4/29(Mon)

今日の生放送


 

かいせつ先輩

Rubyは、Webアプリケーションを作るのが得意なプログラミング言語だよ。現在プログラマーとして働いている人はもちろん、これからプログラミングを学んでいきたいと考えている人にとっては覚えておきたい言語だね。

これまでプログラミング言語に触れてこなかった人は「そもそもRubyって何?」という基礎の基礎から教えてほしいと思うんじゃないかな。でも、入門的すぎて周りに聞けないって人もいるよね。

そこでオススメしたいのが、「Ruby入門 -開発環境と基礎知識-」。

本授業では、元非エンジニアの先生がRubyの基礎知識をわかりやすく教えてくれるよ。Rubyの特徴やメリット・デメリットなどを理解できるようになれば、その後の学習もスムーズにできるから、まずは基礎を確認してみよう。


 

Rubyとは

かいせつ先輩

まずは先生に、Rubyとはどういうものなのかという基礎知識を解説してもらったよ。プログラミングについて全く知識がない人でも理解できるように説明してくれているから、しっかり学んでおこう。

 

 

野呂先生:プログラミング言語Rubyとはどういうものなのか、簡単にお伝えします。まず皆さんに是非知っておいていただきたい特徴があります。それは、世界で唯一、日本産で世界的に有名になった開発言語であるということです。

ほかの言語はほとんどがアメリカかヨーロッパで生まれたものです。だからRubyを使ってくださいというわけではなく、是非馴染みを持って使っていただきたいなと思っています。

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次に、そもそも開発言語って何だっけという話です。おそらく今まで開発言語の説明を聞いたことがない方も多いんじゃないかと思います。

このスライド(上図)右側のコンピュータのなか、この世界はICチップが入っていて、マザーボードと呼ばれる基盤があって、そこに電気を通して電気が流れるときに流れやすさを信号に変えて。それを半導体という技術が行っているんですね。それが数字の0と1で動いているんです。

例えば私が今、「このスライドは説明したから次のスライドに行きなさい」と言っても、この言葉では動かないんですね。それを、例えばですけど、「001010〜」と言うと、次のスライドに行くんです。

これは、0と1が何回出てきたかとか覚えていられないですよね。メモしてられないよね、効率悪いよねということで、昔の人たちはそれをどうにか覚えていられるようにしたら良いんじゃないかと考えました。そこで、自分が覚えていられる単語だとか構文、文法で書いたら、それが決まった0と1の数字に変換される。それでコンピュータに伝わる。そんなものを作れば良いんじゃないかと考えて、開発言語というものを作った。

なので開発言語がインストールされているコンピュータのなかでその書き方をしてあげると、0と1の世界に翻訳して伝えてくれる。これがプログラミングの開発言語というものです。

 

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そして、Rubyの特徴として3つあります。

1つ目が、オブジェクト指向言語というもの。

2つ目が、文字数が少なく書けるというもの。

そして3つ目が、すぐ実行結果を試せるということです。

そして何より、皆さんのなかにもよくご存知の方がいらっしゃると思いますが、Ruby on Rails。これは、Rubyで作られています。

1つ目のオブジェクト指向については、プログラミング初心者の方は深い理解が必要ないですけど、その分野の1つなんだと思っていただければ良いと思います。

そして2つ目の文字数が少ないというのは、ほかの言語に比べてシンプルに書けるというのがあるので、覚えやすいという特徴があります。そして3つ目のすぐ試せる。

これはRubyを実行するモードに切り替えて命令をカタカタ打つと、すぐその実行結果を見ることができる。こんなところから、手軽に始めやすいよね、Ruby楽だよねと言われる傾向にあります。


 

Rubyについて知っておきたいこと

かいせつ先輩

続いて、Rubyについて知っておきたいポイントについても教えてもらったよ。

Rubyで何ができるのか、RubyとPHPのメリットとデメリットは何か、質疑応答形式で確認しよう。

 

Q1:ものすごく初歩的なのですが、そもそもRubyでは何ができるのでしょうか?

A1:いくつか実際に作られたものの例をご紹介します。

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例えば、クックパッドさん。これはRubyやRuby on Railsで作られたものです。インターネットにアクセスして、レシピを見たり投稿したりできるようにするものですね。

あとは、最近よく名前を聞くかもしれませんが、Airbnb。明日出張で沖縄に行かなきゃいけないけど、しまった宿取ってないや。ホテルも満員だというときに、個人のお宅をこれで借りられる。これもRubyがなかで使われています。

受講生代表:Rubyが使われているかどうかは、どこでわかるんですか?

野呂先生:これは見た目だと一見わからないんです。ですので、どんな言語で何が作られているのかGoogle検索などをすると、これはRubyで作られているよって案内が出ます。

あるいは、こんな探し方もあります。エンジニアの採用求人を見ると、そこにどんな言語のスキルを求めているか書いてありますので、そこにRubyと書いてあれば間違いなくRubyで作っているだろうといえます。

あと、ご存じない方もいるかもしれませんが、GitHubもRubyやRuby on Railsで作られています。エンジニアの方であれば知らない人はいないくらいの有名なものですけれども、これもRubyで作られているんですね。


Q2:PHPとRubyのお互いのメリット・デメリットはどこですか?

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A2:どんな観点でお話をするかによって変わると思いますので、ここでは私が知っているなかでも特にPHPはこうでRubyはこうだといわれているところをお話したいと思います。

まずメリットとしてPHPもRubyも、どちらもWebアプリケーションと呼ばれるインターネットにアクセスして使うシステムを作るのに向いています。

PHPについては、もしHTMLやCSSなどを書いていらっしゃる方、WordPressを使っていらっしゃる方でしたら自分でちょっと習えば簡単にHTMLやCSSに埋め込むことができると思うんですね。簡単にHTMLやCSSに埋め込んでコードを書くことができるというのが、PHPのメリットの1つです。

一方でRubyは、PHPよりも高度ですね。よりシンプルに書けるという特徴があります。そしてRubyにはRuby on Railsというフレームワークがあります。このフレームワークが大変よくできていまして、インターネットにアクセスして使うシステムを作るときに使うと、非常に簡単に短時間でアプリケーションを作れるというメリットがあります。

そしてそれぞれのデメリットについてですね。私が知っている限りの情報をお伝えしますと、PHPですとコードの書き方がRubyよりもルールを遵守する傾向が低いと聞いたことがあります。

例えばPHPだったら、こういうふうにこだわってできるだけ短く書こうねというイメージではなくて、どちらかというとひとまず書きたい場所に書けるものを書こうという傾向が強いそうです。

一方Rubyは1文字でも短く、Ruby流の書き方をとこだわって書く方が多いという特徴があります。もしかするとPHPがRubyよりも書き方にこだわりがないことによって、読みにくくなってしまう傾向にあるのではと聞いたことがありますね。

そしてRubyのデメリットにつきましては、インターネットにアクセスして使うシステムを気軽に作りたいとき、WordPressっていうツールがありますけども、これはPHPで作られているんですね。

なのでRubyを書くという観点でいうと、WordPressを使うことができないんです。Rubyを使う場合はWebアプリケーションのRuby on Railsというフレームワークを使いこなせるようにならなきゃいけない。これがもしかするとデメリットになるかもしれません。

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