7/2(Thu)

今日の生放送

今さら聞けない「ブロックチェーン」の仕組みについて

ーー目次ーー

  1. 「今さら聞けない『ブロックチェーン』の仕組みについて」。それが“ブロックチェーン初心者”にオススメの授業

  2. 「ブロックチェーン」とは何か

  3. 「ブロックチェーン」の基本的な仕組み

  4. 「ブロックチェーン」のメリット

  5. 「ブロックチェーン」の応用がもたらす今後の展開

  6. Q&A!みんな気になるあの疑問に先生が回答

  7. 「ブロックチェーン」をさらに学んでみよう!

 

登場人物


 かいせつ先輩

ずっと卒業しない先輩。なんでもわかりやすく解説するのが趣味。


とある宇宙人スキュー

地球にやってきた宇宙人。地球のことをもっと学びたい。なぜか関西弁。


 

「今さら聞けない『ブロックチェーン』の仕組みについて」。それが“ブロックチェーン初心者”にオススメの授業

 かいせつ先輩


ブロックチェーンを理解すれば、これからのビジネスが見えてくる。

最近、報道やビジネス書籍などでも、「ブロックチェーン」という言葉を多く目にするようになったよね。特にビットコインといった仮想通貨に必要な技術の一部として語られることの多いブロックチェーン。

実は様々な分野への応用がすでに始まっているんだ。これからのビジネスを捉える上で、決して欠かすことのできない技術と言える。そこでブロックチェーンにを学ぶ上でオススメしたい授業が、「今さら聞けない『ブロックチェーン』の仕組みについて」

本授業では、ブロックチェーンについて0から学ぶことできるよ。「そもそもブロックチェーンとは何か」から始まり、更に「どのような分野に活用されているのか」といった応用的内容まで網羅。ブロックチェーンについて一切知らない人も、本授業をキッカケに学び始めよう。
 

ブロックチェーンとは何か

とある宇宙人スキュー

最近よく聞く、「ブロックチェーン」ってなんなん?

 

 かいせつ先輩

「ブロックチェーン」とは、ビットコインの中核となる「取引データ」技術のことを言っているんだ。取引のデータ(履歴)を「トランザクション」と呼び、そして、複数のトランザクションをまとめたものを「ブロック」と呼ぶ。このブロックが連なるように保存された状態が「ブロックチェーン」となるんだ。

ブロックチェーンは分散して管理されるのが特徴で、ビットコインなどを利用しているあらゆるユーザーのコンピューターに保存されているよ。

銀行のような特定の管理機関がないため、権限が一箇所に集中することはないと言えるんだ。そのためシステム障害に強く、かつ低コストで金融サービスが運用できると期待されているよ。

 

 かいせつ先輩

ここでは、授業内での先生と受講生代表のやりとりから、ブロックチェーンの基本的な仕組みについて紹介していくよ!

 

先生のご紹介

樋田 桂一 先生   一般社団法人 日本ブロックチェーン協会 事務局長

大学在学中、東京めたりっく通信株式会社(現在Yahoo!BB)に入社。職業能力開発総合大学校 電気電子系 電子工学科を中退。07年アラヤ株式会社へ入社し、翻訳業界へ。11年よりフリーランス。14年9月に設立された一般社団法人 日本価値記録事業者協会(JADA)の事務局長に就任。16年4月にJADAが一般社団法人 日本ブロックチェーン協会に改組。引き続き、事務局長を務める。


石原 玲一 先生  株式会社電縁 取締役

慶應義塾大学大学院理工学研究科修了後、デロイトトーマツコンサルティング(現アビームコンサルティング)、スカイライトコンサルティングで通算約7年間、コンサルタントとして様々な業種の企業に対する経営課題解決、新規事業立上、情報システム構築などの支援を経験。2007年にガイアックスに入社し、子会社である電縁の取締役に就任。コンサルティング事業立上、全社業績管理、各種制度構築などに取り組む。現在はブロックチェーン関連事業の立上として、ブロックチェーン利用システムの構築、実証実験支援の受託、自社開発のブロックチェーン安否確認サービス「getherd」の展開を推進中。


 

ブロックチェーンの基本的な仕組み

石原先生:JBA(日本ブロックチェーン協会)では、下記のようなブロックチェーンの定義を発表しています。

狭義のブロックチェーンと広義のブロックチェーンという間二つの種類があるんですね。

狭義の方では、「ビザンチン障害を含む不特定多数のノードを持ち、時間の経過とともにその時点の合意が覆る確率が0へと収束するプロトコル、またはその実装をブロックチェーンと呼ぶ。」

超難しいですね(笑)

樋田先生:JBAのブロックチェーンの正会員と言っていまして、そのブロックチェーンを愛しブロックチェーンを普及させるために、日夜自分たちでブロックチェーンを独自に開発している人たちが考えて作った定義なんですね。これは。

3ヶ月ぐらい掛かって作ったこともあって、これを一発で理解された方は天才です、本当に。(笑)

だんだんと本などで知識をつけていただいてそれを理解していただく、というのと。世界にこういった定義がなかったので、それに先駆けたと。今回の授業も含めて、それをきっかけにして覚えていただければと思っています。

石原先生:ちなみに広義のブロックチェーンは、「電子署名とハッシュポインタを使用し、改ざん検出が容易なデータ構造を持ちかつ当該データをネットワーク上に分散する多数のノードに保持させることで高可用性およびデータ同一性等を実現する技術を広義のブロックチェーンと呼ぶ。」

樋田先生:なんのことを言っているかわかんないですね(笑)

受講生代表:本当ですね(笑)

コメント:呪文みたいですね(笑)

石原先生:そうですよね。そこで今回はもう少しわかりやすく説明していきたいなと思います。

受講生代表:ビットコインの送金イメージ。こちらは少し、わかりやすめに解説をお願いします!(笑)

石原先生:ビットコインでお金を送るときのイメージですね。例えば、Aさん、Bさん、Cさんがいて、それぞれがお金を送り合ってますと。

まず、 A さんが B さんにビットコインを送金します。次に B さんが C さんに送って、最後Cさんが A さんに送ってますというイメージですね。それでこのときにですね。実際にビットコインの仕組みの中でどういう風に動いてるかと言うと。

ビットコインというのはデータとか、ものなんですね、誰かから誰かに渡されているわけではなくて、図にもにあるように 「AさんがBさんに送金しました」という情報が、ビットコインのブロックチェーン上に記録されます。

それで、BさんがCさんに送る時も同じように「送りました」というような情報のことですね。CさんからAさんへも同じくです。

ここに赤い線が引いてあるんですけれども。ここが結構重要で、何もないところからいきなり私が「ビットコインを田原さんに送ります」ということはできなくてですね。

Bさんであれば、Aさんから受け取ったコインをCさんに送る、という形ですね。「自分が受け取ったものを誰かに渡す」っていう形でしか送金ができないような仕組みになっています。

受講生代表:ポイントとしては、「記録」するという点ですかね。

石原先生:そうですね。コインそのものが、データとして存在してるわけじゃなくて、誰かから誰かに送りましたよ、という「記録」の方がブロックチェーン上には残っています。というのが、ひとつポイントですね。

A先生:次にですね。この送金の情報っていうのは誰でも見られるブロックチェーン上に乗っていてですね。オープンになってるんですけれども。

それだと勝手に人のコインを持ってきて、誰かに送って自分で使っちゃいます、ということできるように思えてしまうんですけれども。

実際にはですね、ちゃんと鍵がかかっているんです。その鍵に合うよう改造するための鍵を持っていないと、誰かに転送するっていうことができないような仕組みで実装されてますね。

イメージとしては、ガラスの箱にちゃんと鍵がかかっていて、中身が見えるんですけど取り出して誰かに渡すためには、ちゃんと鍵は開けないといけない、そういう仕組みですね。

ビットコインアドレスというものがあって、それはアドレスという識別になってしまうんですけれども。

「誰かから誰かにお金を送りました」っていう記録はですね、他の人もみんな見れると。ただそれが、「実際に誰なのかなのか」というのは「分からない」という仕組みになってますね。

次に、ブロックチェーンという名前の由来になったブロックについてですね。

これは先ほど送金の情報として、ブロックチェーン上に記録をしたということで、お金のやり取りが記録されて、それがお金自体を表す形になってますよ。という話しをしましたけれども。

これが、それぞれの人がいて、自分が誰かにお金送りましたっていう情報だけを垂れ流しても、全然統制が取れないのでブロックという単位で固めて、たくさんのコンピューター上でそれをコピーを共有することで、「みんなが知っているお金の送金」をした記録っていうのがブロックとして記録をされていきますと。

そして、それを固めていく単位が「ブロック」と言われています。ビットコインでは、1000件ぐらいが目安として1ブロックの中に含まれるという形になりますね。

受講生代表:ここまではブロックについてでしたが、続いてはチェーンについてですね。

石原先生:はい。チェーンとは、前のブロックにつなげる形で、前のブロックから切り離せないような形で、次のブロックを作っていきます。

で、実際のテクノロジーとしたハッシュというものを取って、前のブロックで決まる数字を後ろのブロックの中に含めるということで、偽装ができないような作りになってますね。

このブロックを「繰り返し繰り返し作っていく」というのがブロックチェーンの仕組みですね。それで、各ブロックの中に一つ一つの送金の情報が含まれているということになります。

それは切り離せないので、前のものはずっと残り続けると。そこから新しいものを繋げていくという風になりますね。

ビットコインですと、このブロックが、約10分に一個ずつ作られるような仕組みですね、速さも調整されるように作られると。

次に、このブロックを追加していく作業の事もよく「マイニング」という言葉だけがすごく先行していますよね。儲かるんじゃないかとか。

受講生代表:このマイニングとはどういったものなんでしょうか?

石原先生:これはブロックの中に書かれている情報に対してのハッシュ値を取りますと。それでブロックの中に、そのハッシュ値を変えるためのデタラメな数字を一回一回変えていくんですね。

そのような自分で自由に設定する領域がありまして、そちらを変えながらハッシュ値が特定の条件を満たすまで、繰り返しハッシュを取り続けるのがマイニングという作業ですね。

そして、それが偶然条件を満たすまで繰り返しやるので 、「マイニング」、つまり「発掘」すると。

受講生代表:これは結構難しいんですか?

樋田先生:そうですね。ビットコインだと大変ですね。ただ、専用のマシンがありまして、それを使って電源を繋げば誰でもできるちゃっていけるんですけどね。それを大量に用意しなきゃいけないので、結構お金がかかるっていう問題があります。

でも実は、アルトコインと呼ばれるコインもありまして。例えばモナコインだと、今なら手軽にグラフィックボードでマイニングできたるするので、結構それで儲けてる人がいっぱいいるんですよね 。

コメント:私の知人が最近マイニングしたそうですが、電気代がすごいことになったそうです。

樋田先生:そうですねぇ。電気代も凄いんですけど。でも、それ以上にやはり、アルトコインの価格が上がってきているので全然ペイできてしまうというのもありますね。

法人も含めて個人もそうなんですけども、実はこのマイニングは注目されてまして。来年(2019年)はマイニング元年になるんじゃないのか、というぐらい、大企業からもう色んな所が入り込んでいるので、これは日本でも流行るんではないかと思っています。

 

ポイントまとめ

 かいせつ先輩

この授業の、ポイントをまとめるね!


 

ブロックチェーンのメリット

 かいせつ先輩

ブロックチェーンの仕組みについてはある程度、理解できたかな。ここでは、そんなブロックチェーンのメリットを解説していくよ。

1、データの改ざんが困難

ブロックチェーン上では、データの改ざんが難しいんだ。それは、ブロックチェーンは暗号化され、分散して保存されているからなんだね。

また、その暗号化されたデータは不可逆性があるため、特定することはできないんだ。意図的に改ざんすれば、分散したデータとの整合性が取れないため、すぐに不正が明らかになってしまう、ということなんだよね。

 

2、高可用性、データ喪失の防止ができる

世界中で沢山のコンピューターがブロックチェーンに繋がっている。みんなで登録者のデータを共有する仕組みになっているため、たとえどれか1台のパソコンにトラブルが起こってしまったとしても、それ以外のパソコンが動いていれば、ブロックチェーンの仕組みは安全に稼働するんだ。

だから、データ喪失のリスクも無くなる。ちなみに、ブロックチェーンの技術を使っている「ビットコイン」は2008年のスタートからこれまで、一度も止まらずに稼働を続けたように、データ保存の安全性が高いのもブロックチェーンのメリットと言えるよね。

 

3、権利帰属の明確化

ブロックチェーンでは権利帰属の明確化をしやすいんだ。例えば、お金のやり取りの情報が記録できるビットコイン。

これは、コインが受け渡される代わりに、権利や権限を受け渡すようにすることで、権利の帰属や受け渡しを明確化し、履歴を残すことができるという仕組み。

他にも、ビットコインで「お金を渡す」のと同じように、権利を渡すことも可能。不動産や美術品、チケットの取引にも利用できるのではないかと言われているんだ。


 

ブロックチェーンの応用がもたらす今後の展開

 かいせつ先輩

最後にブロックチェーンの技術で、今後世の中がどんな風に変わっていくのかを説明していくよ。

経済産業省が公表した調査結果によると、特に下記の5つの分野に影響を与えると言われているよ。

 

1、価値の流通・ポイント化とプラットフォームのインフラ化

例えば、地域通貨や電車クーポン、ポイントサービス。これら自治体が発行しているものの市場規模は1兆円と言われているんだけど、これらをブロックチェーン上で流通・管理していくという動きが進んでいくという予測があるんだ。

 

2、権利証明行為の非中央集権化の実現

今までは土地の登記は法務局に行ったり、電子カルテは病院に行ったりと、各種登録先はそれぞれだった。でも、それらをまとめてブロックチェーンで登録・公示・管理していこうという考えもあるそうなんだ。これが実現すれば、面倒な手続きに煩わされることも無くなりそうだね。

 

3、遊休資産ゼロ・高効率シェアリングの実現

デジタルコンテンツ・チケットサービス・C2Cオークションなど、資産等の利用権の移転や提供者と利用者の評価をブロックチェーン上で管理しようという考え方。この市場規模は約13兆円もあるんだ。
 

4、オープン・高効率・高信頼なサプライチェーンの実現

IoTなどのモノの流通、原材料から製造工程、流通販売までを一気通貫で行うサプライチェーンがあって、それをブロックチェーンが下支えるという発想。この市場規模が一番大きくて、32兆円あると言われているよ。

 

5、プロセス・取引の全自動化・効率化の実現

遺言、IoT、電力サービスなどで発生する契約条件、履行内容などのプロセスを全てブロックチェーン上で、記録していこうとするものなんだ。

このように、ブロックチェーンの技術は、あらゆる産業に大きな影響をもたらす可能性があるんだね。

 

Q&A!みんな気になる、あの疑問に先生が回答

 かいせつ先輩

ここでは、「今さら聞けない『ブロックチェーン』の仕組みについて」からブロックチェーンの疑問について授業を受けた方の質問とそれに対する回答を紹介していくよ!

 

Q1 :ブロックチェーンや仮想通貨にリスクはないの?

A.仮想通貨はリスクだらけではないでしょうか。全部自己責任でないといけないですね。

仮想通貨については、2018年に、「仮想通貨法法」が改正、施行されました。取引所での取引、ユーザーの保護などについてですね。

分別管理しましょうとか、システム管理しましょうという記載があるんですが、そこから外に出た場合にウオレットを使って、ビットコインを送金したりする場合は、自己責任になっているので、大きなリスクもありますよね。

それに、普段使用しているスマホや PC にセキュリティをかけてなければ、ハッキングを受けて盗難される危険もあります。

そんな中で、実は、仮想通貨は「仮想通貨取引所に置いた方が安全」という風に見られる向きもあるんですね。自分で管理するより、実はそちらの方がいいという見方もあるんです。

ブロックチェーンの仕組みとしてですが、完全なシステムというのは、なかなかなくて。なので、リスクはゼロではありませんと。

ただ、そのリスクをみんなでパブリックなネットワーク上で情報を管理して、みんなでお金を送り合う情報が不正に使われない、不正に書き込まれない、という仕組みをどうやって実現するかというのを考えた上でできた仕組みなので、安全性はかなり高いんだろうなとは思いますね。


 

Q2 :仮想通貨とリアル通貨は共存できますか?

A:難しい質問ですね...。最近では、ビットコイン決済も増えてきていますよね。

とはいえ、1BTC分お支払いします、というよりも、例えば2000円分のBTCを払ってください、という形で金額的には円建てになっているので、皆さん意識されているのは、円の支払いの方なんだと思うんですよね。

なので、決済の手段、つまりお金を受け渡す手段としては、ビットコインを使ってるんですけど、実際に今支払ってる単位としては「円」になってくるのかなと思います。

なので、仕組みとしてビットコイン、ブロックチェーンを使うという形で、共存することになるじゃないかなと思ってはいますね。

 

 かいせつ先輩

これらの質問に対する解説は、実際の授業の中でご確認を!

もっと詳しく学びたい人は、ぜひ授業を観てみてね!

学びのハイライト

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