公開日:2021/01/27
更新日:2023/10/29

外部研修とは?社内研修との違いやおすすめの研修を紹介

外部研修とは?社内研修との違いやおすすめの研修を紹介 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

この記事では、外部研修と社内研修の違いについて解説しています。また、外部研修の効果を最大化させるために注意しておくべきことも併せて紹介しています。

 

01外部研修とは

外部研修と企業研修の方法の1つで、社内研修とは違い、外部の企業に委託して実施する公開講座などを指します。外部研修で登壇する講師はその分野のプロフェッショナルであったり、専門知識の豊富な方が担当していることが特徴として挙げられます。

外部研修の概要

外部研修はビジネスマナーや社会人の基礎スキルを養う新入社員向けのものや、マネジメントスキルやチームビルディングといった管理職向け、さらにはプログラミングやWebデザイン研修などの専門スキルを身に着ける研修など多岐に渡ります。 階層や職種別に細かく分かれているため、社内では研修が難しい内容は外部研修で行うなど、社内研修と組み合わせて計画することも可能です。 また、複数の研修をまとめてパッケージとして提供している会社も多く、新入社員研修をそのまま外部に委託したいと考える企業のニーズに応えられるようサービスが設計されています。

リモートワークに合わせて研修の形式も変化している

従来の外部研修の開催場所は主にその企業や専用の合宿所のような専用の研修施設で行われることが一般的でしたが、昨今では新型コロナウイルスの影響により、人の密集を避けるためにWeb会議ツールを活用したオンラインでの研修にも対応している企業が増えています。 そのため、リモートワークを導入している企業も安心して委託できるように整備が進んでいます。 また、オンラインの研修方法の一つにeラーニングを活用したものもあります。これは、あらかじめ収録した研修動画を視聴して学習することができることや自分のペースで進めることができることが特徴で、多くの企業で社員の学びなおしなどにも活用されています。

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02外部研修のメリット・デメリット

外部研修には社内研修と比較して様々な違いがあり、社内の状況や研修で期待する効果によって活用方法を検討する必要があります。 そこでここでは外部研修のメリットとデメリットについて解説します。

外部研修のメリット

外部研修の一番のメリットとして挙げられることは、社内にない必要なスキルや思考方法を学べることです。 前述の通り、社外研修の講師はその分野での経験が豊富な方や専門家が務めるため、時代に合わせたタイムリーな指導を受けることができます。 また、社内に研修ノウハウがない場合であっても、プロの指導を受けられることで効率的な人材育成が可能です。 その他にも、社内で一から研修を企画する必要がなくなることによって、研修担当者の作業負荷軽減の効果も期待されます。

外部研修のデメリット

外部研修を利用するデメリットに挙げられることとして、研修スケジュールや内容の調整が難しい点です。 研修スケジュールや内容はすべて外部の会社が設定します。急遽、日程調整が必要となった場合に柔軟に対応してもらうことが難しくなります。 研修内容も必ずしも自社に合うように設計してもらえるとは限らず、研修の効果が発揮されづらいこともありますので、内容が自社の課題を解決してくれそうなものとなっているかは最低限確認が必要です。

 

03外部研修にかかる費用

外部研修の利用を検討している企業の不安材料の一つに費用が挙げられるのではないでしょうか。 一般的に外部研修を利用すると参加者一人あたりで料金が発生するため、社内研修と比較すると育成コストが割高になります。外部研修の費用相場は以下のようになっています。

外部研修の種類 研修費用 その他費用
公開研修 15,000円~30,000円/人 会場費用、設備費用など
eラーニング 5,000円~20,000円/ID 初期費用:100,000円~200,000円

ここでは上記の2種類の研修の費用相場について詳しく解説します。

公開研修の費用相場

公開研修は1日で完結するものから2,3日かけて研修を行うものなど様々ですが、1日にならすとおおよそ15,000円~30,000円/人が相場となっています。ただし、1つのテーマに対する費用となるため複数の研修を受講する場合は費用が高額になってしまうことがあります。特に新入社員研修を全て委託するた場合には、300,000円/人以上となることもあるため注意が必要です。 また、研修会場を新たに設ける場合は、会場の費用や使用する設備の費用も必要です。 研修予算を超過してしまわないよう、一部を社内研修で実施することも視野に入れながら検討してみてください。

eラーニングの費用相場

eラーニングではサービスを利用するためのIDの発行に対して月額で料金が発生する仕組みとなっていることが一般的です。 費用相場としては、月額料金が5,000円~20,000円/IDに加えて、初期費用が100,000円~200,000円発生します。 公開講座と大きく異なる点は、利用する研修の数や参加人数によって料金が変動することがなく、月額となっていることで比較的安価に研修を受けることができることです。

 

04外部研修で利用したいおすすめの研修

前述した通り、外部研修は社内に研修ノウハウがない企業にとっては効果的に人材育成を進めるうえで大きな支えになります。 近年、多くの企業で課題感を持っており、ニーズが高まっている研修内容について、階層別に解説します。

新入社員

社会人になったばかりの新入社員は、ビジネスマナーやコミュニケーションスキルの習得はもちろんですが、ロジカルシンキング研修やタイムマネジメント研修などの仕事を円滑に進めるための研修への需要が高まっています。 まず、ロジカルシンキング研修とは、論理的(ロジカル)な思考を実践するためのフレームワークを学んだり、実際にビジネスの現場で活かすのかを学ぶ研修となっています。物事の筋道を立てて矛盾なく相手にわかりやすい説明ができるようになることを目的とした内容となっています。 また、タイムマネジメント研修は、日々の業務で仕事の優先順位をつけて効率的に進めるためのスキルを学ぶ研修となっています。限られた時間の中で業務効率をいかに最大化させる方法を学んだり、研修を通して自分のワークスタイルの分析や課題認識と改善までを実施します。

【関連記事】新入社員研修の内容はどう決める?進め方のポイントや事例をご紹介

中堅社員

中堅社員は自分の仕事をこなしつつ、部下の育成も担当することが多いと思われます。 そんな中堅社員におすすめしたい研修がOJT指導者研修やモチベーション研修です。 まず、OJT研修は今まで指導される側で育成ノウハウを持ち合わせていない中堅社員に対して、効果的な指導を行うための手法を学びます。育成計画の作成方法や実務の習得をさせるためにどのように働きかければよいか、部下への指示の仕方などを習得します。 また、モチベーション研修は、仕事へのやる気が低下してしまっている自身に対してや部下のモチベーションアップの方法を学ぶ研修です。意識や心理的な状態がいかにモチベーションに影響するかを理解することで、モチベーション維持の方法を習得することが期待できます。

【関連記事】中堅社員研修の目的と中堅社員が果たすべき3つの役割

管理職

チームの力を最大限に発揮させるような働きかけが必要とされている管理職におすすめの研修はコーチング研修やハラスメント研修です。 まず、コーチング研修は部下の力を最大限発揮させるために必要なスキルを学ぶ研修で、部下の意欲や主体性を発揮させるために必要なことを座学だけでなく、ケーススタディなどを織り交ぜながら習得します。 部下の意欲や主体性を引き出すことで、組織力や生産性の向上につなげることを目的としています。 また、ハラスメント研修はセクシャルハラスメントはパワーハラスメントなどの防止を目的とした研修です。ハラスメントを発端とする訴訟を防止したり、社員の離職率低下が期待できます。近年では、マタニティハラスメントやモラルハラスメントなど、ハラスメントの種類も様々なものがあるため、外部研修でタイムリーな情報や対応方法をインプットすることができます。

【関連記事】管理職研修の内容や目的、効果的に行うポイントについて解説
 

05外部研修の効果を最大限にするために必要なこと

どのような形式の研修を行うにしても、最終的なゴールは効果的な人材育成をすることです。 外部研修を利用する場合、成功の鍵となるのは事前準備になります。では、どのようなことを準備すればよいのかをここで解説します。

研修の目的を社員に浸透させる

研修の対象となる社員に対して、実施する研修がどのような意図で行われているのかを理解してもらうことが必要です。 そうすることで、研修に対する意欲の向上につながるだけでなく、研修後の学んだ内容を生かすためにどのように考えて行動すればいいのかが明確になります。

講師は慎重に選定する

指導する講師によって研修の効果がある程度左右されることになるため、自社の課題を解決してくれそうであるかは慎重に判断する必要があります。 例えば、その分野に精通しているとわかる経歴があるかや、講師としての実績が豊富であるかどうかなどは最低限確認しておく必要があります。 また、事前に講師と研修内容に関して打ち合わせができるケースもありますので、自社のニーズを汲み取って対応してくれるかどうかなども利用の判断基準になるでしょう。


 

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06外部研修にはSchoo for Bussiness

Schoo for Businessでは約8,000本の授業をご用意しており、様々な種類の研修に対応しています。その上、自己啓発にも効果的な内容の講座を毎日配信しているため、研修と自己啓発の両方に対応することができるシステムになっています。研修と自己啓発を掛け合わせることにより、誰かに要求されて学ぶのではなく、自発的に学び、成長していく人材を育成することが可能になります。ここでは、Schoo for Businessの具体的な活用方法と、特徴、さらにはどのようなメリットがあるのかを解説します。

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1.研修と自己啓発を両方行うことができる

Schoo for Businessは社員研修にも自己啓発にも利用できるオンライン学習サービスです。通常の研修動画は、研修に特化したものが多く、社員の自己啓発には向かないものも少なくありません。しかし、Schooの約8,000本にも上る授業では、研修系の内容から自己啓発に役立つ内容まで幅広く網羅しているため、研修と自己啓発の双方の効果を得ることができるのです。

2.Schoo for Businessの研修パッケージ

上記でも説明したように、Schooでは約8,000本もの動画を用意しており、様々な研修に対応することができます。特に、階層別研修は、内定者・新入社員研修から管理職研修までが揃っており、階層別研修パッケージを活用することで、内定者・新入社員研修、若手社員研修、中堅社員研修、管理職研修の全てを行うことができます。また、それぞれの研修パッケージにも、階層によって必要なスキルに関する講座が網羅されているため、内容面でも充実した研修を行うことができます。

さらに、社員に研修動画を受講してもらった後に、意見の共有会やディスカッションを行うことで、学んだことをより効果的に定着させることができます。

ここでは、階層別・テーマ別の研修に活用できるSchooの研修パッケージをご紹介します。

新入社員研修パッケージ

管理職研修パッケージ

ビジネスマナー研修パッケージ

  • 新社会人のためのビジネスマナーの基本を学ぶカリキュラムです。第一印象の磨き方(身だしなみ・挨拶・敬語)や、社内マナー(ホウレンソウ・名刺交換・電話応対など)について解説しています。
  • 内定者向けのビジネスマナー取得を目的とした研修パッケージです。第一印象の磨き方(身だしなみ・挨拶・敬語)や、社内マナー(ホウレンソウ・名刺交換・電話応対)など、社会人までに最低限身につけておきたいマナーについて解説しています。
  • 営業向けのビジネスマナーの習得を目的としたカリキュラムです。第一印象の磨き方(身だしなみ・挨拶・敬語)や社内マナー(報連相・名刺交換・電話応対)などについて解説しています。
  • テレワークの普及が進む中、必要性が増しているのがテレワークマナーについての研修です。この研修パッケージでは、テレワークならではのマナーやデジタルコミュニケーション力について学ぶことができます。
  • グローバルマナーについて学べる研修パッケージです。海外の人と関係を築く上でのビジネスマナーやコミュニケーション方法、メールの書き方などを学ぶことができます。

ロジカルシンキング研修パッケージ

  • 若手社員向けのロジカルシンキングに必要な思考法について学ぶカリキュラムです。論理性を高めて業務を遂行していく際に必要な思考法について解説していきます。
  • 若手社員向けのロジカルシンキングに必要な思考法について学ぶカリキュラムです。論理性を高めて業務を遂行していく際に必要な思考法について解説していきます。
  • マインドマップを用いてロジカルシンキングのスキルを磨く研修パッケージです。創造力、記憶力など、人間の脳が持っている可能性を最大限させるための思考ツールであるマインドマップを活用することで、論理的思考力を向上させてビジネス課題解決力を鍛えることができます。
  • 論理的で簡潔なプレゼンテーションスキルを磨くための研修パッケージです。より実践的に論理的な話し方やロジカルプレゼンテーションのポイントについて学ぶことができます。
  • ロジカルシンキングを実践的に学べる研修パッケージです。論理的思考力を仕事に活用する際のポイントを学び、ワークショップを通じてトレーニングしながらロジカルシンキングのスキルを身につけることができます。
  • 論理的な文章を書く力を身につけたい方向けの研修パッケージです。「相手に伝わる」文章を書く技術などを学ぶことができます。

マネジメント研修パッケージ

  • 中堅社員を対象とした、セルフマネジメントのカリキュラムです。仕事の効率化に活かせるセルフマネジメント方法について学べる内容になっています。
  • マネージャー向けのリスクマネジメントを学べるカリキュラムです。リスクマネジメントを事例を交えながら体系的に学べる内容となっています。
  • マネージャー向けの組織マネジメントについて学べるカリキュラムです。マネージャーの役割と業務について体系的に学んだ上で、具体的にチームで成果を出していくために必要なことについて学習できる研修となっています。
  • 営業の効率化に活かせるタイムマネジメントについて学ぶカリキュラムです。営業マンが効率的に日々を過ごすコツについて学べる内容となっています。
  • マネージャー向けのビジョンマネジメントを学べるカリキュラムです。ビジョンとは何かという基本的な内容から具体的なビジョン実現のためのアプローチ方法まで体系的に学べる内容となっています。
  • ストレスマネジメントの基礎について学びたい方向けの研修パッケージです。職場におけるストレスとの付き合い方や、不安やストレスに悩まないための習慣づけなどを学ぶことができます。
  • マネジメントのスキルをレベルアップさせたいという方向けの研修パッケージです。チームや部下をマネジメントする際に必要な「即断力」について学び、「部下が自主的に動いてくれない」、「ルールを決めても守らない」といったお悩みを解消する「壁マネジメント術」について学ぶことができます。
  • 部下や後輩などのモチベーションを向上させたいという方向けの、モチベーションマネジメントの研修パッケージです。行動変容を促す働きかけのコツや、モチベーションマネジメントの実践スキルなどについて学ぶことができます。

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3.管理画面で受講者の学習状況を可視化できる

Schoo for Businessには学習管理機能が備わっているため、研修スケジュールの作成を容易に行うことができます。さらに、社員の学習進捗度を常に可視化することができる上に、レポート機能を使って学んだことを振り返る機会を作ることも可能です。ここでは学習管理機能の使い方を簡単に解説します。

管理画面の使い方1

まず、Schoo for Businessの管理画面を開き、「研修を作成するという」ページで作成した研修の研修期間を設定します。ここで期間を設定するだけで自動的に受講者の研修アカウントにも研修期間が設定されるため、簡単にスケジュールを組むことができます。

管理画面の使い方2

この、管理者側の管理ツールでは受講者がスケジュール通りに研修を受けているかを確認することができます。もし決められた研修をスケジュール通りに行っていない受講者がいれば注意したり、話を聞くことができるなど、受講者がしっかりスケジュールを守っているかを確認することができます。

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07まとめ

外部研修は社内研修と比較して教育コストが割高になってしまいますが、研修会社も専門性を持った講師を揃えていることが多く、人材育成のスピードを加速させることが可能です。 また、最近ではeラーニングでの研修サービスも普及してきており、以前よりも安価に外部研修を利用できるようになっています。 ただし前述の通り、研修内容が自社に合ったものでない可能性もあるため、社内研修と組み合わせて利用するなどの工夫が必要なことは理解して、外部研修のサービスを比較・検討してみてください。

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この記事を書いた人
Schoo編集部
Editor
Schooの「世の中から卒業をなくす」というミッションのもと活動。人事担当や人材育成担当の方にとって必要な情報を、わかりやすくご提供することを心がけ記事執筆・編集を行っている。研修ノウハウだけでなく、人的資本経営やDXなど幅広いテーマを取り扱う。
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