更新日:2025/05/23

管理職研修の内容とは|係長・課長・部長向けのカリキュラム例を紹介

管理職研修の内容とは|係長・課長・部長向けのカリキュラム例を紹介 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

管理職に求められる役割やスキルは、係長・課長・部長といった階層ごとに大きく異なります。本記事では、それぞれの役職に応じた研修の目的や内容、具体的なカリキュラム例を紹介します。

 

01管理職研修の目的

管理職研修の目的は、以下の通りです。

  • 1:プレイヤーからの脱却
  • 2:マネジメントに必要なスキルや知識の習得
  • 3:経営者候補の選定・育成

管理職研修は、プレイヤーからマネージャーへの意識転換を促し、組織運営に必要なスキルや知識を体系的に習得する機会です。さらに、将来的な経営人材の発掘・育成にもつながる重要な取り組みとして、多くの企業で導入が進んでいます。

1:プレイヤーからの脱却

多くの新任管理職は、プレイヤーとしての優れた実績を評価され昇進します。しかし、管理職に求められるのは「自分が動くこと」ではなく「他者を動かす力」です。そのため、管理職研修では、現場業務の延長線上にない視座や行動様式への切り替え、つまり“プレイヤーからの脱却”を促す必要があります。

2:マネジメントに必要なスキルや知識の習得

管理職には、部下育成や目標管理、組織内の調整力など多岐にわたるスキルが求められます。これらは経験だけでは身につきにくいため、体系的に学ぶ場として研修が機能します。理論と実践をバランス良く習得することで、現場対応力だけでなく、マネージャーとしての意思決定力も強化されます。

3:経営者候補の選定・育成

企業の持続的成長には、将来的に経営を担う人材の早期育成が不可欠です。管理職研修は、現場視点から一段上の経営視点への橋渡しとしても活用されます。候補者の選定と能力開発を同時に進められるため、後継者育成の観点でも非常に有効な手段です。

 

02管理職研修の種類

管理職研修は、対象となる役職や業務レベルに応じて「新任管理職研修」「中間管理職研修」「上級管理職研修」に分類されます。それぞれの段階で求められる能力や視座が異なるため、内容やアプローチも異なるのが特徴です。以下は主な分類とその概要です。

研修の種類 対象役職 研修内容
新任管理職研修 係長 プレイヤー視点とマネージャー視点を持ち合わせるための意識転換
中間管理職研修 課長 マネジメント能力
上級管理職研修 部長 経営に近い思考や行動の会得

1:新任管理職研修

新任管理職研修は、初めてマネジメントの役割を担う社員に向けたプログラムです。プレイヤーとしての視点を維持しつつ、組織全体を俯瞰するマネージャー視点を獲得するための意識転換を中心に構成されます。部下との関係構築や業務指示の仕方など、実務に即した内容が重視されます。

2:中間管理職研修

中間管理職研修は、課長クラスを中心としたミドルマネジメント層が対象です。上司と部下の橋渡し役としてのバランス感覚や、部門運営に関わるマネジメントスキルの強化が主なテーマとなります。特に部下育成や目標設定、チームビルディングなど、実行力と調整力が求められます。

3:上級管理職研修

上級管理職研修では、経営層に近いポジションに就く部長クラスを対象に、戦略的思考や変革推進力の育成を目的としたカリキュラムが組まれます。企業全体を見据えた意思決定や、部門横断の課題解決に取り組むためのリーダーシップが重視されるのが特徴です。

 

03管理職研修の内容

管理職研修は階層別に必要なスキルが異なります。ここでは「新任」「中間」「上級」の3段階に分け、それぞれの研修で重視される内容を表形式で整理しました。業務レベルや求められる視座に応じた育成が、組織全体のパフォーマンス向上につながります。

研修の種類 主な研修内容
新任管理職研修 ・マインドセット
・ティーチング
・コーチング
・フィードバック
・セルフマネジメント
・調整力
中間管理職研修 ・コンプライアンス
・ハラスメント防止
・目標管理
・人事評価
・チームマネジメント
上級管理職研修 ・経営戦略
・ビジネス環境分析
・マーケティング
・リーダーシップ
・組織マネジメント

1:新任管理職研修

新任管理職向けの研修では、プレイヤーからマネージャーへの意識転換を促す構成が求められます。具体的には、現場目線から組織目線への移行を支援するマインドセットの醸成を軸に、ティーチングやコーチング、フィードバックの基本的手法を取り入れると効果的です。セルフマネジメントや関係各所との調整力も初期段階で身につけさせたい要素です。

2:中間管理職研修

中間管理職層への研修設計では、マネジメント実務に直結するスキルの強化が中心となります。コンプライアンスやハラスメント防止といったリスク対応に加え、目標設定・進捗管理・人事評価などの運用スキルを体系的に組み込むことが重要です。部下育成やチーム全体の成果最大化に向けた実践的な内容を意識するとよいでしょう。

3:上級管理職研修

上級管理職向けには、経営視点と戦略推進力を養うプログラム設計が求められます。経営戦略や外部環境分析、マーケティングといった視座の高いテーマに加え、部門横断での意思決定や組織改革を担うリーダーシップの育成も必須です。

 

04管理職研修のカリキュラム例

管理職研修は階層ごとに求められるスキルやテーマが異なります。ここでは「新任」「中間」「上級」の3つの層に分け、Schooの授業を活用した具体的なカリキュラム例を紹介します。研修担当者としては、それぞれの階層に応じた内容設計がポイントとなります。

1:新任管理職研修のカリキュラム例

プレイヤーからマネージャーへと役割が変化する新任管理職には、意識と行動の転換が最優先課題です。そのため本カリキュラムでは、役割理解や組織目線の醸成に始まり、リーダーシップやコーチング、フィードバックの技術習得を段階的に組み込んでいます。あわせて、セルフマネジメントやメンタルケアにも配慮し、現場で自律的に動ける人材を目指す構成としています。

第1回 プレイヤーからマネージャーになったら
時間 60分
研修内容
  • ・マネージャーの役割/仕事とは?
  • ・プレイングマネージャーを脱する5つのポイント
  • ・やる気がないマネージャーのやる気を上げさせる方法
  • ・テクニカルスキルでマネージャーになった人はどうしたら?
  • ・後輩育成は育成を受けた人が育成する流れなら分担可能?
第2回 元 Google シニアマネージャーが教えるマネジメントの授業
時間 1時間45分
研修内容
  • ・マネジメントとリーダーシップの役割理解
  • ・問題解決/意思決定/目標設定の手法
  • ・組織運営と弱さの共有、コーチングと会議運営の技法
第3回 チームと共に成長するリーダーの コーチング実践法
時間 3時間
研修内容
  • ・リーダーとしてのコーチング姿勢と関わり方
  • ・グループコーチングの実践的手法
第4回 パフォーマンスをアップする「ポジティブフィードバック」
時間 2時間
研修内容
  • ・ポジティブフィードバックの効果と活用法
  • ・4つの承認と360度フィードバックの実践
第5回 元コンサルが教える ストレスに負けないためにできること
時間 60分
研修内容
  • ・なぜメンタル不調は未然に防ぐことが大切
  • ・メンタル不調の未然防止の重要性と個人の対策

 

2:中間管理職研修のカリキュラム例

中間管理職には、現場と経営の橋渡し役としての実務力が求められます。本カリキュラムでは、目標設定から評価、パワハラ防止までを体系的に学び、リスク回避と成果創出の両立を実現することが可能です。また、1on1スキルやチームビルディングなど、部下育成と関係性構築に必要な要素も盛り込み、組織成果に貢献できる実行力を養います。

第1回 目標設定と管理への基礎理解
時間 1時間30分
研修内容
  • ・目標設定の種類と構造、SMART指標
  • ・1on1スキルやバックキャスティング
  • ・MBO/OKR/KPIの基本
第2回 パワハラと業務指導 線引きの考え方
時間 1時間
研修内容
  • ・パワハラの定義と判断基準
  • ・業務指導との線引きと相関関係
  • ・必要性・相当性の見極め
第3回 人事評価 部下の評価を正しく行うポイント
時間 40分
研修内容
  • ・目標設定と評価面談の進め方
  • ・評価者の心得と留意点
  • ・フィードバック後の行動支援
第4回 チームをまとめて関係性を高めるマネジメント術
時間 2時間
研修内容
  • ・信頼関係の構築とコミュニケーション法
  • ・QSCAの活用と共育の考え方
  • ・中間管理職に求められる役割理解

 

3:上級管理職研修のカリキュラム例

上級管理職には、戦略推進と組織変革をリードする視座が不可欠です。本カリキュラムでは、経営戦略の基礎から実践までを体系的に学び、組織開発や存在目的といった抽象度の高いテーマにも踏み込みます。意思決定力や統率力を磨き、企業の中長期的成長を牽引するマネジメント人材の育成を目指した構成となっています。

第1回 経営戦略クイックガイド - ビジネスの勝ちパターン
時間 1時間30分
研修内容
  • ・経営戦略の定義と重要性
  • ・理念・ビジョン・戦略の違い
  • ・戦略立案のプロセスとフレームワーク
第2回 基礎から学ぶ事業戦略策定のノウハウ
時間 5時間40分
研修内容
  • ・事業戦略策定手順と分析フレーム
  • ・差別化と競争戦略の考え方
  • ・ビジネスモデル構築の視点
第3回 自律的組織を目指した組織開発において必要なこと
時間 2時間
研修内容
  • ・組織の可視化とティール組織の考え方
  • ・ホールネスと存在目的の導入
  • ・フィードバック制度と評価のあり方
  • ・心理的安全性とインテグラル理論の実践

 

 

05管理職研修の手法

管理職研修の手法は、以下の通りです。

  • ・集合研修
  • ・eラーニング
  • ・ブレンディッドラーニング

管理職研修にはさまざまな手法があり、それぞれに特徴と効果があります。ここでは「集合研修」「eラーニング」「ブレンディッドラーニング」の3つに分けて、それぞれの概要・メリット・デメリットを紹介します。状況や研修目的に応じて最適な手法を選定することが重要です。

集合研修

集合研修とは、受講者が同じ場所・同じ時間に集まり、講義やグループワークを通じて学ぶ対面型の研修形式です。知識のインプットだけでなく、ディスカッションやロールプレイを通じて実践力や他者との協働力も養えます。参加者同士のネットワーキングや相互理解も促進される点がメリットです。一方で、実施には会場や日程調整などの運営負担が伴います。特に、マネジメント層や新任管理職向けに、相互の刺激を与え合う環境をつくりたい場合に適しています。

eラーニング

eラーニングは、パソコンやスマートフォンを使ってオンラインで受講できる研修形式です。時間や場所に縛られず、個々のペースで学べるため、業務が多忙な管理職層に適しています。知識の習得や基礎理解には特に有効で、繰り返し視聴も可能です。ただし、学習意欲や進捗管理が自己責任となるため、受動的な学習になりやすい点や、実践的なスキル習得には限界があります。短時間で広範囲の基礎知識を浸透させたい場合に有効です。

ブレンディッドラーニング

ブレンディッドラーニングは、集合研修とeラーニングを組み合わせた研修手法です。オンラインで事前に知識を習得し、集合研修で実践的なワークやディスカッションを行うことで、学習効果を高めることができます。時間効率と実践力の両方を担保できる点が大きなメリットです。一方で、設計・運用に手間がかかるため、計画的な設計が必要です。複雑なスキル定着や多層的な学びを目的とした研修におすすめです。

 

06管理職研修の企画から実施までの手順

研修を企画・実施する際に、どのような点を抑えればよいのでしょうか。 ここでは、その手順と留意すべき点について解説します。

管理職研修の実施に向けた手順は主に以下の5つです。

管理職研修の実施に向けた手順

以下ではそれぞれの手順について詳しく解説します。

1.管理職の理想像を明確にする

まずは自社で求める理想の管理職像を設定します。、管理職として身に着けておくべきスキルや能力、思考、行動規範などを事前に洗い出しておきます。 また、そこからさらに具体的な要件や能力を明確にし、関係者間でイメージを共有しておくのもよいでしょう。 育成する側が共通のイメージを持っていることで、その後の研修方針の決定もスムーズに進めることができます。

2.現状から課題を洗い出す

理想の管理職像と社内の管理職の現状を把握します。ここでは、管理職候補の社員がこれまで経験してきた業務や役割、能力レベルと成果、強み・弱みまで細かく分析して理解に努めることが重要です。 理想と現状のギャップから、研修内容を決定していくことになるので、どこにギャップがあるのかは明確にしておきましょう。

3.研修の目標を設定する

課題を洗い出したら、研修を通じて達成したい目標を設定します。ここでは、「学習目標」と「行動目標」の2つを設定するのがよいでしょう。 「学習目標」は、何をどの程度理解できるようになるのかを示します。一方で、「行動目標」は研修後に実務でどのような行動を取れるようになるのかを示します。 これらの目標は受講者にとって到達度合の指標となるだけでなく、研修の効果が実際に出ているのかを測定する項目としても利用できます。 内容が理解できていないのか、理解はできているが行動に移せないという場合は、研修内容が不適切であったり行動する環境がないといった、別の課題を検討する材料にも利用できます。

4.研修カリキュラムの作成

設定した学習目標と行動目標をもとに、実施する研修内容を検討します。 その際に、研修の実施方法も同時に検討しておき、必要であれば外部研修サービスにあらかじめ見積もりを依頼しておくのもよいでしょう。 また、管理職候補の社員数や日数なども考慮しつつ、研修カリキュラムを作成していきましょう。

5.研修の実施と効果測定

作成したカリキュラムをもとに研修を実施していくわけですが、研修後の効果測定も重要です。 研修効果の測定方法としてメジャーなものとしては、カークパトリック4段階評価法が世界的にも取り入れられており、習熟度を反応、学習、行動、業績のレベルに分類して適切に評価することができます。 もちろん、別の測定方法を取り入れてもよいですが、受講者の行動変容や目標達成につなげられるフォローとして評価することが重要です。

 

07管理職研修を実施するときのポイント

管理職研修をただ実施するだけでは、成果につながらないことも少なくありません。 ここでは、研修を実施する際のポイントについて解説します。

管理職研修を実施するときのポイントは主に以下の3つです。

  • 1:具体的な行動レベルまで落とし込んで理解してもらう
  • 2:研修の時期は配属後に数か月の期間を置いてから実施
  • 3:受講者から研修のフィードバックをもらい改善する

1.具体的な行動レベルまで落とし込んで理解してもらう

研修後に学んだことを発揮しようとしても何から手を付ければよいのかわからないというケースもあります。 そうしたケースでは、行動目標に対して達成までのプロセスが明確になっていないことが考えられます。 そのため、自分がこれから担う役割を具体的な行動レベルまで落とし込むと、全体像を掴むことができ、各プロセスの問題と対応策を洗い出しやすくなります。 例えば、部下に自分の権限を委譲する場合、まず何から着手し、次にどうすればいいのかをプロセスで整理しておくことで実践しやすくなります。

2.研修の時期は配属後に数か月の期間を置いてから実施

管理職となる、または中間・上級管理職になるタイミングは企業によって異なるかと思われますが、研修の実施時期は管理職に配属されてから2,3か月後に実施するのがおすすめです。 理由として配属直後に実施すると、研修内容がイメージしづらくなってしまうことが考えられるためです。一定期間経過すれば、実務を通じて発生した課題も踏まえて研修に臨むことができ、受講者の課題解決の場としても活用できます。

3.受講者から研修のフィードバックをもらい改善する

実施した研修では、受講者から内容についてフィードバックをもらうようにしましょう。 研修の日程はちょうどよかったか、内容や指導方法は適切であったかなど、一度作成したカリキュラムも実施してみなければ課題点が見えてこないこともあります。 受講者の声をカリキュラムに反映することで、より効果的な研修カリキュラムに改善することができます。

 

08管理職研修の事例

管理職研修の実施の手順やポイントについて解説しました。さらにここでは、管理職研修の事例を解説します。

株式会社ミロク情報サービス

株式会社ミロク情報サービス様は、会計事務所や中堅・中小企業向けに財務会計ソリューションを提供する企業です。変化の激しい業界に対応し、スキルのばらつきや学習機会の不足を解決するため、Schooを導入しています。管理職に対してはアセスメント結果に基づく動画カリキュラムを提供し、自己課題に応じた学習を支援しています。四半期ごとの学習時間設定や業務時間内での受講ルールにより、学習の習慣化と受講率の向上も実現しています。

株式会社帆風

印刷サービスを中心に、企画・デザインやスクール運営も手がける株式会社帆風様では、管理職の成長機会を創出するためにSchooを導入しています。eラーニングによる事前学習に加え、現場での実践・アウトプット期間、さらに振り返り会という3ステップの研修設計を導入しました。報告会には社長や役員も参加し、受講者の意識と行動に変化が生まれたことが特徴です。受講者の100%が「行動変容があった」と回答するなど、高い効果が実証されており、今後は個々人の課題に応じた学びの仕組みをさらに強化していく方針です。

株式会社アトレ

ショッピングセンターの運営・開発を行う株式会社アトレ様では、社員の多様な学習ニーズやライフスタイルに応えるため、Schooを導入しています。自己啓発と階層別研修の両面で活用し、より柔軟で選択肢のある学習環境を整備しました。主任・副主任、担当課長、全社員向けキャリア研修などに展開され、事前学習の活用により研修の質と効率が向上。レポート機能を用いた上長との対話も促進され、育成の精度向上にもつながっています。

株式会社丸市運送

東北を拠点に運送・倉庫事業を展開する株式会社丸市運送様では、24時間稼働の現場特性により集合研修が困難な中、従業員教育の充実と人的資本経営の推進を目的にSchooを導入しています。管理職向けに月2~3時間の必須研修として活用し、動画視聴後には振り返りを実施するなど、行動変容までつなげる仕組みを構築しました。さらに、取引先と共通の学習テーマを設定することで、現場のコミュニケーションと生産性の向上にも成功しています。

株式会社BitStar

ソーシャルメディアマーケティング事業・D2C事業を展開する株式会社BitStarでは、組織戦略を考える中で、まずはマネジメント層におけるマネジメントの役割やリーダーシップなどの開発が課題となっていました。そこで、Schooを導入し、授業を視聴してもらい、共通知識をインプット。しばらく時間を空けて現場での実践を経た後に、改めて受講者を集めて対話型のワークショップを実施しました。このようなeラーニングとワークショップ形式の研修を組み合わせて研修実施した結果、管理職それぞれの考え方がシェアされ、相互成長に繋げることができています。

コニカミノルタジャパン株式会社

コニカミノルタジャパン株式会社では、従来の研修が基本スキルの習得にとどまり、職場での実践につながりにくいことが課題となっていました。そこでSchooを活用し、事前にeラーニングで知識を習得し、集合研修で変革プランを策定。その後の実践や上司との対話を通じて行動変容につなげる一連のプロセスを構築しました。自律的な学びと職場での変革を両立させる仕組みづくりが進んでいます。


 

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■資料内容抜粋
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09 管理職研修|Schoo for Business

Schoo for Business

Schooでは約9,000本の授業を保有しており、マネジメント研修に関する授業も多く揃っています。その上、自己啓発にも効果的な内容の講座を毎日配信しているため、研修と自己啓発の両方に対応することができるシステムになっています。

研修と自己啓発を掛け合わせることにより、誰かに要求されて学ぶのではなく、自発的に学び、成長していく人材を育成することが可能になります。ここでは、Schooの具体的な活用方法と、特徴、さらにはどのようなメリットがあるのかを解説します。

受講形式 オンライン
(アーカイブ型)
アーカイブ本数 9,000本
※2023年3月時点
研修管理機能 あり
※詳細はお問い合わせください
費用 1ID/1,650円
※ID数によりボリュームディスカウントあり
契約形態 年間契約のみ
※ご契約は20IDからとなっております

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管理職研修の特長

schoo for Businessのマネジメント研修の特長としては3点あります。

1.隙間時間でインプットできる

Schoo for Businessは、倍速再生や中断地点からの再生もできるので、隙間時間で研修を受講することができます。普段は業務で忙しいマネジメント層に、短時間で質の高いインプットをしてほしいという企業におすすめのサービスです。

また、スマートフォンのアプリからも視聴できるので、通勤時間やお昼休憩などの時間を活用して、研修を受講することもできます。

2.何度でも復習可能

Schooは、eラーニングによる研修であるため、何度でも同じ動画を見返すことができます。インプットした内容を実務でアウトプットしてみて、上手くいかなかったところを再度試聴して復習するといった使い方ができるのも、eラーニング形式であるSchooのメリットと言えます。

3.第一線で活躍するビジネスパーソンが講師

通常、研修は研修講師という職業の人が、講師を務めます。もちろん、教えることに関しては研修講師は専門家で秀でていますが、実際の実務で得た経験や知見といった内容が欠けており、教科書どおりの内容となってしまうことも珍しくありません。

しかし、Schooの講師は第一線のビジネスパーソンにお願いしております。GoogleやYahoo、リクルートやサイバーエージェントでマネジメント業務を担ってきた一流のビジネスパーソンから、血の通ったマネジメントを学ぶことができるという点はSchoo最大の特長と言えるでしょう。Schooのマネジメント研修に適している講座の講師例は以下のとおりです。

  • 株式会社ポケットカルチャー 代表取締役

    1988年3月立教大学法学部法学科卒業、株式会社リクルートに入社。人材領域に16年間携わり、営業部長、リクナビ編集長などを歴任。2004年より国内旅行領域(じゃらん)の責任者となり、 2008年に株式会社リクルート執行役員に就任。じゃらん・ホットペッパーなどを扱うリクルートライフスタイルの社長、ゼクシィ・スタディサプリなどを扱うリクルートマーケティングパートナーズの社長など、様々な領域の責任者を歴任。累計1万人以上をマネジメントしてきた。2018年3月に同社を退職し、現在は現職の他、株式会社イオレの代表取締役社長、株式会社Gunosyの社外取締役・複数の企業の顧問を行う。
  • 株式会社クロスリバー 代表取締役CEO

    マイクロソフト米国本社に入社し業務執行役員としてPowerPointやTeamsなどの責任者を歴任。2017年にクロスリバーを設立し、メンバー全員が週休3日・複業(専業禁止)しながら800社以上の働き方改革と学び方改革を支援。著書25冊『AI分析でわかったトップ5%社員の習慣』など。フジテレビ『ほんまでっか!?TV』準レギュラーなどメディア出演多数。
  • 株式会社壺中天 代表取締役

    2008年、リクルート社で人事コンサルタントとなり50社以上の人事制度を構築、組織開発を支援する。2016年、急成長中のアカツキ社で人事企画室を立ち上げる。2020年、「人事の意志を形にする」ことを目的として壺中天を設立。 20年間、人事領域を専門分野としてきた実践経験を活かし、人事制度設計、組織開発支援、人事顧問、人材マネジメント講座などによって、企業の人材マネジメントを支援している。 主な著作『人材マネジメントの壺』(2018)、『図解 人材マネジメント入門』(2020)など。

管理職研修に関するコンテンツ一覧

研修内容 時間
新時代の働き方再考 5時間
チームワークの教科書 2時間
部下やチームが期待どおりに動く「壁マネジメント」術 2時間
オンライン1on1実践 -人を活かすアドラー式カウンセリングマインド- 3時間
ビジネスパーソンとして押えておきたい「人材マネジメント」の基礎 1時間
漫画『弱虫ペダル』に学ぶ、メンバーの心に火をつけるリーダーシップ 1時間
リモート時代のマネジメントと信頼構築 1時間
ストレングスファインダーから考えるチームビルディング 1時間
スタートアップのマネジメントルール 1時間30分
マネージャーの“いままで”とそして“これから”を考える 1時間
ダイバーシティマネジメントの考え方 2時間15分
元 Google シニアマネージャーが教えるマネジメントの授業 1時間45分
メンタルヘルスマネジメント 50分
自律的組織を目指した組織開発において必要なこと 2時間
人間力 -SQ- マネジメント 1時間
部長から評価される「マネージャーの立ち回り方」 20分
新任マネジャー向け チーム全員が追いかける目的・目標の作り方 1時間
チームと共に成長するリーダーの コーチング実践法 3時間
チームの成果を引き上げる 熱狂の火種 3時間
「経営戦略史」から学ぶマネジメント大全 3時間
できる人を「辞めさせない」15分マネジメント術 40分
チームをまとめて関係性を高めるマネジメント術 2時間
基礎から学ぶ事業戦略策定のノウハウ 5時間40分
経営戦略クイックガイド - ビジネスの勝ちパターン 1時間30分
人事評価 部下の評価を正しく行うポイント 40分
目標設定と管理への基礎理解 1時間30分
パフォーマンスをアップする「ポジティブフィードバック」 2時間
リスクの時代に備える 事業継続計画(BCP)の作り方 45分
管理会計入門 45分
メンバーと心がつながる上司力 30分
なぜ若手社員はすぐ辞めるのか? 30分
イラストでまなぶ 会計・財務のきほん 3時間
マネージャーがおさえておきたい会計用語 1時間
財務モデリング入門:企業活動と財務諸表のつながり 40分
安全な組織をつくるためのLGBTQ+対応 2時間
情報セキュリティ 30分
パワハラと業務指導 線引きの考え方 1時間
契約書チェックのポイント 1時間
勤怠管理のポイント 1時間
多様性で組織力をアップする これからの上司像 1時間30分
労務管理のための労働法 1時間40分
コーチングスキル - ハラスメント対応・壁打ち 2時間
ハラスメントの対処法 - 管理職向け 1時間40分
 

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Schooの管理職研修の費用

Schoo for Businessは1ID1,650円から利用可能で、20名より申し込みができます。ご契約のID数が多ければ多いほどボリュームディスカウントもあるので、マネジメント研修だけでなく、若手社員研修や中堅社員研修などを組み合わせると費用を抑えて研修を実施することが可能です。詳しい費用はお問い合わせをいただくことで、お見積もりを出させていただきます。

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Schoo for Businessを導入するまでの流れ

まずは資料請求・お問い合わせをお願いいたします。担当がお電話・メールにて詳細をお伺いして、お客様が抱えている課題やどのような研修を希望されているかをヒアリングさせていただきます。ご契約からは数週間で利用開始いただくことが可能ですが、ご希望に合わせて導入開始日は調整可能でございます。

 

10まとめ

管理職の役割から求められるスキル、研修を実施するうえでのポイントを解説しましたが、いかがでしょうか。 市場環境の変化が激しい現代において、求められる管理職の役割も変化しているのが現状です。 また、一口に管理職と言っても、複数の階層に分けられ、それぞれ求められるスキルが異なります。 しかし、各階層における管理職の理想像を洗い出し、現状との乖離を埋められるような研修カリキュラムを組むことで効果的な研修が可能になります。

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この記事を書いた人
Schoo編集部
Editor
Schooの「世の中から卒業をなくす」というミッションのもと活動。人事担当や人材育成担当の方にとって必要な情報を、わかりやすくご提供することを心がけ記事執筆・編集を行っている。研修ノウハウだけでなく、人的資本経営やDXなど幅広いテーマを取り扱う。
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