9/28(Thu)
2019年5月28日 10:46 更新
ーー目次ーー
1. Google Analyticsとは
2. Google Analyticsの導入・設定方法
3. Google アナリティクスを活用したアクセス解析
4. Google Analyticsをさらに学んでみよう!
5. スクーなら動画がわかりやすく学べる!
登場人物
かいせつ先輩
ずっと卒業しない先輩。なんでもわかりやすく解説するのが趣味。
猫田くん
好奇心は強い方だが、面倒くさがりですぐ人に聞いちゃう人。聞き方は失礼だが、なぜか憎めない。
かいせつ先輩
「Googleアナリティクスを活用してサイトの運用がしたい!」
「データやレポートの見方を知って効率的に分析・改善を行いたい!」
そんな方のためにオススメの授業が「Googleアナリティクスを活用したアクセス解析」この授業ならGoogleアナリティクスの活用方法について学ぶことができるよ!
Google Analyticsとは
猫田くん
そもそも「Google Analytics」とはなんスカ?
かいせつくん
「Google Analytics」は、今やWeb担当者にとって必須のツールで、活用することによって「サイトへのアクセスは1日にどれぐらいあったのか」「訪問者はどこから来たのか」「どのページが人気なのか」「Webサイトからの離脱が多いページはどのページか」ということを簡単に知ることができるよ!
それをもとに分析いくことで、自社サイトをより良く改善することができるよ!
猫田くん
「Google Analytics」の導入は難しいんスカ?
かいせつくん
「Google Analytics」は、Googleアカウントを取得して、トラッキングコードをWEBサイトに設置するだけで、すぐに利用可能だよ!
無料で使用することができて、WEBサイトの高性能なアクセス解析ができるから、多くの企業のWEBサイトでも利用されているよ!
小川 卓 データコンサルティング
ウェブアナリストとしてリクルート、サイバーエージェント、アマゾンジャパン等で勤務後、独立。ウェブサイトのKPI設計、分析、改善を得意とする。ブログ「Real Analytics」を2008年より運営。全国各地での講演は350回を突破。 株式会社HAPPY ANALYTICS代表取締役、デジタルハリウッド大学院客員教授、UNCOVER TRUTH CAO、Faber Company CAO、株式会社SoZo最高分析責任者、アナリティクスアソシエーション プログラム委員、ウェブ解析士協会顧問。ウェブ解析士マスター。
かいせつ先輩
ここでは、授業の様子を紹介していくよ!
小川先生:まずGoogleアナリティクスを「見る」ではな「活用」するための考え方というところから入っていきます。
Googleアナリティクスなんですけれども、見てらっしゃる皆さんは実際に使っている方だったりとか、あるいは最近使い始めたとか、名前は聞いたことあるよとか、そういった方も多いと思っております。
このGoogleアナリティクスは無料で利用できるので、非常に多くの方が使うようになったんですが、なんとなく数字を見ている方が多いと思います。何人来たんだろうとか、どのページが見られているんだろうというところで終わってしまっている人もいるかと思います。
それだと非常にもったいないので今回の授業で実現したいことは、データを見るだけではなく、そこから気づきを発見する。つまり自分たちのサイトの良かったところ悪かったところ改善できるポイントっていうのを見つけて、改善策を考えるヒントとして使っていただく。これを今日のゴールにしたいと思います。
なんとなく上からレポートを見ていくだけでは気づきを発見することはできません。なのでどうやって数字を見ればいいか、そしてどのレポートを使うべきなのか、どの機能を使うべきなのか知ることが大事です。
今回紹介する3つの見方ですが、「時系列でみる」「分割してみる」「ページの前後をみる」というところを紹介していきたいと思います。
まず一つ目の「時系列でみる」です。
例えばサイトへの訪問が5000回あったとして、コンバージョン率つまりサイトに訪れた人の何パーセントが実際にその目的を達成したのか、それは商品の購入だったり、会員登録だったりすると思います。
これは数字だけ見ても、高いね、低いねって話はできるんですけど、なぜ今1.5%なのかとか、これが高いのか低いのかってところを検討するのは難しいと思います。
なのでデータを過去のものと比べてみると、良いか悪いかというのが分かるんですね。
なんでこんなにページビュー数が増えたんだろうとか。これはソーシャルで取り上げられて話題になったのかもとか。あるいはなんでコンバージョン率が上がったんだろうとか。もしかしたらサイト内のキャンペーンがうまくいったのかもしれないとか。あるいは特定の商品がすごい売れたのかもしれないとか。
このように、なぜだろうと考えるようになる。これがデータを見る上で非常に大事なんですね。
この数字だけ見ても何も気づきがないんですけど、人がどこから来てるかチェックしてみようとか、どの商品が売れてるか確認してみようっていうのは次の段階に続きます。
「Googleアナリティクス」以外にも「Googleトレンズ」というサービスがあります。こちら使ったことある方も多いと思うんですけど、無料で使えるサービスで名前の通り Google さんが出しているものなんですけども、キーワードを入れるとどれぐらい検索されていたかっていう推移を見ることができます。
自分の業種だったり、自分の会社で販売している商品だったり、今どんなキーワードが流行ってるのか、そういったもののトレンドを知ることによってですね、これも改善に活かせるという形になります。
トレンドをまとめると「規則性」ってものと「特異点」ってものが分かります。規則制が決まったタイミングで変動するもの、特異点は想定してなかったような増加や減少ってものが特異点であります。
必ずみなさんのサイトにもこういった規則性や特異点というものがあります。それを Google アナリティクスを使って規則性や特異点を探してみるっていうのが重要になります。
次の見方が「分割してみる」ということです。
ここにはモバイル(スマートフォン等)それとデスクトップ(PC等)の2つに分割したデータがあります。
このようにデータを分けると違いが生まれます。ここに気づきというものがあるんです。
ここで言うとページビュー数はモバイルの方が多いと。だけどコンバージョン率、購入する割合はデスクトップの方が高いと。その結果ページビュー数はデスクトップのが少ないんだけど売り上げは高いという形になります。
そうするとモバイルとデスクトップで、なんでこんなにコンバージョン率が違うんだろうということになります。
そもそも商品を買おうと思ってカートに入れるところまでは一緒なのかもしれないし、カートに入れた後の行動に大きな差があるのかもしれない。それによって直す場所って変わってくるんですね。
こういうふうにデータで分けないと、そこからは気づきってないんですよね。なのでデータを分けてみるってことが分析をする上で非常に重要です。
最後の見方が「ページの前後をみる」というものです。
例えば皆さんサイトを見る時、いろんな方法で訪れることありますね。 Google で検索をするとかソーシャルでリンクを見て押すとか、あとはブックマークしてて直接アクセスするとか、メールだったりとかですね、広告だったりいろんな方法があります。
集客を増やそうと思ったら、どこから増やすのが一番いいのか、やっぱりコンバージョン率高い方がいいですよね。
だから自分たちのサイトがどこから流入が来ていて、どれが一番購入だったりコンバージョンに繋がっているかを考えることが非常に大事かと思います。
ここでどれが押されているかっていうのを知ることによって、このレイアウトでいいのか、サイトのデザインとかレイアウトを変える上で非常に重要なデータになります。
なので本当にユーザーのニーズに合わせてレイアウトは考える必要があり、会社が伝えたいことはあると思うんですけど、実際にユーザーが求めてるものってそれではないですよね。
例えばオンラインショップのニーズが高い場合は、ちゃんと上に持ってくるとか、あるいは下にあることによってオンラインショップに気づいてないお客さんもいるかもしれない。なのでユーザーにあったレイアウトにしてあげること、そしてページから次どこにいったかっていうデータを見ることも、サイト改善の気づきを発見する上では非常に重要になります。