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2019年4月08日 14:31 更新
年間250万人近くの方が受けるTOEICテスト。多くの日本企業がこのTOEICの点数を、英語の基礎スキルチェックの指標にしているため、海外志向の強いビジネスパーソンにとって高得点を取得することは、海外で働く第一歩となっています。
目標のスコアに到達するための勉強法が分からない方に向けて、本記事では600点を取るための戦略やコツ、おすすめ教材などを紹介していきます。
■目次
1. TOEICの点数について
2. 600点ってどんなレベル?
3. 600点を取るための戦略〈単語編〉
4. 600点を取るための戦略〈文法編〉
5. 600点を取るための戦略〈リーディング編〉
6. 600点を取るための戦略〈リスニング編〉
7. まとめ
まずは、TOEICの点数の仕組みについて理解しておきましょう。
・10点から990点までのスコアで、5点刻み。内訳はリスニングが5~495点で、リーディングが5~495点となっています。
・統計処理によって算出された換算点。
2つ目の”統計処理によって算出された換算点である”という部分がポイントです。TOEICの点数は、偏差値と同じような仕組みで算出されています。200点から300点に上げるよりも、550点から600点に上げるほうが難しいということになります。
600点を目指すにあたって、まず600点はどのくらいのレベルなのかを知っておきましょう。600点は英検で言うと2級レベルだと言われており、それは高校卒業レベルだと言われています。600点を取るためには、中学〜高校レベルの基本的な単語力と文法力に加えて、英語をそのまま理解できるレベル、いわゆる「聞いたら分かる」レベルに持っていくことがポイントです。これは解答スピードを要求されるTOEICで点数を稼ぐ上で重要なことなので、よく覚えておいてください。またTOEICにおいては頻出の単語について重点的に「聞いて分かる」レベルにしておくことが点数UPに繋がります。
600点を取るためには高校卒業レベルの英語力が必要だと上記で説明しました。まずは中学〜高校レベルの基本的な単語を覚えていきましょう。単語のレベルはあくまで基礎的なものでいいので、大学受験などで使っていたテキストを引っ張りだしてきてもいいでしょう。TOEIC学習に特化したものだと、『新TOEIC TEST 出る単特急 金のフレーズ』などが定番です。何度も言いますが、ここで最も重要なのが、「見たら分かる」ではなく「聞いたら分かる」レベルまで単語を覚え込むことです。TOEICはリーディングだけでなく、リスニングにも大きな比重が置かれているテストなのです。「聞いたら分かる」レベルまで覚え込めば、その単語はもうあなたの友達です。そうした心強い味方となってくれる単語を増やすことは、あなたがこれからの英語学習を進める上での自信にも繋がるでしょう。
単語を覚える時のコツは、こちらのもう一度英語をやりなおすためのシチュエーション別演習という授業で千夏先生によって説明されています。それは「単語は分解してから、グループ化して覚える」というものです。
これはどういうことかというと、例えば、「customize, maximize, globalize, organize, realize」といった単語のひとつひとつを分解して見ていくと、語尾に「〜ize(意味: 〜化する)」がついていることが分かります。このように、単語は分解してみるとそれぞれの部分に意味があります。そうして同じ語尾の単語や語頭の単語をグループ化することで、単語を覚えやすくするのです。またこの覚え方は、知らない単語が出てきた際にその意味を推測する上でも役に立ちます。
これらを意識しながら、まずはあなたの単語力を「基本的な単語は聞いたら分かる」レベルまで持っていきましょう。
文法に関しても、高校卒業レベルの基本的なものをまずはマスターしましょう。応用的なものに手を出す必要はありません。具体的には、『総合英語Forest 7th Edition』のような高校基礎レベルのテキストを使い、理解が曖昧な部分を中心に覚え込むまで何度も復習するのが良いでしょう。また、基礎の基礎から勉強したいという方は中学レベルの文法からやり直すことをおすすめします。まだ基礎が整っていない人が背伸びして応用的なものに手を出すよりも、基礎から固めていく方が確実に近道だと言えます。基本的な文法の理解は長文やリスニングの学習の土台にもなるので、疎かにせず基礎から固めていきましょう。
TOEICのリーディングを解く上で大切なのが、英文を語順のまま理解することです。これはなぜかというと、TOEICは時間に対して問題の数が多く、かなり高いレベルの解答スピードを求められるからです。具体的にはリーディングの場合、文法の問題も含めますが75分間で100問を解かなければなりません。つまり、単純計算すると1問に1分もかけることができない計算になります。これをクリアするためには、何よりも英文を読んだ語順のまま理解する英語力が必須となってくるのです。
ではこの「語順のまま英文を理解する能力」はどうすれば身に付くのでしょうか?
こちらの疑問には、で渡邉先生が話してくださいました。英文を語順のまま理解できるようになるためのトレーニングとしては、音読が効果的だそうです。具体的には、音読しながらその英文の意味を理解する、というものです。その理由としては、音読をする際には英文を語順のまま読まなければならず、その状態で意味を取ろうとすると語順のまま英文を理解せざるを得ないからです。この練習を重ねて、ぜひ英文を語順のまま理解できるようになりましょう!
リスニングでは、まずは「短い英文を聞いて理解できる」レベルを目指しましょう。リスニングはTOEICで初心者が一番点数を伸ばしやすいパートだと言われています。理由は、リーディングパートと比べて内容が比較的易しいこと、まだ耳が英語に慣れていない方が多いことの2点が挙げられます。
では実際に、どのようにして耳を英語に慣らせばいいのでしょうか。まずは前提として、多くの時間英語に耳で触れることが重要です。その際に、ポイント2つがあります。1つ目は英語の発音の原則を理解し、耳に馴染ませること。2つ目は易しめの英文を何度も聞き込むことです。何か1つ聞き込む教材を決め、英文の意味が全て理解できるようになるまで繰り返し聞きましょう。繰り返し聞いていくうちに、英語特有の発音も聞き分けられるようになってきます。
英語特有の発音とは、例えば以下のようなものです。
The man is holding a mirror
ni(ニ) ga(ガ)
このように、英語の発音は前後の子音と母音がくっつき、発音されることがあります。まずは易しく短めの文章でいいので、これを聞き分けることができるようになることがリスニング学習の初めの一歩となります。
いかかでしたでしょうか?本記事は、
「海外で働くためにもTOEICの点数を上げたい」
「会社の昇進・昇格のためにもTOEIC最低600点は取りたい」
「将来的に海外で働くことを視野に入れると、TOEICも勉強しておきたい」
といった方々に向けて、TOEICで600点を取るための戦略やコツなどをご紹介しました。ぜひ目標スコアの達成に役立てていただけたらと思います。
TOEICで600点を超えたいあなたに、TOEIC600点超えのための授業4選をご紹介します!
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いかがでしたでしょうか?
600点は高校卒業レベルの英語力とお伝えしましたが、勉強以外にも仕事などの普段の生活に追われる社会人だとなかなかその点数に持って行ったり、維持することは難しいかもしれません。しかしグローバル化が叫ばれる現代だからこそ、その中で時間をやりくりしながら学習することが求められます。
今回ご紹介したこれらの授業を受講することで、TOEICで600点を超えるための英語力を身につけることが出来るでしょう。さらに、これらの授業を通じて、自身がこれからTOEICの点数をさらに伸ばすためにはどうしていけばいいかを考えることも出来たのではないでしょうか?
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