公開日:2020/03/10
更新日:2024/02/23

企業研修の内容とそのメリット・デメリットを事例とともにご紹介!

企業研修の内容とそのメリット・デメリットを事例とともにご紹介! | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

企業研修の目的は、社員一人ひとりを成長させることで企業を成長させることです。しかし、研修を行ったからといって社員のスキルアップが保証されるかといえば、必ずしもそうではありません。定期的に研修を行っているにもかかわらず、社員からの満足度が得られないとか、研修の効果が実感できないといった課題を抱えている企業は少なくありません。そこで今回この記事では、企業研修をより効果的なものにするためのポイントを解説し、さらに実際に成功している企業研修の事例を紹介します。

 

01企業研修とは

企業研修とは、企業が実施する社員の育成を目的とした学習機会のことを指します。社員研修とほぼ同義です。

主な企業研修として、新入社員研修や管理職研修などの階層別研修、DX研修やビジネスマナー研修のようなスキル別研修、営業研修やマーケティング研修のような職種別研修があります。

また、その実施方法としては社内で行われる社内研修と外部セミナーなどに参加する社外研修があり、それらの中でも集合研修やオンライン研修などに細分化されていき、オンライン研修にはeラーニングのようなアーカイブ型とzoomやGoogleMeetなどで行われるライブ配信型があります。

企業研修で重要視されるスキル

企業研修で重要視されるスキルのグラフ

厚生労働省が令和元年に実施した調査によると、正社員にはマネジメント能力・リーダーシップを強く求めていることがわかります。次いでチームワークや協調性といったチームで成果を出すためのスキルを企業は求めています。

さらに職種に特有の実践的スキルを求めていることから、長期的な視点ではなく短期的な成果に結びつけたいという想いが見てとれます。

▶︎参考:厚生労働省「令和4年度 能力開発基本調査」

 

02企業研修の目的

企業研修の目的は、社員の成長であると考えられがちですが、実は企業研修によって会社・社員の双方の成長を促すことができるのです。

社員の成長

企業研修の大きな目的は、社員の成長です。特に、内定者や新入社員のうちから基礎的なビジネススキルである、ビジネスマナーやOAスキルなどの研修を受けてもらうことで、より早く会社で活躍することができるようになります。そして、若手の社員だけでなく、中堅社員やマネジメント層、管理職までもが研修の対象となります。当たり前のことですが、中堅社員や管理職、マネジメント層にも身につけておきたい必須のスキルがあります。これまでの経験の中で培うことができるものとできないものがあるため、研修でカバーすることが大切なのです。

会社の成長

企業研修で社員が成長することによって、会社も成長することができます。一社員の成長がどれほど会社の成長に影響を与えるのか、という疑問を持たれるかもしれませんが、研修を受けた社員が多くなれば多くなるほど、知識やスキルがインプットされた社員が多くなるため、社員が成果を出しやすくなります。そして、その成果が会社の業績の成長に大きく寄与することになるのです。そのため、企業研修は社員・会社の双方にとって非常に効果的なのです。

▼企業研修の目的に関して詳しく知りたい方はこちら▼
【関連記事】研修の目的・ねらいはどう設定する?企業の人材育成における研修のポイント

 

03企業研修の3つの方法とメリット・デメリット

企業研修の3つの方法とメリット・デメリット

1:集合研修

企業研修の方法としてもっとも採用されているのが、集合研修です。集合研修とは、講義式の研修のことで講師が複数の受講者に対して講義を行います。講師は社内の人材育成担当者もしくは外部講師で、その時の研修のテーマにふさわしい人材が講師を務めます。

集合研修のメリット

集合研修のメリットは、対象者を一箇所に集めて同時に教育が行えるため、効率的であることです。また、受講者同士が顔を合わせることによって関係性が深くなる可能性があること、講師に直接質問できるためその場で問題を解決させることができるというメリットがあります。

集合研修のデメリット

一方、集合研修のデメリットは、研修の開催毎に様々なコスト負担があることです。外部講師を招致する場合は、講師料に加え宿泊交通費、教材や資料作り、またそれに携わる人件費などの負担があります。また、中堅社員や管理職を対象とした研修では、スケジュール調整が困難だという声も挙がります。特に管理職のスケジュールは過密になっているため、研修の参加率が下がる可能性もあります。さらに、集合研修の内容が参加者全員にとって必要でないこともあります。まだ誰も知らない新しい内容であれば、受講者にとっても学びの多い時間になりますが、既に習得している内容の研修では、受講者が参加する意義を感じられなくなってしまう可能性も否定できません。

2:オンライン研修

オンライン研修は、PCやタブレット端末、スマートフォンなどを使って受講できる研修のことです。時間や場所を選ばないので、受講者や企業側の負担を軽減させることができます。

【関連記事】オンライン研修と集合研修のメリットとデメリットを比較

オンライン研修のメリット

オンライン研修のメリットは、時間や場所を問わず受講できるという効率の良さです。地方に住んでいる社員や休暇中の社員でも、本社に移動せずに研修を受講することができます。端末を選ばずに受講できるため、通勤中の電車内や休日のカフェなど本人のペースに合わせて学んでもらうことが可能です。 さらに、受講する内容が選択できる場合は、自分のスキルに合ったものだけを受講することができるため効率的にスキルアップを図ることが可能です。 企業にとっても、講師料や交通費、人件費等の負担を減らすことができます。

オンライン研修のデメリット

しかし、オンライン研修は受講者の自発性に頼るところが大きく、強制力がないために研修の効果に個人差が出やすくなります。さらに、直接質問できる機会がないため、疑問点がそのままになってしまいがちです。オンライン研修を行う際には、受講率を上げるための対策や、受講後のフォローを検討する必要があります。また、実技や実践を伴うスキル習得は、やはり実演を通して行う方が効果的であるとも言われています。

3:グループワーク

グループワークは、集合研修を行った後や個々の事前学習の後によく行われます。グループワークは、集合研修やオンライン研修で概念や方法を習得した後に、学んだことを実際に現場で活用できるようにするための実践の場であったり、学びをさらに深めるためのディスカッションの場であったりします。

グループワークのメリット

グループワークのメリットは、他人と考えを共有できるだけでなく、チームと協議しながら課題を解決していく手法を身につけることができます。ほとんどの仕事は自分一人で済むわけではなく、他人と協力し合いながら進めます。チームとして考えをまとめ、それぞれの役割を正しく理解しながらスキルを発揮していくためには、グループワークを通じてロールプレイングを行うことが有効です。

グループワークのデメリット

グループワークのデメリットは、集合研修と同様、受講者を同じ場所に集めなくてはならないことです。さらに、グループワークを行う前には、グループワークを効果的に行うためにも、受講者に対して事前に習得して欲しい内容を伝達し、受講に向けて準備をしてもらう必要があります。

 

04企業研修の現状と今後の方向性

この章では企業研修の現状と今後の方向性について紹介します。厚生労働省が令和元年に実施した調査を基に現状について紹介しつつ、研修会社として多くの企業様から相談をいただく中でSchooが得ている一次情報を織り混ぜつつ、今後の方向性について検討してみます。

企業研修の実施方法は自社が中心

Off-JT(企業研修)の実施方法のグラフ

Off-JT(企業研修)の実施方法を調査したところ、自社で実施している企業が74%という結果になりました。次いで研修会社を利用している企業は49%もいるため、自社で基本的に実施をしつつ、外部の研修会社に一部依頼しているというのが現状のようです。

Schooにご相談いただく際も、新入社員研修であればビジネスマナーのインプットは動画で行い、実際に名刺の渡し方や挨拶などは自社で実施するという企業も多くあり、各手法の良いところを上手く組み合わせながら研修効果を高めようという企業が主流のようです。

参考:厚生労働省「令和元年度 能力開発基本調査」

 

05企業研修をオンラインで行う企業が増えている

上記したように企業研修の手法には、集合研修やオンライン研修、グループワークなどの方法があります。その中でも、近年導入する企業が増えているのが「オンライン研修」です。

これまでは集合研修が主流だった

これまでは長らく集合研修が圧倒的に主流でした。研修講師を招いて社員を集め、講義形式や実戦形式など様々な方法で社員の研修を行うと言うのが主流でした。そして、集合研修には、講師の先生に質問できたり、実践を通してスキルや知識を習得できるといった様々なメリットがあります。反対に、社員数の多い企業では、多くの社員に均等なレベルでの学びを提供することが難しかったり、時間や場所の制約があるなど、デメリットもあります。

オンライン研修導入企業増加のトレンド

近年では、オンライン研修を導入数企業が増加してきています。インターネット技術の発達などでより質の高いオンライン研修を行うことができるようになり、集合研修に近いクオリティでオンライン研修を行うことができるようになったのです。オンライン研修には基本的には時間や場所の制限がないため、多くの社員を抱える企業や、他拠点で展開している企業でも同じクオリティの研修をより多くの社員に提供できます。さらに、eラーニングを活用することで、一人一人の社員が自分の理解度に合わせたスピードで学べると言うメリットもあります。このような背景から、オンライン研修を導入する企業が増加しているのです。

人的資本経営の波が日本にも来ている

人的資本経営・人的資本開示に取り組む企業が増えてきています。投資家の中には人的資本が開示されていない企業には投資をしないと明言している人も多く、日本企業もESG投資の文脈から、人的資本開示を行なうために準備を進めているようです。

人的資本の開示情報の中には、研修への投資金額や受講時間などを記載する項目があり、これからは人への投資が加速すると言われています。

人的資本経営に関しては政府も後押ししている他、銀行も人的資本の開示を融資条件にしようという動きもあるようです。

▼IT人材について詳しく知りたい方はこちらから▼
【関連記事】人的資本経営とは?ポイントや開示の手順をわかりやすく解説

手法はブレンディッドラーニングが今後の主流になる

働き方改革でリモートワークが導入される企業も増えています。大手企業の中でもリモートワークを推奨して、オフィスを縮小したり、転勤を原則やめるという判断をした企業も出始めています。これらは生産性を高めるという背景が根幹にあり、企業研修も生産性を高める=効果の最大化を目指す方向性にシフトしていくでしょう。

そのため、オンライン研修や集合研修、グループディスカッションを組み合わせるブレンディッドラーニングが今後の主流になると思われます。知識のインプットはアーカイブ型のオンライン研修で社員の隙間時間に自由に受講してもらい、アウトプットは複数人を集めて実施するといったように、効果的なやり方は何かを模索し始める企業が増えているのが現状です。

 

06階層別の企業研修の内容

schooビジネスプランでは、様々な階層の社員に向けての研修パッケージをご用意しています。本章では新入社員研修・若手社員研修・中堅社員研修・管理職研修の内容についてご紹介します。

新入社員研修

新入社員は社会人になって間もない時期であるため、まだ学生から社会人への切り替えが十分にできていない時期でもあります。そのため、社会人に必要な考え方のマインドセットや、OAスキルのような基礎スキル、ロジカルシンキングなどの考え方などといった基礎的なスキル・考え方を学ぶ必要があります。この新入社員向けのパッケージでは上記のスキルを習得できる内容となっております。

若手社員研修

若手社員は入社してから数年が経ち、社会人としてのマインドセットや基礎的なスキルは基本的には習得できている状態です。そのため、若手社員の段階では仕事のパフォーマンスを上げるためのスキルや、後輩育成スキル、リーダーシップなどについて学びます。この若手社員研修パッケージでは、それらのスキルを習得することができます。

中堅社員研修

中堅社員は先輩社員として部下を育成し、上司からの要求にも答える必要がある、難しいポジションです。そのため、部下を育成するスキルやチームを導いて成果を出すスキルなどが必要になります。この中堅社員研修パッケージでは、部下の育成スキルやリーダーシップなどを鍛えられる内容となっています。

  • 中堅社員に向けた課題解決に関するカリキュラムです。 ケーススタディを交えて課題解決思考を鍛えることができるパッケージになっています。
  • 中堅社員を対象とした、セルフマネジメントのカリキュラムです。 仕事の効率化に活かせるセルフマネジメント方法について学べる内容になっています。
  • 中堅社員を対象とした、OJT研修に関するカリキュラムです。 中堅社員がOJTを通じてどのように部下を育成していけばいいかを学べる内容になっています。
  • 中堅社員を対象とした、モチベーションアップを目的としたカリキュラムです。 一通り業務を実践してきた中堅社員がモチベーションを保つコツを学べる内容となっています。
  • 中堅社員を対象とした、業務効率化について学べるカリキュラムです。
  • 中堅社員を対象とした組織運営について学ぶカリキュラムです。 経営学の基本や具体的なチームビルディングのポイントなどを学べる研修となっています。
  • 中堅社員のコミュニケーションスキル向上を目的としたカリキュラムです。
  • 中堅社員を対象とした、リーダーシップを学ぶカリキュラムです。
  • 組織で働く全ての人のための情報セキュリティやハラスメントなどのコンプライアンスを学ぶカリキュラムです。

管理職研修

管理職の社員は次期経営層候補として力をつけるとともに、部下をしっかり育成してリーダーを担える人材に育てることを求められます。そのため、マネージャーとしてのスキルや、組織自体を育成するスキルなどを身に着ける必要があります。この管理職研修パッケージでは、上記のスキルを身に着けることができます。

 

07企業研修を効果的なものにするための4つのポイント

研修を実施して終わりとするのではなく、研修内容がスキルとして定着するような実施方法でおこなう必要があります。次では、効果的な研修を実施する上で押さえておくべき、大きく4つのポイントを解説します。

  • 1:研修を行う理由を明確にする
  • 2:個人に適した研修を行う
  • 3:アウトプットの場を利用する
  • 4:習熟度合いのチェックを行う

研修を行う理由を明確にする

企業研修を行っても、その効果を実感できないという声はよく挙がります。受講者にきちんと効果を実感してもらうには、研修を行う理由を明確にし、事前に受講者に知らせておかなくてはなりません。 目的が明確になれば、研修を計画する側にとっても目的から逆算して適切な企画を考えることができるため、研修を計画する際には不可欠な工程です。

個人に適した研修を行う

せっかく研修を行っても、受講者のスキルからかけ離れた研修を行ってしまっては、受講する意義を感じられなくなってしまいます。集合研修のように大勢が集まる研修であっても、受講者がどの程度スキルを習得しているのかを事前に把握しておく必要があるでしょう。

アウトプットの場を利用する

企業研修の効果が感じられない、現場でどのように活用していいかわからない、現場で実践する機会がないという声は、企業研修を実施する多くの企業内で聞かれます。研修後に職場で実践した結果を報告する機会を設けるなど、学んだことをアウトプットする場を用意することで、受講者の学ぶ姿勢にも変化が期待できます。

習熟度合いのチェックを行う

研修後のフォローとして、習熟度合いをチェックする仕組みを取り入れるのも効果的です。3ヶ月後、6ヶ月後というように、一定期間あけて実施することで、研修で得た学びの効果を継続させる効果があります。その際は、集合研修やグループワークではなく、報告書やレポート提出という形でもよいかもしれません。

 

08企業研修を成功させる鍵は自発性にある

企業が行う研修はどうしても一方的になってしまいます。ですが。企業研修を成功させるためには「従業員自ら学んでいく」というスタンスが重要です。では、具体的にどのように実施すればいいのか、次で解説していくので参考にしていきましょう。

人がもっとも成長するのは自発性がある時

人が成長するには、3つの心理空間があることをまず理解しましょう。3つの心理空間は「コンフォートゾーン(快適空間)」「ストレッチゾーン(挑戦空間)」「パニックゾーン(混乱空間)」に分かれていて、それぞれのゾーンにおける心理の変化を表すものです。コンフォートゾーンとは、安心感があり居心地がよいと感じる心理領域です。慣れ親しんだ環境や状況(=快適空間)にいるとき、人は心地良さを感じます。ストレッチゾーンとは、快適空間から少し出て、少し不安やストレスを感じる心理領域です。ストレッチゾーンでは、未知のことに対する不安もあり緊張感を感じる状態になりますが、ストレッチゾーンはラーニングゾーンともいわれ、大きな成長が期待できる状態でもあります。 企業研修においては、受講者にとって未知な体験をさせたり、大勢の前でのプレゼンテーションやスピーチをしたりするのもよいでしょう。

社員の自発性は仕事の主体性にも繋がる

よいプレッシャーは、社員のモチベーションアップや自発性の向上につながります。個人の自発性が高まると、仕事に対するモチベーションにも何らかの影響があると期待できます。社員自ら課題を見つけ、解決しながら仕事を進められるようになれば、チームや職場の活性化にも繋がるかもしれません。

 

09Schooを利用した企業研修の事例をご紹介

Schooでは、動画配信という形で、様々なニーズに応えられる授業を提供しています。Schooの研修パッケージでは、階層別・職種別・テーマ別で研修パッケージをご用意しており、コンテンツオンライン研修の導入を希望する様々な企業で採用されています。本章では、Schooビジネスプランを人材育成に活用している企業の事例をご紹介します。

導入事例1:ユニシステム株式会社様

2016年10月からSchooの「ビジネスプラン」導入を開始。導入前は、IT業界における技術知識やビジネスの変化が加速していく中、お客様先へ常駐したエンジニアリングサービスに携わる社員が多く、頻繁に集合教育が実施できない状況にあったという背景がありました。導入後は、社員の月報にSchooの話題や活用のコメントが見受けられるようになったり、急な案件のアサインメントでも短期間で知識を習得したりして現場業務を進めたケースもあるというような変化があったそうです。ユニシステム株式会社様では、Schooを使った学習を「自己啓発の場」として提供するという説明をされており、業務上の必要性として指定するものではなく、社員自身に好きなコンテンツを選択させるようにしているとのことです。

▼ユニシステム株式会社の事例をさらに見たい方はこちら▼
【関連記事】ユニシステム株式会社の反転学習の事例

導入事例2:株式会社 博報堂アイ・スタジオ様

社内で「カリチャオ」という社員間のレンタルシステムがある株式会社博報堂アイ・システムでは、「Schoo利用権」のレンタル希望が当初の想定数を超え、累計貸出数ランキングで一位に。利用した社員からは「以前勤めていた会社に研修制度が無く、実はパワーポイントやエクセルなどの使い方を体系的に教わったことが無かったので役立った」というような声も挙がったそうです。

▼株式会社博報堂アイ・スタジオの事例をさらに見たい方はこちら▼
【関連記事】株式会社博報堂アイ・スタジオの反転学習の事例

導入事例3:デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社様

環境の変化が激しく、常に新しい情報や業界のトレンドをキャッチアップしていくことが求められるため、社員には業務に直結するか否かに関わらず「学習する習慣」を身につけてほしいと導入を決められました。現場からは若手社員の業務効率が向上したという声が挙がっており、必要用件に応じて学習できる「ビジネスプラン」の利便性が若手社員を中心に人気を集めているとのことです。従来、若手社員は配属後の課題に取り組んだ際に逐一調べる必要があり、要点や原因を捉えることが難しい状況だったそうですが、Schooの授業では要点や原因がまとめられているため、基礎知識や導入知識の学習に役立てているそうです。

▼デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社の事例をさらに見たい方はこちら▼
【関連記事】デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社の反転学習の事例

 

10企業研修に活用できる助成金

人材育成のための研修には、国からいくつかの補助金が出ています。上手く活用すれば費用を抑えて効果的な研修を行うことができます。

人材開発支援助成金

厚生労働省によると、人材開発支援助成金制度とは、

労働者の職業生活設計の全期間を通じて段階的かつ体系的な職業能力開発を効果的に促進するため、雇用する労働者に対して職務に関連した専門的な知識及び技能の習得をさせるための職業訓練などを計画に沿って実施した場合や人材育成制度を導入し労働者に適用した際に、訓練経費や訓練期間中の賃金の一部等を助成する制度です。

▶︎引用:厚生労働省ホームページ

上記の説明でわかるように、企業における人材育成・研修を行う際に活用できる助成金制度です。また、この助成金の特定訓練コース・一般訓練コース・教育訓練休暇付与コースにおいては、給付の必須要件である「職業能力開発推進者の選任」と「事業内職業能力開発訓練計画」の作成を満たしていなければなりません。

キャリアアップ助成金

厚生労働省によると、キャリアアップ助成金とは、

「キャリアアップ助成金」は、有期雇用労働者、短時間労働者、派遣労働者 といった、いわゆる非正規雇用労働者の企業内でのキャリアアップを促進するため、正社員化、処遇改善の取組を実施した事業主に対して助成する制度です。

▶︎引用:厚生労働省パンフレット

キャリアアップ助成金には、賃金規定等改定コース・健康診断制度コース・諸手当制度共通化コース・賃金規定等共通化コース・短時間労働者労働時間延長コース・選択的適用拡大導入時処遇改善コース・正社員化コースの7つのコースがあり、社員のキャリアアップのための研修などに活用できる助成金です。

▼企業研修に活用できる助成金に関して詳しく知りたい方はこちら▼
【関連記事】【2023年最新版】人材育成の研修に使える補助金・助成金一覧


 

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11まとめ

  • ・企業研修の方法は3つあり、集合研修とオンライン研修、グループワークがある。集合研修やグループワークは、受講者を集めなくてはならないため、スケジュールの調整が難しく、様々なコスト負担がある。オンライン研修は、受講者の好きな時に受講することができるが、強制力に欠けてしまう。

  • ・企業研修を効果的なものにするためには、企業研修を行う目的を明確にすることが大切で、研修を計画する際には受講者のスキルなどに関する事前調査などを行うことが必要である。また、研修後には学びを定着させるための機会を設けることも考えたほうがよい。

  • ・企業研修を成功させるには、人が成長しやすいというストレッチゾーンを経験させることで自発性が刺激される可能性がある。安心感のある環境よりも、緊張感が得られるよう、スピーチやプレゼンテーションを行う機会を与えるもの方法の一つである。

  • ・Schooを導入した企業では、基礎知識や導入知識を一括で学習できるというSchooの特徴を活かして、短期的に学習し業務を進めたというケースや、学習機会を逃していたスキ
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この記事を書いた人
Schoo編集部
Editor
Schooの「世の中から卒業をなくす」というミッションのもと活動。人事担当や人材育成担当の方にとって必要な情報を、わかりやすくご提供することを心がけ記事執筆・編集を行っている。研修ノウハウだけでなく、人的資本経営やDXなど幅広いテーマを取り扱う。
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