会社員を辞めて起業して、自分の会社を持ちたいと考えている人は結構いるよね。でも、会社を作るってすごく大きなことだし、実際にどんな手順を踏むのかイメージしづらいから、なかなか行動できない人も多いんじゃないかな。

そこでオススメしたい授業が、「脱サラ起業家に学ぶリアルな起業ステップ」。

本授業では、先生がどのようなステップを踏んで起業したのか教えてくれるよ。これから起業しようと考えている人や起業を決めた人が、会社を辞めるまで・辞めたあとに何が起こるかイメージできるようになるから、チェックしてみてね。
 

「起業」までの大まかな流れは?

猫田くん

起業するまでの大まかな流れを知りたいな。

かいせつ先輩

まずは法人か個人か、組織形態を決めよう。それからビジネスプランを考えて、具体的な事業計画を作っていくよ。そして開業資金として十分なお金が貯まっていることを確認したら、開業に必要なものを用意していこう。

会社を設立するためには、商号や資本金額を決めたり、定款を作ったり、登記書類を作成したりする必要があるよ。会社を設立してからも税務署に届け出を出したり、社会保険関係の手続きをしたりしないといけないから、やらなければならないことを明確にして1つずつ実行していく必要があるね。


 

脱サラ起業家に学ぶリアルな起業ステップ

かいせつ先輩

株式会社ペライチ(授業公開当時の名称は、株式会社ホットスタートアップ)代表取締役の橋田先生に、起業するうえで必要なステップを解説してもらったよ!

リアルなお金の話から家族の説得話まで、参考になることがたくさんあるからチェックしてみてね!

 

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橋田先生:皆さんにお聞きしたいんですが、起業に必要なものを1つだけ挙げるとしたら、何でしょうか?勇気、ビジョン、行動力、情熱など必要なものは本当にいっぱいあるんですが、そのなかでも1番大切だと思うものですね。

僕が1番大切だと思うのは、「志」です。何はともあれ、世の中に対して「自分はこれをやりたい」という志がないと、何も起こらないと思うんですよね。あとは、「いくらかのお金」。志は大事ですが、お金がないことには何も始められません。経済活動するにあたって、お金は欠かせませんね。

「力愛不二(りきあいふに)」という言葉がありますが、これは愛なき力は暴力だが、力なき愛は無力という意味です。これを起業に当てはめると、志(≒愛)だけでも、お金(≒力)だけでもいけないということですね。両方揃ってこそ、会社を通じて自分の志を世の中に出していくことができるんじゃないかなと思います。

 

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それでは、早速お金の話からしていきましょう。

起業するにあたってどれくらいお金が必要なのかですけど、結論から言うと20万円ちょっとあれば最低限いけるかなと。現実的には20万円ちょっとでは厳しいですけどね。

僕のケースだと、75万円くらいかかっています。最低限必要なものからお話すると、登録免許税というものが必要です。法人登記するために納める税金ですね。

資本金の額によっても変わりますが、これが15万円かかります。そして、定款認証代がかかります。これは、会社の定款を作ってそれを公的な証書として認定してもらうためのお金ですね。この2つが最低限かかるお金で、合計すると20万円くらいです。

あとは定款を作らないといけないんですが、通常は行政書士の方にお願いして作ってもらいます。

相場としては大体20〜30万円かかりますね。僕は友達にお願いしたので1万5000円で済みましたが。基本的には資本金を除けば、起業には40〜50万円くらいかかると思います。

 

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そして考えなければならないのが、お金をどのように捻出するかです。

自分が提供するサービスがすぐにマネタイズできていれば問題ないんですが、それまでの間どうすれば良いか。大体の人は、会社作ってすぐは利益なんて上がらないんですね。そこで、主に3つの方法があると思います。

1つ目は、「貯金を切り崩す」。

これが1番オーソドックスだと思いますね。

最初にある程度まとまったお金が必要なので、どれくらい貯金できるか。目安としては、半年から1年くらい生活できる生活費があればとりあえずは大丈夫かなと思います。会社を何人でやるかにもよりますが。

2つ目は、「資金調達する」。

自分でサービスをやっていくうえで、素早く伸ばすために投資家もしくはエンジェルから資金調達する方法もあります。

サービスがなくても、チームとプランが良ければそれだけで投資してくれる投資家の方もいるので、探してみてください。

3つ目は、「お金を稼ぐ」。

スタートアップの世界では「ラーメン代稼ぎ」と呼ばれるものです。お金がない場合のほか、資金調達したけどお金を使い切った場合にも選択することがありますが、サービスとは別にお金を稼ぐという方法もあります。

このあと詳しく話しますが、自分のやりたいことではないことをやるかもしれないので、自分の持っている時間という1番貴重なリソースをどれくらい割くかというのが課題になってきますね。

 

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お金を稼ぐ方法として、Webの世界で生きている人だったらこういうのかなってものを挙げました。

受託開発やコンサルティング、ブログでの広告・アフィリエイトなど、自分が得意なことで稼いでいけると良いと思います。

僕の場合は、貯金を切り崩しつつ受託開発に近いことをやってきました。僕自身がコードを書くことはないんですが、周りにいるフリーランスの方と組んで、僕が仕事を取ってきてエンジニアの方がコードを書くというスタイルが多いですね。

ずっとお金が減っていくだけだと精神衛生上悪いので、自分の時間と戦いながらできる範囲でお金を稼ぐというのも僕はやっています。資金調達をしていないので。

次は、社名ですね。

社名の考え方は、色々あります。僕の場合はなかなか決まらなくて、「Web2.0 Name Generator」という海外のツールを使っていました。

それっぽい名前を自動で作ってくれるんですけど、ひたすら見ていましたね。

なんとなく自分がつけたい名前もあったので、Excelの縦と横に接頭語と接尾語を書いて自動的に組み合わせるセルを作っていました。

ここまでやると、だいぶ病気ですね(笑)。時間の無駄だと感じたので、決め打ちしようと。

 

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僕の場合は「株式会社ホットスタートアップ」という社名になったんですけど(2017年5月「株式会社ペライチ」へ社名変更)、スタートアップの新しいものを創り出す熱さとか、助け合いの雰囲気、チャレンジ精神というのを込めて、社名を決めました。

僕の友達で秋貞さんというGenestreamのCEOをされている方がいるんですが、彼が言っていたのは「次代に左右されずに会社のスタンスを貫くためには、サービス名とは分けた方がいい」と言っていて。

僕も今はこれに同意しています。社名とサービス名が一致している場合もありますが、今作っているプロダクトのほかに別のプロダクトをやろうと考えているのであれば、社名とサービス名は分けた方が良いかなと思いますね。

 

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あとは、メンターの探し方です。

これはすごく大事なんですが、起業する前の準備として、スタートアップの集まりとかエンジニアの勉強会とかに顔を出して、あまりサービス内容が固まっていなくても、自分のやりたいことを人に言いまくった方が良いと思います。自分自身だけで考えていても、気づかないことがあると思うので。

僕も新しいサービスとか見るの好きなんですが、あるサービスを見たときに「これやろうと思っていた!」と思うことがよくあるんですよ。

それを言うのは簡単ですが、やっぱり自分でやっている人がとにかく偉いんです。いろんな人に相談すると良い悪いと色々言われることがありますが、やろうと思っているならやったほうが良いですね。

そして自分のアイディアをおもしろいと言ってくれる人に相談したり、ディスカッションに付き合ってもらったりするのが良いです。インキュベーションプログラムに参加するのも良いですね。

 

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最後は、家族に理解してもらうことです。僕は起業するとき、嫁さんに猛反対されました。

基本的にはパートナーがいる方は相互理解だと思うので、本当にやりたいと思ったらひたすら話すしかないと思っています。大体はお金の問題と家族のビジョンの問題なので、そこをしっかりと解決していくことが大事です。

少しでも起業する気があるなら、早めに話してみると良いと思います。

僕の場合は腹決めしてから話したので、嫁さんにも辛い思いをさせてしまったんです。なるべく思い立ったら早めに伝え始めていくのが良いのかなと思います。僕は半年くらい時間をかけて納得してもらいました。

 

Q&A!みんな気になる、あの疑問に先生が回答

 かいせつ先輩

ここでは、授業を受けた方の質問とそれに対する回答を紹介していくよ!

 

Q1:受託などをやってしまうと、受託仕事が忙しくなってサービスを作ったりローンチしたりがなかなかできない状況が続くと思うんですが、受託を辞めるタイミングはありますか?

A1:結局、サービスをマネタイズするか資金調達するかの二択しかないと思いますね。それができるまでは、割く時間を決めて受託をすることになると思います。

 

Q2:起業には「志」が必要ということでしたが、橋田先生はどういう志をもって起業したのですか?

A2:起業家には、「世界を変えたい」という強いビジョンがあってそこに向けて事業を考えていく人と、身の回りのものを解決しながら大きいビジョンを確立していく人の2タイプがいると思っています。僕は後者なので、身の回りの人の問題を解決しながらニーズを探って、さらに大きい目標に向けて事業を進めていくという形です。確実にニーズがあるところをしっかりとやっていくというのが、僕のやり方ですね。

 

Q3:脱サラに年齢はありますか?若い方がいいのでしょうか?

A3:これ超よく聞かれるんですが、ないです。もちろん若いと失敗できるチャンスが増えるというメリットはありますが、若いからこそ経験がなくて開発の相談とかよくされるんですよ。なので、若ければ良いというものでもないです。僕は相談されたら、「スタートアップはやりたいときがやりどき」と答えています。やりたいときにやってください。

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