3/4(Mon)

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ポジティブシンキング・思考の身につけ方やポイントを解説

<目次>
1:ポジティブシンキングとは?
2:ポジティブシンキングが身についている人の特徴
3:ポジティブシンキングの身につけ方
4:ポジティブシンキングのメリット
5:ポジティブシンキングのデメリット
6:まとめ

現代は先行きの変化を予測しにくいVUCA時代だと言われています。そんな中、ビジネスシーンや日常生活で先行きが不安になったり、後ろ向きな気持ちになったりするシーンがあるかもしれません。

実際に、20~49 歳の会社員826 名を対象に実施された『仕事と感情に関する意識調査』(※)によれば、「直近1か月の仕事中に経験した感情」として8割の人が「心配・不安」を挙げており、「嬉しさ・楽しさ・感謝」などの前向きな感情よりも経験した比率が高くなりました。

ここでは、Schooオリジナル授業『人生を変える ポジティブサプリ』『脳科学で知る「楽しむ力」の鍛え方』の内容を踏まえて、孤独や不安をはじめとしたネガティブな感情や考え方とうまく付き合う方法の1つとして「ポジティブシンキング」を解説します。

株式会社リクルートマネジメントソリューションズ『仕事と感情に関する意識調査』

< この記事の関連授業 >

人生を変える ポジティブサプリ

< コース概要 >

本コースは全12回の授業をとおして、ビジネスシーンで前向きになれるテクニックを学べます。前向きになった出来事や、前向きになった出来事の法則を書き出すシート「ポジティブサプリ」を活用して、仕事終わりに気持ちが沈んでしまう状態を改善していきましょう。

先生プロフィール

横山信弘

横山信弘(よこやま・のぶひろ)
経営コンサルタント/アタックス・セールス・アソシエイツ代表取締役社長。 企業の現場に入り、目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の理論を体系的に整理し、仕組みを構築した考案者として知られる。NTTドコモ、ソフトバンク、サントリーなどの大企業から中小企業にいたるまで、200社以上を支援した実績を持つ。メルマガ「草創花伝」は4万人超の企業経営者、管理者が購読する。

脳科学で知る「楽しむ力」の鍛え方

< 授業概要 >

この授業では集中力に関係する人間の「楽しむ力」について、脳の仕組みや主体性の視点から脳科学者の岩崎一郎さんに解説していただきます。仕事や勉強・インプットのやる気が出ない方や集中力が途切れてしまう悩みがある方におすすめの授業です。

先生プロフィール

岩崎 一郎(いわさき・いちろう)
脳科学者/医学博士/国際コミュニケーション・トレーニング代表。京都大学卒業後、米国ウィスコンシン大学大学院で博士号取得。通産省 主任研究官、ノースウェスタン大学医学部 准教授を歴任。経営やリーダーシップを最新脳科学研究で裏付けることの第一人者。「集合知性が社員の能力を最大限に引き出す」信念の下、「脳磨き」をベースにしたコンサルティングを提供する。

 

ポジティブシンキングとは?

ポジティブシンキングとは

ポジティブシンキング(積極思考)とは「肯定的な考え方」や「前向きな考え方」、転じて「肯定的・前向きな考え方によって現実を良い方向に変える思考法」を意味する言葉です。

またSchooオリジナル授業『人生を変える ポジティブサプリ』に講師として登壇されている、経営コンサルタントの横山信弘さんによれば、ポジティブは次の3種類に分けられると言います。

  • ・ストロングポジティブ:周囲が圧倒されるほどの前向き思考
  • ・ミディアムポジティブ:周囲を幸福にする影響がある前向き思考
  • ・ライトポジティブ:周囲は気付きにくい、密かな前向き思考

ポジティブシンキングは「目的なしに都合の悪い(気分が落ち込む)物事を無視する考え方」のように誤認されがちですが、このような思考は後でご紹介するデメリットも発生しやすくなります。そのためここでは、目指すべきは「物事を肯定的に考えることによって、人生を好転させる思考法」として解説していきます。

また、似ている言葉に「ポジティブ心理学」がありますが、両者の意味は若干異なります。

ポジティブシンキングが物事の良い面を見る、または肯定的に変換することで、現実を良い方向に変える思考法であるのに対し、ポジティブ心理学はネガティブな感情も受容した上で、人生や社会のあり方が正しい状態に向かう(幸福な)状態を構成する要素について、科学的に検証・実証する学問なのです。

 

ポジティブシンキングが身についている人の特徴

ポジティブな人 特徴

続いてポジティブシンキングが身に付いている人の主な特徴を次の3つの観点から解説します。

 

1.行動範囲が広い

ポジティブシンキングが身に付いている人は、行動範囲が広い特徴があります。なぜなら物事を前向きに受け取ることができるため、自己効力感(目標達成の能力があると認識できる感覚)が高く、行動することに対してためらいが少ないからです。

また、失敗は成功の種と考えられるため、失敗を恐れることなくチャレンジすることが出来ます。

さらに、ポジティブシンキングが身に付いている人はより良い未来のために行動をします。つまりここで言う「行動範囲が広い」とは、自分の人生を好転・向上させられる可能性の高い情報や人間関係に対する「知的好奇心の旺盛さ」や「視野の広さ」を表しているとも言い換えられるでしょう。

 

2.周囲と良好な人間関係を築いている

ポジティブシンキングを身に付けられている人は周囲の人とも良好な関係を築ける傾向があります。その理由は以下の3つに分けられます。

  • ・自己肯定感と自己効力感が高いから
  • ・ミラーニューロンによって周囲が感化されるから
  • ・共同体思考を持ちやすいから

良好な人間関係を築きやすい3つの背景について、次で解説していきます。

自己肯定感と自己効力感が高いから

自己肯定感と自己効力感はまとめて「自尊心」と呼ばれるため、ポジティブシンキングが身に付いている人は、自尊心が高い人とも言い換えられるでしょう。

自尊心が高い人は劣等感が少なく、周囲の人の能力や存在価値を認めて「周囲のおかげで成功できている」と感謝する傾向があると言われています。

そして結果的に、ポジティブシンキングを身に付けている人との時間に周囲の人は価値を感じ、良好な関係を築けるのです。

ミラーニューロンによって周囲が感化されるから

また、人にはミラーニューロンという神経細胞があり、これによって共感したり周囲の感情に影響を受けると言われています。そのためポジティブな感情を持った人は周りにその感情を伝播することになり、周りの人を前向きな気持ちにさせやすいのです。

共同体思考を持ちやすいから

さらに、前項の通りポジティブシンキングが身についている人は「視野が広い」「行動範囲が広い」傾向にあります。

次で紹介する授業の講師である脳科学者の岩崎一郎さんによると、人はAwe体験(オウ体験)と呼ばれる心が震えるような感動を体験をすると、他人を仲間・同士として受け止める「共同体思考」をしやすくなります。

つまり、ポジティブな人は「現実を良い方向に変えること」に集中し、行動することでAwe体験を得る可能性が高まり、共同体思考から周囲との信頼関係がより築きやすくなるのです。

Awe体験の意味やAwe体験が良好な人間関係の構築、チームワークの活性化に関係する理由について興味がある方は、Schooオリジナル授業『成果を引き上げる「脳の使い方」習慣』の第3回「成果を引き上げるにはAwe体験を活用する」もぜひ、受講してみてくださいね。

成果を引き上げる「脳の使い方」習慣

 

3.モチベーションが維持できる

心理学の観点で、モチベーションの源泉には外発的動機づけと内発的動機付けがあるとされています。外発的動機づけとは金銭や賞罰など何らかの外的な動機づけを指し、内発的動機づけとは自分の内から湧く動機(好きだから・楽しいからやる)を指します。そして、内発的動機づけの方がやる気を維持するために重要とされています。

ポジティブな人は物事の受け取り方が肯定的で自己効力感も高い傾向があります。

このことによって、自ら主体的に物事に取り組んだり、取り組みに楽しみを見出しやすくなると言えるでしょう。つまりポジティブシンキングによって内発的動機付けが行われやすく、その結果モチベーションを高く維持しやすくなるのです。

 

ポジティブシンキングの身につけ方

ポジティブシンキング 身につけ方

ポジティブシンキングが身についている人は行動範囲が広く、人間関係も良好で内発的動機付けによってモチベーションが維持しやすい特徴があると分かりました。ここからは、ポジティブシンキングを身につける方法を10個ご紹介します。

 

原因より改善策を考える

ポジティブシンキングは「肯定的・前向きな考え方によって、現実を変える思考法」です。言い換えれば、ポジティブシンキングを実践している時は自分にとって「肯定できる(望ましい)現在・未来」に意識が向いている状態だと言えるでしょう。

そのため、ネガティブな出来事が発生した原因を深く考えるのではなく、自分の人生を肯定するための改善策を考えるよう習慣化することで、ポジティブシンキングが徐々に身につきます。

 

具体的かつ達成可能な目標を立てる

ポジティブシンキングを身につけるための方法として、達成可能な目標立ても有効です。なぜなら、目標を達成し続けることで、ポジティブシンキングに必要な「自己肯定感」と「自己効力感」を高められるからです。

ここでは具体的で達成可能な目標を立てる時に役立つ、思考のフレームワーク「SMARTの法則」とポジティブシンキングを身につけるための目標達成のコツも解説します。「SMARTの法則」とは、以下5つの基準に沿って目標を設定する方法です。

  • ・Specific:具体的、分かりやすい
  • ・Measurable:計測可能
  • ・Achievable:達成可能
  • ・Relevant:関連性
  • ・Time-bound:期限が明確

SMARTの法則を用いずに目標を立ててしまうと、達成に重きを置かず、完璧であることに重きを置いた目標設定になりがちです。

自己肯定をし、ポジティブシンキングを身に付けるためには、あくまで「ありたい姿」を目標にせず、現状や能力を加味した「なれる姿」を思い浮かべた上での目標設定がポイントです。

また「なれる姿」を思い浮かべながら、具体的かつ達成可能な目標を設定したら、目標を達成するクセをつけるようにしましょう。

ポジティブシンキングが身に付いている人は現実を良い方向に変えるためなら「慣れていないことにも挑戦する」特性があります。最初は慣れない方法の目標設定に感じるかもしれませんが、ポジティブシンキングを身につける一環として挑戦してみましょう。

 

物事を前向きにとらえるよう意識する

物事を前向きにとらえられるように意識するのもポジティブシンキングを身に付ける重要な行動です。何かネガティブなことがあった場合も視点を変えて捉え直し、ポジティブに転換していくリフレーミングと呼ばれる思考を用います。

ポジティブシンキングの目的である「現実を良い方向に変える」ためには、問題が発生した原因や悲観的な感情に囚われるのではなく、解決策の立案や建設的な姿勢が欠かせません。

特に物事を否定的または、自分にとっての危険や損に注目しがちな方にとっては、最初は難しい行動かもしれません。一方で、物事を前向きにとらえられるようになれば、問題も解決に向かい、物事が好転する可能性が高まるでしょう。

 

周囲へ感謝する

周囲への感謝は周囲の人間の存在そのものや価値を認める行為です。つまり、感謝とは間接的に自分が恵まれた環境に居る事実や、良い人間関係を構築できている事実を認識する機会でもあると言えるでしょう。

つまり周囲への感謝を通して、自分の状態に満足し、自尊心を高められるので、結果的に現実を肯定できるポジティブシンキングに繋がると言えるのです。自尊心が低いと感じている方はぜひ、周囲の人に感謝することから習慣化して、ポジティブシンキングを身につけていきましょう。

 

ポジティブな人と過ごす時間を増やす

「ポジティブシンキングが身についている人の特徴」で紹介した通り、人には周囲の感情に共感するミラーニューロンが備わっています。そのため、脳神経の働きの観点からポジティブな人と過ごす時間を増やすことで、ポジティブシンキングが簡単に身につきやすくなります。

ミラーニューロンの働きによって、ポジティブな人の行動背景が理解しやすくなることはもちろん、自分がポジティブシンキングを身につけることで相手にどのような好ましい影響を与えられるか体験できると言えるでしょう。

 

ネガティブな口癖をやめる

物事を否定的にとらえやすい人の場合は日常的に自分を卑下するようなネガティブな口癖を使っている可能性があります。

ポジティブシンキングには自分の良い面を認める自己肯定感と、目標達成の能力があると感じられる自己効力感が欠かせません。そのため、自分を卑下するネガティブな口癖は使わないように意識しましょう。

また現実を良い方向に変える思考法であるポジティブシンキングを習得するには、物事をある程度楽観的にとらえなくてはいけない場面もあります。そのため、物事を極度に悲観的、または否定的に捉える口癖もなるべく使わないように努力すると良いでしょう。

 

自己効力感を高める

前向きな気持ちで過ごすためには、自己効力感を高めることも大切です。自己効力感が低いと、自分の能力や行動に対して信頼ができず、挑戦がしにくくなります。

また現実をより良い方向に変えるためには、時に困難な課題に向き合う場面もあります。そんな時には自分がそれを成し遂げられると信じられる気力(自己効力感)が必要になるでしょう。

自己効力感は自分の良い面・悪い面ともに肯定できる状態を表す「自尊心」の一種です。また自己効力感と同じく自尊心の一種で、似ている言葉に「自己肯定感」がありますが、両者の意味は以下のように異なります。

  • ・自己効力感:目標達成の能力があると信じられる感情・状態
  • ・自己肯定感:良い面も悪い面も肯定できる感情・状態

またビジネスシーンにおける、自己効力感と自己肯定感の組み合わせは以下のようになります。

1.自己効力感がある×自己肯定感がある

「自分は提案力がある。だから今回のプレゼンも成功するに違いない」

 

2.自己効力感がある×自己肯定感はない

「自分は提案力がないのに、なぜかいつもうまくいく。周囲の人のおかげだ」

 

3.自己効力感がない×自己肯定感はある

「自分は提案力があるのに、なぜかいつもうまくいかない。不運ばかりだ」

 

4.自己効力感がない×自己肯定感もない

「自分は提案力がないから、今回のプレゼンも失敗するに違いない」

理想の姿は「1.自己効力感がある×自己肯定感がある」ですが、自己肯定感を高めるための要素には他者からの評価も含まれるため、難易度が高いと言えます。

そのため、ポジティブシンキングを習得する第一歩として、まずは「2.自己効力感がある×自己肯定感はない」を目指しましょう。

「自己効力感」の提唱者である、心理学者のアルバート・バンデューラ(Albert Bandura)氏によれば、自己効力感を高める有効な経験には以下5つがあると言います。

  • 1.達成経験:自分自身で目標を達成した経験
  • 2.代理経験:自分以外の誰かの目標達成を観察した経験
  • 3.言語的説得:スキルや能力があることを言語的に説明されること
  • 4.生理的情緒的高揚:モチベーションがアップする生理現象
  • 5.想像的体験:自分自身で目標達成することを想像すること

自己効力感を高めるために出来そうな経験があれば、行動してみましょう。前の項目でご紹介したSMARTの法則を用いて考えた目標が既にあれば、達成経験ができるように今日から少しずつ取り組んでみるのも良いですね。

 

適度な運動を習慣にする

適度な運動は規則的な生活と精神的な余裕に繋がり、結果的にポジティブに物事をとらえ直す活力が生まれます。また脳の働きから見ても、適度な運動は交感神経を活性化させ、身体を意欲的な状態(ポジティブな思考がしやすい状態)にすると言われています。

 

楽しかったこと・嬉しかったことを思い出す時間を設ける

楽しかったこと・嬉しかったことを思い出すのも実は、ポジティブシンキングに繋がる行動です。嬉しかった・楽しかった記憶を思い出すことで、左脳の前頭前野(楽しい感情を認知する領域)が活性化し、脳全体が健全に機能するからです。

ポジティブシンキングは創造的な活動なので、上記のように脳の状態を健全に保ち、思考するための余力を常に持っておけるような習慣を作るとポジティブシンキングの習得がしやすくなるでしょう。

 

ポジティブサプリシートを使って練習する

ポジティブサプリシート

ポジティブサプリシートとは、ポジティブな出来事を記録・資産化し、自分がポジティブになれる状況や状態の法則を見つけるために役立つシートです。ポジティブサプリシートがあれば、ネガティブな出来事に遭遇した際にポジティブ思考に変換できるようになります。

ポジティブサプリシートの作成手順は以下の通りです。

  • ・ポジティブになった出来事(サムシングポジティブ)を10個書き出す
  • ・過去に書いた「ポジティブになった出来事」と照らし合わせる
  • ・ポジティブになった出来事に法則があるか見つける

ポジティブサプリシートの活用方法はSchooオリジナル授業『人生を変える ポジティブサプリ〜前向きになれるテクニックを毎月学ぶ〜』の第1回目で解説しています。ポジティブサプリシートはPDF版とExcel版をそれぞれご用意しておりますので、授業のコース概要からダウンロードの上、授業内の解説に沿って活用してみてくださいね。

 

ポジティブシンキングのメリット

ポジティブシンキング メリット

ここまで解説したように、現実を良い方向に変えるための思考法「ポジティブシンキング」は、物事の捉え方を変えたり、周囲の人との関わり方を変えることで身につきます。ここからは、ポジティブシンキングから得られる具体的なメリットをご紹介します。

 

行動レパートリーが広がる

ポジティブシンキングを身に付ければ、現実を改善するための創造的な思考が習慣になるため、行動レパートリーが広がります。

例えば「仕事で成果が挙げられない」や「仕事とプライベートどちらも充実させたいのに、中々うまくいかない」など身近な問題に悩んだり、「両親が体調を崩し、地方に戻って介護をしなくてはいけなくなった」をはじめとした困難を抱えても、状況を改善するためにさまざまな行動ができるのです。

ポジティブシンキングが身についていない場合、ネガティブな感情や記憶に囚われてしまい、問題や困難の解決が先延ばしになりがちです。一方、ポジティブシンキングを身につければ、創造的な思考で行動の範囲が広がり、ストレス耐性も向上します。

結果的に問題を解決するために友人や先輩を頼ったり、考え方を変えるために読書をするなどの行動をさらに起こしやすくなると言えるでしょう。

 

免疫力がアップする

またポジティブシンキングによる効能の1つに免疫力の向上も挙げられます。状況や健康状態にはよりますが、笑いや楽観的な考えなどのポジティブ感情はがん細胞を攻撃するリンパ球の一種「ナチュラルキラー細胞」が増加し、免疫力を高めるとも言われているからです(※)。

またネガティブ感情によって高められた心拍数・血圧などの自律神経系の亢進を元通りにする効果もあると言われています。

公益社団法人日本新医学会「ポジティブ感情はなぜ必要か?」

 

健康が増進する

またポジティブシンキングが習慣化すると、身体的・精神的・社会的に良好な状態(ウェルビーイング:well-being)になりやすくなると言われています。

ポジティブシンキングによって現実を良い方向に導く考え方が身につき、人生をより良くする方向に行動範囲が広がれば、ポジティブな経験や感情とより出会いやすくなるからです。

 

ポジティブシンキングのデメリット

ポジティブシンキング デメリット

ポジティブシンキングは思考の創造性や問題解決力を高めるだけではなく、特定の状況下では健康の増進にも寄与すると解説してきました。ポジティブシンキングにはメリットばかりのように思えますが、デメリットも存在します。

この章でポジティブシンキングのデメリットを知り、正しいポジティブシンキングを身につけましょう。

 

失敗や困難から成長する機会を見落としてしまう可能性がある

ポジティブシンキングを「物事の成り行きをすべて良い方向に考える思考法」つまり「常にポジティブであろうとする思考法」だと捉えている人、冒頭でご紹介した3種類のポジティブのうち「ストロングポジティブ」状態の場合に起きやすいデメリットが「成長機会の損失」です。

ポジティブシンキングを実践するには、物事を好転させるため、時に悪い状況と向き合い、その原因を知る必要があります。確かに物事のネガティブな側面を無視してしまえば、一時的にポジティブにはなれますが、現実に起きている問題は改善されないままです。

また失敗や不運などのネガティブ要因を解決することで獲得できる、問題解決スキルも向上しにくいでしょう。

 

慎重さや準備が不足することがある

誤ったポジティブシンキングの実践例の1つに「準備不足」が挙げられます。これは誤った自己効力感の身に付け方が原因です。

前述したように、ポジティブシンキングを身につけるには自己効力感(自分には目標を達成できる能力があると信じる感情)の向上が効果的だと言われています。

自己効力感の向上には本来、小さな目標を達成し続ける地道な努力が必要ですが、目標を達成し続ける努力なしに、自分の能力を高く見積もってしまえば、自分のスキルに見合わない仕事に挑戦してしまったり、必要な準備をおろそかにして、失敗する可能性が高まるでしょう。

 

無責任な人だと思われてしまう可能性がある

誤ったポジティブシンキングは軽率な言動に繋がりやすく、結果的に周囲の人から「無責任な人だ」と思われてしまう可能性も少なくありません。

ポジティブシンキングを活用して物事を良い方向に捉える際、必要なのは創造的な思考や問題の解決策・改善案です。一方、物事を良い方向に導く具体策ではなく「成功するだろう」と希望的観測だけで周囲を巻き込めば、結果的に現実は良い方向に変えられないからです。

チームで仕事をする際にポジティブシンキングを実践したい場合は、問題や課題があることも踏まえた上で、状況を好転させるための建設的な発言をするように心がけましょう。

 

まとめ

ポジティブシンキングは現実を良い方向に変えるため、物事を積極的に肯定する思考法です。そのため、ポジティブシンキングを正しく理解し、実践すれば仕事や日常生活が好転しやすくなります。

Schooではポジティブシンキングをはじめとした思考法仕事術に関する授業が月額980円で受け放題です。ぜひ活用してくださいね。

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