5/23(Thu)

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人見知りとは?原因と克服方法を分かりやすく解説

<目次>
1:人見知りとは
2:人見知りの原因とは
3:人見知りな人の特徴
4:人見知りの克服方法
5:人見知りを改善したい人におすすめの授業をご紹介
6:まとめ

誰でも初対面の人や馴染みのない人と話す時は、緊張して上手く話が出来なかったり、不安に感じたりすることがあるのではないでしょうか。また、人と会うことに過度に緊張してしまう場合、自身の「人見知り」に悩むことも少なくありません。

ここでは、人見知りをする原因と、克服するための方法を詳しく解説していきます。初対面の人に対する警戒心が強く、人間関係の構築に時間がかかってしまう人や、愛想が良くないと指摘を受けたことのある人は是非参考にしてみてください。

< この記事で紹介する授業 >

人見知りを科学する~メカニズムを理解して克服を促す

人見知りを科学する~メカニズムを理解して克服を促す

先生プロフィール

堀田 秀吾

堀田 秀吾
テレビ朝日「ワイド!スクランブル」コメンテーター。 専門は『司法コミュニケーション』。研究においては、法というコンテキストにおけるコミュニケーションに関して、言語学、心理学、法学の知見を融合したアプローチで研究を展開している。また、専門書に加えて一般書・ビジネス書・語学書を刊行している。 明治大学法学部 教授/マーベリック法律事務所・顧問/法と言語科学研究所代表/株式会社スカイアイ・プロデュース監修

 

人見知りとは

人見知りとは

人見知りとは、子どもなどが見慣れない人に対して不安を感じたり、恥ずかしがったりすることを指す言葉です。この表記からも分かるように、元々は子どもの発達段階における特性を意味していました。しかし現在では、大人も含めて、初対面の相手などよく知らない人に対して会話を積極的にできないことを指す言葉として使われています。また、医学的な観点では、人見知りが社交不安症の一種として扱われることもあります。

また人見知りの語源には、「人見+知る」と「人+見知る」の二つの説があると考えられています。前者は、「人見=他人の視線」に「知る」という言葉が用いられており、人目が気になるという意味を持ち、後者は人を知る(見て知る)という意味を持っています。

 

人見知りのパターン

Schooオリジナル授業『人見知りを科学する~メカニズムを理解して克服を促す』に登壇されている明治大学教授の堀田 秀吾先生によると、人見知りには大きく分けると①人と話すのが恥ずかしい、②会話が上手くできない、③会話が面倒に感じるの3つのパターンがあるとされています。この3つのパターン別に、人見知りが起こる背景について見ていきましょう。

人と話すのが恥ずかしい

人見知りをする1つ目のパターンは、見知らぬ人と話すことへの恥ずかしさから、コミュニケーションを避けてしまうことです。このタイプの人は、人と会って話をする際、緊張して気持ちが落ち着かなくなってしまいがちです。また、失言や失態に対する恐れから、人と話すことを避けやすいでしょう。

会話が上手くできない

2つ目のパターンは、会話が上手くできないと思うことによる人見知りです。相手の話に上手く合わせられない、沈黙してしまうなどの経験を重ねると、会話に対する自信を失いがちです。そのため最初は頑張って話そうと考えていても、気後れしてしまい、会話に積極的になれません。

また、相手の反応が良くない場合には、自分が話すことで相手にネガティブな印象を与えたり、嫌われるのではないかと不安になってしまうこともあるでしょう。

会話が面倒に感じる

3つ目は、会話を面倒に感じるタイプの人見知りです。性格的に人と話すことをあまり必要としていなかったり、忙しさゆえに常に別のことで頭がいっぱいだという人は、会話を面倒だと感じ、避けたくなります。

会話を日頃から避けていると、周りからは人見知りだと捉えられるようになったり、会話をすべきタイミングでも思うように話をできなくなったりしてしまいます。そのため、会話を面倒に感じることは人見知りをする背景として考えられるでしょう。

 

人見知りの原因とは

ここまで、人見知りの3つのパターンと、それぞれどのような感情が背後にあるのかをお話ししました。次項からは、これらをさらに深掘りすることで、人見知りが起こる原因について解説します。

 

自己防衛心の表れ

自己防衛心の表れ

前項で挙げた「恥ずかしさ」による人見知り、「会話が上手くできない」ことによる人見知りは、いずれも自己防衛心が根本にあると言えます。

自己防衛心とは、人がストレスがかかることを無意識に避けようとする心の動きで、自分を守るために本能的に備わっている機能の一つです。つまり対話による恥ずかしさや、苦手意識によるプレッシャーから身を守るための反応が人見知りなのです。

自己防衛心が生まれる背景には自信の無さやそれに繋がる過去の経験があることが多いため、次で詳細を解説します。

自信がない

自信の無い人は、自己防衛心が働きやすくなります。自信とは、自分の価値や能力、発言や行動を心から信じられることを言います。自分に自信がないと、他者とコミュニケーションをとる際に自分の発言に価値を感じることができず、発信をためらったり、相手の意見に合わせてしまったりします。

自分の意見を言えず、さらに自信を失う状況が続くと、人と話すこと自体にネガティブな印象を持ち、自分を守るためにも他者との会話を避けるようになってしまうのです。

※参照:自尊心の意味とは?低い原因や高める方法を解説

人間関係で失敗や傷ついた経験がある

過去に人間関係で失敗や傷ついた経験がある場合も、人とのコミュニケーションに対して自己防衛心が働きやすくなります。

一般的に人は、良いことよりも嫌なことの方に注意を向けたり、記憶に残したりしやすいという、ネガティブバイアスと呼ばれる性質があります。そのため過去に人とのコミュニケーションにおける嫌な記憶がある場合、警戒心や緊張感に囚われてうまく話せなくなってしまうことが起こるのです。

他人の評価を気にしすぎている

他人の評価を気にしすぎている

他人の評価や見え方を気にしすぎている場合も、自己防衛心が働き、他者とのコミュニケーションに緊張しやすくなります。

他人の評価や見え方を気にしすぎてしまうのは、根元に自己愛の強さや負けず嫌い、周りとの調和を大切にしすぎるといった個々人の特性があるかもしれません。このような傾向がある人は空気を読んで周囲が求めていることを発言し、良くも悪くも自分を良いように見せようとしてしまいがちです。その結果、他者とのコミュニケーションに疲れ、会話に積極的になれなくなってしまうのです。

発言をネガティブに受け止めてしまう

周りの人の発言や身の回りの出来事をネガティブに受け止めてしまう思考の癖があると、心のガードが堅くなり気軽に人とコミュニケーションが取りにくくなります。

物事をネガティブに受け止めてしまう背景には、もともとの警戒心の強さや不安を感じやすい性質、または対人トラブルをはじめとした後天的に人の言動を信じられなくなる経験など、さまざまな要素が考えられます。

相手の発言の裏を読んでしまったり、他人の気軽な一言に深く傷ついてしまったりするケースでは、他者との会話がストレスに感じやすく、自己防衛心から会話を避けることに繋がります。

 

コミュニケーションの方法が分からない

コミュニケーションの方法が分からない

人見知りになる原因として、自己防衛心だけでなく、単純に馴染みのない人とのコミュニケーションの方法を知らない・身につけていないということも挙げられます。

コミュニケーションとは話す力・聞く力などの複合的なスキルですが、初めて会う人や慣れない相手との会話では特に、「話題がない」「話が広がらない」ことが悩みの種になりがちです。

話題が見つからない

初対面の人と接するシーンにおいて「いったい何を話せばいいのか」と困ったことはないでしょうか。特に人と話すことに慣れていない人にとっては、初対面の人や目上の人に対して失礼のない話題を探したり、会話を弾ませようと努力したりすることは簡単なことではありません。

気を遣うあまり人と話す話題として適切なものが分からなくなってしまったり、良い話題がなくつまらない人だと思われてしまうのではないかと不安になったりすると、コミュニケーションを取らなくてはいけない場面でも戸惑って会話することを遠慮してしまいやすくなります。

話の広げ方が分からない

人と対話をする際に、天気の話題など当たり障りのない話から会話を始めたは良いものの、あまり盛り上がらず次の話題に繋がらなかった、気まずい空気になってしまった、ということも起こりがちです。特に共通の話題のない相手の場合、話題を見つけるだけでなくそれを広げていくのは難しいものです。

このような経験で会話に自信が無くなっていくと、よく知らない相手との会話はプレッシャーやストレスにつながり、つい避けたくなってしまうでしょう。

 

過剰負荷環境

過剰負荷環境

会話のスキルもあり不安もないけど馴染みのない人との会話に積極的になれないような場合、人見知りをしてしまう原因は、実は環境にあるのかもしれません。

情報化社会に暮らす私たちは日常的に大小さまざまな情報に囲まれて生活をしています。そして、処理しきれないほど多い情報にさらされた環境になった場合、これを過剰負荷環境と呼びます。

過剰負荷環境に身を置くと、人は無意識のうちにストレスのもととなる情報をシャットダウンしてしまうようになります。もちろん他者との会話も、さまざまな情報を含んでいるためその対象となります。

そのため、特に会話が面倒に感じるタイプの人見知りをする原因は、過剰負荷環境から身を守るための無意識の行動である可能性があるのです。

 

人見知りな人の特徴

ここまで、人見知りにはどのような原因があるのかについて見てきました。次項からは人見知りな人の特徴についてお話しします。人見知りな人にはどんな言動が表れるのかを掴み、その具体像を明らかにしていきましょう。

 

あいさつやプレゼンなどで緊張しやすい

人見知りの人は、あいさつやプレゼンなどで緊張しやすい傾向にあります。そもそも人見知りの人は、対話に自信を持てなかったり、人前で失敗したくなかったりする思いから人前で話をすることを苦手とする人が多いです。あいさつやプレゼンなどは、初対面の人やあまり馴染みのない人に対して行うことも多く、その思いが強くでやすいシーンだと言えます。

 

落ち込みやすい

落ち込む 落ち込みやすい

先ほど人見知りの原因として、自己防衛心があることをご紹介しました。自己防衛心とは自分を守るための心の動きなので、傷つきやすい、落ち込みやすい人はそうではない人に比べて自己防衛心も働きやすくなります。

自己防衛心が強いと他人の評価を過度に気にしたり、人とのコミュニケーションに警戒心を抱いたりしがちです。一度嫌な経験をすると引きずりやすい側面もあるため、気軽なコミュニケーションが苦手で、人見知りをしやすくなるのです。

 

受け身であることが多い

人見知りな人の特徴として、コミュニケーションにおいて受け身であることが多い点も挙げられます。受け身とは、自分から進んで行動しようとせず、発信することに消極的な状態のことを指します。

人見知りな人は自己防衛心の働きやコミュニケーションへの苦手意識から、特に見知らぬ人との対話を避けがちです。また、いざ対話をすることになっても、同じ理由から積極的に会話を盛り上げたり沢山話題を出したりすることを苦手とします。そのため、相手に会話を委ねる受け身のコミュニケーションになる傾向があるのです。

 

会話中に視線が合わない

会話中に視線が合わないことも、人見知りの人によく表れる行動の一つです。アイコンタクトはコミュニケーションの方法の一種であり、目を合わせることで相手の感情や反応など多くの情報が得られます。そのため、人見知りの人は自分への自信の無さから相手の反応を見るのが怖くなったり、逆に相手から自分の感情を読み取られることに恥ずかしさを感じたりして、目を合わせるのを避けてしまうのです。

 

自己開示が少ない

自己開示が少ない

その他人見知りな人は、自己開示が少ない傾向もあります。自己開示とは、自分の個人的な情報や思考などを他人に伝えたり、公開できたりすることを言います。

人見知りな人は、自己防衛心の強さから、自信のなさや過去の失敗や傷を隠し、自分を守ろうとする傾向があります。このような背景から、自分を守るための手段として人に必要以上の情報を開示しようとしなかったり、安心して自己開示できるまでに時間を要したりすると考えられます。

 

人見知りの克服方法

人見知りの原因として、自己防衛心・コミュニケーションスキル・過剰負荷環境の3点を挙げました。ここからは、それぞれの観点から、他人とのコミュニケーションを円滑に進めるために役立つ、人見知りへの対処と改善方法を詳しく紹介していきます。

 

自己防衛心をコントロールする

まず前提として、落ち込みやすさや自信のなさといった人の不安感情は、人類が生存競争に勝つために身につけてきた必要不可欠な感情です。そのため不安を感じたり自己防衛したりすることは、本能的な感情であり、決して悪いことではありません。

そのため人見知りを改善するためには、不安を含むネガティブな情報に注意が向きやすいという人間の特性があることを知り、自己防衛心をコントロールすることが重要です。ここからは、自己防衛心を制御するために必要な4つのマインドセットについてご紹介します。

自尊心を高める

自尊心を高める

自尊心を高めることは、自己防衛心をコントロールするために大切です。自尊心が高い人は自分の良い面も悪い面も認識した上で、ありのままを受け容れることができます。そのため自尊心を高めると、失敗を恐れず堂々とコミュニケーションを取ったり、人見知りな自分を臆せずに出すことにつながります。

自尊心を高める方法としては、小さな目標を立てて成功体験を積み重ねることや、頑張ったことを書き出すワークなどが効果的だと言われています。

また、ハーバード大学のカディ教授らの研究では、背筋を伸ばすといったパワーポーズをとることで、テストステロンが増加し、人の決断力や積極性を高めることがわかりました。自尊心を高めたい方は、まず姿勢を整えることから試してみても良いでしょう。

自尊心についてさらに詳しく知りたい方は、コラム『自尊心の意味とは?低い原因や高める方法を解説』もご覧ください。

他者からの評価を気にしすぎない

他者からの評価を気にしすぎない never mind happiness

自己防衛心をコントロールするためには、他者からの評価を気にしすぎないようにすることも大切です。他人からの評価は、あくまでもその人の基準に基づいています。他人と自分を比べても、これまでの経験や価値観が違う以上、全く同じ基準で自分の価値を測ることはできません。

自身を客観視することが必要となるシーンもありますが、他人からの評価を気にしすぎてしまう人は、自分は自分、他人は他人と割り切って、他人と比べて足りない個性や力、環境を嘆くことをやめてみましょう。他人の評価に囚われすぎなければ、本当の自分を出すことが少し容易になるはずです。

会話に対する期待値を下げる

人との対話を完璧にしようとしないことも、人見知りの克服には重要な心構えです。会話がうまくできないと感じる人は、会話に対して〜ねばならない、〜すべきだといった「べき思考」を持っている可能性があります。自分の中の理想や期待値が高いと、自分の会話に自信を持てなかったり、うまく会話をすべきといった思いから過度に緊張し、人見知りをしやすくなります。

このように考えてしまいがちな人は、会話に対する期待値を下げ、〜に越したことはない、〜できたらいいという考えを持ち、気軽なコミュニケーションを心がけるようにしてみましょう。

リフレーミングを身につける

会話をしている時、相手の発言を悪くとってしまいがちな人にはリフレーミングを身につけることをおすすめします。リフレーミングとは発想の転換のことであり、対話においては一見マイナスに感じる言葉も、捉え方を意識的に変え、前向きに解釈し直すことを指します。

例えば、「変わっているね」と言われた時、一般的ではないことや周囲の人に受け入れられないことを指摘されたと考えるのではなく、独創的など自分の個性を褒められたと捉えることができれば、他人との会話で不必要に落ち込むことは無くなります。他人との会話でストレスを感じにくくなれば、人見知りも改善できるのではないでしょうか。

Schooオリジナル授業『3ヶ月で変われる心理学』の第一回では、どうリフレーミングをすればいいか分からないという方に向けて具体的な感情と発言の捉え方を紹介しています。人の発言を前向きに捉えられるように変わりたいという方はぜひ授業を覗いてみて下さい。

 

コミュニケーションのスキルを高める

コミュニケーションのスキルを高める

会話のやり方が分からず億劫になってしまう人には、コミュニケーションのコツを身につけることが人見知りの改善に役立つでしょう。ここでは、①会話の原則を理解する、②話題をストックしておく、③質問力を高める、④傾聴を意識する、の4つのコツについて紹介します。

会話の原則を理解する

コミュニケーションのスキルを高めるために意識してほしいことの一つとして、「会話の原則を理解すること」があります。Schooオリジナル授業『人見知りを科学する~メカニズムを理解して克服を促す』の堀田先生によれば、円滑な会話をするためにはグライスの公理と呼ばれる、4つのポイントを考慮して話すことが重要であるとされています。あくまでも理想ですが、以下の4つを満たす話が理想形と考えられているため、会話に自信をつけたい人は意識して話してみてもいいでしょう。

  • 量:必要とされる情報を適切な量だけ与える
  • 質:確証がないことは言わない
  • 関連性:会話の目的に関係のあることを話す
  • 様態:明確に簡潔に、順序良く話す

話題をストックしておく

話題をストックしておく

初対面の人とも気軽に話せる話題をストックしておくと、急に馴染みのない人と話すことになっても動揺することなく会話をすることができます。例えば、趣味や旅行、出身地の話などはどんな人とでも話しやすい汎用的な話題です。

Schooオリジナル授業『【雑談力】口べたでもOK、気楽に雑談を楽しむコツ』では、雑談力アップのコツとして代表的な話題をご紹介しています。家族や健康、仕事の話などのプライベートに踏み込んだ話題は初対面の人とではなく、ある程度距離が近くなった人と話す時に有用であるなど、話題の使い分けについても解説されています。興味のある方はぜひ授業をご覧ください。

質問力を高める

質問力を高める

コミュニケーションスキルの中でも、質問力を高めることは人見知りの改善に役立ちます。よく知らない相手とのコミュニケーションの悩みの一つとして、「話の広げ方が分からない」ことがあるとお話ししました。そんな悩みを持つ方でも、質問を積極的に使うことで相手の話を引き出せるようになれば、話を簡単に広げることができたり、会話を弾ませることができたりします。

例えば、「なんで〇〇なんでしょうね?」といったWhyを投げかけることで、相手の心情や物事の起こった背景について話を深掘りすることができます。また、「もし、〇〇だったらどうします?」を聞くことができれば、新たな可能性について話を膨らますこともできるでしょう。

Schooオリジナル授業『口下手でも会話が弾む「質問力」』では、相手の話や感情を引き出し、会話を弾ませるための質問に加え、話し方についても詳しく解説されています。興味のある方は、ぜひ受講してみてください。

傾聴を意識する

傾聴を意識することで、コミュニケーションを円滑にし、会話の不慣れからくる人見知りを解消することができます。コミュニケーションに苦手意識がある場合、つい頑張って話さなければいけないと思ってしまいがちですが、対話においては「相手の話を聴くこと」が話すこと以上に重要です。

一般的に、人は自分のことを話すと脳の報酬系が活発になることが分かっています。そのため、相手の話を積極的に聞いて話を引き出すことで、相手はその対話を楽しいと感じやすくなり、良い印象を与えることができます。上述した質問力に加え、あいづちや合いの手を入れるなど聴く時の反応を工夫することで傾聴の姿勢が示され、より好感を持たせやすくなるでしょう。

語彙力を鍛える

語彙力 を 鍛える vocabulary

語彙力を鍛えることも、人見知りの改善に役立ちます。語彙力とは、「単語の意味と使い方を理解し、使いこなす力」のことを指します。語彙力を伸ばし単語を使いこなすことで会話をより深めたり広げたりすることができます。また、分からない単語が減るため、発言の意図を正確に捉えられ、自信を持って人と話すことができるようになるでしょう。

語彙力を含む、相手の意図を正しく理解するための能力を伸ばしたいと考えている人は、次のコラムに詳しく記載しているのでぜひ参照ください。

※参照:読解力を鍛える方法とは?言葉の意味と必要性も解説

 

過剰負荷環境の場合

情報過多による過剰負荷環境が影響して人との接触を避けてしまう、人見知りをしてしまうという方の場合、①触れる情報をコントロールすること、そして②意識的に脳をリラックスさせることの2つが大切です。

触れる情報をコントロールする

現代は意識せずとも多くの情報に触れてしまう環境であるため、過剰負荷環境から脱するには触れる情報の量を意識的にコントロールすることが重要です。具体的には、空き時間にSNSを開く癖を見直す、プッシュ通知を止める、スマートフォンを持たずに散歩に出かけるなどが挙げられます。

このような取り組みで情報の量を意識的にコントロールすれば、精神的な負荷を減らすことができます。そうすることで、人とのコミュニケーションを無意識のうちに避けることも減り、人とのコミュニケーションを今までよりも取れるようになるでしょう。

意識的に脳をリラックスさせる

意識的に脳をリラックスさせる

情報化が進む現代では、人は脳のキャパシティ以上の情報を一度に収集し、処理しようとしてしまいます。情報過多になると脳の機能は低下し、記憶力や判断力が鈍ったり、ネガティブな思考に陥ったりすることが分かっています。つまり過剰負荷環境とは、脳に疲労がたまりやすい状況だと言えます。

日々情報に触れすぎていると感じたり、なぜか分からないけど疲れていると感じる人は、疲れた脳をリラックスさせる習慣を持つとよいでしょう。脳疲労の回復には、五感を働かせることが効果的だとされています。例えば、自然に触れたり、アロマテラピーや音楽鑑賞などが挙げられます。その他瞑想やマインドフルネスを試してみるのも良いでしょう。

 

人見知りを改善したい人におすすめの授業をご紹介

ここまで、人見知りを克服したい人に向け、人見知りをする要因別にそれぞれの改善方法を詳しく解説してきました。ここからは、人見知りを改善したい人におすすめの授業をご紹介します。

 

人見知りを科学する~メカニズムを理解して克服を促す

人見知りを科学する~メカニズムを理解して克服を促す

< コース説明 >

このコースでは、日本人に多いとされる人見知りがなぜ起こるのかを脳科学などのアカデミックな視点から詳しく学べます。人見知りとはどういう状態のことを意味するのか、人見知りを克服するための具体的なアクションについても知りたい方におすすめの授業です。

 

「真・コミュニケーション能力」の教科書 -雑談力編-

「真・コミュニケーション能力」の教科書 -雑談力編-

< コース説明 >

人見知りの克服方法の中でも、人とのコミュニケーションの取り方に力を入れて改善していきたいと考える方は、話の仕方や雑談力の磨き方を学んでみると良いでしょう。このコースでは、ディベート、プレゼン、雑談力の講師である西部先生が「楽しく・気軽に・雑談を」をゴールとし、皆様のコミュニケーションスキルの向上を全力でサポートしてくださいます。

先生プロフィール

西部 直樹

西部 直樹
企業・官庁・自治体の社員、職員を対象としてディベート、プレゼンテーション、傾聴技法、メンタルタフネスなどのコミュニケーションスキルやメンタルヘルス各種研修講師を務めている。全国教室ディベート連盟。理事産業カウンセラー・論理療法士。 主な著書として『実践ディベート研修』(生産性出版)、『はじめてのディベート』(あさ出版)、『『議論力」が身につく技術』(あさ出版)などがある。

 

もっと自己肯定感が高まるトレーニング

もっと自己肯定感が高まるトレーニング

< コース説明 >

自己肯定感とは、「自分には生きる能力があり、幸せになるだけの価値がある」と考えることです。この授業では、自己肯定感を高め心のゆとりを持って人生を謳歌したいと考える方に向けたレッスンとなっています。この記事を読んで、自分の人見知りを改善するためには自信や自尊心を持つことが大事だと考えた人はぜひ受けてみてください。

先生プロフィール

中島 輝

中島 輝
5歳で里親の夜逃げという喪失体験をし、9歳ごろから、HSP、双極性障害、パニック障害、統合失調症、強迫性障害、不安神経症、潰瘍性大腸炎、斜視、過呼吸、認知症、円形脱毛症に苦しむ。困難な精神状況のなか、独学で学んだセラピー・カウンセリング・コーチングを実践し続け、克服。その後、30年間の人体実験と独学で習得した技法を用いたカウンセリングとコーチングを提供し、「奇跡の心理カウンセラー」と呼ばれ上場企業の研修オファーも殺到。現在は、ニューライフスタイルを提案する資格認定団体「トリエ」を主催し120以上のオリジナル講座を開発。 主な著書として『実践ディベート研修』(生産性出版)、『はじめてのディベート』(あさ出版)、『『議論力」が身につく技術』(あさ出版)などがある。

 

3ヶ月で自分が変わる心理学

3ヶ月で自分が変わる心理学

< コース説明 >

この授業では、アドラー心理学をベースに、なりたい自分になるための心の持ち方や、行動方法を解説しています。人の発言をネガティブに捉えてしまいがちな人やリフレーミングに興味のある方におすすめの授業です。

先生プロフィール

平本あきお

平本あきお
平本 あきお 日本人では数少ない「米国アドラー大学院修士号」取得者。東京大学大学院修士(専門は臨床心理)。1995年 阪神淡路大震災で両親を亡くしたことを機に、渡米。アドラー心理学をベースに600種類以上の心理学やボディワーク、瞑想を習得後、数々の手法を統合。アメリカでは、小学校や州立刑務所、精神科デイケアなどに、コーチングを初めて導入した。「現場変革リーダー養成コース」主宰

 

まとめ

人見知りは、誰でも一度は経験したことがあると言っても過言ではなく、他人とコミュニケーションを円滑にとっていくために克服したいと考える人は多いでしょう。本記事では、人見知りをする原因や背景を一つずつ突き止め、それぞれの要因を克服するための方法を詳しく解説してきました。

Schooでは人見知りに関する授業が月額980円で受け放題です。ぜひ活用してくださいね。

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