公開日:2020/12/17
更新日:2022/09/14

リーダーとは?求められる条件や役割、種類・手法について解説

リーダーとは?求められる条件や役割、種類・手法について解説 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

リーダーは組織やチームの生産性や団結力を向上させる上で重要な存在です。リーダーにはリーダーシップというスキルが必要になりますが、リーダーシップには様々なスタイルがあり、それぞれ有効な状況や重視するポイントが異なります。当記事ではリーダーの概要や適性のある人の共通点、役割などを解説しつつ、著名人が提唱したリーダーシップ論を紹介していきます。

 

01リーダーとは

リーダーとは、チームの目標達成や課題解決に向けてかじ取りを行う人物のことです。チーム内のメンバーの能力を見極めて適切な役割を与えつつ、自ら先頭に立って業務を行うことでチーム内の士気を高め、企業の発展やプロジェクトの遂行を目指します。

リーダーの素質には先天的なものもありますが、多くは学習や在り方を見つめ続けることで、後天的に身に付けることが可能です。よって、企業では若手社員や中堅社員にリーダーシップ研修を行うことにより、リーダーに足る人物を教育することが増えてきています。

リーダーとマネージャーの違い

リーダーとマネージャーは集団の上に立つという意味では同じような立場にありますが、組織内での役割は大きく異なります。リーダーは目的達成のため企画立案や課題解決などのアクションを行っていくのが大まかな役割です。対してマネージャーは、チームが社内のルールを守りつつ円滑に行動できるように管理することを役割としています。

 

02リーダーに向いている人の共通点

リーダーに向いている人にはいくつかの共通点があります。特に重要度の高い共通点は以下の通りです。

  • ・目標達成に対して真摯になれる
  • ・正しさの軸が人に依存していない
  • ・人の弱みよりも強みを見ることができる

基本的には、仕事に対して邪念なく接することができ、思想に筋が通っている人物が適していることが分かります。また、人材をないがしろにせず、能力をポジティブに分析することができることも良いリーダーの条件です。詳しく見ていきましょう。

目標達成に対して真摯になれる

まず重要なのが、仕事への取り組み方です。リーダーに適している人は、目標達成に対して真摯である必要があります。リーダーは必ずしも温和で人付き合いが良くなければならないわけではありません。リーダーに最も重要なのは、目標達成のために何が正しいのかを考え、ぶれることなく行動することです。

リーダーと呼ばれる人の中には、メンバーとのコミュニケーションやメンタルケアを忘れずに行い、暖かいチーム作りを行っている人もいれば、厳格でストイックに業務を行うチームを形成している人もいます。

お互いのチームリーダーは性質こそ違えど、自身のチーム作りに確信を持っており、かつ目標達成のために真摯に仕事をしているのであれば、メンバーはしっかりとついてきてくれることでしょう。仕事に対して一貫性を持って行動できることこそが、リーダーにとって最も必要な能力といえます。

意思の軸が人に依存していない

自身の意思や考え方が人に依存していないことも、優秀なリーダーに見られる共通点です。他人の発言に流されやすい人がリーダーになってしまうと、上司や同僚のふとした発言でチーム内の業務が右往左往することになり、目標を最短距離で達成することができなくなるだけでなく、リーダー自身が頼りなく見えてしまい、チーム内の士気が下がってしまいます。

リーダーに向いている人は自らの意思に自信を持ち、一貫した考えに基づいて発言や行動ができる人が多いです。一貫性のある言動を行うためには、常日頃からロジカルな思考法を実践し、目標達成に必要なことを細分化して把握することが重要になります。リーダーの思考の安定はチーム内の心理的安全性にもつながるので、リーダーを目指す人は常日頃から論理的思考を心がけ、考え方の軸を作る意識をしてみましょう。

人の弱みよりも強みを見ることができる

人の特性をポジティブに見ることができる人も、リーダーに向いているといえるでしょう。目標を効率的に達成するためには、人の弱点を矯正するよりも強みを活かしたほうが効果的です。メンバーとしても自身の強みに合った仕事を任されたほうが士気が上がるため、結果的に生産性が向上します。

加えて、強みを活かした采配はメンバーとの信頼関係の向上にもつながるため、強固なチームを形成することが可能です。リーダーを目指すのであれば、人の弱みよりも強みに着目できるように心がけましょう。

 

03リーダーの組織における役割とは

リーダーの役割には大きく分けて以下の2種類があります。

  • ・目標達成のためにチームの生産性を向上させる
  • ・チームの団結力を高める

簡潔に言えば、リーダーの役割はチームメンバーが他のメンバーを信頼して仕事できるようなチーム作りを心がけ、生産性を向上させることになります。詳しく見ていきましょう。

目標達成のためにチームの生産性を向上させる

企業側がリーダーに求めている役割が、チーム内の生産性向上です。目標達成のために必要な業務を細分化し、最適なスケジュールを構築。メンバーの強みが最も活かされるように人員を配置し、効率的に仕事が回るように気を配ります。

生産性を向上させる上で重要なのは、方向性やビジョンをあらかじめ周囲に伝えることです。多くの場合、目標を達成するための筋道はいくつか用意されていることが多いです。チームにどのような方法で目標達成を目指すかを提示しないと、メンバーが自発的に無駄な仕事をしてしまい、生産性が落ちてしまう可能性があります。メンバーに信頼して仕事を任せるためにも、目標達成のための方向性やビジョンを明確に伝えるようにしましょう。

チームの団結力を高める

リーダーに対してメンバーが求めている役割が、メンバー全体がお互いを信頼し、団結して目標に迎えるチームを形成することです。チームメンバーが最大限力を発揮できるように環境を整え、メンバーとの信頼関係を構築していくことに注力します。

チームのスタイルはリーダーによって大きく変化するため、明確な成果はありません。メンバーとのコミュニケーションを積極的に行い、自身の思考を共有することで団結するチームもあれば、メンバーに厳格に接し、適度な緊張感を与えつつ、自身はストイックに仕事をこなすことでチームを引っ張っていくリーダーもいます。

また、先頭に立たず、メンバーを後ろから支援していくことによってチームの士気を上げるようなスタイルをとるリーダーも存在します。以上のように、チームのスタイルには様々なものがあるので、リーダーは自身に合ったスタイルでメンバーとの信頼関係を構築し、団結したチームの形成に尽力しましょう。

▼リーダーの役割に関して詳しく知りたい方はこちら▼
【関連記事】リーダーシップ研修の目的とリーダーシップを取るために必要な5つの能力

 

04リーダーに必要なスキル

リーダーに求められるスキルにはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは必要とされるスキルを解説します。

コミュニケーションスキル

リーダーに欠かせないスキルの一つにコミュニケーションスキルが挙げられます。リーダーが考えているプランを実行するうえで、相手のことを配慮したコミュニケーションを行いつつ、自分の要望を的確に伝えたり、信頼関係を構築していくことが大切です。

成果を出す組織のリーダーが実践する、信頼関係を高めるコミュニケーション術

成果を出す組織のリーダーが実践する、信頼関係を高めるコミュニケーション術
 

うちの部署ばっかりハズレ社員が配属されてくるような気がしていませんか。 また、近頃の新人、若手はやる気が感じられない気がしませんか。 そんな風に、“デキない部下”に悶々として、今日もまた『私がやったほうが早い』と部下育成をあきらめ、自分で業務や案件を行うことが本業になっていらっしゃるリーダーも多いのではないでしょうか。 しかし、もしかすると 「デキない」メンバーは「デキない」と思われているだけで、実際のところはパフォーマンスを最大化できていないダイヤの原石かもしれません。 そこで本授業では、わたしが研修・講演講師として得た数々の経験と実際のマネジメント体験の事例をもとに、「メンバーのパフォーマンスを最大化するための育成のコツと、具体的な方法」を分かりやすくお伝えいたします。

  • 株式会社ノビテク 代表取締役

    人(ヒト)の成長を促し、組織の活性化を促進させる“やれる気請負人”。日本一の規模である研修プロジェクトを講師側総責任者としてプロデュースし、完遂させた実績を持つ研修のトータルプロデューサーで、講師としても年間120回を超える研修や講演を行っている。人材育成の現場を熟知しているからこそのメッセージを伝えることができる講師。

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セルフマネジメント

セルフマネジメントとは、目標達成や自己実現のために自分自身を律して管理することです。自身の能力を最大限に発揮してパフォーマンスを上げることが目的となります。管理の対象としては、仕事のタスクや時間、感情、精神的・身体的な健康の維持など、多岐に渡ります。リーダーには自分自身を客観的かつ俯瞰的に見ることが求められるのです。

新しい時代に適応するためのセルフマネジメント

新しい時代に適応するためのセルフマネジメント
 

この授業はメンタルコーチの大平信孝先生が「本気で変わりたい人の行動イノベーション」(だいわ文庫)、「先延ばしは1冊のノートでなくなる」(だいわ文庫) の中で解説されている、セルフマネジメントについて学び、今すぐ実践できるようになる授業です。 リモートワークなど働く環境が大きく変化しているこの時期、ネガティブな思考に陥らずに新しい世の中でどう働くかセルフマネジメントが必要になります。 日々の変化での「混乱」「疲れ」や「不安」が解消され、希望を持って明日から働けるようになることが本授業のゴールです。 毎月その時期ならではの悩みを大平先生の行動イノベーションメソッドで解決していきます。

  • 目標実現の専門家 メンタルコーチ

    株式会社アンカリング・イノベーション代表取締役。メンタルコーチ。目標実現の専門家。中央大学卒業。長野県出身。 脳科学とアドラー心理学を組み合わせた、独自の目標実現法「行動イノベーション」を開発。その卓越したアプローチによって、これまで1万5000人以上の課題を解決してきた他、オリンピック出場選手、トップモデル、ベストセラー作家、経営者など各界で活躍する人々の目標実現・行動革新サポートを実施。その功績が話題となり、各種メディアからの依頼が続出。現在は法人向けにチームマネジメント・セルフマネジメントに関する研修、講演、エグゼクティブコーチングを提供。これまでサポートしてきた企業は、IT、通信教育、商社、医療、美容、小売りなど40以上の業種にわたる。 また、個人向けに「行動イノベーション年間プログラム」とオンラインサロンを主宰。「2030年までに次世代リーダーをサポートするプロコーチを1000人輩出し、日本を元気に! 」を目標に掲げ、プロコーチ養成スクール「NEXT」を開講。10冊の著作の累計発行部数は25万部を超え、中国、台湾、韓国など海外でも広く翻訳されている。おもな著書に、「本気で変わりたい人の行動イノベーション」(秀和システム・だいわ文庫)『指示待ち部下が自ら考え動き出す! 』(かんき出版)、『先延ばしは1冊のノートでなくなる』(大和書房)などがある。 公式メルマガ「行動イノベーション365・ネクストステージを目指す! 行動のヒント」を配信中!

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コーチング・ティーチング

コーチングとは対象者の自主性を促し、能力や可能性を最大限に引き出しながら、目標達成に向けてモチベーションを高めるコミュニケーションのことです。リーダーにはメンバーとの双方向のコミュニケーションを通じて、メンバーの力を引き出すことが大切です。 また、ティーチングとは先生が生徒に授業を行うように経験豊富な人が、経験が浅い人を相手に自分の知識やノウハウを伝える手法です。基本的なスキルなどをメンバーに教える際に必要とされるスキルです。

リーダーのためのコーチング

新しい時代に適応するためのセルフマネジメント
 

リーダーとして、チームをマネジメントする上で、「メンバーとの信頼関係を高めたい」「やる気を上げたい」「主体性を引き出したい」 このような目標・テーマをお持ちの方は多いのではないでしょうか? 1人でも部下がいるリーダーなら必ず役に立つコーチングスキルの基本をご紹介します。

  • 株式会社コーチ・エィ  国際コーチ連盟マスター認定コーチ

    上智大学文学部卒業。 日本で最初のコーチング・ファームである株式会社コーチ・エィのエグゼクティブ・コーチとして、これまで約300人の経営者や管理職を対象にコーチングを実施。組織の風土改革や業績向上のために、リーダー自身の意識や行動をどう変革するかをテーマとしてきた。 また、リーダーが実践的、体系的にコーチングを学べる「Coachacademia」の講師を18年勤めており、2万人以上のコーチ型リーダーを養成している。

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心理的安全性

心理的安全性とは、誰もが安心して発言や行動できる職場環境のことを指します。メンバーが不安や失敗を恐れず行動できるような職場や雰囲気を作り上げていくこともリーダーに必要なスキルの一つです。メンバーがリラックスして仕事に取り組めるので、結果的にチームとしてのパフォーマンス向上にもつながります。

「1on1」に不可欠な心理的安全性と心理的柔軟性

「1on1」に不可欠な心理的安全性と心理的柔軟性
 

終身雇用制度が崩壊しつつ、キャリアの積み上げ方にはその人それぞれの道があり十人いれば十人分の正解があると思います。 「人生100年時代」と耳が痛くなるほど聞きますが、結果的に健康で自由な選択肢のもと長期的に働ける時間が長くなるからこそ、「自分はどう生きたいか」という、自らの人生をご自身で選択し、デザインできる時代になりました。 だからこそ、迷い、戸惑い、わからなくなる方も多いと思います。 組織に属していても複業や起業やさまざまな働き方が考えられる時代になってきているので、求められる役割に応えることや仕事に追われることだけではなく、「自分」を起点としたキャリアデザインを一人ひとりがしていく必要があります。 と同時に、場所を選ばない働き方が浸透し対面よりもオンラインでの接点が多くなった時代に、従来のコミュニケーションスタイルではメンバーの状態を知ることや本音を引き出すことが難しいと感じています。 組織のリーダーやマネージャーは、相手としっかり向き合ってメンバーの成長のために一生懸命に伝えられることをできるだけたくさん伝えようとしているだけなのに、メンバーからの反応が薄かったり、納得のいかないような顔をされ、自分のマネジメントに自信がなくなったなどと感じてしまった経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。 「1on1」では相手の状況や本音を聞き出すことと、目的を一緒に作り上げることが大事です。 そのベースに必要なのが、メンバーが話したいと思ってくれるような「心理的安全性」を築くことと、メンバーの意見を傾聴し考えを押し付けない「心理的柔軟性」を持つことです。 今回の授業では、「心理的安全性」と「心理的柔軟性」の2つのキーワードをもとに、どのような「1on1」が成果を最大化するために価値を発揮するのか、プロラグビーコーチで人材育成プロデューサーの二ノ丸さんからお話を伺います。

  • プロラグビーコーチ/人材育成プロデューサー

    1979年生まれ。ラグビーを始めるため名門・啓光学園中学・高校、同志社大学に進学し、SH(スクラムハーフ)として活躍。 大学卒業後は、ラグビーの本場ニュージーランド留学を経て、ジャパンラグビートップリーグ・クボタスピアーズでトップリーガーとして選手生活を送り、2006年に引退。 引退後は、株式会社クボタにて、法務部、広告宣伝部で従事するなど社業に専念する。 2012年に日本ラグビーフットボール協会リソースコーチ(協会から任命を受けたトップコーチ)となり、 U17/U18ラグビー日本代表コーチを歴任するなど、特にユース世代選手の発掘・育成・強化に携わる。 2016年には約15年勤務した株式会社クボタを退社し、人材育成プロデュース事業、スポーツコーチング事業,デュアルキャリアサポート事業を主に展開する「Work Life Brand」を設立し、代表に就任。 全国屈指の強豪チームである奈良県立御所実業高校ラグビー部をはじめ全国10チーム(他競技であるカーリングチーム含む)とコーチング契約を結びサポートしている。 オンラインでの講演・研修も実施しており、コロナ禍におけるオンラインの講義は国内外で180回を超える。 2021年、指導者と保護者が学び続け、選手を含めた全ての人びとが幸せになることを理念とした、「#他競技から学ぼう」の代表プロモーターとして活動をスタート。 テレビ解説、ラジオなどのメディアにも出演中。

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課題解決能力

課題解決能力は、発生している問題に対して、問題が発生した要因や事象の分析、発生原因の洗い出し、解決案を立案し、解決に導く能力です。リーダーには目標達成に向けた計画が予想外の出来事でうまくいかない場面に直面することもあるでしょう。そこで、課題を特定し解決案を講じていくことが求められるのです。

シンプルに問題解決へ導くリーダーシップ

シンプルに問題解決へ導くリーダーシップ
 

変化の激しい時代にAIと共存する私たちは、持続可能な社会を次の世代に引き継ぐために今ある課題に向き合っています。 テクノロジーを活用しつつ、人間にしかできない分野を見極め効率よく進めていくことはこれからの時代に求められるリーダーシップです。 成果の出せる組織において、自律した一人ひとりのメンバーがハイパフォーマンスを発揮し、課題を解決できるようにリーダーがマネジメントする方法を組織マネジメントに携わってきた中尾隆一郎さんに分解していただきます。<

  • 中尾マネジメント研究所 代表取締役社長

    中尾マネジメント研究所 代表取締役社長 兼 LIFULL取締役、旅工房 取締役、博報堂フェロー、東京電力フロンティアパートナーズ 投資委員、LiNKX監査役。2019年中尾マネジメント研究所を、自律してマネジメントできる経営リーダを育成するために設立。仕事をするスタンスとして、世の中に役立つ会社の世の中に役立つテーマである事。そして当社が役立てる内容、形で、『気持ちの良い方々と一緒』にプロジェクトを進められる事を大事にしています。リクルートグループ29年間でIT会社社長、住宅領域での事業開発担当執行役員などを通じて事業執行、事業開発、管理会計、マーケティング、人材採用、組織創り、KPIなどのスキルを習得。著書として『最高の結果を出すKPIマネジメント』12刷。『「数字で考える」は武器になる』6刷など13冊。最新刊として『世界一シンプルな問題解決』を2022年2月19日発売。

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05著名人が提唱したリーダーシップのスタイルを紹介

前述したように、リーダーには様々なスタイルが存在しており、歴代の偉人たちによって多種多様なものが提唱されています。当章では、著名人が提唱したリーダーシップのスタイルをいくつか紹介していきます。

今回紹介するのは以下の4種類です。

  • ・SL理論
  • ・クルト・レヴィンの3つのリーダーシップ類型
  • ・PM理論
  • ・コンセプト理論

詳しく見ていきましょう。

SL理論

SL(Situational Leadership)理論は状況対応型リーダーシップとも呼ばれ、メンバーのレベルに合わせてリーダーの言動を変化させていくスタイルになります。リーダーの行動を指示的行動と援助的行動に分けた上で、メンバーの習熟度に合わせてリーダーシップのスタイルを以下のように変化させていくのが特徴です。

  • 1:指示型(指示的行動:高、援助的行動:低)
  • 2:コーチ型(指示的行動:高、援助的行動:高)
  • 3:援助型(指示的行動:低、援助的行動:高)
  • 4:委任型(指示的行動:低、援助的行動:低)

流れとしては、最初のうちは指示型行動の比率を高くし、徐々に援助的行動に切り替え、最終的には業務を完全に委任できるような形を目指します。1つのスタイルに固執するのではなく、いくつかのスタイルを使いこなしていくことになるので、リーダー側にも柔軟な思考が必要です。

クルト・レヴィンの3つのリーダーシップ類型

アメリカ人心理学者であるクルト・レヴィンはリーダーシップを以下の3つの類型に分類しています。

  • ・専制的リーダーシップ
  • ・自由放任的リーダーシップ
  • ・民主的リーダーシップ

専制的リーダーシップは目標設定から人員の配置、工数管理までをリーダーが一任する形のリーダーシップです。SL理論でいうところの指示的行動によって組織をまとめているのが特徴で、メンバーの熟練度が低い場合や緊急性の高い事案に対しても大きな成果を発揮しやすいスタイルといえます。

ただし、リーダーが多くの仕事をこなしてしまうことから、メンバーの成長という点では非効率で、リーダーの信頼度が高くないと人間関係にも問題が発生しやすいのがデメリットです。

自由放任的リーダーシップは、生産業務のみならず、工数やスケジュールの管理までメンバーに委任するタイプのリーダーシップです。メンバーの自由度が高い分、個々の能力が存分に発揮されることが多いため、特にメンバーの専門性が高い場合に大きな成果を期待できます。

ただし、メンバーに業務を高いレベルで遂行できるスキルとモチベーションがないとチームがまとまらないことが多いため、使い道が限られるスタイルであると言えるでしょう。

民主的リーダーシップは専制的リーダーシップと自由放任的リーダーシップの間をとったスタイルで、リーダーが最終的な決定権を有しつつも、メンバーの意見を積極的に取り入れながら目標設定やスケジュールなどを決めていくのが特徴です。

具体的な手順や業務の裁量も基本的にはメンバーが決定し、リーダーは後方から支援するような形をとります。専制的リーダーシップのような短期的な成果を上げることは難しいですが、メンバーの裁量が大きい分チーム全体のレベルが上がりやすく、リーダーが完全に仕事を委任するわけではないのでチームワークも崩れるリスクが少ないです。長期的な視点で強いチームを作りたいのであれば、最も効果的なスタイルと言えるでしょう。

以上のリーダーシップの類型から、チームに適切なものを選んでいくのが、クルト・レヴィンの3つのリーダーシップ類型です。

PM理論

PM理論は、生産性の向上につながる課題関連性行動とチームワークに関わる対人関連行動の組み合わせて論じられているリーダーシップ論です。日本の社会学者である三隅二不二(みすみじゅうじ)氏によって提唱されました。

課題関連性行動と対人関連行動をそれぞれPとMで表し、「PM」、「Pm」、「pM」、「pm」の4つのパターンでリーダーの行動理論を表しているのが特徴です。最も理想とされるのがPMで、組織の業務遂行能力とチーム内のに人間関係を両立できているリーダーとしています。対して「pm」は最も避けるべき状態で、早急に進捗管理の徹底や積極的なコミュニケーションを行い、早急に改善することが必要です。

行動原理に沿ったリーダーシップ論なので、他の方法論と合わせて使いやすいものになっています。

コンセプト理論

コンセプト理論は条件適合理論を前提にリーダーシップのスタイルを分類した理論です。条件適合理論とは、リーダーを先天的な要素ではなく、行動によって分類して再現するという行動理論にプラスして、どのような仕事をどのような条件で行うのかまで考慮し、よりフレキシブルに分類できるようにしたものになります。

コンセプト理論は、特にリーダー自身とリーダーをとりまく環境に重点をおいて理論を展開しており、リーダーシップを大きく分けて以下の5つの型に分類しているのが特徴です。

  • ・カリスマ型リーダーシップ
  • ・変革型リーダーシップ
  • ・EQ型リーダーシップ
  • ・ファシリテーション型リーダーシップ
  • ・サーバント型リーダーシップ

カリスマ型リーダーシップは、リーダーの並外れた行動力とアイデアで組織を引っ張っていくリーダーシップです。目標達成のためのリスクをリーダーが一手に引き受け、メンバーを適切な仕事を分配していくことで、圧倒的な成果を達成します。しかし、組織力がリーダーのカリスマ性に依存するため、メンバーの主体性が失われる可能性が高く、次世代リーダーの育成に大きな問題を残すリスクがあるのが欠点です。

変革型リーダーシップは、組織やチームの方針を抜本的に見直し、改革の推進を働きかけるリーダーシップです。基本的には、組織やチームの業績が危機的状況に陥っている場面で本領を発揮するスタイルで、改革後の仕事でメンバーに小さな成功体験をさせることで、メンバーの自発的行動を促します。現代社会において変革型リーダーシップを発揮できるリーダーは少なくなっており、しばしば問題視されています。

EQ型リーダーシップは、職場環境や人間関係、部下のモチベーションの維持に注力し、大きな成果を目指すリーダーシップです。自身を含めて人間の感情コントロールが上手いリーダーに向いているスタイルで、チームワークの良さを重視したい場合に効果を発揮します。

ファシリテーション型リーダーシップは、リーダーが上下関係のない中立な立場をとり、メンバーの意見を引き出すことに注力するリーダーシップです。メンバー主体でチームを動かしたいときに有効なスタイルで、リーダーへの信頼が特に重要になるのが特徴になります。

サーバント型リーダーシップは、リーダーがメンバーのサポートに回ることで、メンバーの能力を最大限生かすリーダーシップです。最終意思決定権はリーダーが持つものの、他の裁量についてはメンバーに任せ、リーダーは援助的行動に徹します。メンバーが高い能力を持っているときに本領を発揮するスタイルといえるでしょう。

以上のリーダーシップの分類から、自身の能力や状況に合わせたものを選択していくのがコンセプト理論になります。


 

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  • リーダーとして活躍されている女性や、これから管理職につく女性へ向けたカリキュラムです。リーダーシップの基本的なコツや具体的なファシリテーションスキルなどについて学びます。
  • 女性管理職向けの女性活躍推進を目的とした研修パッケージです。女性のリーダーとして自分らしく活躍していくために必要なセルフブランディングの方法などについて解説していきます。

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3.管理画面で受講者の学習状況を可視化できる

Schooビジネスプランには学習管理機能が備わっているため、研修スケジュールの作成を容易に行うことができます。さらに、社員の学習進捗度を常に可視化することができる上に、レポート機能を使って学んだことを振り返る機会を作ることも可能です。ここでは学習管理機能の使い方を簡単に解説します。

管理画面の使い方1

まず、Schooビジネスプランの管理画面を開き、「研修を作成するという」ページで作成した研修の研修期間を設定します。ここで期間を設定するだけで自動的に受講者の研修アカウントにも研修期間が設定されるため、簡単にスケジュールを組むことができます。

管理画面の使い方2

この、管理者側の管理ツールでは受講者がスケジュール通りに研修を受けているかを確認することができます。もし決められた研修をスケジュール通りに行っていない受講者がいれば注意したり、話を聞くことができるなど、受講者がしっかりスケジュールを守っているかを確認することができます。

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07まとめ

リーダーやリーダーシップについて解説してきました。リーダーの役割自体は生産性と組織力の向上で共通していますが、リーダーシップのスタイル自体には多種多様なものがあり、自身とチームメンバーの特性や状況によって適したものが大きく変化します。リーダーを目指すのであれば、自身に合ったスタイルを把握した上で、必要なスキルの習得に努めましょう。

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