更新日:2025/06/13

マネジメント研修の内容とは|カリキュラム例を詳しく紹介

マネジメント研修の内容とは|カリキュラム例を詳しく紹介 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

マネジメント研修は、優秀な管理職を育成するために欠かせません。本記事では目的やカリキュラム例、導入事例や企業の選び方まで詳しく解説します。

 

01マネジメント研修とは

マネジメント研修とは、目標管理やリーダーシップ、部下の管理・育成に関わる能力を高めるために行われる研修のことです。マネジメント研修は、課長(マネージャー)・部長を対象者として行われることが一般的ですが、チームを率いる係長(リーダー)も対象となることがあります。

マネジメントは管理と訳されることがありますが、本来は「何とかやりくりする」という意味です。つまり、マネジメント研修とは、目標を何とかやりくりして達成するために必要な、リーダーシップや部下の育成、目標設定などのスキルを身につける研修と言えます。

▶︎関連記事:Schoo for Business|マネジメント研修

マネジメント研修を実施する企業の割合

“管理職研修の実施割合”

HR総研の調査では、管理職研修を実施している企業は全体の62%に上ります。一方、300名以下の企業では46%にとどまり、実施率が低い傾向です。背景には、予算の不足や、管理職がプレイヤーを兼任していて研修の時間を確保できない事情があると考えられます。

▶︎参考:HR総研:人材育成「管理職研修」に関するアンケート調査 結果報告(2019年)

 

02マネジメント研修の目的

マネジメント研修を実施する目的は、優秀な管理職を育成することにあります。それでは、優秀な管理職とはどのような人材のことを指すのでしょうか。

マネジメントが管理職や経営を意味することから、「部下を管理・育成し、組織を強化しつつ業績面でも成長を促せる人材」が優秀な管理職と言えます。そのため、マネジメント研修では人材マネジメントだけでなく、経営に関する知識も学ぶ必要があります。

田爪 芳貴
ワンポイントアドバイスSchooカスタマーサクセス・田爪 芳貴

マネジメント研修の目的も、時代とともに変化しています。昨今のビジネスシーンでは多様性や変革性が重視されており、管理職にはその中でメンバー毎に適切なマネジメントを行い、組織を牽引することが求められています。従来のマネジメント手法がマッチしないことに課題を感じるとのお客様のお声もよく伺い、それら課題の解決に研修が役立てられています。

 

03マネジメント研修の対象者

マネジメント研修は、管理職を対象に行われます。管理職には、新任管理職・中間管理職・上級管理職があり、それぞれでマネジメント研修の内容も異なります。

新任管理職向けのマネジメント研修では、マネジメントの基礎を中心に学びます。一方で、上級管理職向けのマネジメント研修は経営の知識を中心に学ぶことが多いでしょう。

新任管理職

新任管理職とは一般社員から昇格した人を指し、主に係長やリーダー、マネージャーが該当します。

新任管理職は、これまでマネジメント業務を担った経験がない人も多いため、マネジメント研修を受け、マネジメントの基礎を学習する必要があります。

研修でマネジメントの基礎をインプットし、実務でアウトプットしながら、上長と定期的にMTGを行うなどして、まずは伴走してもらいながらマネジメント業務に慣れていきます。

中間管理職

中間管理職とは、主に課長や次長のことを言います。中間管理職はマネジメントの経験を一定積んでいる状態なので、さらにマネジメント能力を伸ばす目的でマネジメント研修を実施することが多いです。

また、上級管理職の候補として事業を担う能力を身につけることを目的に、マネジメント研修が実施されることもあります。

上級管理職

上級管理職とは、主に部長のことを言います。上級管理職は経営の一歩手前の状態であるため、経営数字や組織開発などの視点を身につける目的で、マネジメント研修が実施されます。

部長は、部門を統括する役割も担っているため、中間管理職(次長・課長)の育成スキルも、マネジメント研修の内容に含まれることが多いです。さらに、CxOという次のステップに進むために、その部門で求められる高度な専門知識を研修で習得することもあります。

 

04マネジメント研修の具体的な内容

マネジメント層には、組織成果に直結する多様なスキルが求められます。戦略立案、業務管理、人材育成、財務・法務知識など、幅広い領域を体系的に学ぶことが、実践的なマネジメント力の向上につながります。

領域スキル指標
戦略・事業計画・経営戦略論
・事業戦略の立案と実行
・市場環境分析(3C、4P、SWOTなど)
・マーケティング基礎・応用
・イノベーション推進
・デザイン思考
組織運営・業務管理・リーダーシップ
・チームビルディング
・業務改善
・ファシリテーション
人材育成・コーチング
・メンタリング
・1on1ミーティングスキル
・サーバントリーダーシップ
人事評価・目標設定・目標設定
・評価とフィードバックスキル
・評価制度の理解
・面談スキル
財務会計・財務諸表の読解(PL、BS)
・損益管理
・予算統制
・事業収支分析
・会計基礎(非財務部門向け)
労務・
リスク管理
・労働法の基礎理解
・勤怠・労働時間管理
・ハラスメント防止と対応
・メンタルヘルス対策
・コンプライアンス意識
・リスクマネジメント

戦略・事業計画

経営の意志を実行戦略に変換する力は、マネジメントの中核です。事業環境を分析し、マーケティングやイノベーションの視点で方針を導く力が求められます。まずはeラーニングで基礎を学び、次に自社テーマでの戦略立案ワークやケースディスカッションを通じて、実践力を養う構成が効果的です。

組織運営・業務管理

マネージャーは部門の成果を上げる役割を担います。業務改善やチーム運営、会議運営などのスキルが鍵となり、基礎はeラーニングで習得します。実務課題を題材にした改善提案ワークや、部下との対話スキルを磨くロールプレイにより、実務直結の学びが可能になります。

人材育成

部下の成長支援は、マネージャーの重要な役割です。コーチングや1on1の基本をeラーニングで学び、ロールプレイで対話力やフィードバック力を養成します。メンバーの特性に応じた育成アプローチを実践で学ぶことで、チーム全体の力を引き出すマネジメントが可能になります。

人事評価・目標設定

目標設定と評価は、組織の方向性を示し、部下の意欲を引き出す要素です。OKRやSMARTなどの手法はeラーニングで学び、集合研修では部門目標を使った演習や評価フィードバックのトレーニングを行います。制度理解から実践まで、段階的な学習設計が効果的です。

財務会計

財務知識は経営判断や上層部との対話に不可欠です。eラーニングでPL・BSの基本を習得し、演習では模擬シナリオに基づいた損益分析や予算調整を実施しましょう。非財務系マネージャーでも取り組みやすい内容設計により、数値に基づいた意思決定力を身につけることができます。

労務・リスク管理

マネージャーには、職場の健全性を守る力も求められます。ハラスメント対応や労働時間・メンタルヘルス管理などの知識を、まずはeラーニングで習得し、集合研修ではケーススタディや方針策定を通じて、法制度理解と現場での適切な対応力を実践的に育てて行くのが効果的です。

 

05マネジメント研修のカリキュラム例

本章ではSchoo for Businessの講座から、マネジメント研修のカリキュラム例を紹介します。マネージャーに必要な項目に沿って、カリキュラム例を作成しましたので、ぜひ参考にしてみてください。

カリキュラム例(戦略・事業計画)

戦略・事業計画は、マネジメント層が企業の方向性を示し、組織を導くために重要なスキルです。本カリキュラムでは、経営戦略の基礎や実践的な策定手順、環境変化に対応するBCPの考え方を体系的に学べます。

第1回経営戦略クイックガイド - ビジネスの勝ちパターン
時間1時間30分
研修内容
  • ・経営戦略の定義と重要性
  • ・理念・ビジョン・戦略の違い
  • ・戦略立案のプロセスとフレームワーク
第2回基礎から学ぶ事業戦略策定のノウハウ
時間5時間40分
研修内容
  • ・事業戦略策定手順と分析フレーム
  • ・差別化と競争戦略の考え方
  • ・ビジネスモデル構築の視点
第3回リスクの時代に備える 事業継続計画(BCP)の作り方
時間45分
研修内容
  • ・事業継続計画(BCP)とは?
  • ・コロナ禍で何が起きたか
  • ・危機下のリスクマネジメント
  • ・これからのリスクにどう備えるか

 

カリキュラム例(組織運営・業務管理)

組織運営や業務管理は、マネジメント層に不可欠なスキルです。本カリキュラムでは、信頼関係構築、チームビルディング、業務改善、会議運営などを学ぶことができます。

第1回チームをまとめて関係性を高めるマネジメント術
時間2時間
研修内容
  • ・信頼関係の構築とコミュニケーション法
  • ・QSCAの活用と共育の考え方
  • ・中間管理職に求められる役割理解
第2回チームの成果を引き上げる 熱狂の火種
時間3時間
研修内容
  • ・チームとは何か
  • ・楽しく結果を出すチームのポイント
  • ・強いチームづくりを妨げる5つの間違った考え
  • ・接点を作ろうとしない人のコミュニケーションとは
  • ・ぐちが多い人間との関係性
  • ・発言をしない人の本音を引き出す仕掛け
  • ・リモートワークでの会話づくり
  • ・海外の人との関係づくり
  • ・周囲を効果的に巻き込む3つの心得
  • ・学びの実践
  • ・チームに熱狂を生み推進力に変える仕組み
  • ・熱狂のチームを支える仕組みの作り方
第3回業務改善のはじめ方 プロセス改善の手順と実践例
時間1時間25分
研修内容
  • ・業務改善とは
  • ・業務改善7ステップ
  • ・改善活動の実践例

 

カリキュラム例(人材育成)

本カリキュラムでは、部下やチームメンバーを育成するための多角的なスキルを学びます。信頼関係の構築やモチベーションの引き出し方、1on1やフィードバックの実践まで、人材育成に求められるマネジメントスキルを体系的に習得できます。

第1回部下やチームが期待どおりに動く「壁マネジメント」術
時間60分
研修内容
  • ・部下が思い通りに動かない理由
  • ・働かない部下のマネジメント
第2回コーチング 目標設定のための4ステップ
時間50分
研修内容
  • ・コーチングとは
  • ・目標の立て方
  • ・スモールステップ
第3回ビジネスコーチング スキル・マインドセットと実践例
時間2時間
研修内容
  • ・コーチングとは?
  • ・リーダーの悪癖チェックリスト
  • ・聴き上手になる7つのポイント
  • ・質問のスキル
  • ・Iメッセージ&Youメッセージ
  • ・褒め上手がやっていること
  • ・ソーシャルスタイル診断
  • ・ソーシャルスタイル4つのタイプの特徴と効果的な対応
  • ・GROWモデルとは
  • ・GROWモデルの質問集
  • ・目標はSMARTに
  • ・GROWモデルの先生による実践
第4回「1on1」に不可欠な心理的安全性と心理的柔軟性
時間1時間
研修内容
  • ・目的に見合った1on1をマネジメントする
  • ・面談と1on1の違いとは
  • ・心理的安全性や心理的柔軟性がどう信頼関係につながっているのか
  • ・どうしたら心理的安全性や心理的柔軟性を保てるのか
  • ・使えるスキルやテクニック

 

カリキュラム例(人事評価・目標設定)

本カリキュラムでは、目標設定から人事評価、フィードバックまでを体系的に学びます。SMARTやOKRなどの評価手法に加え、面談スキルや評価の伝え方などを習得可能です。

第1回目標設定と管理への基礎理解
時間1時間30分
研修内容
  • ・目標設定の種類と構造、SMART指標
  • ・1on1スキルやバックキャスティング
  • ・MBO/OKR/KPIの基本
第2回人事評価 部下の評価を正しく行うポイント
時間40分
研修内容
  • ・目標設定と評価面談の進め方
  • ・評価者の心得と留意点
  • ・フィードバック後の行動支援
第3回パフォーマンスをアップする「ポジティブフィードバック」
時間2時間
研修内容
  • ・ポジティブフィードバックの効果と活用法
  • ・4つの承認と360度フィードバックの実践

 

カリキュラム例(財務会計)

本カリキュラムでは、会計の基礎から実践的な財務スキルまでを習得できます。財務諸表の構造や数字の読み方を学び、企業の財務状況を分析する視点を養います。財務知識がない方でも、戦略的思考に活かせる力を身につけることが可能です。

第1回財務モデリング入門:企業活動と財務諸表のつながり
時間40分
研修内容
  • ・企業活動と財務諸表の概要
  • ・企業活動と財務諸表の2つのつながり
  • ・具体事例の概要
第2回ビジネス数字の基礎
時間2時間15分
研修内容
  • ・現金収支計算書と貸借対照表(BS)
  • ・損益計算書(PL)の違い
  • ・複式簿記とは
  • ・BSとPLの動きと見方
  • ・決算整理とは
  • ・キャッシュフロー計算書の動きと見方
  • ・経営状況の良い会社と悪い会社の見分け方
第3回決算情報を読み解きながら学ぶ財務スキル
時間2時間
研修内容
  • ・Zoomの決算情報から企業研究する
  • ・財務情報を見る際の有益な事柄
  • ・SoftBankグループの決算情報から企業研究する
  • ・Bilibiliの企業研究

 

カリキュラム例(労務・リスク管理)

本カリキュラムでは、管理職に求められる労務知識やリスク対応の基礎を体系的に学ぶことができます。労働法や勤怠管理、ハラスメント防止などを網羅し、職場のトラブルを予防・解決する実践力を養える内容です。

第1回リスクマネジメントの基本と仕組み
時間60分
研修内容
  • ・あなたのリスクマネジメントの傾向
  • ・日常管理でよくある問題への対応
  • ・ISO活用による組織のリスク対応
第2回労務管理のリスクマネジメント
時間60分
研修内容
  • ・コンプライアンス(法令順守)からリスクマネジメントへ
  • ・ヒトは費用がかかるが最大の資産なり
  • ・ハラスメントによるうつ病防止の職場づくり
第3回パワハラと業務指導 線引きの考え方
時間1時間
研修内容
  • ・パワハラの定義と判断基準
  • ・業務指導との線引きと相関関係
  • ・必要性・相当性の見極め

 

 

06マネジメント研修の企業事例

ここでは、Schooを活用したマネジメント研修の事例を紹介します。各社が直面した課題と取り組み内容、成果を知ることで、自社研修の企画や改善の参考にできます。

株式会社ミロク情報サービス

株式会社ミロク情報サービスは、財務会計ソリューションを提供する企業です。業界変化に対応し、スキルのばらつきや学習機会の不足を解消するためにSchooを導入しました。マネジメント層に対しては、アセスメント結果に基づく動画カリキュラムを提供し、個々の課題に応じた学びを支援しています。また、四半期ごとの学習時間設定や業務時間内での受講ルールを設けることで、受講率の向上と学習習慣の定着につなげています。

株式会社ミロク情報サービスの事例をさらに読む

株式会社帆風

印刷やデザイン事業を手がける株式会社帆風では、マネジメント層の成長機会を創出するためにSchooを導入しました。eラーニングによる事前学習、現場での実践期間、振り返り会という3ステップの研修設計を構築しています。報告会には社長や役員も参加しており、学びが組織全体に浸透するきっかけとなっています。受講者の全員が「行動変容があった」と回答しており、個別の課題に対応した学びの仕組みも今後さらに強化していく予定です。

株式会社帆風の事例をさらに読む

株式会社アトレ

ショッピングセンター運営を行う株式会社アトレでは、多様な学習ニーズに応えるためにSchooを導入しました。自己啓発と階層別研修の両立を実現し、より柔軟で選択肢のある学習環境を整えています。マネジメント層に対しては、事前学習の活用により研修の質と効率を高め、レポート機能を通じた上長との対話も促進されています。これにより、育成の精度向上にもつながっています。

株式会社アトレの事例をさらに読む

株式会社丸市運送

24時間稼働の現場特性を持つ株式会社丸市運送では、集合研修の難しさを克服するためにSchooを導入しました。マネジメント研修として月に2〜3時間の受講を必須化し、動画視聴後の振り返りによって学びを行動に結び付けています。また、取引先と共通テーマで学習することで、現場でのコミュニケーションと生産性の向上にも貢献しています。

株式会社丸市運送の事例をさらに読む

株式会社BitStar

ソーシャルメディア事業を展開する株式会社BitStarでは、組織戦略の一環としてマネジメント層の育成に取り組んでいます。Schooを活用して共通知識をインプットし、実務を経てから対話型ワークショップを実施することで、学びと現場実践を連動させています。このようなeラーニングとワークショップの組み合わせにより、個々の考え方を共有し、マネジメント層全体の成長を促しています。

株式会社BitStarの事例をさらに読む

コニカミノルタジャパン株式会社

コニカミノルタジャパンでは、従来の研修が実務に結び付きにくいという課題がありました。Schooによる事前学習と集合研修による変革プラン策定を組み合わせることで、知識の定着と職場での行動変容を実現しています。上司との対話や実践を通じて、マネジメント層が自律的に学びを深め、組織全体に変化をもたらす仕組みが構築されています。

コニカミノルタジャパン株式会社の事例をさらに読む

 

07マネジメント研修を提供している企業一覧

マネジメント研修は依頼先の選定が成果に直結します。ここでは形式や階層別に最適なプログラムを提供する代表的な企業10社を紹介します。

1:Schoo for Business

Schoo for Businessは、9,000本以上の授業を持つオンライン学習サービスです。eラーニングに加え、ライブ授業や集合研修を組み合わせた柔軟な設計が可能です。自己啓発にも役立つ講座を毎日配信しており、学びの継続と浸透を支援します。

2:グロービス

グロービスは経営やマネジメント領域に強みを持つ教育機関です。集合研修・オンライン研修の双方に対応し、ケースメソッドを通じて戦略思考や意思決定力を磨くことができるのが特徴です。中堅〜幹部層の体系的な学びに適したプログラムです。

3:日本能率協会

JMAは70年以上の実績を持つ研修機関で、公開講座や企業別研修に対応しています。管理職層を対象にしたマネジメント研修では、アセスメントやワークショップ形式を活用し、実践的なスキルとマインドの育成を重視しています。

4:リクルートマネジメントソリューションズ

人材・組織開発に強いリクルートの研修サービスです。事前課題やアセスメントを組み込んだ多層設計が特長で、階層別・テーマ別に最適化された集合・オンライン研修を提供しています。実務に直結する内容で定評があります。

5:insource

インソースは年間5,000回超の研修実績を誇り、eラーニング・公開講座・企業別研修に幅広く対応しています。マネジメント研修ではロールプレイやケーススタディを重視し、現場での行動変容を促す設計が特長です。

6:識学

識学は「意識構造学」に基づいた独自理論によるマネジメント研修を展開しています。属人的な判断を排し、成果に直結する組織運営を重視しているのが特長です。集合形式中心で、管理職・経営層から高い評価を得ています。

7:Biz CAMPUS

Biz CAMPUSは日経グループが運営する研修サービスで、集合型の公開講座に強みがあります。マネジメント研修では、初級〜中級管理職向けに指導力・目標管理・人材育成などをテーマとした実践的な講座を展開しています。

8:manabi

manabiはeラーニングに特化した研修サービスです。短時間で学べる動画教材にテスト機能を組み合わせた、効率的な学習設計が可能です。マネジメントに必要なスキルをスキマ時間に習得でき、忙しい管理職にも最適です。

9:アガルート

法律系教育で知られるアガルートは、企業研修にも注力中です。法的リスク管理やコンプライアンスのほか、ロジカルシンキングや判断力を鍛えるeラーニングを展開しています。法務・企画部門との親和性も高い設計です。

10:JAIC

JAICは集合とオンラインを組み合わせた実践重視のマネジメント研修を提供しています。1日集中や12カ月型など多様な形式があり、ロールプレイや1on1支援で管理職の意識改革と行動変容を促す構成が強みです。

 

08マネジメント研修会社を選ぶ際の比較ポイント

マネジメント研修会社を選ぶ際の比較ポイントは、以下の通りです。

  • 1:研修の開催方法
  • 2:費用
  • 3:評判・実績

マネジメント研修を導入する際は、開催方法・費用・実績の3点を比較することが重要です。自社に合った研修会社を選ぶことで、効果的な学びと定着を実現できます。

1:研修の開催方法

マネジメント研修は、集合・オンライン・ハイブリッド型など形式が多様です。自社の勤務体系に合った方法を選ぶことで、受講率や定着度が向上します。リモート勤務が多い企業ではオンデマンド型やライブ配信対応のサービスが有効です。一方で、対面形式にこだわる場合は、講師派遣や全国対応が可能な企業を選ぶ必要があります。自社の学習環境に応じて柔軟に対応できる研修会社を見極めましょう。

2:費用

研修費用はスポット型や年間契約型、カスタマイズの有無により異なります。教材費や講師料、アセスメントなど追加費用が発生する場合もあるため、見積もり項目を丁寧に確認することが大切です。また、助成金制度の利用可否や、研修回数に応じた割引制度の有無も比較ポイントです。単なる金額比較ではなく、研修の質や成果まで含めた総合的なコストパフォーマンスで判断する視点が求められます。

3:評判・実績

研修会社の信頼性を判断するには、導入実績や活用事例、受講者の声を確認することが効果的です。大手企業での導入歴があるサービスは、内容の信頼性や運営体制が整っている場合が多く安心です。また、受講後アンケートや行動変容の数値データを開示している企業は、成果に対する責任意識が高いといえます。比較サイトや第三者評価なども併せて参照しながら、複数の情報をもとに選定を進めましょう。

 

09マネジメント研修|Schoo for Business

Schoo for Business

Schooでは約9,000本の授業を保有しており、マネジメント研修に関する授業も多く揃っています。その上、自己啓発にも効果的な内容の講座を毎日配信しているため、研修と自己啓発の両方に対応することができるシステムになっています。

研修と自己啓発を掛け合わせることにより、誰かに要求されて学ぶのではなく、自発的に学び、成長していく人材を育成することが可能になります。ここでは、Schooの具体的な活用方法と、特徴、さらにはどのようなメリットがあるのかを解説します。

受講形式オンライン
(アーカイブ型)
アーカイブ本数9,000本
※2023年3月時点
研修管理機能あり
※詳細はお問い合わせください
費用1ID/1,650円
※ID数によりボリュームディスカウントあり
契約形態年間契約のみ
※ご契約は20IDからとなっております

Schoo for Businessの資料をダウンロードする

マネジメント研修の特長

schoo for Businessのマネジメント研修の特長としては3点あります。

1.隙間時間でインプットできる

Schoo for Businessは、倍速再生や中断地点からの再生もできるので、隙間時間で研修を受講することができます。普段は業務で忙しいマネジメント層に、短時間で質の高いインプットをしてほしいという企業におすすめのサービスです。

また、スマートフォンのアプリからも視聴できるので、通勤時間やお昼休憩などの時間を活用して、研修を受講することもできます。

2.何度でも復習可能

Schooは、eラーニングによる研修であるため、何度でも同じ動画を見返すことができます。インプットした内容を実務でアウトプットしてみて、上手くいかなかったところを再度試聴して復習するといった使い方ができるのも、eラーニング形式であるSchooのメリットと言えます。

3.第一線で活躍するビジネスパーソンが講師

通常、研修は研修講師という職業の人が、講師を務めます。もちろん、教えることに関しては研修講師は専門家で秀でていますが、実際の実務で得た経験や知見といった内容が欠けており、教科書どおりの内容となってしまうことも珍しくありません。

しかし、Schooの講師は第一線のビジネスパーソンにお願いしております。GoogleやYahoo、リクルートやサイバーエージェントでマネジメント業務を担ってきた一流のビジネスパーソンから、血の通ったマネジメントを学ぶことができるという点はSchoo最大の特長と言えるでしょう。Schooのマネジメント研修に適している講座の講師例は以下のとおりです。

  • 株式会社ポケットカルチャー 代表取締役

    1988年3月立教大学法学部法学科卒業、株式会社リクルートに入社。人材領域に16年間携わり、営業部長、リクナビ編集長などを歴任。2004年より国内旅行領域(じゃらん)の責任者となり、 2008年に株式会社リクルート執行役員に就任。じゃらん・ホットペッパーなどを扱うリクルートライフスタイルの社長、ゼクシィ・スタディサプリなどを扱うリクルートマーケティングパートナーズの社長など、様々な領域の責任者を歴任。累計1万人以上をマネジメントしてきた。2018年3月に同社を退職し、現在は現職の他、株式会社イオレの代表取締役社長、株式会社Gunosyの社外取締役・複数の企業の顧問を行う。
  • 株式会社クロスリバー 代表取締役CEO

    マイクロソフト米国本社に入社し業務執行役員としてPowerPointやTeamsなどの責任者を歴任。2017年にクロスリバーを設立し、メンバー全員が週休3日・複業(専業禁止)しながら800社以上の働き方改革と学び方改革を支援。著書25冊『AI分析でわかったトップ5%社員の習慣』など。フジテレビ『ほんまでっか!?TV』準レギュラーなどメディア出演多数。
  • 株式会社壺中天 代表取締役

    2008年、リクルート社で人事コンサルタントとなり50社以上の人事制度を構築、組織開発を支援する。2016年、急成長中のアカツキ社で人事企画室を立ち上げる。2020年、「人事の意志を形にする」ことを目的として壺中天を設立。 20年間、人事領域を専門分野としてきた実践経験を活かし、人事制度設計、組織開発支援、人事顧問、人材マネジメント講座などによって、企業の人材マネジメントを支援している。 主な著作『人材マネジメントの壺』(2018)、『図解 人材マネジメント入門』(2020)など。

マネジメント研修に関するコンテンツ一覧

戦略・事業計画に関するコンテンツ一覧

研修内容時間
基礎から学ぶ事業戦略策定のノウハウ5時間40分
経営戦略クイックガイド - ビジネスの勝ちパターン1時間30分
リスクの時代に備える 事業継続計画(BCP)の作り方45分
「経営戦略史」から学ぶマネジメント大全3時間
 

組織運営・業務管理に関するコンテンツ一覧

研修内容時間
プレイヤーからマネジャーになったら60分
部下をもったらいちばん最初にやること30分
営業成績を伸ばす商談管理入門30分
チームビルディング-リーダーの振る舞いを学ぶ-4時間
人間力 -SQ- マネジメント1時間
業務改善のはじめ方 プロセス改善の手順と実践例1時間25分
会議を制する者はプロジェクトを制する1時間
自律的組織を目指した組織開発において必要なこと2時間
OKRマネジメント - チームのモチベーションを高めて成果を出す1時間40分
15分で学ぶ 元 Google シニアマネージャーが教えるマネジメント1時間40分
 

人材育成に関するコンテンツ一覧

研修内容時間
チームと共に成長するリーダーの コーチング実践法3時間
コーチング 目標設定のための4ステップ50分
部下やチームが期待どおりに動く「壁マネジメント」術2時間
組織を育てるリーダーの コーチング思考と対話法3時間
「1on1」に不可欠な心理的安全性と心理的柔軟性1時間
オンライン1on1実践 -人を活かすアドラー式カウンセリングマインド-3時間
 

人事評価・目標設定に関するコンテンツ一覧

研修内容時間
目標設定と管理への基礎理解1時間30分
パフォーマンスをアップする「ポジティブフィードバック」2時間
人事評価 部下の評価を正しく行うポイント40分
 

財務会計に関するコンテンツ一覧

研修内容時間
イラストでまなぶ 会計・財務のきほん3時間
押さえておきたい会計・財務の基礎知識1時間30分
財務モデリング入門:企業活動と財務諸表のつながり40分
マネージャーがおさえておきたい会計用語50分
管理会計入門3時間30分
数字が苦手でもわかる「会計」の図解教室1時間
会計を通してみる企業価値と社会の動向1時間30分
決算情報を読み解きながら学ぶ財務スキル2時間
ビジネス数字の基礎2時間15分
 

労務・リスク管理に関するコンテンツ一覧

研修内容時間
ハラスメントの対処法 - 管理職向け1時間40分
コーチングスキル - ハラスメント対応・壁打ち1時間55分
労務管理のための労働法1時間40分
契約書の知識と実務1時間55分
勤怠管理のポイント45分
契約書チェックのポイント1時間
改正パワハラ防止法の対応55分
管理職のためのリスクマネジメント2時間
 

Schoo for Businessの資料をダウンロードする

Schooのマネジメント研修の費用

Schoo for Businessは1ID1,650円から利用可能で、20名より申し込みができます。ご契約のID数が多ければ多いほどボリュームディスカウントもあるので、マネジメント研修だけでなく、若手社員研修や中堅社員研修などを組み合わせると費用を抑えて研修を実施することが可能です。詳しい費用はお問い合わせをいただくことで、お見積もりを出させていただきます。

費用(お見積もり)を問い合わせる

Schoo for Businessを導入するまでの流れ

まずは資料請求・お問い合わせをお願いいたします。担当がお電話・メールにて詳細をお伺いして、お客様が抱えている課題やどのような研修を希望されているかをヒアリングさせていただきます。ご契約からは数週間で利用開始いただくことが可能ですが、ご希望に合わせて導入開始日は調整可能でございます。

 

10マネジメント研修のよくある質問

ここからは、Schooのマネジメント研修についてのよくある質問を、Q&A形式でご紹介します。

質問:マネジメント研修の内容について教えてください。

回答:Schoo for Businessを使ったマネジメント研修では、チームマネジメントのスキルアップに関する講座がよくご利用いただけております。具体的には、部下やチームの行動変化のためのマネジメント術や、マネジメントに必要な判断力に関する講座などです。豊富な講座数があるため、マネジメント層の課題感によって内容を調整いただけます。

質問:授業はどのように選んだらよいですか?

回答:スクーでは職種別・階層別に様々な研修パッケージをご用意しています。研修パッケージはいくつかの授業によって構成されており、目的や対象に合わせて研修パッケージのテンプレートを選択するだけで簡単に研修を開始することができます。マネジメント研修パッケージの一例をご紹介すると、「チームマネジメント研修パッケージ」や「ビジョンマネジメント研修パッケージ」などがあります。

質問:当社の状況を踏まえたマネジメント研修パッケージは作れますか?

回答:授業を組み合わせてオリジナルの研修パッケージを作成することが可能です。 またスクーでは階層や職種に応じて様々な研修テンプレートをご用意しているので、1から研修を作る手間をかけずに社員に合った研修を始めることもできます。まずはお気軽にご相談ください。<お問い合わせフォーム

 

11まとめ

マネジメント研修は、「部下を管理・育成でき、組織を強くすると同時に、業績の面でも会社を成長させることができる人材」を育成するために行います。マネジメント研修を行う上では、研修をやりっぱなしにせず、具体的な目標を設定の上、スキルが定着するよう制度を設計することが重要となります。

  • Twitter
  • Facebook
  • はてなブックマーク
  • LINE
この記事を書いた人
Schoo編集部
Editor
Schooの「世の中から卒業をなくす」というミッションのもと活動。人事担当や人材育成担当の方にとって必要な情報を、わかりやすくご提供することを心がけ記事執筆・編集を行っている。研修ノウハウだけでなく、人的資本経営やDXなど幅広いテーマを取り扱う。
執筆した記事一覧へ

20万人のビジネスマンに支持された楽しく学べるeラーニングSchoo(スクー)
資料では管理機能や動画コンテンツ一覧、導入事例、ご利用料金などをご紹介しております。
デモアカウントの発行も行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

お電話でもお気軽にお問い合わせください受付時間:平日10:00〜19:00

03-6416-1614

03-6416-1614

法人向けサービストップ