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朝活とは?おすすめの活動とメリット・続けるコツについて解説

<目次>
1:朝活とは
2:朝活のメリット
3:タイプ別おすすめの朝活
4:朝活の注意点
5:朝活を続けるコツ5選
6:早起きのコツ
7:朝時間の有効活用におすすめの授業を紹介
8:まとめ

朝早く起きて活動すれば、趣味や運動に取り組めたり、ゆとりを持って行動したりできるので、1日を有意義に過ごせます。この記事では朝活に興味がある方や、朝の時間を有効に使いたいものの習慣化が難しいと感じる方に向けて、朝活の効果や続けるコツについて解説していきます。

 

朝活とは

朝活とは

朝活とは、文字通り朝に活動することであり、ただ早起きするのではなく、朝の時間を趣味や自己研鑽など有意義な目的に使うための活動を指しています。

朝活に厳密な定義はありませんが、Schooオリジナル授業『出張朝渋@Schoo〜ご機嫌になれる時間術学ぼう〜①』に登壇されている5時こーじ先生によると、朝活とは目安として出社の2~3時間前に活動することだとされています。

忙しい現代人にとって時間の有効活用は常に大きな関心事です。そのため、朝活についても様々な書籍やコミュニティが生まれており、日々の充実度や生産性を上げる活動の一つとして注目を集めています。

 

朝活のメリット

特に夜遅くまで起きていることが多い人にとって、朝早く起きて活動をするのは簡単なことではありません。ですが、朝活をすると心身ともにさまざまなメリットがあります。ここでは朝活のメリットを5つご紹介します。

 

心に余裕が持てる

朝活をするメリットの1つは、心に余裕が持てるようになることです。仕事などの予定がある時間ギリギリに起床すると慌ただしく朝の準備をして1日が始まり、焦りや苛立ちにもつながりやすくなります。

一方、朝早くに起きれば、ゆとりを持って準備ができることに加え、好きなことに時間が使え精神的な充実も得られます。また、朝の時間を使ってやるべきことを前倒しで済ませておくと、日中や夜の時間をより有意義に使うこともできるでしょう。

 

生活リズムが整う

生活リズムが整う

朝活をすれば、生活リズムを整えることができるのもメリットの1つです。

1日の時間は24時間であり、私たちはそれを基準に生活しています。一方、人の体内時計は24時間よりも少し長いとされており、そのままでは体内時計は自然にずれていってしまいます。しかし、人にはずれた体内時計を太陽光などの光によって調節する機能が備わっているため、これによって朝起きて夜眠るというリズムを作ることが出来ているのです。

現代は夜間もライトによって屋内・屋外ともに明るく、夜型になりやすいとされています。そのため、朝活を取り入れて早朝に光を意識的に浴びることは生活リズムを整え、ホルモンバランスを整えることにも効果的です。ホルモンバランスが整うと、人は病にかかりにくくなり、心と体をより発達させることができるようになります。

※参照:早起き・早寝が大切なわけ | 施策情報 | 東京都生涯学習情報

 

自分時間を楽しめる

朝いつもより数時間早く起きることで、自分時間をより楽しむことができる点もメリットの一つです。

朝起きたばかりであれば、日中の仕事や家事・勉強をこなした後よりも体力があるので、夜にやろうと思っていた活動を、疲れを理由に諦めずに楽しめます。また、朝早い時間は比較的静かであり、他の人からの連絡やSNS通知なども少ないので、他の事に気を取られず自分の時間に没頭することができます。

 

セルフイメージが向上する

セルフイメージが向上する

朝活をすれば、セルフイメージの向上効果も期待できます。セルフイメージとは、自分に対する印象のことです。セルフイメージを高めると、自己効力感が上がり、何事も自信を持って取り組むことができるようになります。

セルフイメージを向上させるには、小さな成功体験の積み重ねが重要です。難易度の高い大きな目標ではなく、それを細分化した目標で達成体験を積み重ねると、自分に対しての否定的な感情を抑え、自信をつけることができます。

朝活は日々コツコツと続ける活動に向いているため、小さな成功体験の積み重ねと自己効力感の向上につながります。

 

効率・生産性アップ

朝の活動は、日中や夜よりも効率や生産性が高まり、負荷のかかるタスクも落ち着いて取り組めるのもメリットの1つです。

人の体は朝と夜でホルモンバランスが変わるようになっており、朝はやる気や幸せを感じさせてくれるドーパミンが脳で分泌されやすいので、タスクに前向きに取り組むことができます。また、特に早朝は他人からの連絡や誘いに気を遣う必要がなく、集中しやすい環境を作れます。

※参照:Leverage Your Dopamine Levels For Optimal Study | ECU Online

 

タイプ別おすすめの朝活

前項でお話ししたように、朝活によって得られるメリットはさまざまです。ここからはタイプ別の朝活をご紹介していきます。いろいろなタイプの朝活があるので、自分にぴったりの朝活を見つけてみてくださいね。

 

身体を動かす朝活

タイプ別おすすめの朝活

朝は体を動かすのに最適な時間です。体を動かすと、脳の交感神経が刺激され体の臓器や器官の機能が向上し、血行が良くなります。これにより基礎代謝も上がりやすくなるため、その後の日中の活動量や集中力の向上にもつながります。

ここでは身体を動かす代表的な朝活として、散歩、ジョギング、ヨガ・ストレッチについてご紹介します。

散歩

散歩は歩きやすい靴や動きやすい服装さえあればすぐに始められる活動です。動きもハードではないので、強度の高い運動には抵抗がある方でも取り入れやすいのが特徴です。

朝の散歩には健康増進効果も期待できます。朝の散歩で太陽光を浴びれば肌の免疫機能・殺菌機能を高めるビタミンDが生成されます。また、太陽の光を浴びることによって分泌されるセロトニンは、午後になると睡眠の質を高めるメラトニンに変わります。

そのため、普段あまり寝れないという方や、風邪を引きやすいという方は朝外に出て少し歩いてみると、ホルモンバランスが整えられて過ごしやすくなるかもしれません。

ジョギング

ジョギング

ジョギングとは有酸素運動の一つで、人と話す余裕があるくらいの速さで走ることです。血糖値が低い朝にジョギングをすれば脂肪が燃焼しやすくなるのでダイエット効果が得られるほか、基礎代謝が上がって健康的な体を作ることができます。

また、朝は涼しく、人通りや車も少ないのでジョギングにうってつけの時間です。特に夏の暑い日などでも日常に運動を取り入れて健康を維持したいという方は是非試してみてください。

ヨガ・ストレッチ

朝の時間にヨガやストレッチを取り入れると、睡眠時に優位になっていた脳の副交感神経が交感神経に切り替わるのを助け、体が目覚めて集中力を高めてくれます。また、ヨガやストレッチは特別な道具を揃えなくても家で気軽に始めることができます。

気になるもののやり方が分からないという方は、Youtubeなどに10分・15分でできる簡単なエクササイズも沢山紹介されているため、参考にしても良いでしょう。また、Schooオリジナル授業『朝ヨガでダラダラ週末からの大脱出』では、起床後にパジャマのままでもできる簡単なヨガを紹介しています。

朝ヨガでダラダラ週末からの大脱出

朝ヨガでダラダラ週末からの大脱出

 

脳が活性化しやすい朝活

タイプ別おすすめの朝活

日中の作業の効率を高めたいと考える方は、朝の時間を使って脳を活性化できるような活動に挑戦してみてください。ここでは取り入れることで集中力や意欲を高める効果がある、瞑想・マインドフルネスと掃除・断捨離の2つをご紹介します。

瞑想・マインドフルネス

瞑想やマインドフルネスは、集中力を高め脳の活性化を助けます。瞑想とは心を静めて無心になることを指し、長い歴史を誇り様々な方法が提唱されています。またマインドフルネスとは「今この瞬間に意識を集中させた心の状態」を指す言葉で、マインドフルネス状態になるための手段としてよく瞑想が用いられます。

効果については様々な研究が行われ、一般的には不安や抑うつの改善、脳活性化などの効果があると言われています。また、ビルゲイツやスティーブジョブスといった著名な経営者も取り入れたことで注目を集めました。

Schooオリジナル授業『1日のパフォーマンスを上げる朝の瞑想-』の講師を務めるプロボディデザイナーの松尾伊津香先生によると、睡眠の前後は副交感神経が有意なタイミングであることから瞑想に適している時間であることを紹介しています。

掃除・断捨離

掃除や不要なものを整理する断捨離は、住環境が整えられるだけでなく軽い運動にもなるので健康に良く、カロリー消費にもつながります。また、掃除や断捨離をして部屋や空間を綺麗にすれば、爽快感や達成感が感じられます。その達成感やすっきりとした感情が、やる気や集中力、意欲などを高めるドーパミンの分泌を促すため、その後の作業も効率的に行うことができるでしょう。

 

自己研鑽につながる朝活

自己研鑽につながる朝活

次に、自己研鑽につながる朝活を紹介します。睡眠によって脳が十分に休まると脳が活性化し、集中力が高まりやすくなります。そのため、寝起きの朝の時間を学習に当てることで、学びを日々のタスクに生かすことができたり、充実感を感じられるようになったりします。

読書

読書は取り入れやすく、もっともポピュラーな朝活の一つと言えるでしょう。

朝の時間を読書に充てると、静かな環境で本に集中することができるだけでなく、時間がなくてなかなか本が読み進められないといった事態を解消することにもつながります。また、朝時間の読書はそこで学んだ内容を日中にアウトプットしやすくなるという点でもメリットがあります。朝活の一環として読書会も開催されているので、他の人と一緒に取り組みたい方は探してみてもよいでしょう。

英会話・語学学習

脳の活動が活発な朝だからこそ、英会話や語学学習などの勉強をして充実感のある1日をスタートしてみましょう。

本やテキストで学習するだけでなく、早朝からレッスンを開講しているオンライン英会話サービスなどを探せば、会話やコミュニケーションの練習も可能です。また、近頃はChatGPTなどの生成AIを活用した語学学習も注目されています。ご自分に合った方法を探し、学習を進めてみてください。

動画学習

動画学習

動画学習は自分のペースで進めることができ、自己研鑽をするのには良い朝活です。

動画は本と比較して視覚的に学ぶことができるので、目で見て学びたいシーンと相性が良いのが特徴です。また、ラジオ感覚で音声だけ流したり、実演部分を見て手を動かしながら学んだりと、様々なスタイルで学ぶことが出来ます。動画を通じて実践的な内容を学べば、その後日中に習得したスキルを早速試してみることもできます。

Schooでは8,000本以上の学習動画で皆様の学びたい・知りたいを応援しています。毎日無料のライブ授業を放映している他、無料公開録画もあるので、是非登録してみてくださいね。

 

生産性アップにつながる朝活

生産性アップにつながる朝活

朝は脳が活性化しているので、難航しそうなタスクの計画を立てたり、日中は時間をかけにくいことをするのにおすすめです。ここでは生産性を上げる朝活をご紹介します。

目標設定・計画作成

目標設定・計画作成

日々時間に追われていると、脳も忙しさを感じ精神的余裕がなくなってしまいます。

1日の初めに目標設定や計画を考えると、その日やるべきことが明確になって精神的負荷が軽くなり、充実した1日を過ごしやすくなります。ToDoリストを作ることも有用ですが、その日の終わりにどうなっていたいかなど大きな視点で目標を設定すると良いでしょう。

Schooオリジナル授業『脳内整理」のための内省の習慣』では、経済産業省にもリフレクションを提案・採択させた内省のプロから、脳内を整理しその日の目的を決定づけるための朝の使い方について学びます。朝時間を使って思考の整理をしたい方におすすめの授業です。

企画や書き物などのアウトプット

一日動いていると体が疲れるように、脳も時間の経過とともに疲労していき考える力も低下してしまいます。脳が疲れると、集中しにくくなったり、発想力が低下してしまいがちです。

一方朝は睡眠によって脳が充電された状態なので、多角的に物を見たり深く考えたりしやすい時間帯です。そのため、多角的に物を見たり深く考えることが重要とされる企画や書き物などのアウトプットが必須のタスクは脳が疲れていない朝や仮眠をとった後に行うのがおすすめです。

 

人と関われる朝活

人と関われる朝活

ここまで紹介してきた朝活は一人でもできるものです。一方、中には朝活をしたいけど一人だと続けにくいと感じる方や、朝の時間を人とのコミュニケーションに使いたいと感じる方もいるでしょう。そのような方に向け、人と一緒にできる朝活を2つ紹介します。

朝食会

ランチや夕食は人と共にすることが多いですが、朝食会はあまり聞きなれないという方も多いと思います。朝食会とは、人と朝ごはんを食べながら会話したり議論を深めたりする会のことです。

朝食会に参加すれば、早起きが苦手な人でも適度な強制力が働き、活動を続けやすくなります。また、朝の時間に美味しい朝食と会話を楽しめば気力の充実にもつながり、人と会話をすることで刺激をもらう機会にできるかもしれません。朝食会は対面やオンラインなど開催形式は様々なので、人と集まりやすい方法で楽しんでみてください。

朝活イベントやコミュニティへの参加

誰かと一緒に朝活をしたいと思っても、なかなか身近には一緒に活動できる人がいないかもしれません。そんな時は、ご自身が参加できる朝活イベントやコミュニティを探してみるのも良いでしょう。

このようなイベントは、住んでいる地域で開催され実際に集まって活動するものや、オンライン上で参加してみんなで時間を過ごすものまで開催形式は多種多様です。テーマも読書会や坐禅、コミュニケーションをとるものなどさまざまなので、好きなテーマ・時間に合わせて参加してください。

 

リラックスできる朝活

リラックスできる朝活

日中忙しいからこそ、朝はリラックスできる活動を行い、精神的な充実を得るのもおすすめです。ここではリラックスできる朝活を2種類紹介します。

朝のカフェタイム

いつもは自宅で簡単に朝食を済ませている方も、朝早く起きてカフェでのんびり過ごしてみてはいかがでしょうか。

早朝から営業しているカフェでは、モーニングと呼ばれる朝食用の特別メニューがある場合があり、低価格でコーヒーや朝食を楽しむことができます。そして朝コーヒーを飲むことは、眠気覚ましになる他、リラックス効果があると言われています。

また、朝いつもよりも早い時間に家を出て会社の近くのカフェでモーニングが出来れば、電車の混雑や遅延に煩わされることも減り、始業前に緊張をほぐしたり、気持ちを落ち着けることができるでしょう。

音楽鑑賞

朝早く起きてゆっくりと音楽を楽しむ時間を作るのも良いでしょう。自分の好きな音楽を聴くと、幸せホルモンの一つでもあるドーパミンが分泌されやる気が湧き、良い気分になったりストレスを緩和させたりする効果があると言われています。

特に自分のお気に入りの音楽がなくても、大手動画配信サービスなどを探せば多くの作業用BGMや朝用のヒーリングミュージックを簡単に見つけることができます。気分に合わせた音楽を聞いてリラックスした時間を過ごしましょう。

 

朝活の注意点

ここまで誰でもすぐに始められる朝活の種類を紹介しました。メリットも多く様々な活動ができる朝活ですが、一方で活動の方法を誤るとかえってデメリットが発生することもあります。注意するべきなのは、睡眠時間と朝活で目指す基準です。次で詳細を説明します。

 

睡眠を削るのはNG

睡眠を削るのはNG

朝活をするために早起きだけを重視して睡眠不足に陥ると、かえって活力や集中力を失い本末転倒になってしまいます。そのため、朝活を習慣化する中では就寝時間をコントロールして睡眠時間はしっかり確保するようにしましょう。

Schooオリジナル授業『毎日1時間自己投資できるモーニングルーティン』に登壇されている早起きトレーナーの池田 千恵先生は、人にはそれぞれに合った睡眠時間があるため、それを把握して適切に睡眠をとるよう心がけることをおすすめしています。そのため、朝早く起きて活動するためには早く入眠するようにしましょう。

 

ハードルを上げすぎると自己嫌悪の原因に

朝活を始めるにあたっては、自分の中のハードルを上げすぎないこともポイントです。

例えば「必ず5時までに起きて有意義な活動を続けなくてはならない」などの目標を定め、朝活のハードルを上げすぎてしまうと、達成できなかった時に自己嫌悪に陥りやすくなり、かえって活力を失う恐れもあります。

プライベートや仕事の予定は日によってさまざまで、自分ひとりで100%決められるものではない限りは必ず同じルーティンで予定をこなせる訳ではありません。あくまでも朝活は良い1日を過ごすための一つの手段なので、厳格になりすぎず柔軟性をもって取り組むのが大切です。

 

朝活を続けるコツ5選

ここからは朝活をせっかく始めたものの、続かず諦めてしまうことがないように朝活を続ける秘訣を5つご紹介します。これから朝活に挑戦してみたい方や過去に朝活をしてみたものの続かなかったという方は是非参考にしてください。

 

目的と優先度を明確にする

朝活とは

当然のことですが、1日の時間は限られています。そのため、せっかく朝活に取り組むのであれば、その時間をより有意義に使えるように、自分の中のやりたい事や優先度を明確にしておくと良いでしょう。

物事の優先度決めによく使われるものとして、「重要度」と「緊急度」の二軸で考える方法があります。私たちは意識しないとつい、期日が近いものや急ぎのものなど緊急性の高いものに振り回されてしまいがちですが、人生の充実度を上げるには「緊急ではないが重要なもの」に取り組むのが大切だと言われています。このように改めて目的と優先度を考えてみると、よりよい活動につながるでしょう。

 

挫折のパターンを知る

「挫折のパターンを知る」とは、予定が後ろ倒しになって崩れてしまう原因とパターンを知ることです。例えば、朝すっきり起きられない原因を振り返った時、寝る前に寝室でYoutubeを見る癖があり、それが睡眠時間を短くして睡眠の質に影響していることが分かったとします。その場合、例えば寝室にタブレットやスマートフォンを持ち込まないなど、どのようなルールを決めれば全体がよくなるのかを見極めて対策することができます。また、これらの原因を整理して考えるには紙の上で書いてみることがおすすめです。

 

2パターンのタイムスケジュールを組む

朝活のためのタイムスケジュールは、理想のパターン1つだけでなく他のパターンも用意することをおすすめします。朝活の注意点の所でもお伝えした通り、スケジュールは仕事やプライベートの様々な事情で変わることがあり、毎日同じルーティンを繰り返すのは簡単なことではないためです。

例えば急な仕事で残業をして帰宅時間が遅くなってしまう場合や、歓送迎会など特別な予定が入ることもあるでしょう。そのような時のために別パターンのスケジュールを用意することで、生活に柔軟性を持たせることができるようになります。

 

活動を苦痛な体験にしない

活動を苦痛な体験にしない

朝活を習慣化して続けるためには、なるべく「苦しさ」を感じないような進め方をするのも大切です。

人は失敗経験を繰り返すと自信を失いやすいため、得意でないことや今までやっていなかったことに対していきなり大きな成果を得ようとするのは得策ではありません。

そのため、朝活もいきなり高い目標を掲げて厳格に進めるのではなく、小さな目標からはじめて生活になじませていくと良いでしょう。完璧を求めるのではなく、まずは多くを求めずにやってみることで、気がつけばその生活スタイルに慣れ、自然と続けることができるようになります。

 

他の人と一緒に活動する

朝活は1日を充実させるための手段なので、必ずしも取り入れなくてはいけない活動ではありません。そのような活動を、一人で取り組み続けるのは難しい時もあります。

このような時は、友人や家族、朝活コミュニティなどを活用して他人と活動することがおすすめです。人と一緒に活動すると、緩やかな強制力が働いたり、モチベーションを与え合ったりするので、一人の時よりも意志が強くなり、朝活を続けやすくなります。

 

早起きのコツ

生産性アップにつながる朝活

ここまで、朝活を継続するコツを詳細に解説してきました。ここからは明日からでも朝活に挑戦したいと考える人に向けて、早起きするコツをご紹介します。

 

早く起きるのではなく早く寝るを意識する

早起きのコツは、早起きよりも早寝を意識することです。

朝活の注意点のパートでも、朝早く起きることを意識するあまり睡眠時間を削るのは健康的でないことを紹介しましたが、朝活とはあくまでも心身ともに健康に過ごすための活動の一環です。そのため、まずは早く入眠することを意識するようにしましょう。

また、朝活とは必ずしも世間一般的に早いとされる時間、例えば5時に起きて活動することではなく、自分自身が学業や仕事などで行動する2〜3時間前に活動をすることを指します。一般的な早朝の範囲の時間に活動することを追求するのではなく、自身にとっての朝活動できるように夜もいつもよりは早めを意識して寝るように調整してください。

 

スケジュールの理想と現実の差分を把握する

また、なかなか早く寝るのが難しい時には、理想のスケジュールを引いたうえで現在のスケジュールと比較してみましょう。

朝活を取り入れた理想のスケジュールと、現在のスケジュールを並べてその差分を把握すれば、理想のスケジュールを達成するために必要な睡眠時間や入眠時間も可視化され、朝活を取り入れるための現実的な時間調整ができるようになります。また、自分が朝活に当てることができる時間と、時間内でできるタスクの量を適切に判断することもできるでしょう。

 

睡眠の質を上げる

睡眠の質を上げる

加えて、習慣的に早く起きるためには睡眠の質を高めることも重要です。睡眠の質が悪い状態だと、やる気が起きず朝起きるのが億劫になったり、起きても脳が活性化せず眠気に囚われたままの1日を過ごすことになってしまったりします。

Schooオリジナル授業『5つのタイプ別「睡眠のテクニック」 -睡眠が変われば人生が変わる-』の出井丈也先生によれば、睡眠不足が続くとやる気や業務効率が低下する他、うつ病などの症状も表れ、健康や社会生活のリスクが高まるとされています。

このような状況を打破するには、自分の睡眠タイプを知り、自分のタイプに合わせて生活リズムを整えることが重要です。例えば、「寝不足は休日に解消すればいい」と考える方は、休日の寝溜めによって体が時差ボケを起こしている可能性があります。そのため、休日の睡眠の取り方を見直す必要があるでしょう。

自分の睡眠タイプを知り、睡眠不足を解消して今よりも高いパフォーマンスを発揮したいと考える方は本授業で睡眠のテクニックを学んでみてください。

 

朝時間の有効活用におすすめの授業を紹介

ここからは朝活をしたいと考える人に向けて、朝の時間を有効に活用するためのSchooおすすめ授業を紹介します。動画では朝活を習慣づけるための工夫や技術を本稿よりも詳しく学べるので、気になる方は是非視聴してみてください。

 

毎日1時間自己投資できるモーニングルーティン

毎日1時間自己投資できるモーニングルーティン

< コース紹介 >

この授業では、朝活の第一人者である池田先生に忙しい日常でも朝1時間だけでできる勉強方法と、キャリアの方向性を定める方法を教えていただきます。キャリアアップ・転職・起業・副業を考える社会人の方必見の授業です。

先生プロフィール

池田 千恵

池田 千恵(いけだ・ちえ)
株式会社 朝6時代表。早起きトレーナー/国家資格キャリアコンサルタント。2009年に『「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!』(マガジンハウス)を刊行。ベストセラーとなり、「朝活の第一人者」と呼ばれるようになる。夜型→朝型への実体験と、多くの人に早起き習慣化を指導した実績をもとに、2010年より朝専用手帳『朝活手帳』をプロデュース。「朝1時間」の業務改革による生産性向上の手法を企業に指導しているほか、「朝キャリ(R)」を主宰。

 

心が動き出す朝の手帳術

心が動き出す朝の手帳術

< コース紹介 >

こちらの授業では、1日を楽しく、嬉しい気持ちでスタートするための方法として朝手帳を書く習慣をつけることをおすすめした上で、朝手帳の効果と続ける方法について詳しく解説しています。手帳を買ったはいいものの、いつも上手く活用できていないと考える方や朝活で手帳を使いたいと考える人はぜひご覧ください。

 

1日を変える「早起きの技術」

1日を変える「早起きの技術」

< 授業紹介 >

朝の時間を充実したものにしたいけれど、上手くいかなかった経験のある方や、不安が多く一歩踏み出すのが難しいという方もいるでしょう。そのような方は習慣化コンサルタントとして早起きセミナーでも人気の古川先生の授業で学んでみませんか。この授業を見れば明日からでも実践できる、朝活のコツを必ず掴むことができるでしょう。

先生プロフィール

古川 武士

古川 武士(ふるかわ・たけし)
京都大学卒業後、米国ウィスコンシン大学大学院で博士号取得。通産省 主任研究官、ノースウェスタン大学医学部 米国NLP協会認定NLPマスタープラクティショナー。関西大学卒業後、日立製作所などを経て2006年に独立。3万人以上のビジネスパーソンの育成経験から「習慣化」が最も重要なテーマと考え、日本で唯一の習慣化をテーマにしたコンサルティング会社を設立。オリジナルの習慣化理論・技術を基に、個人や企業向けのコンサルティングを行っている。また、海外でも講演を行うなど、本格的に海外進出を始めている。 著書は21冊で95万部を越え、6割以上の本が海外で翻訳されている。

 

今日の目的を決定づける朝の時間

今日の目的を決定づける朝の時間

< 授業紹介 >

朝活で目標設定や計画を立てて1日の生産性をアップしたいと考える方には、振り返りだけでなく充実した1日を作るための「内省」の習慣化がおすすめです。この授業を受ければ夜の時間でもできる内省を、朝の時間に組み込む方法とそのやり方について学ぶことができます。

先生プロフィール

熊平 美香

熊平 美香(くまひら・みか)
ハーバード大学経営大学院でMBA取得後、熊平製作所・取締役経営企画室長などを務めた後、日本マクドナルド創業者に師事し、新規事業開発を行う。昭和女子大学キャリアカレッジでは、ダイバシティおよび働き方改革の推進、一般社団法人21世紀学び研究所ではリフレクションの普及、一般財団法人クマヒラセキュリティ財団ではシチズンシップ教育に取り組む。Learning For All等教育NPO活動にも参画。文科省や経済産業省などでも委員を務め、活躍中。

 

『習慣が10割』-習慣ひとつで仕事も人生もうまくいく-

『習慣が10割』-習慣ひとつで仕事も人生もうまくいく-

< コース紹介 >

この授業に登壇されている吉井 雅之先生は3万部突破のベストセラー『習慣が10割』の著者で、5万人を変えた習慣形成のプロです。朝活をしたいけれど習慣づけが難しいことに悩んでいる方は是非ご覧ください。

先生プロフィール

吉井 雅之

吉井 雅之(よしい・まさし)
有限会社シンプルタスク代表取締役。習慣形成コンサルタント。喜働会会長。JADA協会SBT1級コーチ。自己実現のための習慣形成連続講座『喜働力塾』を運営し、習慣形成のメソッドを中心に、成果・結果を積み上げていく方々を多数輩出し続けている。多くの企業の顧問として、増収増益のお手伝いを担当する傍ら、習慣形成を軸に人材育成トレーニングや講演、セミナーで全国をまわっている。脳の機能と習慣形成を活用した能力開発で、ビジネスマンだけでなく、スポーツチーム指導、受験生の能力アップも行っている。

 

朝と夜の習慣で1日の質を作り変える

朝と夜の習慣で1日の質を作り変える

< 授業紹介 >

日々のパフォーマンスを最大化するためには、1日の始まりと終わりの行動習慣が鍵となっています。この授業を見れば、1日をスムーズに過ごすための朝の時間の使い方に加え、翌日の活力を作るための夜の過ごし方も知ることができます。朝に限らず1日の質を向上したいと考える方におすすめです。

先生プロフィール

鈴木 進介

鈴木 進介(すずき・しんすけ)
思考の整理家® 株式会社コンパス 代表取締役。 現在は「思考の整理術」を使った独自の手法で人材育成トレーナーおよびコンサルタントとして活動中。 「金なし・人脈なし・ノウハウなし」の3重苦からスタートしたため、3年以上まともに給与が取れずに挫折続きの生活を送る。 そんな中で10年以上にわたり研究を独自に重ねて体系化した思考の整理術は幅広く支持され、コンサルティング実績は100社以上、セミナー受講者数は累計3万人を超す。 メディア出演や著書多数。

 

まとめ

本稿では、心身ともに充実した1日を過ごすための方法の一つである朝活の種類と、朝活を続けるためのコツについて詳しく解説してきました。

Schooでは朝活をはじめとする、日々の暮らしをより豊かにするための学びを毎日無料で生放送しています。是非ご活用ください。

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