4/11(Sat)

今日の生放送

ーー目次ーー

 1. コンプライアンスとは

 2. コンプライアンスの重要性が高まった背景

 3. 満員電車でも学べるコンプライアンス入門 -漫画・声優編-

 4. コンプライアンスをさらに学んでみよう!

 5. スクーなら動画がわかりやすく学べる!



 

かいせつくん

「コンプライアンスについて勉強したい!」

「満員電車の何もできない時間に耳だけで勉強することができないか?」

そんな方のためにオススメの授業が「満員電車でも学べるコンプライアンス入門-漫画・声優編-」この授業ならコンプライアンスの基礎知識を学ぶことができるよ!


 

コンプライアンスとは

なになにくん

コンプライアンスとはそもそもなんですか?

 

かいせつくん

狭義のコンプライアンスとは、法律や規則ルールを守ることで、法令遵守の意味があるよ。分かりやすく言うと道路交通法や暴力団排除条例など、具体的な法律や条例に則って白と黒が明確になるようなことだよ!

ただコンプライアンスの難しいところは、狭義の意味だけではなく広義の意味を含んでいるということ!

例えば常識やマナー、道徳、思いやり、人情など法律や規則に明記されていないことも含んでいて、これらは個人の判断に委ねられる領域も含んでいるから、一人一人の意識が重要だよ!
 

コンプライアンスの重要性が高まった背景

なになにくん

どうしてコンプライアンスがこんなに騒がれるようになったんですか?

 

かいせつくん

最近特に企業の不祥事に対して社会の目が厳しくなってきて、 SNS など個人が制限なく全世界に情報を発信できるツールなどが普及していることも要因のひとつだよ!

自ら無意識で法令を遵守していない情報を発信することも、自分が犯した法令遵守していない行為が他人によって全世界に報告されることも昔より容易になってきたよね。

そのような投稿で社員1名の不祥事が公になり、またさらにそれがマスコミなどで注目されることにより、会社全体の信用が失われるケースもあるんだ。

このようなケースが多数続いたことにより世間のコンプライアンスに対する意識がどんどん高まっているというのが現状だよ!

大事なのは無意識にコンプライアンス違反を犯してしまう危険が身近にあることを認識することと、被害者になった場合の具体的なリスクを知ること!


 

満員電車で学べるコンプライアンス入門 -漫画・声優編-

かいせつくん

次に紹介するストーリーは、皆さんの身にも起こり得る話だよ!


主人公の「守田マモ」ちゃんは一般的な IT企業に勤める会社員です。

ある朝、マモちゃんは寝坊をしてしまい、ヘッドホンしながら通勤路を自転車で走っていました。

すると曲がり角を曲がったところで、おじいさんとぶつかってしまいます。

「大丈夫ですか?どうしよう、頭から血が出てる。おじいさん大丈夫ですか?」

どれだけ呼びかけても反応がないおじいさん。

頭を強く打ったおじいさんは、病院の集中治療室に入りました。一命は取り留めたものの、重大な障害が残ってしまい、マモちゃんには自転車対歩行者の事故として、賠償金5千万円が請求されました。

さらに成人なのでニュースや新聞に実名が載り、会社や家族にも迷惑をかけてしまいます。

まもちゃんは、いつもヘッドフォンで音楽を聴きながら自転車に乗っており、さらに遅刻しないように猛ダッシュをしていたことで、カーブでおじいちゃんとぶつかってしまいました。

この話は結局夢だったので実際に請求されることはありませんでしたが、賠償金5千万円が請求されることになってしまいました。

車の運転をするには免許が必要なので、法令遵守の意識はあると思いますが、実は自転車の運転にも道路交通法が適用されることをご存知でしょうか。

2015年6月1日から道路交通法が改正され自転車の交通違反が厳罰化されました。

道路交通法や一般的なモラルを無視した自転車の走行が増えて社会問題化したことや、高速なスピードが出る自転車や、電動アシスト付き自転車のブームが背景にあることも要因です。

また今後、道路表記を守らない運転が増え、さらに自転車のルールが厳しくなる恐れがあります。

そのために運転者のいっそうのルール遵守が必要になってきます。また、刑事上の責任としては相手を死傷させた場合、重過失致傷罪に問われる可能性があります。

重過失致傷罪の場合5年以下の懲役、若しくは禁錮、又は100万円以下の罰金などが課せられます。更に民事上の責任として被害者に対する損害賠償さらに社会的な責任として勤務先の就業規則に基づく処分を受けるなどの責任も負わされる可能性もあります。

こういったリスクがあることも認識すると、ヘッドフォンをしながらの運転はもちろんスマートフォンを操作しながらの運転、傘を差しながらの運転も非常にリスクの高い行為だと思えてきますよね。


次に二つのストーリーが続きます。

マモちゃんは社員旅行を目前に控え、行き先のハワイについて調べるために本屋さんに来ていました。

立ち読みをしていると気になる情報がたくさんあり、帰ってからも忘れないようにするためにスマホで写真をとってしまいます。

そこでマモちゃんは店員さんから「デジタル万引き」という言葉を初めて聞くことになります。

 

もう一つのストーリーでは、マモちゃんが勤め先の人事ブログで社員旅行の記事を書くことになった際に、旅行代理店のホームページからビーチの写真を無断で転載していまします。

後日、他社の写真を無断使用したということで、会社は謝罪。「著作権を堂々と侵害」という記事が新聞に載り、会社の信用はガタ落ち。もちろんマモちゃん個人の信用も地に落ちてしまいました。

まず一つ目のストーリーについてですが、皆さん「デジタル万引き」という言葉は知っていましたでしょうか。

最近よく聞く言葉なので知っている方も多いと思いますが、書店などの店頭で販売されている書籍や雑誌の内容をスマートフォンなどで撮影し、その書籍や雑誌を購入することなく情報を入手する行為です。

ただ無体財産とされる情報を盗む行為である「デジタル万引き」では、本そのものを盗むわけではないので窃盗罪は成立しません。

窃盗罪が成立するためには物理的な物体を盗む必要があるためです。

また著作権に関しても撮影した画像データをネットにあげて不特定多数の人が閲覧できる状態にしたり、商用利用したりしない場合などは私的な複製になるため、違法にはなりません。

このようにこれらの行為は、刑事上の責任として問われることは少ないのです。

ただ民事上の責任としては、お店側で撮影禁止など、禁止事項としてお客様に明示している場合は、お店側の管理権を侵害していることになり、退去や何らかの賠償請求をされる可能性もあります。

またデジタル万引きと似た行為として、映画館で映画を撮影する行為もありますが、この行為は2007年に公布された映画の盗撮の防止に関する法律という法律で禁止されています。

このようにデジタル万引きは直ちに法律違反にならないとしても、非常にリスクの高い行為です。

これらのリスクを十分踏まえた上で書籍、漫画、映像などのデジタルデータのコピーは十分気をつけましょう。

また二つ目のストーリーについてですが、一般人がインターネットのブログに掲載していた写真を無断で機関紙などの広報資料に使ったとして、賠償請求されたり、謝罪会見に追い込まれたりするケースは少なくありません。

そしてほとんどのケースがまもちゃんのように知らなかったということが原因で発生しています。

他人が作成したイラストや撮影した写真には、他人の著作権が発生するので自社サイトで利用する場合は、作成者や撮影者の許可を取るのが原則です。

大事なのはサイト作成やチラシ作成などに関わる社員には、特にこのことを企業内で徹底 的に周知することです。

またそもそものところとして、著作映像などの制作物には製作者の企画、意図が詰まっています。完成までのプロセスで多くの手間、言い換えると人件費、資材がかかっています。

製作者たちがそれで生計を立てていることを考えれば、当然それに対して対価を支払う必要があることは理解できます。その意識を忘れずに、どの素材が著作権が発生する素材なのか気をつけて判断する必要があります。

最後のストーリーでは、マモちゃんがハワイで撮ってSNSに投稿した写真が、無断で風俗店のホームページで使用されてしまうというお話。

SNS への写真投稿はたくさんの友人、知人からのいいねや、コメントがつくので、自分の写真を撮影して公開している方は多いと思います。

企業では企業情報や個人情報について神経質になっている一方で、個人の SNS の発信については意外と無神経な状態にあるのではないでしょうか。特に制限をかけなければ投稿した写真は全世界の誰でも閲覧可能な状態になります。

マモちゃんのように自分の SNS 投稿写真を勝手にダウンロードされ、風俗店のホームページで使われるというケースも実際に起こっています。

ちなみに撮影された肖像写真をみだりに公表されないという人格的利益は、肖像権の一種として法的に保護されるものと考えられています。

マモちゃんのように SNS にアップした自身が写ったプライベートなスナップ写真を、無断で風俗店のホームページに使用されたというような場合には、肖像権侵害を理由とする損害賠償請求が認められる可能性はあるとも言われています。

ただ理屈の上では損害賠償請求ができるとしても、相手の実態が不明だと実際に賠償金を回収するのは難しいことが多いと言われています。

怪しげな風俗サイトなどでは、そもそも運営元が特定できなかったり、仮に相手の住所氏名が特定できたとしても相手の財産などが分からない限り強制執行するまでは難しいことが多く、結果的に泣き寝入りせざるを得ないというのが現実です。

大切なのはそういったリスクが起こりうるといった点を踏まえて、自己の写真についても管理を慎重にする意識を持つことです。また安全を期したい場合はアップした写真の公開範囲を友人のみに制限するなどの対策も効果的です。

さていかがだったでしょうか。大事なのは自分が加害者にも被害者にもなる危険が身近にあるということを認識することです。そういった日々の身近な心がけて無意識なコンプライアンス違反を防ぐことができます。

また被害者になった場合どのような具体的なリスクが起こるのか知っておくことです。最初にお伝えしたように広義のコンプライアンスに関しては、自律的な判断が必要です。具体的なリスクを知ることで、自分を日々律することができ、正しい判断を下すことができます。

会社に対する信用がなくなれば、会社からお客様が離れてしまい、会社を経営していくこと自体が難しくなることもあります。最悪のケースを常に想定しつつ、コンプライアントをしっかりと理解して社会人として仕事をしていきましょう。

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