10/2(Fri)

今日の生放送

かいせつ先輩

マーケティングにおいて、ブランディングはとても重要な要素と言われているけれど、会社のイメージをどう根付かせれば良いか、頭を悩ませているマーケティング担当者も多いんじゃないかな。そもそも、「ブランディング」という概念自体、よくわかっていないという人もいるかもしれないね。

そんな人たちにオススメな授業が、「全てのムダに理由あり!弱者のブランディング戦略」。

本授業では、ある時期から一気に有名になったWeb制作会社のLIGが、どのようなブランディング戦略に取り組んできたかがわかるよ。効果的にブランディングをするためのヒントがたくさん詰まっているから、ぜひ、チェックしてみてね。


 

ブランディングとは

猫田くん

そもそも、ブランディングって何ですか?

 

かいせつ先輩

ブランディングとは、会社が提供している商品やサービスに対して、ユーザーに共通のイメージを持たせることだよ。

「〇〇といえば、あの会社」というイメージを持たせることができれば、商品やサービスを利用するユーザーを増やすことができるよね。

ブランディングに取り組むことは、今の時代とても重要だよ。「〇〇といえばこの会社だから」とユーザーに選んでもらえれば、他社との価格競争に巻き込まれなくなったり、集客に困らなくなったりとビジネスにおけるメリットをたくさん得られるからね。

ちなみに「ブランド」と聞くとどうしても高級品をイメージしがちだけど、ブランドとは「自社の商品やサービスを他社のものと区別するための要素を指す言葉」

だから商品やサービスの値段に関係なく、ブランドは作られるんだ。うちの会社は高級品を取り扱っていないからブランディングは必要ない、とはならないから気をつけてね。


 

ブランディングとは具体的に何をするのか

猫田くん

じゃあ、ブランディングって具体的に何をすれば良いんですか?

 

かいせつ先輩

ブランディングのために特別なことをするというよりは、マーケティング活動の一貫としてブランディングをする、という考え方が正しいといえるかな。自社の商品やサービスのブランドを明確にしたうえで、その価値がどうすればユーザーに伝わるのか考えながら施策を実施する必要があるよ。

そこで参考になるのが、これから紹介するWeb制作会社のLIGが行ってきたブランディング戦略なんだ。実際に知名度を高めた会社がどんな戦略を実施してきたか学んで、自社のブランディングに役立てよう。


 

LIGに学ぶ、弱者のブランディング戦略

 

かいせつ先輩

授業内で吉原先生は、LIGがこれまで行ってきた数々の斬新なアイディアを紹介してくれたよ。自社のブランディングに役立つヒントを探してみてね!

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吉原先生:LIGは、Webサイト制作がメイン事業の会社です。じゃあ我々がやっているLIGブログはというと、Web制作会社のコーポレートサイトとしてはおそらく日本最大級なんじゃないかと思います。

数字にすると記事が約1700、月間PVが200万PV、UU(ユニークユーザー)数が80万人くらい来ています。始めた頃は全然見られていなかったんですが、いろいろあって基本右肩上がりに推移している形です。

じゃあブログを始める前の段階でLIGが抱えていた課題とは何だったのかというと、知名度がない、実績がない、競合がたくさんいる、お金がない、仕事がない。それをどう解決していったのか。ここで問題です。

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今、ワインの在庫が100本あります。すべて売るためにあなたならどうしますか?

これは自分たちが持っている商品を売るためにどうすれば良いかという質問なんですけど。

LIGはどうしたかというと、自分たちで楽しく飲みました。売るとかじゃなくて、自分たちで飲んじゃおうと。

自分たちで美味しいって言ってワイワイ飲んでいると、そのうち「何飲んでいるんですか?分けてくれませんか?」という人たちが現れるんです。そういう人たちに売ってあげる。このやり方が、すごくざっくりいうとLIGがやった戦略ですね。

まず自分たちが楽しんで、興味を持って声をかけてくれた人にアプローチをしていく。

じゃあLIGの商品って何だろう。我々は、Webサイト制作が商品でした。企画からデザイン、プログラミングまでいろいろあります。

これらをすべて売らなければいけない。じゃあ売るためには?営業マンを雇ったり広告を出したり、低価格で勝負したりといろいろあります。しかし、どれもお金がかかりますね。LIGはそんなにお金をかけられなかったので、知恵を絞りました。

そもそも理想の形ってどんなものなんだろうと考えたときに、どんどんお問い合わせが来て、お客さんとのマッチング精度も高い、コンペにならない、さらに金額勝負にならない、そんな仕事がどんどん来たら良いよねと。

それをどう実現するか考えたときに、我々が考えたテーマがあります。それが、「ファンを作る」ということです。

とにかくまずはLIGのことを知ってもらって、LIGのファンになってもらおうというのをやりました。

ファンになってくれるとどうなるかというと、問い合わせが増えたり、マッチングの精度が高くなったり、コンペにならなかったり、金額勝負にもならない。こうなると良いと思い、我々はファンを作るように活動してきました。

続いては、LIGのブログ戦略についてです。我々が具体的にどのような戦略でやってきたのかですね。では、問題です。

どういうときに人は、ファンになるんでしょうか。答えは、どれも大切です。とはいえLIGは、そのなかでも親近感を一番大切にしたいと思っています。

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どうしてかというと、親近感を抱いていただけると、まず興味を持っていただけますね。

そこからファンになってもらうと、我々のことを理解してもらえるんです。そのうえで仕事を依頼していただくと、すでにファンで我々の仕事を理解している方から仕事をいただくので、当然マッチングの精度も高くなってくるんですね。

なので、我々はこの親近感からファンになっていただくためにどう振る舞うべきなのか、そのために何をするべきかというのをよく考えて実はやっています。

我々のことを理解したうえで仕事を依頼してもらえると、お互い幸せですよね。

仕事をするうえで1番良くないのが、我々のやりたい仕事とお客さんが望んでいる仕事の間に齟齬が生じてしまうこと。ミスマッチが1番良くない状態なので、お互い想い合っていると良いなと思います。

惹かれ合った者同士がすごく相性が良いというのは、恋愛もビジネスも一緒なんじゃないかと思いますね。

それで、ファンを作るための我々の手段がブログです。このブログを実際どういう形で運用しているのかを説明します。

まず、社員全員で業務として記事を執筆しています。月に1記事がノルマです。仕事で学んだことをアウトプットするような場にして、他人が読んでもためになるように書くようにしています。独りよがりな記事ではなくて、自分のアウトプットが他の人の勉強にもなるような形で。

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そして記事を書くときは、ブログ全体の記事のバランスが重要だと僕は思っています。

真面目な記事とおもしろ記事のバランスは、8:2が理想だと思います。これを僕はプリンの法則と呼んでいるんですが、8:2の割合で真面目な記事:おもしろ記事です。

プリンって、カラメルの部分が甘くて美味しいですけど、バランスが崩れてカラメル部分が大きくなりすぎると、甘すぎて食べられないですよね。このバランスだからこそ、プリンが一番美味しい。なのでLIGブログも印象は違うかもしれませんが、実は真面目な記事の方が多いんですよね。

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じゃあ真面目な記事にどういった効果があるのかというと、教育的効果が結構あります。まず、仕事で学んだ技術のアウトプット。アウトプットをするためには、もっと大量のインプットが必要なんですね。

なので技術的なブログの記事を1本ちゃんと書こうと思ったら、その10倍くらいは絶対インプットしないといけない。毎月ブログ1本を書けるくらいのインプットをしましょうという教育的効果があります。あとは文章力も磨かれますし、社内の技術共有も進みます。

それ以外の2割の記事で何をしているのかというと、好きなことを表現してみたり、くだらないことをしてみたり、社内の雰囲気を伝えたりしています。ここで結構共感を得られるようなことをしていますね。

特に男性社員は総出で顔出ししているので、社内の雰囲気とかこういう人たちがいるんだなというのがわかります。

仕事を受けるうえで、どういう人たちがいるのかわかるのって結構重要だと思っていて、どうせ仕事を頼むのであれば、顔が見えないところより顔が見えるところに頼んだ方が良い結果が来るんじゃないかと思ってもらえると良いなと思います。

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でもブログをやるうえで1番大切なのは、自分たちが楽しむことだと思っています。

なぜかというと、まず楽しくないと続かないんですね。そして自分たちが楽しんだところを、ほかの人たちに笑いのおすそわけができたら良いなと思います。

次は、すべての無駄には意味があるというテーマでお話します。我々もたくさん無駄なことをやってきましたが、何でこんな無駄なことをするのか。

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では、問題です。なぜ、LIGのオフィスには巨大キッチンがあるのでしょうか。

そしてもう1問。なぜLIGのオフィスには、壁一面に漫画があるのでしょうか。これは、食費が浮くとか漫画が好きだとかインパクトがあるとか、いろいろな理由があります。

そのどれもが大切です。ただ、戦略的にはインパクトが重要なんですが、インパクトだけじゃ意味がないんですね。

ここを勘違いしがちなんですが、インパクトがあれば良いと考えて奇をてらったことをやることがあると思うんですけど、インパクトだけだと全然駄目で。実は大切なのはインパクトの手前にある、好きという気持ちなんですね。そもそも好きじゃないと続かない。

なので、自分たちが好きなものが結果としてインパクトになって、人の記憶に残ってもらえれば良いと思ってやっています。

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なのでまとめると、理想は好きなことであり、効率的で、他社にインパクトを与えられることですね。普通に考えると、職場にキッチンも漫画も要らないんです。

でも、戦略的に考えると、一見無駄に見えることも無駄じゃなくなる。楽しみと仕事を上手くMIXしていくのが重要なんじゃないかと思います。

 

Q&A!みんな気になる、あの疑問に先生が回答

 かいせつ先輩

ここでは、授業を受けた方の質問とそれに対する回答を紹介していくよ!

 

Q1:最初にブログのアクセスが伸びていなかったのに、伸びだしたきっかけはなんですか?

A1:続けていくのが重要だと思うんですけど、色々ありました。はじめの3カ月くらいは全然伸びなくて、僕らもどういう記事を出していけば良いのか気にしていたんですけど。

どれがというのではなくて、ちょっとずつ階段のように上がっていったんですね。1回上がってまた下がるんですけど、ブログを書き続けているとまた上がって、っていうのを繰り返していくと段々上がっていく感じですね。

ヒットした1本だけに頼るのではなくて、コンスタントにそういう記事を生み出していける体制を整えることが重要なのかなと思います。

 

Q2:LIGから営業は全くやっていないんですか?全部問い合わせや紹介のみ?

A2:テレアポとかメールとかの営業は基本的にほとんどやっていません。

僕らの営業スタイルは、ブログで自分たちの好きなことやできることをずっと言い続けるものなんですよね。だからこういうデザインやプログラミングができて、こういうことを考えている奴らが楽しくやっていますっていうのをブログで言うのが営業なので、基本的に電話して「ホームページ作りませんか?」とかはやっていないですね。

 

Q3:おもしろい記事を書くための視点をずらすコツはありますか?

A3:うちの場合は、とにかくアイデアをいっぱい出そうとしています

1つのお題に対して100個くらい出すようにしていて。多すぎてもいけないので、3〜4人でブレインストーミングしますね。時間を区切ってメモ用紙にバーっと書いて、みんなで発表してピンときたやつをブラッシュアップしていくみたいなことをやると、結構決まったりしますね。

それでも決まらないときもあるんですよ。煮詰まっちゃって。そういうときは一旦別のことを考えて、ご飯食べたり別の仕事をしたりして気分を変えると出てきたりします。

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