4/28(Sun)

今日の生放送

かいせつ先輩

学生のグループワークや社会人の職場研修などで、「マインドマップ」について学んだことがある人はいるかな。マインドマップは思考の整理にすごく役立つノート法なんだ。

でも、マインドマップという名前を聞いたことがあっても、描き方についてはよくわからないという人も多いんじゃないかな。そんな人にオススメしたい授業が、「マインドマップの教科書 入門編 -脳の自然な働きを活かしたノート術-」。

本授業では、マインドマップの基礎を学ぶことができるよ。「そもそもマインドマップとは何?」「どんな効果が得られるの?」といった疑問を解決しつつ、実際にどういうことに気をつけて描けば良いのかという具体的な方法がわかるから、参考にして自分でマインドマップを作ってみよう。

ーこの授業を無料で観るー

先生名:塚原 美樹
 

授業概要:「さまざまな考えが巡って混乱している頭の中をすっきりさせるため。」「全体を見ながら、新たなアイデアの着想を得るため。」など、様々な目的で活用されるマインドマップですが、正しく活用しなければ、さらに頭が混乱してしまったり、目的を見失ってしまう事もあります。この授業では、株式会社ヒューマンリスペクト代表取締役の塚原美樹先生に、マインドマップの活用法、書き方を教えていただきます。この授業でマインドマップの効果的な活用法を学び、正しくマインドマップを活用できるビジネスパーソンになりましょう!

マインドマップの教科書 入門編 -脳の自然な働きを活かしたノート術- を無料で見る

 

「マインドマップ」とは?どんなシーンで活用できるもの?

猫田くん

マインドマップって何?どんなシーンで使えるの?

かいせつ先輩

マインドマップとは、僕たちが頭のなかで自然と行っている思考プロセスを反映したノート法だよ。頭のなかで考えていることを「見える化」できるのが大きなメリットなんだ。思考を整理することで、考え続けることがとても楽になるんだよ。

マインドマップはイギリス人教育者のトニー・ブザンが40年以上も前に考案したものなんだ。日本でも徐々に浸透してきて、ビジネスシーンや教育現場でも使われるようになってきているね。

マインドマップの具体的な活用シーンは、授業内で先生がいくつか紹介してくれたよ。

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塚原先生:マインドマップは、脳のスイス・アーミーナイフと例えられることがあります。スイス・アーミーナイフとは、ナイフに栓抜きやヤスリ、はさみなどの色々な道具が付いているものですね。1本のなかに色々な道具が入っていて、あらゆる用途に使える。マインドマップもそういうもので、記憶や読書、論理的思考などさまざまな用途に使えるツールです。

それでは、具体的にどのようなことに使えるのか見ていきましょう。これは私が作った1日のToDoリストですね。メールを出す、クリーニングの引き取りに行く、チャットミーティングを行うなどを記載しています。細い線でシンプルに書かれていますよね。このマインドマップの線のことを、「ブランチ(枝)」といいます。これは階層がない「ミニマインドマップ」と呼ばれるものです。

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こちらになると、階層ができていますよね。階層があるマインドマップを、「フルマインドマップ」といいます。太い線は「メインブランチ」といって、まとまりを表しています。両方とも1日のスケジュールを表すものですが、どちらも有効です。

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あとは、試験勉強にも使えます。何度もこれを見ることで復習しやすくなりますし、理解もしやすくなります。試験勉強のための自己管理にも、マインドマップは使えますね。そして読んだ本の内容をまとめる読書メモを作るときにも、原稿のアイディアを考えるときにも使えます。


マインドマップの教科書 入門編 -脳の自然な働きを活かしたノート術-

かいせつ先輩

ここからは、マインドマップの具体的な描き方を学んでいくよ。リストで表示した場合とマインドマップで描いたときの見やすさの違いを確認したうえで、自己紹介をマインドマップで描いてみることで理解を深めよう!

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塚原先生:まずは、私の自己紹介をリストとマインドマップで比べてみましょう。リストで表示するとこんな感じですが、黒い文字だけで書いてあって、何も印象に残りませんよね。せいぜい本の表紙がカラフルだなーってくらいです。

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一方、マインドマップにするとこんな感じです。これは大きく家族・歴史・仕事・趣味という4つのブランチで描いているんですが、これを見て私の娘と息子が何をしているかわかりますか?

受講生代表:えぇと、家族のところに娘さんと息子さんがいまして、娘さんはテニスを、息子さんは野球をされているんですね。

先生:そうなんです。ひと目でわかりますよね。絵を描いているから、言葉で書くよりもパッとわかる。

マインドマップは全体的に絵に見えるので、多分1カ月後に見ても「あ、見たことあるな」と思うはずです。でも、さっきの文字だけの自己紹介だとすぐ忘れてしまいますよね。だからマインドマップは、印象に残りやすいです。

 

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さて、本日は受講生代表・徳田さんの自己紹介をマインドマップにしてみましょう。

今回は時間節約のために、あらかじめセントラルイメージを徳田さんの好きなパンジーの絵にして描いています。家族・歴史・趣味・仕事・印象の5つについて描いていきます。それでは、家族構成について教えていただけますか?

受講生代表:父と母、そして3姉妹です。

先生:なるほど。今私は、ブランチを描いてから上に言葉を書いています。ブランチが先なんですね。

ペンの色は好きなものを使ってください。お姉さんや妹さんのことを描くときは、女の子であることがわかるように髪を長くした絵を描いてみたり、上から順にナンバーを描いたりすると直感的にわかるようになります。

第一階層と第二階層に分かれる場合は、文字を徐々に小さくしていくとわかりやすいです。描く過程で思い浮かんだことは、関係なくても描いてしまいましょう。

 

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これから仕事のメインブランチを描いていきますが、メインブランチはきちんとセントラルイメージにくっつけて、離れないようにしてください。

そしてブランチを伸ばすときは、横に伸ばすのがポイントです。ブランチの上に言葉を書いて一体感を出すので、上下に伸ばしてしまうと言葉が乗りませんから。

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色々書き込んでいくと、こんな感じのマインドマップが出来上がりました。

さて、ここでマインドマップの描き方をまとめますね。まず、中央から外に向かって連想のままに描いていきましょう。

そんなにしっかりとまとめる必要はなくて、関係ないことが浮かんできたとしてもそこにそのまま描いて構いません。どんどん連想させたことを描いてください。

次に、思考の結果を描いているわけではないので、考えている途中で色々なことがどんどん出てくるプロセスを「見える化」してください。マインドマップは、「見える化」したものを見ながら考えるという作業の繰り返しです。

あと、描き方としては言葉と線が一体化されていることもポイントです。線は言葉のアンダーラインということを大事にしてください。

そして、イメージ(絵など)をなるべく使うと記憶に残りやすく、直感的にわかります。

 

Q&A!みんな気になる、あの疑問に先生が回答

 かいせつ先輩

ここでは、授業を受けた方の質問とそれに対する回答を紹介していくよ!

Q1:マインドマップを描くとどうしても文章になってしまうのですが、単語単位で書くコツはあるのでしょうか?

A1:マインドマップは基本的に単語で書き、文章では書きません。そもそもなぜ単語を使うかというと、単語で書くことでブランチを分けられるからです。分けておくことで、途中から別の方向に付け足せるんですね。あとから思い浮かんだときに付け足せるように、単語ごとに書くのが良いです。

最初はなかなか単語に分けて書けないんですよね。私もそうでした。だんだん慣れてくると単語で書けるようになってきますので、あまり気にせず「なるべく分けて書こう」という意識を持っておくと良いと思います。

 

Q2:曲線が良いということは、ソフトより手書きの方が良いのでしょうか?

A2:ソフトと手書きは、使い分けが必要ですね。ソフトはどこまでも広げられるという良さがありますが、一方で全体を俯瞰しづらい、イメージを描きづらいというデメリットもあります。視覚的に表現することに慣れている人は、手書きの方が表現の幅が広がって早く描けると思います。

ただ、最近ではタブレットなどのソフトでも手書きを挿入できるものがあったりしますので、色々やってみてください。ソフトの多くが曲線のブランチを描けるので、そこは問題ないかと思います。

 

Q3:プロフィールなどをまとめるときの時間軸や空間軸などはどのように盛り込むのでしょうか?

A3:時間軸でまとめる方法もあるし、空間軸でまとめる方法もあります。時間軸でまとめるなら、幼少期、学生時代、社会人などですね。空間軸であれば、住んでいた場所だとか自分の普段いる場所などで描くこともできます。これは、第一階層目の言葉を何にするかによって変わってきます。どの言葉にするかは自由なので、自分が時間軸で描こう、空間軸で描こうと思ったらそうしましょう。

学びのハイライト

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