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2019年6月03日 10:43 更新
ーー目次ーー
1.初級者でも分かるPHP!詳細な解説でWeb制作の基本を学ぶ。
2.PHPとは
3.PHPで出来ること
4.詳細まで解説!PHP入門
かいせつ先輩
ずっと卒業しない先輩。なんでもわかりやすく解説するのが趣味。
とある宇宙人スキュー
地球にやってきた宇宙人。地球のことをもっと学びたい。なぜか関西弁。
かいせつ先輩
この授業ではWebアプリケーション制作で人気のあるプログラミング言語「PHP」を学ぶことが出来るよ!『PHP入門 Twitter風掲示板を作りながらプログラミングを学ぶ』でご登壇いただいた千葉先生をお招きして、より詳細にPHPの基礎について学んでいくよ!
■ 事前準備
この授業ではPHPの開発環境が必要だから、まだ持ってない人は、下記授業を参考に準備してね!
· プログラミングをはじめよう ~PHP開発環境準備 Windows編~
· プログラミングをはじめよう! ~PHP開発環境準備 Mac編~
千葉 順 株式会社HEART QUAKE 代表取締役
大学卒業後、株式会社ワークスアプリケーションズ入社。 同社のインターンシップ運営リーダーを歴任。 2010年 株式会社HEART QUAKEを設立。 0からのプログラミング講座は過去1000人以上が受講。 楽天株式会社、アイティメディア株式会社など企業研修としても導入されている。 座右の銘は「大人が真剣に遊んだらそれが仕事になる」
とある宇宙人スキュー
宇宙でも最近よく聞くようになったんやけど、「PHP」って何やろ?
かいせつ先輩
PHPはプログラミング言語の1つで、Web上のアプリやサービス開発に特化した言語なんだ。
同じくプログラミング言語の1つであるJavaScriptはWebのブラウザで動作するものであるのに対して、PHPはWebのサーバー上で動作するものなんだよ。
初心者から上級者まで、たくさんのエンジニアがPHPを使ってアプリやサービスを開発しているよ。
とある宇宙人スキュー
ほ〜。じゃぁ、PHPができるようになるとどんなことができるようになるんやろか?
かいせつ先輩
PHPを使うと、ひとつのページに色んな情報を反映して動的なページを作ることができるよ。
HTMLソースコードを作成したり、様々なデータベースと連携したWebサイトを簡単に作れるんだ。
例えば、Webサイトを簡単に作ることができるWordPressの様なサービスもPHPが使われているよ。
その他にも多くのアプリやサービスに使われているから、Web制作には欠かせない言語の1つであることが分かるね!
かいせつ先輩
ここでは、授業内で先生が教えてくれた、PHPの説明について紹介するよ!
先生:まずはですね、どんなプログラムの入門書でも一番最初のサンプルプログラムは画面に“HelloWorld”と表示してみましょうとなっていることが多いです。
書くプログラムはたった三行です。
一番最初にPHP の開始タグと言われているもの、一番最後に(なくてもいいんですけども)終了タグと言われているもの、真ん中の一行が実際にプログラムになっています。echoが「画面に表示してください」という命令になっていて、緑の部分の“HelloWorld”という文字を表示してくださいねという形になります。
先生:それでは先に進みまして、書き方のルールについて説明していきたいと思います。基本的には1つの命令(大体一行と考えていただいて最初は問題ないかと思います)が終わるごとにセミコロン(;)というのをつけていきます。
これは英語で言うとピリオド、日本語で言うと丸見たいな終わりを表すような句読点になっています。
二行書きたい場合はHelloWorld→セミコロン→echo。もう一行書いてセミコロン。
もちろん一行でもセミコロン必要なんですけども。
セミコロンは初心者の方忘れてしまいがちなので、絶対忘れないようにしてください。
受講生代表:一行書いたらセミコロンということですね。
先生:そうですね、基本的には一行書いたらセミコロンです。後々一行ではないパターンも出てきてしまうんですが、ここは抑えておきましょう。
先生:書き方のルール二つ目ですね。
PHP 始まりの宣言の上、もしくは PHP終わりの宣言の下は普通に HTML を書くことができます。
受講生代表:PHPの外側ということですか?
先生:そうですね、PHPの外側ですね。
先生:書き方のルール続いて三つ目なんですけども、終わる閉じタグみたいなのは省略可能です。
受講生代表:閉じなくてもいいんですか?
先生:はい、閉じなくてもいいとちょっと気持ち悪いような気がしますが、ファイル全体が純粋な PHP の場合(HTMLが混ざっていないような場合)は省略するのを推奨していると。
受講生代表:省略したほうがいいってことですか?
先生:そうですね。
書いても問題ないので好みの問題かもしれないんですが、なくてもいいと。
ただしHTMLが上とか下にあった場合は、「ここが終わりですよ」というような宣言が必要になりますので、初心者の方は最初書いておいた方が安全かなと思います。
先生:では二つ目、変数というものを学んでいきたいと思います。
変数という概念なんですけども、あらゆるプログラム言語に絶対に出てくる概念なので絶対に抑えておきましょう。
言葉で説明すると難しいのでイメージでとらえていきたいと思います。
今回はダンボール箱みたいなイメージを捉えていただければと思います。
特にイメージしやすいのは引越しですね。
皆さん引越しとかでダンボールを使われると思います。
いろんなものをダンボールに詰めると思うんですけども、最終的に側面とか上の部分に「○○が入ってますよ」って多分ガムテープとかに書いておくと思うんですね。
そんな感じで箱にラベルみたいなものをつけることができます。
これを変数名と呼んでいます。
その中には普通の引越しであれば食器とか服を入れると思うんですけども、プログラミング界では大体数字とか文字を箱の中にしまっておきます。
このときポイントになるのは、$(ドルマーク)を使うというのがポイントになります。
$と書くと、「これは箱ですよ」というのを意味しています。
なので、$box1は“box1”というのがラベル名になります。
$box1=5;となると、box1に5を入れましたという形になります。
右の物(ここでは“5”)を左の箱(ここでは“box1”)にしまいましたということです。
先生:変数の使い方ですね。箱にしまった後に何かその箱の中身を使うよと。
変数というのは1回しまってその後に使うという形になります。
仮保存しておけるようなイメージですかね。
先生:$box1、$box2とか書いてきましたが、そのbox1とかbox2の名前の付け方のルールがありますの抑えておきましょう。
まず、絶対$で始めることというのが基本的なルールになっています。
使える文字は英字、数字、_(アンダースコア)になっています。
なので使えない文字もあります。-(ハイフン)とか使えないという形になりますね。
英字の大文字と小文字は区別されてしまいます。
次に四則演算をやっていきたいと思います。
まず最初に見てみたいのは一般的な計算ができますよということです 。
$box1=1+2;という形で、これは1+2の結果を箱にしまっておきますよと。
次に変数を使った計算もすることができます。
イメージ沸きづらいと思うんですけども、$box3=$box1*(アスタリスク)($box2+2);という風になります。
普通の数学と一緒のように()が先に計算されていきます。
複雑な計算をやりたい時は途中式みたいなものを1回箱にしまっておいてここまでで仮保存という形でやっておくと、複雑な計算をやらないといけない時に便利かもしれません。
足し算引き算はプラスとマイナス、掛け算と割り算はエクセルと一緒で*(アスタリスク)と/(スラッシュ)を使います。
最後にプログラミング独特の計算がありまして、パーセントというのがあります。
7%5=2という形になります。
剰余という考え方で、割り算したときの余りを算出するっていうプログラムになってます。
先生:次ですね、変数の”型”について勉強していきたいと思います。
実はですね、データの種類にはいくつかの型が存在しています。
PHP に限らずあらゆるプログラム言語の中で型というのは存在しています。
有名なのは、整数型。1とか2とか3とか-1とかですね。
浮動小数点型という形で、小数点が含まれるもの。1.23とか1.56と3.14とか。
そいうものも箱にしまうことができます。
次は文字ですね。文字列型という風に文字が一つじゃないので、文字列。
違いはですね、ダブルコーテーションが前後につくと。
シングルコーテーションでもいいんですが、ダブルコーテーションかシングルコーテーションが前後につきますよという形になります。
これが分かりづらいんですけども、最後に配列というのがあります。
大体よく出てくるパターンとしてはこの整数型、小数点型、文字列型、配列という形になっています。
arrayと書くと配列となります。
分かりづらいと思いますので、arrayについて説明しておきたいと思います。
arrayというのはタンスだと思ってください。
一段目には○○、二段目には○○という形で、1つの変数の中に段を作って収納することができます
受講生代表:一個のものなんだけど段違いで中身が違うというものなんですか?
先生:そうなんです。
なので、例えば$box4=arrayと書いてあったらタンスだと思っていただければと思います。
これが三つ目のポイントの最後ですね。
“出力命令”といいます。
実はechoの「画面に表示する」という命令には大きく分けて四つあるんですね。
echo、print、print_ r、var_damp。
この四種類です。
echoと printはほとんど変わりません。若干echoの方が早いと言われていますが、僕らが感じることのない速さです。
print_rとvar_dampは詳細な情報も表示してくれます。
これが微妙に違うんですね。
何に使い分けたらいいのか分からないと思うんですけども、よく使うのはエンジニアですね。
自分の作ったプログラムが正しく動いているのか詳細な情報も知りたいなという時にvar_dampを使います。
var_dampは非常に細かいデータを出してくれるので、細かく知りたい時はvar_dampを使うのがいいんじゃないかなと思います。
特にarrayを使うときはvar_dampを使った方が、より細かいデータが見れるようになっています。
これで変数についての講義は終わりです。
今日は三つのポイントについてやってきました。
変数について、ダンボールの箱みたいなものがありますねというところ。
二つ目は足し算と引き算、掛け算割り算ができますねというところ。
最後、駆け足になりましたけどもechoとかprint、もしくはvar_dampの違いについてですね。より細かい情報を出してくれるものがありますよという三つを学んできました。
受講生代表:ありがとうございました。
かいせつ先輩
ここでは、「PHP入門 Twitter風掲示板を作りながらプログラミングを学ぶ」から授業を受けた方の質問とそれに対する回答を紹介していくよ!
A.Web サイトを作りたい場合はPHPよりも HTMLを学んだ方が早いかなと思います。
ただ、HTMLだけでは”Webサイト”はできるんですけど、皆さんがイメージしている ”Webサービス”は出来ないので、そういうのがやりたければPHPを学んでいただければと思います。
単純にWebサイトを作りたいだけならHTMLだけでオッケーです。
A.前回は全4回で“Twitter風の掲示板を作る“という風に、何を作るかが明確だったんですね。
それに合わせて必要な技術だけを勉強してきました。
その上でデータベースというのも学んできました。
今回はそうではなくて、PHPだけにフォーカスをして勉強していくので、何かこういうサービスを作るために勉強していますというよりは基礎の理論だとか基礎的な部分を学んでいるという形になってます。