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2017年9月25日 23:54 更新
いまは特に若手労働力不足が深刻であるといわれています。2016年の労働力調査(総務省統計局)でも20代の労働人口は40代よりも約630万人も少ないということが発表されています。これは、不況の際に新卒採用枠を狭めていた企業の中で社員の年齢構成の歪みが発生しているということも表しています。そのため、中途採用を行う企業の中には20代の人材を積極的に採用しようとしているところも増えています。
●未経験者も採用対象にする、「ポテンシャル採用」を実施する企業が増加中
企業が採用を行う際に、2つの採り方があります。経験やスキルを重要視し、即戦力として働いてもらうための「キャリア採用」と、現時点では業務に必要なスキルが身についていないけれども、その人は持っている資質や特徴がその業務に適している人を採用する「ポテンシャル採用」です。
20代の人材を積極的に採りたい企業の中には、特に第2新卒も採用対象とする「ポテンシャル採用」を取り入れるところが多くあります。
●未経験の人材であっても「ポテンシャル採用」が注目される理由は?
ポテンシャル採用のメリットは、新卒採用とは異なり、すでに社会人としてのマナーやコミュニケーションスキルが備わっている人材を確保できる点にあります。