がある社員に早いうちからリーダーシップ研修を行うことで、いざ役職についた時に確実な成果を期待することが可能です。

また、リーダーにならない社員に対しても研修を行えば、リーダーの必要性や多種多様なタイプが存在するリーダーごとの特性などを理解することができるため、リーダーごとの効率的な立ち回りを見出す手助けにもなります。チーム体制で仕事を行っている企業では、是非積極的に実施したい研修といえるでしょう。

コミュニケーション研修

組織内で社員同士の円滑な連携を実現させるためには、コミュニケーションが必須となります。組織全体のコミュニケーションスキルが高ければ、情報がしっかりと巡るようになるため、報告遅れなどの業務遅延が発生せず、結果的に業務効率が向上します。

また、組織内のコミュニケーションが円滑になれば、部署ごとに抱えている情報を他部署に対してフランクに共有できるようになる可能性があるため、副次的にナレッジマネジメントの効果も期待することが可能です。

個々の会社への不満なども耳に入りやすくなるので、社員のメンタルケアを効率的に行う上でも、コミュニケーションスキルの習得は早いうちに行うと良いでしょう。

課題解決研修

課題解決とは、生じている問題について、問題が発生した要因や事象の分析、発生原因を洗い出し、解決案を立案し、問題を解決に導くことです。 中堅社員は与えられた業務をただこなすだけではなく、常に課題認識を行い、自ら行動し、業務課題の解決や業務効率の改善にも取り組んで行く必要があります。 課題解決研修では、課題の発見から解決までの手順と具体的な手法を学ぶための研修ですので、ある程度経験を積んだ中堅社員におすすめの内容です。

新入社員向けの研修

ビジネスマナー

ビジネスマナーは、社内外問わず良好な人間関係を構築するための社会人に必須のスキルと言えます。身だしなみや言葉遣いだけでなく、電話対応や名刺交換の方法、報連相やメールの書き方、コミュニケーションスキルなどが挙げられます。 また昨今ではオンラインでの業務や商談なども増えています。オンラインでのプレゼンやコミュニケーションの方法についても研修内容に取り入れることが望ましいでしょう。

ロジカルシンキング研修

ロジカルシンキングとは、外的要因や先入観を排除し、並べられた情報や事象や物事の因果関係から結論を出す思考方法です。ロジカルシンキングを習得すれば、外的要因に左右されずに筋の通った考え方ができるようになるため、意思決定のスピードが上がります。

組織内の人間が全員ロジカルシンキングできるようになれば、それぞれの業務が効率的になる他、無駄に長い会議やテストがなくなるため、企業全体の生産性を向上させることが可能です。

業績を上げるためにも、社員には可能な限り習得させたいスキルといえるでしょう。

OAスキル研修

WordやExcelなどは業務上使用する機会が多いため、新入社員のうちに基本的な操作は身に付けておきたいスキルです。どの職種においてもExcelを使用する機会があるため、最低限の関数や表の作成方法などは身に着けておくことが望ましいでしょう。 また、OAスキルが使えれば、近年利用率が増えているスプレッドシートをはじめとしたGoogleのアプリケーションもある程度使用できるようになるため、習得しておいて損はないでしょう。

 

05企業研修を行うときの注意点

研修目標を設定しないまま実施しない

受講者が研修後にどのようなスキルを身に着けているべきなのか、どのような課題や悩みが解決できた状態になっていることが望ましいのか、といった研修後の理想像を明確にしないまま研修を実施しなようにしましょう。 あらかじめ定めた目標がなければ、研修の良し悪しを判断できないことに加えて、受講者も何を目的に研修を受ければいいのかわからず理解が深まりません。

研修を実施して終わりにしない

研修後に一定期間を置いて効果側的を行うようにしましょう。目的としては、研修で身に着けた知識やスキルが実際に活かされているのかどうかです。十分に活かされていれば研修を実施した意味があったと言えますし、そうでなければ研修内容に問題があったのかなど、改善に繋げることができます。 くれぐれも、研修を実施して終わりということだけはしないようにしましょう。


 

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企業研修を行う上で最近問題になっているのが、リモートワークの普及です。リモートワークが普及してきたことにより研修生の居住地が各地に広がっている他、現在の社会情勢も手伝って研修生を実地に集めることが困難になっている企業も増えてきています。特に、OJTについてはZoomをはじめとしたビデオ通話ツールやSlackなどのチャットツールによってカバーできるものの、職種別研修や階層別研修をはじめとした集合研修は、リモートでは実施が困難です。

上記の問題を解決する上で役に立つのがオンライン研修です。オンライン研修であれば場所や時間に縛られず、社員が各々のタイミングで研修を受けることができます。Schooビジネスプランでは、オンラインで学べる企業向け研修パッケージを多数用意しています。当記事で紹介したリーダーシップ研修やハラスメント研修なども取りそろえているので、トレンドに合わせた研修を行うことも可能です。

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07まとめ

企業研修について解説してきました。研修は個人のスキルアップだけでなく、組織全体の生産性の底上げをする上でも重要になります。また、今後想定している組織図を完成させるために、あらかじめ必要なスキルを習得させておく意味で有用です。近年トレンドとなっている研修は、役職や職種に関係なく習得の必要性が高いものが中心になっています。

近年はリモートワークの普及によって従来通りの研修の実施が難しくなっているので、オンライン研修も有効に活用しつつ柔軟に研修を実施し、組織全体のレベルアップを目指しましょう。

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