ポータブルスキルとは?構成要素や種類から企業が着目するメリットまでを解説
ポータブルスキルは、業界や業種を問わず、新入社員からどの階層においても重要なスキルです。社員の成長は、専門性の高いスキルだけでなく、汎用的なポータブルスキルの獲得も必要になります。本記事では、ビジネスにおけるポータブルスキルとはどのようなものか、構成要素やその種類、企業が着目するメリットについて解説します。
- 01.ポータブルスキルとは?
- 02.ポータブルスキルが必要な背景
- 03.ポータブルスキルの要素
- 04.具体的なポータブルスキルの例
- 05.ポータブルスキルを診断する方法
- 06.ポータブルスキルを磨く研修方法
- 07.ポータブルスキル研修ならSchoo for business
- 08.まとめ
01ポータブルスキルとは?
職種に関係なく活かせる汎用性の高いスキルとして、ポータブルスキルが近年注目を集めています。ポータブルスキルとは、職種の専門的な知識や実務的なスキル以外の能力のことを指します。例えばコミュニケーション能力、課題設定能力、情報収集力などがポータブルスキルに当たります。その職種独自のスキルなど専門性の高いものも業務を行う上ではもちろん重要ですが、環境や時代の変化を問わず活かすことができるのがポータブルスキルの大きな特色と言えます。ビジネスにおける基礎でもあるポータブルスキルが身に付いていれば、様々なビジネスシーンで臨機応変に対応し、円滑に業務を行うことができます。職種に関わらず多くの企業から必要とされる人材になることができるのです。
厚生労働省による「ポータブルスキル」の定義
厚生労働省によるとポータブルスキルとは「職種の専門性以外に、業種や職種が変わっても持ち運びができる職務遂行上のスキルのこと」と定義されています。これまで、各企業では年齢が上がっていくにつれて専門的な知識やスキルが重要視される傾向にありました。これには、そういった知識やスキルは目に見えて認識・評価しやすいといった理由が考えられます。しかし、業務の種類や職種の枠を超えて横断的な労働移動を行っていくには、特定の業務に対する知識やスキルを高めるだけでは不十分です。そこで、このポータブルスキルの概念の導入が必要とされているのです。
テクニカルスキルとの違い
テクニカルスキルは、専門的な知識や特定の業務に関連する具体的なスキルや技術を指します。例えば、プログラミング、データ分析、経理、医療知識などが挙げられます。これらのスキルは、特定の職種や業界での作業や専門職に必要な技能です。 ポータブルスキルとテクニカルスキルの違いは、汎用性と専門性にあります。ポータブルスキルは広範囲な状況で役立ちますが、テクニカルスキルは特定の領域での専門知識が求められます。
アンポータブルスキルとは
ポータブルスキルの対義語にアンポータブルスキルがあります。持ち運びできないスキルのことを指し、特定の企業や業種・職種でしか活用できないスキルが該当します。例えば、一部の企業でしか使われていないシステムの作業や、社風や組織文化という条件の下でしか通用しないコミュニケーションスキルなどが、アンポータブルスキルです。一方で他社でも有用なテクニカルスキルは、アンポータブルスキルには該当しません。
02ポータブルスキルが必要な背景
近年ポータブルスキルが必要とされている背景には、日本における雇用体制の変化や雇用の流動性の高まりが関係していると考えられます。この章では、ポータブルスキルが求められている社会背景について紹介します。
雇用体制の変化
従来、日本の多くの企業では年功序列制や終身雇用制度が一般的とされていました。しかし、昨今は少子高齢化が進んでいることや新型コロナウイルスの感染が拡大していることなどをきっかけに、この雇用体制にも変化が生じました。社会情勢の変化にともなって経済状況も著しく変わっていく中で、そうした状況に対応できる質の高い人材が求められるようになりました。そこで、汎用性が高いポータブルスキルを多くの人材に習得させる動きが高まっているのです。
雇用の流動性の高まり
雇用体制や社会状況の状況の変化によって雇用の流動化も進んでいます。企業が短命化し転職が一般化する中で、従業員は幅広い環境に対応できるだけのスキルが求められるようになったのです。また企業側も、既存の人材をより効果的に活用しなければならなくなりました。 人材の欠員が生じても問題なく会社が回るよう、社内人材にポータブルスキルのような汎用的なスキルを身につけさせる必要があるのです。また、新しい人材を採用する際にもポータブルスキルを一つの採用基準として考慮することで、勤務経験のない部署でも対応できる人材を獲得することができます。 現在の社会では不安定な経済状況において急な人員削減がおこなわれたり、大企業であってもこれまでのように安泰とは言い切れなかったりと、仕事において長期的な安定を図るのが難しいのが現状です。そういった状況の中で臨機応変に対応するためにも、どのような環境でも活かすことのできるポータブルスキルを身につけることが求められています。
VUCA時代への対応
VUCAとは、V(Volatility:変動性)・U(Uncertainty:不確実性)・C(Complexity:複雑性)・A(Ambiguity:曖昧性)の頭文字を取った言葉で、「先行きが不透明で、将来の予測が困難な状態」を意味しています。近年、社会情勢が益々不透明になっていたり、技術革新の速度が加速していたりすることから、ビジネスシーンにおいて急速に使われるようになりました。
このようなVUCA時代への突入も、ポータブルスキルの重要性が増している1つの要因と言えるでしょう。技術革新によって、これまで企業を支えてきたビジネスは終焉を迎え、新規ビジネスに積極的に投資しなければならなくなっています。ポータブルスキルというと、転職を前提とした他企業に持っていけるスキルのようなイメージを持つ人も多いですが、新規事業への配置転換もポータブルスキルが活きるのです。
プロティアン・キャリア
プロティアン・キャリアとは、「社会や経済などの変化に対応しながら、自らの働き方や能力を柔軟に変えていける変幻自在なキャリア」のことです。この理論は、1976年にボストン大学経営大学院のダグラス・ホール氏によって提唱されました。
プロティアン・キャリアを実現する上でも、ポータブルスキルは欠かせません。コントロールできない社会情勢や経済の変化に対して、自らキャリアを変化させ適応していくためには、どのような企業でも通用するポータブルスキルを高めておく必要があります。
03ポータブルスキルの要素
業種や職種に関係なく、幅広い環境で活用できるスキルがポータブルスキルです。このポータブルスキルは「仕事のし方」「人との関わり方」に二分することができ、それぞれが複数の要素で構成されています。ここではポータブルスキルの構成要素について、厚生労働省からの情報に基づいて解説していきます。
仕事のし方
ポータブルスキルには様々なものがありますが、それらは「仕事のし方」「人との関わり方」という二つのベクトルに分けることができます。この二つのうち、「仕事のし方」とは、業種や職種に関わらず、業務を遂行する上で必要とされている能力を指します。厚生労働省では「仕事のし方」に関して重要な行動として「課題を明らかにする」「計画を立てる」「実行する」の3つを挙げています。この3つの行動は、どのような仕事であっても共通して求められる、重要な要素です。 「仕事のし方」に分類される要素は以下の4つです。ここでは、これらの4要素について解説します。
- 1.現状の把握
- 2.課題の設定
- 3.計画の立案
- 4.課題の遂行
1.現状の把握
「現状の把握」とは取り組むべき課題やテーマを設定するために行う情報収集やその分析のし方についてのスキルです。仕事を進めていくうえで、まずは現状を把握する必要があります。進捗状況や解決すべき課題を整理し、可視化しましょう。情報収集や取り組まなければならない課題について分析しておくことでその後の仕事を円滑に進めることができます。課題設定に先立ち、あらかじめ現状を丁寧に整理することが大切です。
2.課題の設定
「課題の設定」とは事業、商品、組織、仕事のすすめ方など、取り組むべき課題を設定するスキルです。現状を把握できたら、取り組むべき課題を設定する必要があります。現状を分析する中で、さまざまな課題が見えてくるはずです。事業全体を通しての課題だけでなく、たとえば商品そのものに関することや組織体制、仕事の分担方法など、広い視野をもって課題を設定しましょう。
3.計画の立案
「計画の立案」とはスケジュール管理や各種調整をおこなう能力や、業務を進めるうえでの障害の排除や高いプレッシャーを乗り越えるスキルを指します。業務を実際に遂行するうえで、計画を立てることはとても重要な要素です。行わなければならない仕事を細分化し、各業務にどれだけの期間をかける必要があるのかを可視化しましょう。また、誰がどの業務を担当するのかなど、できるかぎり具体的な業務計画を立てる必要があります。より実用的な計画を立てるためにも、計画を立てる際には調整事項の量や前例がある業務かどうかといったことも考慮しましょう。/p>
4.課題の遂行
「課題の遂行」とは予期せぬ状況への対応や責任の取り方に関するスキルです。仕事を進める中では、取り組むべき課題に適切に対処し、遂行していくことが求められます。課題の解決に取り組む上で障害が多くあっても、スピード感を持って課題に向き合わなければなりません。そのためにはスケジュール管理を徹底することや、臨機応変に対応することが大切です。また難しい課題に取り組む場合には、担当者に心理的なプレッシャーが伴う場合もあります。業務を極力分担したり、周囲とコミュニケーションを取りやすい環境を整えたりと、負担を分散させる工夫を行っていきましょう
人との関わり方
ここでは、厚生労働省では「仕事のし方」と「人との関わり方」のうち「人との関わり方」に分類されている要素について解説していきます。業種や職種によって業務の内容は様々ですが、その多くは一人で完結できるものではありません。円滑に業務を行うためには、部下や同僚、上司、場合によっては社外の人ともコミュニケーションを取る必要があります。「人との関わり方」はこのような各立場の人との関わり方についての重要な要素で構成されています。 「人との関わり方」に分類される要素は以下の5つです。ここでは、これらの5要素について解説します。
- 1.状況への対応
- 2.社内対応
- 3.社外対応
- 4.上司対応
- 5.部下マネジメント
1.状況への対応
「状況への対応」とは予期せぬ状況への対応や責任の取り方に関するスキルを指します。業務を行う上では想定外のトラブルが起きたり、計画通りに行かなかったりといったことがあります。いかなる状況でも最善の成果を得るためには、そうしたシチュエーションに適切に対応する力が重要です。誰がどう責任を取るのかといったことや、迅速に対応するための組織作りについて十分に理解しておくことが大切です。
2.社内対応
「社内対応」とは経営層・上司・関係部署に対する納得感の高いコミュニケーションや支持を獲得するためのスキルを指します。組織で働く中で、社内でのコミュニケーションは欠かせません。経営者層や上司、自分の部署の関連部署など、一言で社内といっても様々な立場の社員と関わることになります。それぞれの立場の人に対して納得感の高いやりとりをおこなうことで、長期的な信頼関係につながります。社内での人同士のつながりを大切にすることで、円滑に業務を進めることができるのです。
3.社外対応
「社外対応」とは顧客・社外パートナーなどに対する納得感の高いコミュニケーションや利害調整・合意形成を図るスキルを指します。契約の締結や営業の際など、社外の人との関わりが重要な場面も多くあります。顧客はもちろん、取引先などの社外パートナーとも円滑なコミュニケーションをとることで、良好な関係を築くことができます。互いの利害対立を防ぎ、良い関係を保つためにも相手の意図を汲み取った適切な対応を心掛ける必要があります。またその際、十分な関係を築くのに必要な期間や難易度をあらかじめ分析しておくなどの工夫も大切です。
4.上司対応
「上司対応」とは上司への報告や課題に対する改善についての意見の述べ方におけるスキルです。問題なく業務を進めるためには業務の進捗を社内で正確に共有し、トラブルが起きた際には適切な施策を講じなければなりません。そういった場面で必要なのが、上司とのコミュニケーションです。現状を適宜報告したり、課題に対する施策を自分なりに意見したりと、上司との意思疎通は業務をスムーズに行うために欠かせません。失礼なく、的確に意見を述べることで信頼関係を築くことができます。
5.部下マネジメント
「部下マネジメント」とはメンバーの動機付けや育成、持ち味を活かした業務の割り当てを行うスキルです。業務を分担し、効率的に進めるには上司など上の立場だけでなく、部下との関わりも大切です。部下の良さを把握し、強みに合った仕事を割り振ることでより良いパフォーマンスにつながります。また、業務の進捗共有を徹底するなどして、モチベーションを維持させる必要があります。その際、部下の人数や評価方法に応じたマネジメント方法を模索していきましょう。また、改善点などを指導する際も、関係性を保ちながら的確な指導を行うことが大切です。
04具体的なポータブルスキルの例
ここでは、より具体的なポータブルスキルの例を紹介します。先程厚生労働省が定義したポータブルスキルの要素について解説しました。その要素を満たすために必要なスキルや能力について一つずつ解説していきます。具体的なポータブルスキルの例は、以下の7つです。
- 1.情報収集力
- 2.課題設定力
- 3.計画力
- 4.遂行力
- 5.対応力
- 6.コミュニケーション能力
- 7.マネジメント能力
これらのスキルや能力を身に付けることで、様々なビジネスシーンで活かすことができます。どれも汎用性の高いスキルなので、業務を行う際にもこれらを意識することで業務効率の向上にもつながるでしょう。また、ポータブルスキルを着実に身に付けるためにも具体的な一つ一つのスキルについてしっかりと理解しておくことが大切です。
1.情報収集力
情報収集力とは名前の通り、情報を集めるスキルを指しますが、闇雲に情報をかき集めればよいということではありません。膨大な情報から必要なものをピックアップし、整理することが重要です。必要な情報とそうでないものの取捨選択能力に長けていることで、業務の効率化を図ることができます。また、有益な情報化否かを正確に見極めることで、よりクオリティの高い作業が可能になるのです。スピーディーかつ的確に業務を遂行するためにも、高い情報収集力を持っていることが大切です。
2.課題設定力
課題設定力とは、取り組むべき課題を自分で見つけだし、課題解決を図っていく能力のことです。現状の改善のために最適な課題を的確に見極めることで、必要最低限のアクションで業務のゴールを達成しやすくなります。また、課題設定を明確におこなえていれば、そのあとの業務計画の策定も必然的にスムーズに行うことができます。
3.計画力
計画力とは、現状や課題点を把握したうえで今後の業務の方法や施策を練る能力です。的確に計画を立てるためには「PDCAサイクル」という計画・実行・評価・改善の4過程のサイクルをくりかえし回す必要があります。業務を行う上では、2つ以上の作業を並行しなければならなかったり、長期的な業務を期限までにおこなわなければならなかったりと、計画力を求められる場面が多くあります。課せられた業務を着実に行うためにも、高い計画力を習得しましょう。
4.遂行力
遂行力とは、業務を実際に行っていく際に必要な考え方や能力を指します。より効率的に業務を行うために手順を工夫することや、業務に必要な時間と労力を予め予測することなども遂行力の一つと言えます。遂行力を高めることで、最小限の期間やコストでパフォーマンスを最大化することができます。
5.対応力
対応力とは、業務上の様々なシチュエーションに対して適切に対処する能力を指します。想定外のトラブルなどが起きた際に、高い対応力があれば迅速に施策を考え、最善の対処をすることができます。対応力を高めるには、常に広い視野を持って業務に臨むことが重要です。一つ一つの作業に対しある程度リスクを想定しておくなど、幅広い可能性を予測しておくことで想定外の状況にもスムーズに対応することができます。
6.コミュニケーション能力
ビジネスにおいて欠かせないのが、コミュニケーション能力です。どのような業務を行う場面であっても、多くの場合社内あるいは社外とのコミュニケーションが必要です。コミュニケーション能力を磨くことでより良い関係を構築でき、信頼関係を築くことができます。信頼関係をベースとしてやり取りを行うことで業務の円滑化が進むことはもちろん営業の成功率が上がるなど、仕事の成果やパフォーマンスの向上にもつながります。また、組織内でのコミュニケーションを活発に行うことで社内の士気が上がり、個人のモチベーションを向上させることができます。
7.マネジメント能力
ビジネスにおけるマネジメント能力とは、経営資源や人材に関する管理能力を指します。マネジメント能力をつけることで、適切な資金運用を行ったり人材配置を最適化したりして、利益を上げることができます。
05ポータブルスキルを診断する方法
ポータブルスキルの概要などをお伝えしましたが、現状はどのようなスキルを身につけられてるのかについて把握する方法がわからないという方も多いのではないでしょうか。 厚生労働省では、ポータブルスキルを診断するツールとして「ポータブルスキル見える化ツール」というサービスを用意していますので、ここで紹介します。
向いている職務なども診断できる
「ポータブルスキル見える化ツール」では、自分の強みや弱みを診断し、現在持っているポータブルスキルを活かすことができる職務まで診断することできます。人事担当者としては、こういった情報を適材適所の人事に活かすことも可能です。また、社員側にとっては、自分の能力を最大限に発揮できる環境を探すための材料になるでしょう。
06ポータブルスキルを磨く研修方法
ここでは、ポータブルスキルを磨くための研修方法を紹介します。以下の3つを参考に、より効果の高い研修を実施しましょう。
- 1.厚生労働省が提供している資料を活用
- 2. 外部の研修サービスを利用
- 3.評価制度や目標の明確化を行う
1.厚生労働省が提供している資料を活用
厚生労働省が公開している、ポータブルスキル研修のためのホームページがあります。研修で使用できるテキストはもちろん、解説動画や資料があるため、研修を行う際にぜひ活用しましょう。
2.外部の研修サービスを利用
民間企業が提供している研修サービスを利用するのも手段の一つです。外部講師を招く場合もあれば、社員が研修施設に出向く場合もあり、研修形式はさまざまあります。研修項目も幅広く取り扱っているため、自社に合った研修をえらぶことで効果的にポータブルスキルを身につけさせることができます。
3.評価制度や目標の明確化を行う
社員のポータブルスキルを磨くためには、評価制度や目標の明確化が大切です。具体的にどのような行動や考え方が必要なのか、またそれがどのようにして評価されるのかといったことを明示することで、社員も意識して行動しやすくなります。また、定期的に進捗を管理するなどしてモチベーション維持に努めましょう。
「研修をしてもその場限り」「社員が受け身で学ばない」を解決!
研修と自己啓発で学び続ける組織を作るスクーの資料をダウンロードする
■資料内容抜粋
・大人たちが学び続ける「Schoo for Business」とは?
・研修への活用方法
・自己啓発への活用方法 など
07ポータブルスキル研修ならSchoo for business
Schoo for businessでは8,500本以上の授業をご用意しており、様々な種類の研修に対応しています。その上、自己啓発にも効果的な内容の講座を毎日配信しているため、研修と自己啓発の両方に対応することができるシステムになっています。研修と自己啓発を掛け合わせることにより、誰かに要求されて学ぶのではなく、自発的に学び、成長していく人材を育成することが可能になります。ここでは、Schoo for businessの具体的な活用方法と、特徴、さらにはどのようなメリットがあるのかを解説します。
ポータブルスキルの向上に役立つSchooの授業
人間力 -SQ- マネジメント
この授業では「人間力とは何か」を分かり易く定義し、既存の考え方や思考習慣をどのように変化させることによって「人間力」を高め、願望や目標の達成を実現することができるのか、その仕組みと方法論を楽しみながら学んでいただきます。
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統合共育研究所代表 MGSアカデミー学長 C.E.メンター
大学卒業後、渡米。州立オレゴン大学院修士課程卒業。様々な国の人材育成プログラム実践者を訪問し、グローバルエデュケーションモデルを模索。東洋思想、インド思想などとの出会いから東洋と西洋を融合するホリスティック人材育成を目指し、広範囲の教育ツールを研究、実践する。平成17年に「共育・共創・共進化」を基本コンセプトにした統合共育研究所を設立し、現在は、企業の人材育成や学校教育等の分野で価値のブレイクスルーを通して思考/行動変容を起こす独自の手法を用い、研修、コンサルティング、制度構築、講演活動などを行っている。
課題設定力の磨き方
この授業では、生産性やアウトプットの質を高める上で重要な「課題設定力」をどのように磨いていくか、そのノウハウについて学んでいきます。
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株式会社アンド・クリエイト 代表取締役社長
大手アパレル企業を経て、1998年にプライスウォーターハウスコンサルタント(現IBM)入社。企業変革戦略コンサルティングチームのリーダーとして、多くの変革プロジェクトをリード。「人が変わらなければ変革は成功しない」との思いから、専門を人材育成分野に移し、人材開発のプロジェクトをリード。 2005年に当時の社長から命を受け、コンサルティング&SI事業の人材開発部門リーダーとして育成プログラムを設計導入。ベストプラクティスとして多くのメディアに取り上げられた。2013年に独立し執筆・講演活動を開始。講師として、大前研一ビジネス・ブレークスルー、日本能率協会、日経BPセミナー、大手銀行系研修会社などに多数のプログラムを提供し、高い集客と満足度を得ている。 著書は「一流の学び方」など現在18冊を出版。東洋経済オンライン、プレジデントオンラインなど連載多数。
“もっと” デキる若手のPDCA
この授業では、新卒1年目の方を中心に若手のビジネスパーソンに向けて、成果を出していく上で非常に重要なビジネスフレームワークであるPDCAについて学ぶ授業です。全5回の各授業では「Plan(計画)」、「Do(実行)」、「Check(評価)」、「Action(改善)」の基礎について学ぶだけでなく、日常の業務の中でどのようにしてPDCAサイクルを回していくのか具体的な実践方法も示します。
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株式会社センターピン代表取締役/才能を開花させるオヤジをつくる人
1972年生まれ。会社員時代は残業月140時間、仕事漬けの毎日、でも人事評価は下から2つ目のクビ寸前。ストレスで10キロ以上激太り。そんなダメダメ会社員が「働き方革命」を自ら決行。わずか4ヶ月で残業ゼロ、人事評価は最高ランク、13kgのダイエット、年収も2.4倍に!。販売促進部門のマネージャーとして、コスト1/3で販促を28倍にした画期的な販促プログラムを開発。その実績が評価され社長賞獲得。時短化・業務効率化のエキスパートとしても、社内講師として全国の営業所を飛び回る経験を持つ。そんな会社員生活で培った仕事5倍速を実現する時短化・業務効率化のエキスパートとして、2015年より会社公認で副業スタート。残業ゼロ実現コンサルタント、ハイブリットワーク・シフトコンサルタント、セミナー講師、さらにはベストセラー作家という“ハイブリッドワーカー”として、才能を開花させるオヤジを増やしてきた。2019年独立。副業時代のセミナー・講座・企業研修での受講者数は、のべ1000名以上。『自分を劇的に成長させる!PDCAノート』はシリーズ13万部突破。信条は「書くことで人生は変えられる!」
08まとめ
ポータブルスキルは非常に汎用性の高いスキルであるため、身に付けることで職種や業種、役職などの枠を超えて活用することができます。またどの要素も、組織全体の利益向上や業務の効率化のために重要なものです。ポータブルスキルに着目し、社員にも意識させることで採用や人材育成、パフォーマンス向上につなげましょう。