10/11(Fri)
2019年3月01日 17:53 更新
本記事ではデザイン・アートの基本中の基本、「配色・色彩・彩度明度」という色にまつわる基礎知識をスクーの授業を元にご紹介。中学校の美術の時間に少し取り組んだくらいで、美術系の大学や専門学校に通っていないと触れる機会がない色についての知識。情報を正しく伝達するデザインをするために、誰もが知っておきたい理論ありきの配色選びを東洋美術学校の授業、『明日から使えるデザイン基礎理論【配色、タイポグラフィ、レイアウト編】』から学んでいきます!
■目次
1.配色ってなに?
2.色相、色相環ってなに?
3.明度ってなに?
4.彩度ってなに?
”種々の色を取り合わせること。色のとり合わせ。”(wikipedia「配色」より引用)
色相・明度・彩度という色の三属性、モノサシを調整し、然るべきところに置くこと。
デザインや、イラストレーションに取り組むときに専門知識があると拠り所になりそうです。WEBデザイナー学部でWEBデザインをしていくと、バナーやロゴのデザイン、また、サイトのビジュアルデザインをするときに、配色の知識があると効果的なデザインを作ったり、デザインについてクライアントへ説明ができるなどで学習の成果が得られそうですね。
(引用:明日から使えるデザイン基礎理論【配色、タイポグラフィ、レイアウト編】)
赤、黄、青、緑などといった色み(色あい)を表します。「虹色」をわっか状に並べたものを中学校や高校での美術の時間に見た記憶がある人も多いのでは? 色相は英語では「hue」と言います。我々が、「空=青」「森=緑」というように思い浮かべるるそれぞれの色を区別できるのは色相(色合い)があるからです。これからご紹介する、「色相/明度/彩度」は「色合い/明るさ/鮮やかさ」と言い換えると覚えやすいですね。
虹と同じ順番に色相をわっか状に並べたもの。12色や24色のものがあったりします。この円環に近いと、似ている色で、一方離れていると補色の関係(反対色と呼ぶこともあります)と言います。補色の関係の配色をすると目立たせる効果を発揮します。赤と緑などは補色の関係にあるので、セブン-イレブンのロゴは補色関係にあると言えますね。
ちなみに、デザイナー御用達の(HUE/ 360)というツールは、色相環で配色を自動で選んでくれます。色相環を頭に入れながらも迷ったら「HUE/ 360」を使ってみてもいいかもしれませんね。
(引用:明日から使えるデザイン基礎理論【配色、タイポグラフィ、レイアウト編】)
色の明るさを表す言葉。明度は英語では「value, brightness」と言いいます。明るい色ほど白に近づき、暗い色ほど黒に近づいていきます。明度は次にご紹介する「彩度」とセットで使われたりします。デザインの現場だと、クライアントから「明度下げて、彩度上げてくださ〜い」などと指示されることがあります。即座に応えられるように、下の図を参考にしながらPhotoshopを触ったりしながらチェックしてみてくださいね。
↓の図だと、縦のラインが明度を示していますね。
(引用:明日から使えるデザイン基礎理論【配色、タイポグラフィ、レイアウト編】)
色の鮮やかさを表す度合を表す言葉です。彩度「chroma, saturation」は色みが強く鮮やかな色ほど高く、純色なビビッドな色に近づいていき、色みが弱くなるほど無彩色(白黒・グレー)に近づいていきます。色は「有彩色」のようにカラーがある色とグレーや白黒といった、「無彩色」に分けられます。
縦のラインが明度だったのに対し、こちらは横のラインで、彩度を示していますね。ちなみに、これら明度と彩度を組み合わせた概念が「トーン」と言われるものです。
(引用:明日から使えるデザイン基礎理論【配色、タイポグラフィ、レイアウト編】)
デザイン・アートに興味のあるあなたに、美術専門学校講師が教えるデザイン・アートの授業4選をご紹介します!これらの授業を通じて、具体的に「デザイン」という概念や、社会の見え方を変えるデザイン・アート思考などについて理解することができます。ぜひこれらの授業を受講し、デザイン・アートに関する知識を身につけましょう!
本授業は、非デザイナー向けのワークショップとなっています。4回にわたる60分間のワークショップを通じて「デザインのセンス」を磨くことができるため、デザイナーじゃないけどセンスが欲しいという方にはオススメな授業となっています。
この講座では、これまでの時代背景を追いながら「デザイン」の意味と価値を浮き彫りにし、日常的な視点で咀嚼してゆくことを目指します。デザインという概念をもう一度デザインしなおしながら、これからのデザインを考えるきっかけを一緒につくっていきましょう。
この授業では御茶の水美術専門学校より先生をお招きし、「モノやシステムを通じて、裏にある意図を読む」を軸に、デザイン・アート思考について学んでいきます。すべての職種の人に必要なスキルであるデザイン・アート思考を身に付けることで、社会の流れを捉え自分の仕事にフィードバックできるようになりましょう。
本授業は「色」ついて深く楽しく学ぶことができます。各色の背景・機能・印象について、またその色と他の色の組み合わせについて、デザインという領域における事例をふまえ、実践的な色彩の基礎を楽しく学びます。各回、赤・青・黄色...というようにある特定の色に焦点を当て、その色彩の特性に触れ、色について理解を深めていきましょう。
いかがでしたでしょうか?
これらの授業を受講することで、デザイン・アートに関する基本的な知識を身につけることが出来るでしょう。さらに、これらの授業を通じて、自身がこれからデザイン・アートとどのように関わっていこうかを考えることも出来たのではないでしょうか?
スクーではこれら4つの授業以外にデザイン・アートに関する授業を多数開講しています。ぜひスクーでさまざまな授業を受講し、デザイン・アートに関する知見を深めていきましょう!