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ノーコードとは?ローコードとの違いやおすすめ授業を紹介!

<目次>
1:ノーコードとは
2:ノーコードが使われる主な分野
3:ノーコードが注目されている背景
4:ローコードとの違い
5:ノーコードのメリット
6:ノーコードのデメリット
7:ノーコードツールについて紹介
8:ノーコードについて学べる授業を紹介
9:まとめ
 

ノーコードとは

ノーコード とは

ノーコード(No Code)とは、ソースコードを書かなくてもWebサービスやアプリの開発ができる方法のことです。ソースコードとは、コンピュータに期待動作をさせるために、C#・Java・PHP・Python・Rubyなどのコンピュータ言語を用いて書かれたテキストファイルを指し、これらを書くことをプログラミングやコーディングと呼びます。

通常、アプリやWebサービスを作ったり動かしたりするには、プログラミングやコーディングの知識・スキルが必要です。一方、ノーコードはそれらの知識やスキルが無くても感覚的にアプリやWebサービスの開発ができるので、スピーディな開発や、より多くの人がサービス作りに携わることを可能にします。

『IT 人材需給に関する調査』(2019)の中で日本では2030年に約79万人のITエンジニアが不足する試算(※)が出ている状況に対して、ノーコードはIT人材不足を解消できる方法とも捉えられるでしょう。

※参照:https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/houkokusyo.pdf

 

ノーコードが使われる主な分野

ノーコード 分野

サービスのデジタル化が進む中で、ノーコードの手法を用いたサービス開発はさまざまな分野で取り入れられています。

この動きはエンジニア不足によって身近な課題が解決しにくい社会を変え、ノーコード市場の発展を共創するために活動する日本ノーコーダーズジャパン協会が公開した「2021年12月版 ノーコード・カオスマップ」(※)にまとめられているノーコード市場に存在する企業・業界やサービスが幅広いことからも明らかです。

ノーコード カオスマップ

次でノーコードを活用するイメージがつかみやすくなるよう、ノーコードツールが使われる主な分野をご紹介します。各分野でよく使われるツール名や概要については後段「ノーコードツールについて紹介」でまとめて解説していますので、併せて参考にしてくださいね。

※出典:https://no-coders-japan.org/nocode-chaosmap

 

ビジネスアプリ

ノーコード ビジネスアプリ

ビジネスアプリとはビジネスの用途で使われるアプリケーションの総称です。主に顧客管理や人事評価、資料共有やオンラインでのコミュニケーションに活用されます。スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末でビジネスアプリケーションを使えば、オフィスビル内だけではなく自宅でも業務ができる点や業務効率化が利用のメリットです。

IT専門調査会社 IDC Japanによると、ローコード・ノーコードプラットフォームの導入状況について2020年8月に実施した調査(回答社数435社)では導入率が8.5%であったのに対し、2021年9月に実施した調査(回答社数485社)では37.7%と29.2ポイント増加していました(※)。業務の効率化が推進される中で、ノーコードのビジネスアプリは自社で開発費用を負担することなく、業務の効率を向上させられるため、導入する企業も増えていくことが予想されます。

ノーコードのビジネスアプリはまた在宅勤務やリモートワークの導入で新しいコミュニケーションの方法が必要になった企業では情報共有やコミュニケーションを円滑にするためにも役立っています。

※出典:https://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prJPJ49023422

WEBサイト制作

ノーコード web制作

インターネットの普及により、WEBサイトは最も身近な情報発信の方法の一つになっています。WEBサイトは顧客からの信頼を得たり、求職者との接点になったりするため、アクセスしやすく、デザイン性の高いWEBサイトが求められます。その一方で、制作にはHTMLやCSSなどのマークアップ言語やPHP、Ruby、Javaなどのプログラミング言語の知識やスキルを持った人材が必要になります。またWEBサイトを構築するサーバーを管理する手間もかかります。

これらの課題を解決するのがノーコードツールです。ノーコードツールでWEBサイトを制作する場合はテンプレートからデザインを選ぶだけで、簡単にWEBサイトを制作・公開できます。また、ノーコードツールを用いて公開されたWEBサイトはツールを提供している企業によってクラウドサーバーで管理されるため、専門知識やスキルが無くても、サイトの運用から管理まで一貫して行えます。

 

モバイルアプリ制作

モバイルアプリとは、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末で使えるアプリケーションのことです。

モバイルアプリにはiPhoneで使用されるiOSと、Googleの提供するAndroid向けの2種類のアプリがあり、それぞれ開発に用いる言語が異なります。iOSアプリにはSwift、AndroidアプリにはJava・Kotlinが用いられるのが一般的です。

通常であればiOSとAndroidどちらに向けたアプリを制作するか決めた後に必要なプログラミング言語を扱える人材の採用やプログラミングスキルの獲得が必要になりますが、ノーコードツールではプログラミングスキルがなくても、テンプレートやパーツを選択するだけでモバイルアプリを制作できます。

 

ECサイト

経済産業省の調査「令和元年度 電子商取引に関する市場調査」によれば(※)、日本国内のBtoC-EC(消費者向け電子商取引)市場規模は、2019年時点で19.4兆円(前年18.0兆円、前年比7.65%増)に拡大しています。

また同調査によれば、2019 年時点で63.3%がインターネットを利用する際はスマートフォンが中心となっているため、EC 事業者を はじめとしたインターネットビジネスを展開する事業者は、スマートフォンを第一に想定したコンテンツやサービス作りが重要な時代になっています。

消費者の行動変化に合わせたページの設計や改善が求められるECサイトの分野でも、ノーコードツールが活躍しています。例えばプログラミングなしでお店の公式アプリが作れるだけではなく、TwitterやInstagramと連携させて管理することができるツールもあります。

※参照:https://www.meti.go.jp/press/2020/07/20200722003/20200722003-1.pdf

 

業務自動化

ノーコード 業務効率化

ここまでご紹介してきたように、業務で使用しているアプリや企業が制作するアプリやサイトにまで幅広い分野でノーコードが活用されていますが、これらだけに留まりません。例えば、手作業で行っていた作業の自動化にもノーコードアプリが一役買っています。請求書作成や人事労務管理のために社内で導入しているSaaS間の情報を連携したり、顧客向けの問い合わせフォームの作成・管理も可能です。

業務自動化を目的にしたノーコードアプリによって、例えば情報の統合や情報収集に時間を割いていた社員は営業活動や採用業務に専念できるようになるなどのメリットがあります。このように、生産性の向上・DX推進が急がれる現代においてノーコードツールは大いに役立ちます。

 

ノーコードが注目されている背景

ノーコード 注目 理由

ノーコードの技術が注目される背景には以下の動きがあります。

  • 1.大企業によるノーコードプラットフォームの買収
  • 2.IT人材の不足
  • 3.業務の効率化

それぞれの背景について解説していきます。まず、1つ目の大企業によるノーコードプラットフォームの買収の例には、GoogleのAppSheet買収やMicrosoftのSoftmotiveの買収が挙げられます。相次ぐノーコードプラットフォームの買収の背景にあるのは、労働人口の不足や激化する市場競争です。

今や私たちの生活は、様々なデジタルサービス無しには成り立たないと言えるほど、IT化が進んでいます。不動産業や製造業などデジタル化が進みにくいと言われている業界でもDXが進むなど、あらゆる領域でデジタル技術を使ったサービスや製品への需要が強まっています。

しかしながら、高まる需要の一方、ほとんどの企業はプログラミングスキルを有するIT人材の不足や開発コストの課題を抱えていました。つまり、これらの課題を抱える企業にとって、ノーコードプラットフォームが普及することを見越して、大企業はノーコードプラットフォームを買収したのです。

2つ目のIT人材の不足については、冒頭でもご紹介した「日本では2030年に約79万人のITエンジニアが不足する試算」に端を発しています。ノーコードツールはここまでご紹介してきたように、感覚的に操作ができるツールなので、プログラミングの知識やスキルがない人でもWeb制作やアプリ制作に携わることが可能になります。そのためIT人材の不足を解消する1つの方法になっているのです。

3つ目の業務の効率化に関しては労働人口の減少を解決するための「働き方改革」によって生産性の向上が求められている状況に端を発しています。例えば、ノーコードのビジネスアプリを使うことで業務を効率化させ、生産性を向上させることができます。

 

ローコードとの違い

ノーコード ローコード 違い

ノーコードとローコードの違いは制作側がソースコードを書く量にあります。ノーコードは全くソースコードを書かなくても良い開発方法ですが、ローコードはWeb制作などの場面において必要な機能のみ自動的に組み込まれるようになっており、デザインの変更や自社の他サービスとの連携など細かい仕様を変更をする際は担当者がソースコードを書く必要があります。

また、プログラミングの知識やスキルが全くない人に向いているノーコードと比較して、ローコードはプログラミングの知識やスキルは多少あるが、ノーコード開発ツールに設定されているテンプレートでは物足りないと感じている方に向いています。

 

ノーコードのメリット

ノーコード メリット

ソースコードを書いて開発する場合と比較したノーコードのメリットは以下のとおりです。

 

プログラミングの知識やスキルが不要

テンプレートを利用してWebやアプリの制作を行ったり、仕事で必要なデータを統合できることがノーコードツールの特長です。つまりノーコードツールを使ってサイトやアプリを開発する場合はソースコードを書かなくて良いので、プログラミングの知識やスキルがない企画職でも開発に関われます。

 

開発に必要な費用を削減できる

ノーコードツールを活用すれば、専門知識がない状態でもサービスを開発できます。そのため、制作会社への外注費用や外注先とのやりとりが発生することなく、共有されているイメージや要件をもとに自社でサービスを開発できます。

またサービスの管理はクラウド上で行うため、サーバー管理や保守の業務担当者を新たに採用したり、育成する必要もありません。

 

開発のスピードが早い

ノーコードツールを用いた開発の場合、ソースコードを書いて実装する手間が省ける上、担当者がプログラミングの知識やスキルを身に付ける必要がないため、短期間で開発できます。

アプリやWebサイトの要件によっては開発会社に依頼すると数か月かかる場合でも、ノーコードツールを使えば数日で開発できるケースもあります。

また、メリットの冒頭でご説明したように専門的な知識やスキルも必要ないため、社内のIT担当者や外注先と要件がしっかりすり合わされていなかったために修正の工数が余計にかかる可能性も下げることができるでしょう。万が一、修正の必要が出ても自社で簡単に行えます。

 

ノーコードのデメリット

ノーコード デメリット

ソースコードを書いて開発する場合に対して、ノーコードのメリットはプログラミング未経験者でも開発に携われる点や短期間での開発が可能になる点があると分かりました。しかし、ノーコード開発には以下のようなデメリットもあります。

 

自由度や拡張性が低い

ノーコードでアプリやサイトを開発する場合は、基本的にノーコードツール内に用意された機能やデザインテンプレートに沿って開発します。テンプレートによって開発スピードが上がる一方で、テンプレートが用意されていなければ機能を追加したり、改善することはできません。つまり、ノーコードツールのアップデートや有料版ツールによる機能追加がない限り、独自の機能を搭載したり、企業やサービスのイメージに合ったデザインに調整することは基本的にできないのです。

ノーコードツールを使う中で「もっとこんな機能を搭載させたい」「もっと違うデザインにしたい」と思うようになったら、前の項目でご紹介したローコードツールを使うとデメリットが解消されるでしょう。

 

英語に抵抗があると使いにくい

ノーコードアプリは海外製のものが多いため、英語に抵抗がある方にとって使いにくい場合があります。また海外製のノーコードアプリを使っていて不具合が生じた場合、カスタマーサポートの担当者と英文でやりとりが必要になる場合もあります。もちろん、現在では日本語に対応しているノーコードアプリもあるので、英語に抵抗がある方は日本語で使えるツールの中から選ぶのも一案です。

 

アプリ・ツールが使えなくなる可能性も

ノーコードアプリやツールは提供する企業が存在することで、利用できる仕組みになっています。そのため、提供する企業が倒産した場合はノーコードツールを用いて自社で開発したアプリやWebサイト、アプリなどが利用できなくなってしまう可能性があり、顧客や売り上げ獲得の機会を損失する可能性にも繋がります。

 

ノーコードツールについて紹介

ノーコードツール

ここまで、ノーコードの意味や注目されるようになった背景など概要を解説してきました。次では5つの分野でよく使われているノーコードツールをご紹介します。

 

ビジネスアプリ

ノーコード ビジネスアプリ

ビジネスアプリの代表例を3つご紹介します。ビジネスアプリにはクラウドブームが起きた2010年代に既に存在していた既存ノーコードアプリと、既存アプリにはない機能を備えた新興ノーコードアプリに分けられます。ここでは前者を主にご紹介します。

< Google Sheets >

Google Sheetstとは、Google社が提供しているオンライン表計算ソフトのことです(※)。表計算ソフトである点ではMicrosoft社のExcelと同じ機能を持っていると言えますが、Excelの場合は有償ダウンロードが必要であるのに対して、スプレッドシートはGoogleアカウントがあれば無償で使えます。またGoogleスプレッドシートはオンライン上で編集権を持つユーザーがリアルタイムに編集できる点や、他のGoogleアプリのデータを連携できる点が特長です。

※参照:https://www.google.com/intl/ja_jp/sheets/about/

< sales force >

sales foece

sales forceとは顧客との接点から成約までのプロセスを効率化するプラットフォームです(※)。sales forceは単体ではなく、顧客の接点によって5つの機能に分けられている点が特長です。

  • ・SFA:Sales Cloud
  • ・CRM:Service Cloud
  • ・MA:Marketing Cloud
  • ・アプリ作成:Salesforce Platform

SFAは営業の生産性を向上・改善させるために営業を可視化するツールで、この役割を担うSales CloudはSalesforceとSlackを連携して商談の管理や売り上げ予測などを実現して業務を変革します。

CRMとは利益を最大化させるために顧客との関係性を管理するツールで、この役割を担うService Cloudは顧客が使いやすいコミュニケーションツールで商品やサービスに関するサポートを行います。

MAとは見込み顧客を獲得するために顧客の興味関心に対して適切なマーケティングを自動で行うツールで、sales force内のMarketing CloudはCRMに蓄積された顧客データを活用し、メール・SNSなど顧客の性別や年齢層などを基に最適なマルチチャネル・デバイスを通して、顧客と最適なコミュニケーションを行えます。

※参照:https://www.salesforce.com/jp/products/what-is-salesforce/

< kintone >

kintoneとは累計2万社以上が導入している、サイボウズ株式会社提供の業務改善サービスです(※)。部署・業種別に日報やプロジェクト管理などに使える100種類以上のテンプレートが用意されています。業務の効率化やオンラインでも円滑なコミュニケーション・フィードバックができるため、kintoneを見ればチームで仕事が進められる環境が整う点が特長です。

※参照:https://kintone.cybozu.co.jp/what_is_kintone/

WEBサイト制作

コストを抑え、短期間でWEBサイトを制作したい場合に利用できるノーコードツールも登場しています。WEBサイトを制作するためのノーコードツールは比較的シンプルな機能のWEBサイトや、ECサイトアプリの開発に向いていると言われており、代表的なコードツールには以下のようなツールがあります。

< STUDIO >

ノーコード studio

ノーコードツールは基本的にテンプレートから用意された機能やデザインに縛られやすい特徴があります。一方で、STUDIOは制作したデザインを自動でコードに変換してくれるため、独創性の高いWEBサイトの制作が可能です(※)。また複数人でサイトの制作や更新ができるので、他のノーコードツールと同じように短期間での制作・公開が叶えられます。

※参照:https://studio.design/ja

< WiX >

WiXはあらゆる業種や目的に対応した 800 以上のテンプレートからWEBサイト制作が可能なノーコードツールです(※)。いくつかの質問に答えるだけでAIが最適なコンテンツを自動で生成してくれる上、顧客管理機能やメルマガ配信などの拡張機能を用いることで見込み顧客を効率的に獲得できます。WEBサイト制作・集客・分析まで一貫して行える点が特長です。

※参照:https://ja.wix.com/

< ペライチ >

ノーコード ペライチ

ペライチはECやセミナーなどのWEBサイト制作に対応したノーコードツールです(※)。制作したWEBサイトには決済や予約システム、メルマガ配信などの機能を搭載することが可能で、美容サロンや塾などさまざまな業種に対応したテンプレートが用意されています。WEB制作初心者にうれしい個別サポートやページ添削などのサポートが充実している点が特長です。

※参照:https://peraichi.com/

 

モバイルアプリ制作

ノーコード モバイルアプリ

ここではノーコードでスマートフォンやタブレット向けのアプリを制作・運用・分析できるツールを3つご紹介します。

< yappli >

ノーコード yappli

yappliはEC、メディア、BtoB営業、社内の情報共有などを目的にしたモバイルアプリの制作・運用・分析ができるノーコードツールです(※)。汎用機能では画像とテキストの組み合わせによるオリジナルレイアウトのページ作成や、フォームの作成、生体認証設定などが含まれています。またSalesforce Marketing Cloudをはじめとした外部MAツールとの連携により、アプリ以外のチャネルを含めた分析を活用した高度なマーケティングが可能です。

モバイルアプリ開発に用いられる他のノーコードツールと比較して、40以上の機能と豊富な外部サービス連携によって、優れたユーザー体験を提供できる点が特長です。

※参照:https://yapp.li/

< Adalo >

ノーコード adalo

Adaloはモバイルアプリ、Webアプリ両方制作することができるノーコードツールです(※)。他のツールと同じようにドラッグ&ドロップだけで感覚的にアプリを作れます。モバイルアプリを制作できる他のツールと比較して操作画面がシンプルなので使いやすい傾向にあります。月額利用料は無料・50 $・200$の3種類の料金体系があり、ストレージの容量や、AppleやGoogleストアでの公開有無によって選択するプランが変わります。

※参照:https://www.adalo.com/pricing

< Bubble >

BubbleはAdaloと同じく、モバイル・PC両方のアプリをノーコードで制作できるツールです。外部アプリBDK Native・Codeless Academy・Air Nativeを使うことでモバイルアプリを制作します。中でもBDK Nativeはヘッダーボタンの追加やポップアップの追加、オフライン検出機能の追加などさまざまな機能を提供しているため、ユーザーの行動や評価に合わせて随時機能を追加しやすい特長があります。その一方で、Adaloと比較すると制作画面の構造が複雑なため、アプリ制作やプログラミング初心者には難しく感じやすいでしょう。

※参照:https://bubble.io/

 

ECサイト

ここでは、新型コロナウイルスの感染拡大によって急速に市場が拡大しているEC市場でECサイト制作・運用・分析(マーケティング)に使われているノーコードアプリを3つご紹介します。

< BASE >

ノーコード ecサイト

BASEはレスポンシブ対応のECサイトを制作・運用できるノーコードツールです(※)。スライドショー、SNSバナーの設置などの豊富なデザインパーツが用意されているため、ノーコードツール特有の「デザインや機能に「独自性がない」「サイトに機能を追加できない」などのデメリットを感じずに利用できる点やSNSと連携しやすい点が特長です。

また3つの項目を埋めるだけでECサイトを立ち上げられることや、規定のページ以外の追加ができない点から、初めてECサイトを制作する方や販売数が少なくても、おしゃれなサイトに仕上げたい方に向いていると言えるでしょう。

※参照:https://thebase.in/

< Shopify >

Shopifyは世界175カ国以上で利用されているECサイト向けノーコードツールです(※)。ECサイトの制作・運営・分析まで一貫して行えます。制作は他のノーコードツールと同じようにドラッグ&ドロップで行えるため、プログラミングスキルは不要です。また運営に関してもShopifyモバイルアプリでどこでも在庫や注文管理ができるので、注文から配送までスピーディーにこなす必要があるECサイトの運営にも安心して取り組めます。Shopifyは初めてECサイトの制作・運営をする方はもちろん、海外へ展開できる越境ECサイトの運営を考えている方に向いていると言えるでしょう。

※参照:https://www.shopify.com/jp

< Make Shop >

ノーコード make shop

Make ShopはGMOメイクショップ株式会社が提供するECサイト向けノーコードツールです(※)。制作・運営・分析(マーケティング)まで一貫して行えるだけではなく、他のツールと比較してクーポン発行やまとめ買い割引機能などの販促機能が充実している点やInstagram連携によって販促チャネルを拡大できる点、サポート体制が充実している点が特長です。

日本国内での販売を考えている企業や大規模なECサイトを制作したいと考えている方、手厚いサポートを希望する方に向いていると言えるでしょう。

※参照:https://www.makeshop.jp/

 

業務効率化・自動化

ここでは『ノーコード時短術』の授業を参考に業務効率化ツールを3つご紹介していきます。

< ASTERIA Warp >

ASTERIA Warpとはシステム間連携やデータ分析・マスターデータ管理を行う際のデータ統合、業務自動化などの用途で使われるノーコードツールです(※)。

Excel、G Suite、Salesforce、kintone、Twitterなど100種類以上の豊富な接続先により簡単・柔軟な連携ができる点やExcelのデータ入力をはじめとした定型業務を自動化できる点が特長です。さまざまなツールを導入したものの、各ツールのデータ連携ができていない企業や定型業務の自動化を考えている企業に向いています。

※参照:https://www.asteria.com/jp/warp/

< integromat(make) >

make

integromat(2022年2月にmakeに改名)はSaaS(インターネットを通じて利用できるソフトウェア)同士をつなげることでデータ活用などを行うiPaaSと呼ばれるツールです。

2021年2月時点で700種類以上のツールに対応しており、分岐やフィルタを細かく設定できる点が特長です。例えば、LINEとSlackを連携することでSlackでメッセージを受信したらLINEへ通知がされるように設定することが可能です。

integromat(make)は低価格で始められる上、設定がドラッグ&ドロップで完了する点が魅力です。ビジネスだけではなく、プライベートでも異なるソフトウェア間で情報を共有することで業務効率化したいと考えている方におすすめです。

※参照:https://www.make.com/en

< zapier >

zapierはintegromat(make)と同じように異なるソフトウェア間をノーコードで連携できるツールです(※)。2022年6月時点でGmail、Microsoft Outlook、Microsoft Office 365、Slackなど5,000種類以上のサービスに対応しています。

3つ以上のプラットフォームを連携させて業務を自動化できるため「Gmailの添付ファイルを自動的にDropboxに保存し、Slackに通知する」といった複雑な条件設定が可能な点が特長です。

そのため、integromat(make)では補えないような複雑な設定で業務を効率化したいと考えている方におすすめのノーコードツールだと言えるでしょう。

※参照:https://zapier.com/

 

ノーコードについて学べる授業を紹介

 

ノーコード時短術

先生プロフィール

NoCode Ninja(のーこーど にんじゃ)

NoCode Ninja(のーこーど にんじゃ)
日本初&日本最大のNoCode専門オンラインサロン【NoCodeCamp】を宮崎翼氏と運営。SNSなどでノーコード情報を発信しており、note記事【プログラミング不要のNoCode(ノーコード)とは?どうやって学習するの?】は100,000PVを突破。

< コース紹介 >

「プログラミング学習で挫折してつまづいた」「業務を早く終わらせたいけど自動できる仕組みをつくりたい」「自分で何かWebやアプリをつくってみたい」と思っている方がNoCodeCampサロンを運営するNoCode Ninjaさんの解説を聞きながら実際にWebやアプリの制作や業務効率の設定ができるコースです。

「リクエストで学ぶノーコード時短術シリーズ」

┗第1回:NoCodeで「ポートフォリオサイト」を作成してみよう

┗第2回:ノーコードで誰でもデザインできるWebサイト制作(前編)

┗第3回:ノーコードで誰でもデザインできるWebサイト制作(後編)

「最新ツール超解説シリーズ」

┗第4回:自動連携で業務効率化「最新ツール超解説」

┗第5回:BubbleでSNSアプリの「投稿スペース」をつくる

┗第6回:Bubbleで社内用SNSアプリをつくる

┗第7回:自動化で「日報・議事録・本日の業務」の共有を業務改善しよう

┗第8回:面倒な「プロジェクトの進捗報告」を仕組みで解決してみよう

┗第9回:面倒な「経費精算」の管理をツールで解決してみよう

 

まとめ

市場価値を高めるためにプログラミングスキルを身に付けたくても、まとまった学習時間が取れないと悩む方も少なくありません。また、業務を効率化して成果を出したいと考える方が居ることも事実です。このような方々にとって、今回ご紹介したノーコードツールはスキルアップへの第一歩になるでしょう。あなたもぜひ、『「ノーコード」時短術』のコース授業を受講してみてくださいね。

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